わたしはかもめ2008年鴎の便り(8月)

便

8月1日

オールスターゲーム第2戦

両チーム合計31安打5本塁打の打撃戦を制したセ・リーグが通算68勝74敗8分とした。MVPは3安打3打点の荒木(中)が初受賞、ベストピッチャー賞は05年の初登板から連続無安打記録を6回2/3とした藤川(神)、ベストプレー賞は球宴史上14人目となる2打席連続本塁打の大松(ロ)、ベストバッター賞は00年イチローと並ぶ5打席連続安打を記録した内川(横)が受賞した。成瀬(ロ)は2回を投げ球宴ワースト8失点。クルーン(巨)が球宴最速となる161キロを計測した。セ・リーグは球宴初の三振なし。

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全パ0110200206
全セ01226000x11
全セ・原監督
「それぞれの選手が1人1人の良さを出してくれた。いいオールスターだったと思う。藤川は心身共に元気で(五輪でも)期待できると思う。坂本も初安打は今後の糧になる。」
全パ・梨田監督
「5回の6点が余分だったけど、それなりの戦いはできた。成瀬はストレート中心の投球が餌食となって、ちょっと気の毒。大松は得意の打つ方でアピールしてくれた。」

パの3番手で登板のロッテ・成瀬が、2回で被安打10、8失点と大乱調。被安打数は01年の松坂(当時西武)など3人が記録した9本を上回り、失点も99年の黒木、00年の小林雅(いずれも当時ロッテ)の7を上回るオールスター戦のゲーム最多記録を更新してしまった。いつものスタイルとは異なり、速球をポンポンと投げ込む球宴ならではの投球だったとはいえ、あまりの大量失点に苦笑いを浮かべるしかなかった。

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ロッテ大松が落合以来の2打席連発/球宴[ニッカン]

全パのロッテ大松が、初の球宴舞台で2打席連続本塁打と爆発した。3回の第1打席に続き、5回にも右越えソロを放ち「2本目はこすった感じだったけど、しっかりしたスイングができていたので入ったと思う」と、笑顔で振り返った。

ソフトバンク柴原の欠場で、急遽巡ってきた球宴。7月は月間31打点で、日本人選手では落合現中日監督の27が最高だった球団記録を破った勢いをつなげた。球団では球宴での2打席連続弾もその落合監督以来で「嬉しいですね」。キャンセルした温泉旅行より思い出深いものになった。

そうそうたるメンバーの打撃を勉強した上に、2本塁打で「ベストプレー賞」も獲得した。東海大の先輩で、全セを指揮した原監督の前でもしっかり結果も残し、ロッテの和製大砲が8月からの後半戦にも大きく弾みをつけた。

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成瀬五輪大丈夫?ワースト11被安打/球宴[ニッカン]

オールスターゲーム第2戦は1日、横浜スタジアムで行われ、全セが11−6で全パを下した。今年は1勝1敗で、通算成績は全セの68勝74敗8分け。最優秀選手(MVP)には3安打3打点の中日荒木雅博内野手(30)が選ばれた。

ロッテ成瀬は、まさかの不名誉記録を持って日本代表に合流することになった。2回を投げて11安打8失点。球宴の最多被安打9本を更新するワースト記録となった。初めこそ速球中心も、途中からは変化球を織り交ぜるが全セの打線を止められなかった。「あの通りですよ。真ん中に集まってしまい、いいコースにいっても球に力がないから打たれた」。お祭りの球宴の結果とはいえ、北京五輪で星野監督の起用法に少なからず影響を及ぼしそうだ。

悪い原因について成瀬は「自分の独特のリズムで投げられていないし、制球も今一つ。原因は自分だけでは正直よく分からない。ビデオを見て、色々な人から話を聞いて学んでいきたい」と話した。故障が気になるところだが、5回に1度マウンドに行った全パ梨田監督が「故障じゃないか確認しに行ったのだが、そうではないと言っていた」と否定した。次の投手が、肩に不安を持つ楽天田中だったこともあり、早めの交代もできなかった。

技術的な修正とともに、精神的な影響も心配される。だが、成瀬は「不安に思うだろうけど、いい勉強になったと思う。(五輪前の)最後に悪いところが全部出たと考えたい」と、前向きに話した。初対戦ではタイミングの取りにくい左腕で、昨年12月のアジア予選では韓国戦に先発した経験も持つ。金メダル獲得には絶対に欠かせない戦力。残り少ない時間だが、何とか修正する必要がある。

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ロッテ・渡辺俊介&大木アナがドラマ初出演[報知]

テレビ朝日の大木優紀アナ(27)とプロ野球ロッテの渡辺俊介投手(31)が女優・菊川怜(30)主演のテレ朝系「打撃天使ルリ」(金曜・後11時15分)でドラマ初出演することになった。

