わたしはかもめ2008年鴎の便り(8月)

便

8月19日

北海道日本ハム4−0千葉ロッテ(東京ドーム)

日本ハムが昨年9月18、19日楽天戦以来となる2試合連続、今季8度目の完封勝利で2連勝、貯金1とし2位ソフトバンクとのゲーム差を0.5に縮めた。日本ハムは1回ボッツの犠飛で先制すると、4回工藤の内野安打、5回ボッツ3号ソロ、7回糸井タイムリーで加点。先発・グリンは7回5安打の無失点で6月3日広島戦以来の4勝目、自身の連敗6でストップ。ロッテ戦の連敗も4で止めた。ロッテは今季10度目の完封負けで借金5、東京ドーム5連敗。先発・小林宏は5回3失点で自己ワーストの11敗目、日本ハム戦は今季勝ち無しの4連敗。

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千葉ロッテ0000000000
北海道日本ハム10011010x4

◇小林宏、ワースト11敗

投打にさえなく3位日本ハムとのゲーム差が3に広がった。エース小林宏が5回3失点で自身ワーストの11敗目。変化球の制球に苦しみ、マウンド上でもいら立った様子で4四球と自滅した。「無駄な四球が多く、野手のリズムを崩してしまい、申し訳なく思います。それだけです」と言葉少なだった。打線も散発5安打で今季10度目の完封負け。東京ドーム5連敗と相性の悪さもあり連勝できなかった。

バレンタイン監督
「打線の援護をしてあげられれば、小林宏も変わったかもしれない。仕方ない。」

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“中1日”小林宏 自己ワースト11敗目[スポニチ]

ロッテの小林宏が、5回3失点で自己ワースト11敗目を喫した。17日楽天戦は1回無失点で降雨ノーゲーム。“中1日”の影響か制球に苦しみ「無駄な四球が多く、野手のリズムをつくれなかった。中1日は関係ない。僕がダメだったということ」。打線も5安打と沈黙して今季10度目の零敗。東京ドームでは5連敗となったバレンタイン監督は「小林宏は攻撃陣の援護があれば変わったと思う。今後は必ず援護がある」と奮起を期待していた。

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小林宏四球で自滅し11敗目[ニッカン]

ロッテが投打にさえなく3位日本ハムとのゲーム差が3に広がった。エース小林宏が5回3失点で自身ワーストの11敗目。変化球の制球に苦しみ、マウンド上でもいら立った様子で4四球と自滅した。「無駄な四球が多く、野手のリズムを崩してしまい申し訳なく思います。それだけです」と言葉少なだった。打線も散発5安打で今季10度目の完封負けを喫した。

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北京五輪1次リーグ第6戦

◇日本10−0中国(五ヶ松第2球場)

中国に10−0と7回コールド勝ち。4勝2敗とし、最終の米国戦を残して4強入りを確定した。先発涌井が2安打無失点、無四球で7回完投。安打を許した4、7回はいずれも併殺で切り抜け、21人で仕留めた。打っては2回にG.G.佐藤の右翼への先制二塁打を口火に矢野、西岡と3連続適時打で3点を先行。3回に稲葉の左中間適時二塁打、6回には西岡の右越え1号2ランと中島、新井、稲葉の3連続適時打で一挙6点を奪い、10−0とした。

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中国00000000
日本031006x10
星野仙一監督
「あの投手なら打ってくれないと困るよ。7回で終わってくれて少しは癒やせるかな。涌井はシーズン中以上の投球を2試合見せてくれた。明日(の米国戦)も勝ちに行く。」
宮本
「決勝トーナメントではいい試合をしても負けたら意味がない。目標は金メダルだから。」
稲葉
「コールド勝ちできたのは大きかった。決勝トーナメントの相手はキューバでも韓国でも関係ない。目標は金メダルだ。」
新井
「決勝トーナメント(進出)が決まって正直、ほっとしている。残りは泣いても笑っても3試合。全力で行く。」
G.G.佐藤
「プレッシャーのかからない試合はないので、いつも通りにいった。明日、しっかり勝って準決勝、決勝につなげたい。」
矢野
「緊張感のある中でできた。一発勝負は分からないので、結果を出せてホッとしている。」

