わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月7日

福岡ソフトバンク6−7千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテは今季10度目の3連勝で5月3日以来の3位浮上、5月3日以来の勝率5割。4点を追う9回3人目・馬原から代打・橋本が7号満塁本塁打。自身の代打本塁打は初、満塁本塁打は7月24日日本ハム戦以来の今季2本目、自身3本目。ロッテの代打満塁本塁打は00年堀以来。馬原の満塁被弾は自身初。12回にズレータの6号ソロで勝ち越し、6人目・シコースキーが5勝目、7人目・荻野が24セーブ。ソフトバンクは今季10度目の3連敗、7月6日以来、9月以降では98年終了時以来の4位転落、7月12日以来借金1。小久保が通算50人目・300二塁打達成。

123456789101112R
千葉ロッテ2000000040017
福岡ソフトバンク1000203000006
ズレータ
「あの打席はツーアウトだったので来たボールを思いっきり振ってホームランを狙っていたよ。芯で捉える事ができたから打った感触は非常に良かった。理想のスイングで理想の打球が飛んでくれた。今日の勝利はすごく大だったから、本当に貢献できて嬉しい。明後日からもいい所で打てるように頑張ります。」(12回決勝ホームラン)

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逆転で延長制し3位浮上[千葉日報]

◇ズレータの決勝アーチ、橋本が同点満塁弾

千葉ロッテが逆転勝ち。2−6の9回、代打橋本の7号右越え満塁本塁打で追いつき、12回2死でズレータがセンターバックスクリーンへ6号決勝ソロを放った。ソフトバンクは抑えの馬原がつかまり3連敗で借金1。

◇問われる真のチーム力

あまりにも“痛過ぎる”出来事が起きた。今江が7日の試合で死球を受け右腕を骨折、8日に1軍登録を外れ今後の出場が絶望的になった。4ヶ月ぶりにクライマックスシリーズ(CS)進出圏内の3位に浮上し、これから追い込みを掛けるチームにとって影響は大きい。

今江は開幕直後から打撃が好調で、打率3割前後をキープ。打点も大松の79打点に続くチーム2の55打点。最近は3番に座り、4日の西武戦ではスクイズを決めた上に決勝本塁打を放った。小技ができて一発もある。相手投手にはイヤらしい打者であり、千葉ロッテに欠かせない選手であることは間違いない。

「(CS進出争いをしている)この時期の1勝は大きい」と、1勝の重みを強く感じていた今江。不慮のケガであっても申し訳ない気持ちでいることだろう。グラウンド外での騒ぎもあるが、いまこそ真のチーム力、結束力が問われる。

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橋本9回代打満塁弾ロッテ5割3位浮上[ニッカン]

ロッテが敗戦寸前から息を吹き返した。ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)で、4点ビハインドの9回表1死満塁から、代打橋本将捕手(32)に7号満塁弾が飛び出し、同点に追い付いた。さらに延長12回2死から不振に苦しんでいたフリオ・ズレータ内野手(33)が6月17日以来となる6号ソロで勝ち越した。ロッテは5月3日以来の勝率5割に達し、同日以来の3位に浮上した。シーズン終盤にきて、ロッテが乗ってきた。

橋本は狙っていた。4点を追う9回表1死満塁に代打で登場した。「これまで馬原には直球でやられていた。狙うは直球」。球種だけではない。「本塁打?はい、狙っていました」。2球目にきた151キロの直球を右翼スタンドへ放り込んだ。同点の7号満塁弾。敗戦寸前から一気に流れを引き寄せた。

「イメージ通りの球がきた。狙っていて、その通りにきたら、打ち損じない自信はある。完璧。ダルビッシュから打った時より完璧」。今季の橋本は満塁で6打数4安打11打点と、強さを発揮している。本塁打も2本目で、7月24日には日本ハム・ダルビッシュから放っている。

好機での強さは気の持ちようにある。「チャンスで打ちたいし、チャンスの方がいいと思っているからね。それに相手がいい投手の方がいい」。重圧と感じる要素を力にしている。この日の代打も「負けそうな場面で相手も(好投手の)馬原だけど、プラス思考で打席に入れた」。

5月3日以来となる勝率5割に戻し、順位も同日以来の3位に浮上した。最大借金12から、一躍クライマックスシリーズ(CS)出場権争いの有力候補に入ってきた。バレンタイン監督は「順位はシーズン終了時まで意味を持たないが、この時期にきていい戦いができているのは喜ばしい」と興奮気味に語った。試合後にはナインを集め「君達を誇りに思う」と語りかけ、大きな拍手を受けた。残り20試合。今の勢いならばCSまで突っ走っていきそうだ。

