わたしはかもめ2008年鴎の便り(8月)

便

8月29日

五輪後初先発、成瀬返り討ちだ

ジャパン戦士の左腕エース成瀬が30日の楽天戦(Kスタ宮城)に復帰後初先発する。「五輪でメダルを取れなかった気持ちをぶつけたい」と力強く話した。北京五輪では4試合に登板して1勝0敗、12回無失点と完全復活。「和田さんや杉内さん(ソフトバンク)の話を聞いて、いいところを吸収できた。いい状態で帰ってこられたので、これから自分が投げる試合は全部勝って貢献したい」と話した。今後の登板機会は多くても5試合前後。2年連続2ケタ勝利を達成してクライマックスシリーズ出場へと導く。

◇イベント

ロッテは9月2日の西武戦(千葉マリン)で球界初の編み物イベント「ステッチンピッチ」を開催する。ステッチンピッチとは野球観戦しながら編み物や刺繍を楽しむ異色のコラボレーション企画。昨年は大リーグ26球場で開催された。当日は初開催を記念して来場者に編み物キットをプレゼント。

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中継ぎ陣のためにも…成瀬最低限の仕事を[スポニチ]

北京五輪で先発、中継ぎとフル回転したロッテの成瀬が仙台入り。帰国後初先発となる30日の楽天戦へ「五輪で中継ぎの大変さ、重要さがあらためて分かった。最低限の仕事をして中継ぎにつなげたい」と意気込んだ。昨季16勝1敗も今季ここまで6勝6敗。「最低でも2ケタ勝利が目標」という左腕は、田中とのジャパン対決を制して巻き返しに勢いをつける。

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「羞恥心」活躍が刺激、発奮[朝日新聞]

根元俊一内野手(25)が打席に入る時、「羞恥心」の曲が流れる。タレントのつるの剛士さん(33)、上地雄輔さん(29)、野久保直樹さん(27)からなるユニット「羞恥心」が歌う曲で、若い世代を中心に大人気の曲だ。

根元はその中の1人、野久保さんと食事を供にしたりする。昨年3月に野球本の企画で対談をしたのをキッカケに意気投合。その後、携帯電話で連絡を取り合っている。

野久保さんは中学校時代に野球のシニアリーグで全国準優勝。静岡・興誠高校でも高校通算23本塁打とドラフト候補として名前が挙がったことがある選手だった。たまたま対談した2人だが、野球という共通の話題があったことと、当時お互いが一流の舞台へ駆け上がろうと歯を食いしばっていた時期だったことから、分野は違えど、大きな刺激を受けた。

そして今年、野久保さんらが4月に発売したデビューシングル「羞恥心」がオリコン初登場で2位をマークするなど大ブレークした。

「テレビをつければ、野久保さんが出演している。今後はテレビドラマなど俳優としての仕事も増えていくと聞いた。自分も負けないぐらい活躍して有名になりたいという気持ちでプレーしている」。

プロ入り3年目で今年を勝負の年と位置づけている根元。課題の打撃は確実にレベルアップしている。甘い球を絶対に見逃さないという強い気持ちで打席に入ることで積極的な打撃が出来るようになった。また、打てないと悩むタイプだったが、「結果はヒットか凡退しかない。ならば悩まず打とう」という開き直りがプラスに働いている。

根元との交友関係について、野久保さんは言う。「今年1年が終わってお互い頑張ったね、と言うのは簡単だけど、それで満足はしたくない。来年はもっと頑張ろうとお互いを刺激しながらレベルアップしていきたい。そんな関係でいたい」。

野久保さんも根元の活躍を励みにしているようだ。「この前、仕事がうまくいかなくて、落ち込んだ時にテレビをつけたら根元がホームランを打っていた。クヨクヨしていられないと思った」。

野球界と芸能界。まるで違う世界で働くが、切磋琢磨し刺激を受け合っている。今後も2人から目が離せない。

こんなエピソードもある。根元は「羞恥心」を打席に入る際の登場曲に使用すると決めた時、野久保さんに連絡を入れた。「明日から曲を使わせてください」。「よし。じゃあ、明日は猛打賞だな」。結果は、しっかりと3安打猛打賞(5月9日 楽天戦)。

「本当に打てて嬉しかった。ボクにとって『羞恥心』はとても縁起のいい曲です」。根元は今年、確実に1軍で自分の仕事場を見つけた。大ブレークの予感。大ヒット曲「羞恥心」に負けじと、球界の頂上を目指している。

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