◇打撃成績

打順守備名前1回2回3回4回5回6回7回
1スン・リンフォン3010三振二ゴ左安
2ホゥ・フェンリャン3010三振遊安二併
3フェン・フェイ3000一ゴ二併三振
4ザン・ユフォン2000遊ゴ一ゴ
5ヤン・ヤン2000投ゴ一ゴ
6リ・ライ2000三振三振
7スン・ウェイ2000二ゴ二飛
8ワン・チャオ2000二ゴ二直
9ジア・ユビン2000遊ゴ三振
21020
打順守備名前1回2回3回4回5回6回
1青木3100二ゴ二ゴ三ゴ四球
2荒木3210二ゴ四球三ゴ右安
3中島2112遊飛四球死球左二
4新井3111中飛投併死球右二
5稲葉3122四球左二三ゴ右安
6村田2000三振死球投ゴ
森野1000三振
7G.G.佐藤4111右二中飛三ゴ遊飛
8矢野2211右二投ゴ四球
9西岡3133左安捕安左本
26101010

◇投手成績

名前投球回打者球数安打三振四球死球失点自責
ワン・ナン2 0/31254313044
リュ・ジェンガン0 2/329100000
スン・グォキン2 2/31342201322
シュ・カイ0 0/3422301044
グォ・ヨウファ0 2/3315110000

名前投球回打者球数安打三振四球死球失点自責
涌井72173260000

◇オランダ0−4カナダ(五ヶ松第2球場)

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カナダ0012000104
オランダ0000000000

◇韓国7−4キューバ(五ヶ松球場)

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キューバ0300000104
韓国00050110x7

◇米国4−2台湾(五ヶ松球場)

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台湾0000101002
米国00001201x4

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西岡“入魂プレー”連発、戦列復帰即あっぱれ[サンスポ]

危険な投球が左打席に立つ西岡の体付近に来た。それ以外も内角が多かった。中国バッテリーの攻めには何か勝負とは別の意図があるようにも見えた。

それは西岡も察知していたはずだ。4回の走塁に理由がある。一走の西岡は、青木の三ゴロによる併殺を阻止しようとした際、二塁に入った内野手の足元目がけて深く、強くスライディングを入れた。相手を負傷させるほどの激しさだったが「五輪には楽しむことを捨て、国と国の戦争のつもりでいく」という魂が込められていた。

内角攻めはその“対価”でもある。しかし「命を懸けて金メダルを取りにいく」と覚悟を決めていた男がひるむはずはない。カウント1−3からの5球目。速球に腰を引くことなく踏み込むと、右脇腹痛の影響など感じさせない鋭いスイングで振り抜いた打球は、軽々と右翼フェンスを越えた。ベースを回る姿には勝ち誇るでもなく、すごみと隣り合わせの静けさがあった。

2回には適時打、4回にはバント安打で出塁した。「けがは完璧に治っていない。今日は気持ちだけでプレーした」。勝って当然の相手に、ペナントレースとは異質のオーラをまとった男が打線を引っ張った。

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西岡激痛なんの!!特大弾&猛打賞[デイリー]

「国際大会は戦争」という表現を使った西岡が、この日はまた別の言葉を探した。「大会前に命をかけてやると決めてましたから」。『肉離れ』という右脇腹痛を抱えながら、2ラン、適時打、バント安打。手負いの男が星野ジャパンの闘争心に火をつけた。

機動力不足で機能しない打線の現状から、自ら田淵コーチに「打つだけなら大丈夫」と出場を志願する。負傷個所に負担の少ない9番・DHでスタメンに名を連ね、2回の初打席でいきなり左前へ適時打を放った。4回にはバント安打で出塁し、青木の三ゴロに併殺を防ぐため二塁へ猛スライディング。相手セカンドを昏倒させ、6回、右翼ポール際への特大弾で試合を決めた。

「ケガをしてても出してくれた監督に感謝です。気持ちを入れれば、自ずと結果はついてくる。骨が折れてもやります」。鎮痛剤を多量に服用して臨んだ2試合ぶりのゲーム。試合後も痛みで顔を引きつらせ、最後に「野球の神様が見捨てなかったんでしょう」とつぶやいた。

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