◇12回ズレ決勝6号

ズレータも狙っていた。同点の延長12回2死からソフトバンク三瀬のスライダーをバックスクリーンへ運んだ。決勝打となる6号ソロは6月17日以来の1発。「自分がアウトになれば勝ちがなくなる。安打でも四球でも次につながるんだけど、外野の壁の向こうまで飛ばすことしか考えていなかった」。バレンタイン監督は「スランプに苦しんでいたが、絶妙のタイミングで素晴らしい仕事をしてくれた」と絶賛した。

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ロッテ今江右腕に死球受け骨折今季絶望的[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(25)が骨折で今季の出場が絶望的となった。ソフトバンク20回戦(福岡ヤフードーム)で9回に右腕に死球を受けて途中退場した。福岡市内の病院でエックス線検査を受け「右尺骨骨折」と診断された。今江はすぐに帰京した。8日に出場選手登録を抹消される。1回には先制適時打を放つなど2安打し「何とか先制して、流れをさらに加速させたいと思っていました」と話していた。バレンタイン監督は試合後「今年はもうプレーできないと思う」と説明。ナインにも今江の状態を報告し「今後も今江のスピリットとともに戦っていく」と話したという。クライマックスシリーズ進出を争うチームには痛い離脱となった。

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4点差逆転!ロッテ単独3位に浮上[スポニチ]

ロッテが7日のソフトバンク戦で4点差を逆転し、4月29日以来の単独3位に浮上した。4点を追う9回に橋本将捕手(32)が代打同点7号満塁弾。延長12回はフリオ・ズレータ内野手(33)が決勝6号ソロを放って3連勝を飾った。同時に最大12あった借金も完済。パ・リーグのクライマックスシリーズ出場争いはオリックスの躍進で混戦が続くが、ロッテも2年連続出場へ勢いを増してきた。 ドラマチックな逆転劇に、バレンタイン監督は奇声を上げてナインを出迎えた。3連勝で、ともに5月3日以来となる3位浮上と5割復帰。単独3位は4月29日以来、実に131日ぶりだ。

「ずっといい仕事をしている橋本が、今年一番の大仕事をしてくれた。ズレータも同様に絶妙のタイミングで1番の大仕事をしてくれた。順位はシーズン最後にならないと意味を持たないが、この時期にいい戦いができているのは喜ばしい」。

指揮官が興奮気味に振り返るのも無理はない。絶体絶命の苦境を劇的な2発ではね返したのだ。9回に代打・橋本が同点満塁弾。延長12回は、勝利が消滅する寸前の2死無走者からズレータがバックスクリーンへ決勝ソロを叩き込んだ。一時は最下位に低迷し、6月7日にはボビー政権下ワーストタイの借金12。どん底から盛り返し、借金完済とAクラス復帰を同時に果たした。

守護神・馬原を打ち砕く起死回生の一発に橋本は「ダルから打った時より完璧。(本塁打を)狙っていいかと思って真っ直ぐだけ狙っていた」。7月24日に日本ハム・ダルビッシュから放った一撃に続く今季2本目のグランドスラムに“満塁男”の頬が緩む。不振などで約1ヶ月半も2軍暮らしが続いたズレータは、6月17日以来のアーチが千金弾となり「自分がアウトになれば勝利がなくなる。フェンスの外に飛ばすことしか考えてなかった」と笑った。

救援陣も踏ん張って9月は4勝1敗。指揮官の去就騒動勃発後もナインに動揺はない。骨折した今江の離脱は痛いが、ロッテが白熱のCS出場争いを抜け出すための底力を発揮し始めた。

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橋本が代打同点満塁弾!最下位から借金完済、3位浮上…ロッテ[報知]

敵地のファンが凍りついた。4点を追う9回1死。代打の橋本が満塁か放った右翼への一発が、ソフトバンクの大勝に待ったをかけた。

守護神の馬原がカウント0−1から低めに投げた151キロの直球を狙い打った。「あそこに来たら打ち損じない自信があった。狙い球と来た球、タイミング、何もかも、どんピシャリ」。敗戦寸前で試合を振り出しに戻す7号グランドスラム。今季、満塁での打率を6打数4安打2本塁打とし、チームメートの大松に続く「満塁男」の襲名だ。

