わたしはかもめ2008年鴎の便り(7月)

便

7月29日

千葉ロッテ8−2東北楽天(千葉マリン)

ロッテが連勝で2カードぶり勝ち越し、5位で前半戦を終了。ロッテは同点で迎えた4回、竹原の走者一掃3点適時二塁打、堀2点適時打など打者一巡で一挙6点を取り勝ち越し。先発・小林宏は7回6安打2失点で3勝目。6月7日巨人戦からの自身の連敗を3、4月11日日本ハム戦から続くパリーグ相手の連敗も6で止めた。昨年5月5日から楽天戦は4連勝。楽天は3回草野のタイムリー、7回山崎武14号ソロの2点のみで連敗、借金は今季ワースト昨年9月22日以来の10。先発・長谷部は3回2/3を7安打自身ワーストタイの7失点でプロ入り3連敗。

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東北楽天0010001002
千葉ロッテ10060010x8
竹原
「無死満塁のチャンスだったので、何とか得点に結び付けたかったです。初球は大振りしてしまったので、コンパクトにバットを振りました。いいコースに飛んでくれたので、走者一掃できたと思います。前半戦最後の試合だったので、勝って終わることができて良かったです。後半戦もチャンスで打てる様に頑張ります。」(満塁で走者一掃の決勝タイムリー)

◇小林宏、久々の白星

ロッテ・小林宏が2ヶ月ぶりの白星で3勝目を挙げ、「本当に嬉しい」と笑顔。今季は開幕の日本ハム戦でダルビッシュと投げ合いながら、6回途中に右足をつって降板したのが響き、「無意識に(投げるときの)けりが弱くなっていた」という。しかし、今月15日のオリックス戦から意識してけるようにし、前半戦最後の試合で結果を出した。「つらい思いをしていたので、メンタル的に強くなったと思う。迷惑をかけた分、今日のような投球を続けたい」と自信を取り戻したようだった。

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前半戦総括&後半戦をにらむ

西武渡辺監督
「貯金2ケタは予想外といえば予想外。大きなケガ人もなく、打線は期待以上。9月が天王山と見ている。その時に戦える位置にいるためにも、疲れの見える投手陣を立て直したい。」
日本ハム梨田監督
「勝率5割あれば順調な方だと思う。守り勝つ野球ができていた。経験の浅い選手もおいが、よくやってくれている。2年連続で優勝しているし、3度目もあると信じてやっていく。」
ソフトバンク王監督
「思いもよらない苦しい前半戦だった。6球団の力が接近していると受け止めている。馬原が帰ってきて、故障者も帰ってくるし、前半よりホークスらしい戦いができると思う。」
オリックス大石監督代行
「二遊間(後藤、大引)が抜けて一輝が出てきたことが大きい。中継ぎは清水が途中からいい働きをしてくれた。ケガ人がたくさん出たが、上に食らい付いている選手を評価したい。」
ロッテ・バレンタイン監督
「ケガ人が多くどのようにチームをつくったらいいか模索した時期もあったが、若手投手や大松、根元らの活躍で、この位置にいることができた。後半戦はさらに上昇するだろう。」
楽天野村監督
「一生懸命やっている結果。勝負の世界だから、何らかの差が順位に出る。力の差が、他のチームとそれほどあるとは思わない。私の不甲斐なさでこの位置にいる。責任は重々感じている。」

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小林宏2ヶ月ぶり3勝、7回無死四球7奪三振

ロッテのエース小林宏が楽天戦で7回2失点と好投し、5月31日横浜戦以来の3勝目を挙げた。最速146キロ直球とスライダーが冴え渡り、被安打6、奪三振7、無死四球と安定感を見せた。「1つ勝つのが本当に大変だった。今日は自分の思い通りに投げられた」と久し振りに笑顔を見せた。

開幕戦で右ふくらはぎの痙攣で途中降板したことからバランスを崩し、これまで味わったことのない苦しい登板が続いた。だが15日のオリックス戦から意識的に右足を蹴るようなフォームに変えて、7回2/3、2失点と好投。前回登板(22日)の日本ハム戦も敗戦投手ではあるが、8回3失点と復調の兆しを見せていた。「勝てたことでかなり感じをつかめました」と言い切った。五輪組が抜ける8月は、03年8月19日の西武戦で敗れて以来14連勝中と圧倒的な強さを誇る。バレンタイン監督は「後半戦に期待できる」とエース復活を喜んでいた。

大松
「2本の安打でチャンスメークでき、得点につながったので良かった。」(アルトマンの持つ球団の月間打点記録にあと1と迫っていたが打点なしにも)

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オールスター3選手欠場、大松ら3選手、補充で初出場

「マツダオールスターゲーム2008」運営委員会が29日、出場選手変更を発表した。中日吉見一起投手(23)が右肩関節炎、広島コルビー・ルイス投手(28)が右ひじ内側副靱帯損傷、ソフトバンク柴原洋外野手(34)が腰椎椎間板ヘルニアのためそれぞれ欠場。3選手は規定によりオールスター終了後の所属球団の公式戦10試合が終了するまで選手登録できない。補充選手として中日小笠原孝投手(31)広島大竹寛投手(25)ロッテ大松尚逸外野手(26)が出場する。3戦shはいずれも初出場となった。

大松
「小さい頃から夢だったので嬉しい。満塁男と言われているので、そういう場面で回ってきたら一発狙いたい。」

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大松球団記録ならず…でも球宴戦士になった[スポニチ]