右拳に破壊力を宿したOLルリの物語。2人は女子アナウンサー・優子(古川りか)とプロ野球選手・武彦(氷山たかし)の熱愛が焦点の第3話(8日放送)に登場。

「球界で個性の強い選手」(制作側)とあって起用された渡辺投手は本人そのままの役どころ。同じ“サブマリン”の武彦とスポーツ番組に出演するキーマンに。千葉マリンスタジアムで行われた撮影では、渡辺が氷山にアンダースローの演技指導した。NGなしの一発OKに「チャンスがあれば、今度は本格的なドラマに挑戦させてもらいたい」。

大木アナは熱愛をウワサされる優子の同僚アナ役。制作側の「バラエティーのように勘のいいところを見せて」という期待に応え、大木は「独自にセリフに合わせた手の動きを決めて本番に」参加した。「ご褒美みたいな経験」と話している。

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大松、史上15人目2打席連発[デイリー]

地元に勇気を-。ロッテ・大松が3回、先頭で迎えた第1打席。石川から右中間に記念すべき球宴1号ソロ。第2打席も館山から2号ソロを豪快に右中間に運んだ。球宴での2打席連続本塁打は、昨年のラミレス以来、史上15人目。大松にとっては公式戦を含めても05年以来だった。

打ちたい理由があった。7月29日に地元の石川・金沢が記録的な集中豪雨にさらされた。知人が営む温泉施設も床上浸水の被害を受け「地元が大変な状況で、元気な姿を見せられてよかった」と神妙な面持ちで話した。

故障で辞退したソフトバンク・柴原の代役で球宴初出場となった男が、この日の活躍でベストプレー賞を獲得。「松中さんとか、すごい打者を見て勉強もできたし、収穫が大きかった」と大松。大きな経験を糧に、26歳の若き大砲がさらなる成長を遂げる。

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成瀬ボコボコ…ワースト11安打8失点[デイリー]

ロッテ・成瀬にとっては「夢の球宴」ではなく、「悪夢の球宴」だった。4回から2回を投げたが、いずれも球宴ワースト記録となる11安打を浴び8失点。「あの通りです。もっと工夫しないといけない」。厳しい顔で、反省の言葉を繰り返した。

直球が走らず、制球、リズムとも最悪。5回は宮本の二塁打から始まり、味方の失策が絡んだとはいえ、7長短打を浴びて6点を失った。「どこへ投げても打たれてしまった」。マウンド上では自分にあきれて苦笑いを浮かべた。あまりの惨状に、梨田監督がマウンドに駆け寄って声をかける一幕もあった。

北京五輪に向け、不安がない訳ではない。それでも落ち込んでいる時間はない。2日からは合宿が始まる。「悪いところを全て出して、後は上がる一方だと前向きに考えるしかない」。自分に言い聞かせるように話した。

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“代理出場”大松、落合以来の2打席連発![スポニチ]

幕張の和製大砲が全国のファンにパワーを見せつけた。全パの大松がロッテ勢では85年第2戦の落合(中日監督)以来2人目となる2打席連発。ソフトバンク・柴原の出場辞退により初選出された夢舞台、しかも初スタメンで強烈な存在感を示した。「これで少しは僕の名前も覚えてもらったと思う。周りは凄い打者ばかり。失敗を怖がらず、どんどん振っていこうと思っていました」。

7月は落合が3度記録した球団の月間日本人最多27打点を更新する31打点。勢いそのままに再び偉大な先輩と肩を並べ「またですか。正直嬉しい」。箱根への温泉旅行をキャンセルして臨んだ球宴でゲットしたのはベストプレー賞(賞金100万円)だけじゃない。松中、金本ら同じ左の大砲を身近で見て学んだスイング、間の取り方…。「色々収穫があった。後半戦も自信を持っていける」。西岡、里崎らが抜ける五輪期間中も大松がロッテを牽引していく。

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成瀬炎上2回8失点も「前向き」[スポニチ]

全パ3番手・ロッテの成瀬が2イニングでともに球宴ワーストとなる11安打、8失点。北京五輪へ向け不安を残した。初出場した昨年は第2戦で宣言通りオール直球勝負を挑み2回完全。今年も直球で勝負したが、制球、切れともに悪く、急遽変化球を交えたが修正できなかった。「(周りは)不安になると思うけど、悪いところは全て出た、あとは上がる一方と前向きにとらえたい」。前向きな姿勢は救いだが、修正するために残された時間は少ない。

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ロッテ・大松、名刺がわりの球宴連発弾![サンスポ]

初出場の全パ・大松(ロッテ)が、3回に球宴通算350号となるソロを放つと5回にも右越えソロ。2打席連続アーチで「ベストプレー賞」(賞金100万円)をゲットした。85年の落合博満(現中日監督)以来、ロッテ選手としては史上2人目の1シリーズ球宴連発弾に「これで少しは僕の名前も覚えてもらえますかね」と満足そうだった。

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北京は頼むぞ!成瀬、球宴ワースト8失点[サンスポ]