記録更新はならなかった。アルトマンが持つ月間32打点(71年6月)のロッテの球団記録にあと1と迫っていた大松は3打数2安打。4回無死一、二塁では中前打を放ったが走者が三塁でストップ、打点は稼げなかった。それでも「(一挙6点の)チャンスメークができたのでよかった。記録?そんな高望みはしませんよ」と笑顔。打率.326、7本塁打と合わせて7月の月間MVPも有力候補だ。補充選手として球宴初出場も決定。「子供の頃からの夢。嬉しくてたまらない」と大喜びの“満塁男”は「オールスターでも満塁で打席に立つことがあったら一発狙いたい」と目を輝かせていた。

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小林宏2ヶ月ぶり3勝…ロッテ[報知]

小林宏が長いトンネルを抜けた。5月31日の横浜戦以来、約2ヶ月ぶりの3勝目を手にした。「1つ勝つのは本当に大変でした。つらい時期は色んなことを考えました」。久しぶりのお立ち台で、言葉を選ぶように話した。

球威も制球も本来の姿だった。7回6安打、無四球で2失点。奪三振も7つ。開幕戦で右足がつり、降板したトラウマからフォームを崩していた。「今は『つってもいいや』というくらいの気持ちで投げている」開き直って、壁を1つ乗り越えた。

熱望していた五輪出場は果たせなかった。しかし、逆転Vという大仕事がある。8月は03年から14連勝中と大好きな季節だ。「メンタルは強くなったと思う。迷惑ばかりかけてきたので、取り返したい」伏し目がちだった表情にも、力強さが戻ってきた。

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ロッテ・大松、球団記録へあと1打点届かず[サンスポ]

ロッテ・大松は月間32打点の球団記録にあと1打点及ばず、7月を終えた。4回無死一、二塁と7回無死一塁でいずれも中前打を放ったが、打点には結び付かなかった。しかし、大松に悔しさはない様子で「2本の安打でチャンスメークができ、得点につながったので良かった」と勝利に貢献できたことを素直に喜んだ。

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小林宏5・31以来の3勝目[ニッカン]

ロッテのエース小林宏之投手(30)が7回2失点と好投し、5月31日の横浜戦以来の3勝目を挙げた。最速146キロ直球とスライダーがさえ渡り、被安打6、奪三振7、無四死球と安定感を見せた。「1つ勝つのが本当に大変だった。今日は自分の思い通りに投げられた」と久しぶりに笑顔を見せた。

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小林宏、約2ヶ月ぶりの3勝目[スポニチ]

ロッテは1−1の4回2死満塁から竹原が走者一掃の右中間二塁打を放つなど一挙6点を奪った。小林宏は球を低めに集め、7回2失点で約2カ月ぶりの3勝目。楽天は長谷部が制球難から崩れ、借金が今季初の2けたとなる10。

7回2失点と好投したロッテの小林宏は「真っ直ぐの制球が良かったし、変化球が低めに決まった」と充実感をにじませた。

勝ち星は5月31日以来で、ようやく今季3勝目を挙げた。小林宏は「自分の中で情けない気持ちが大きかった。今までチームに迷惑をかけたので、今日のような投球を続けていきたい」と後半戦での巻き返しを誓った。

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五輪野球の総立ち応援は“暴動”!?[デイリー]

北京五輪の競技会場内で、チベットやウイグルなどの民族問題や台湾などの領土問題に関して観客が騒動を起こした場合、通常の喧嘩などの騒ぎへの対応と区別し、即座に観客を連行するとの内部規定を中国公安省が作っていたことが29日、分かった。一方で、野球など中国でなじみの薄い競技は、観衆が立ち上がっての応援が“集団暴動”と誤解される可能性もあり、日本の球界関係者が公安当局にルールや応援方法を説明しているという。

五輪関係者によると、中国当局は、3月のチベット暴動や新疆ウイグル自治区での度重なるテロ計画発覚を受け、チベットやウイグルの独立派に対して過敏になり、友好ムードが高まる台湾との関係でも、依然として独立問題を極度に警戒している。

公安省は会場内の警備担当者向けに規定を作成。

(1)
1チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の支持を訴える
(2)
ウイグル族の人権問題について叫ぶ(3)台湾独立を訴える

などの行為をした場合は、会場から派出所などへ即座に連行するとしている。

一方で、公安当局がちゃんと集団での応援と“集団暴動”の区別かできるかどうかは疑問。中でも野球は中国ではほとんど一般に認知されておらず、混乱が懸念される。しかも、8月15日には中国が台湾と対戦。対応を誤れば、国際問題に発展する可能性もある。

台湾での野球の応援は、選手の応援歌に合わせてスタンドでメガホンを打ち鳴らしたり、ホームランの場合は立ち上がって歓声を上げるなど日本と同様のスタイル。ところが、中国本土ではロックコンサートでも立ち上がる人は珍しく、普通の応援が“暴動”と誤解されかねないのだ。

公安当局は、中国であまり知られない競技について、騒動と通常の応援の違いを区別するため、関係各国の協力を得て会場の警備担当者に研修も実施。研修で、日本の野球関係者は、野球の細かいルールなどを説明し、ホームランとファウルの違いを教えた上で「ホームランが出たら、大勢の観客が立ち上がって大声を上げても通常の応援だと認識させた」(五輪関係者)というが…。

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