星野ジャパンに不安の種を残した。全パ・成瀬(ロッテ)が2回11安打8失点(自責7)。被安打と失点で球宴のワースト記録を更新した。

「自分のリズムで投げられていないし、ちょっとしたコントロールが足りない。いいコースにいっても(球に)力がないから打たれる」。

4回に全パの3番手で登板し、4安打で2失点。5回には先頭ウッズ(中日)に一発を浴びるなど6点を失った。

日本代表合宿を翌日に控えての大炎上にも、左腕は冷静に言葉を並べた。「合宿前で不安になるところもあるけど、悪いところが全て出たと思う。あとは(調子が)上がる一方だと思って前向きに考えていきたい」。

今後はビデオなどでフォームチェックを行い、大舞台で本来の姿を取り戻す。

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“代役”大松連発!球宴通算350号…オールスター第2戦[報知]

初の球宴に「8番・中堅」で先発出場した大松が2打席連続アーチ。腰のヘルニアで辞退したソフトバンク・柴原の代役として急遽出場したラッキーボーイは、ベストプレー賞の100万円をゲットし、「選んでくれた監督や皆さんに感謝したい」と声を弾ませた。

区切りの球宴通算350号となった1発目は3回。石川の135キロの直球を右中間席へ運んだ。さらに5回の第2打席では、館山の145キロ直球を狙いすましたように仕留め、1本目と同じような弾道で右翼席へ突き刺した。

家族で温泉へ行くつもりだったが、大慌てでユニホームを準備した。子供の頃からの夢を実現させた喜びに浸っていた先月28日、出身地の石川・金沢が集中豪雨に見舞われ、知り合いの旅館が被害に遭った。「僕の活躍する姿が励みになると言ってくれたので」と故郷への思いを打球に乗せた。

4年目の今季は18本塁打を放ち、ロッテの主砲へと成長しつつある。特に満塁では、12打数7安打、3本塁打と好成績を残している。“満塁男”に新たに“お祭り男”の称号が加わった。

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成瀬五輪大丈夫?ワースト11安打8失点…オールスター第2戦[報知]

これが北京でなかったことが、せめてもの救いかもしれない。日本代表の成瀬がマウンドでもがき苦しんでいた。4回に2点を失った。2イニング目となった5回、先頭のウッズに右翼席に一発を運ばれ、大乱調劇の始まりの合図となった。

細川の失策から和田、村田、内川に3連打。さらに1死から荒木に左翼フェンス直撃の二塁打、青木に左前安打と、日本代表組から容赦ない仕打ちを受けた。慌てて梨田監督がマウンドへ。「故障かどうかを確認した。マー君(田中)は6回からの予定だから、代えるに代えられないし」。指揮官にそんな不安を抱かせる内容に、球場に不穏な空気が流れた。

直後にも宮本に右中間二塁打を許すなど、2イニングで52球を投げ、11安打8失点。松坂(レッドソックス)らの持つ被安打9を超え、1試合最多被安打と最多失点の不名誉な新記録となった。「どこに投げても打たれた」とうな垂れた。

昨年12月の北京五輪アジア予選(台湾)では韓国戦に先発し予選突破に貢献。「成瀬が心配で心配で…」と日本代表の主将を務める宮本が表情を曇らせれば、解説で訪れた田淵ヘッド兼打撃コーチも「大野(投手コーチ)が1番心配しているよ」と話した。

絶好調の昨年と比べ、体重増などの影響でバランスが悪くなり、投球フォームを崩した。遠投や走り込みで調整しているが、好不調の波が大きい中で北京五輪は目前に迫っている。「ほかの投手にもどこが悪いか聞いてみる」と成瀬。残された時間はそう長くない。

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補充組・大松が2打席連続本塁打![報知]

柴原(ソフトバンク)の辞退でめぐってきた大舞台で、ロッテ・大松が2打席連続本塁打。「無我夢中でいい結果が出た。これで僕の名前も覚えてもらえるかな」と喜んだ。

3回は石川(ヤクルト)の高めの直球、5回には館山(ヤクルト)から低めの直球を、いずれも右中間席へ運んだ。「1打席目は入ったと思った。2打席目はこすり気味だけど、しっかり打てた」。ともに手応えは十分だった。

落合、清原らに並ぶ2打席連続本塁打。大松は「仲間入りしたとは思えないけど、嬉しい。そういう人達に恥じない成績を残したい」と後半戦での活躍を誓った。

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先発は唐川と鶴/フレッシュオールスター戦[スポニチ]

プロ野球オールスターゲーム運営委員会は1日、若手選手が出場するフレッシュオールスターゲーム、全イ−全ウ(2日・山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム)の先発メンバーを発表し、全イは唐川(ロッテ)、全ウは鶴(阪神)が先発登板することになった。また、柴田(サーパス)が出場を辞退し、代わりに岡田(サーパス)が出場する。

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