1シーズンに代打満塁弾が2本出るのは、球団では37年ぶり。もう負けられない。延長に引っ張り込むと、今度は4番・ズレータが気を吐いた。12回の6打席目、この日の初安打が決勝の6号ソロとなった。「2死走者なしだったので、本塁打を狙っていた」。6月17日の横浜戦(横浜)以来となる一発で、点の取り合いに決着をつけた。

試合後のロッカールーム。バレンタイン監督が選手、スタッフ全員を呼び入れた。9回、右手首の上に死球を受けた今江が、骨折していたことが判明した後だった。「今江は今季、もうプレーできないかもしれない。でも、彼のスピリットは常に一緒にいる。それと共に戦おう。頑張ってくれる君達を、誇りに思う」。ボビーは自らの去就問題を振り払うように、力強く言い放った。

6月7日にバレンタイン政権最大の12あった借金を完済し、5月3日以来の5割復帰。1ヶ月間以上の最下位からチャンスをうかがい、ついに3位に浮上した。クライマックスシリーズ(CS)進出へ向け、ロッテはお家騒動をひとまず忘れ、結束する。

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ロッテ・橋本、9回代打同点満塁弾[サンスポ]

起死回生の一発だった。4点のビハインドで敗戦ムードが漂った9回1死満塁、代打・橋本の打球はソフトバンクファンの悲鳴とともに一直線で右翼席へ飛び込んだ。

「(本塁打を)狙っていた。タイミングはどんぴしゃ」。

今季自身2本目、チーム8本目(球団記録更新中)となる同点の7号満塁弾。土壇場で試合を振り出しに戻すと、延長12回にズレータの勝ち越し6号ソロが飛び出し、価値ある白星を拾った。

橋本は、馬原の低めの直球に的を絞っていた。過去の対戦で直球に差し込まれる場面が多く「点差も開いていたし、かわすことはないだろうと。他のボールが来たら『ごめんなさい』でした」。代打は突然告げられたものの、腹は決めていた。今季は満塁で6打数4安打、打率.667。「チャンスだと燃える」。してやったりの表情だ。

5月に右足首を捻挫し、戦列から離れた。通常は復帰まで3ヶ月以上かかるが、約2ヶ月後の7月11日に1軍に戻った。「今季は完全に治らない」と万全ではないが全力で戦っている。

チームは5月3日以来の5割復帰でCS出場圏の単独3位に浮上。一時は最下位に低迷し、6月に最大12あった借金も完済した。「お互い負けられない試合だった。引き分けでなかったのは大きい」。満塁男・橋本の号令でロッテが、熱いCS争いを繰り広げるパの主役となる。

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ロッテ・ズレ狙い通り!!延長12回にV弾[サンスポ]

あと1アウトで白星が消える延長12回2死。ズレータが三瀬からバックスクリーンへ勝ち越しの6号ソロ。「外野の壁の外へ飛ばすことしか考えていなかった」。今季は打撃不振で2軍落ちも経験したが、大事な一戦で勝利を引き寄せる一撃を放った。

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ロッテ・今江、今季絶望…死球で右腕骨折[サンスポ]

ロッテの今江敏晃内野手(25)が7日のソフトバンク20回戦(ヤフードーム)で9回の打席で右腕に死球を受け、途中交代した。同日に福岡市内の病院でエックス線検査を受け、右尺骨骨折と診断された。

試合後、バレンタイン監督は「今江は今季、プレーすることはできないと思う。選手には『今江のスピリットは我々と一緒に戦っている』と伝えた」と話し、今季の出場は絶望的となった。

今江は今季12本塁打、規定打席到達者の中でチームトップの打率.309と好成績を残していた。

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満塁弾に決勝弾!ロッテ劇的勝利で3位浮上[サンスポ]

打った時点では起死回生の一発だった。

4点を追う9回1死満塁、馬原に対し、ロッテの橋本が代打で左打席に立つ。「いつも直球に差し込まれて凡打していたので、ほかの球種ならごめんなさいのつもりで」。

2球目。今季ダルビッシュ(日本ハム)から満塁弾を放っている最も得意で、ここでもイメージしていたやや低めに、その直球がきた。「久しぶりに狙い球とくる球が一致した。あの辺は打ち損じない自信がある。ダルのときより完璧」と、右翼に描いた鮮やかな放物線に胸を張った。

だが、この後攻撃が続いたことで、今江が右腕を骨折する死球を受けた。好調の主力選手のリタイアという大きな代償を払っての延長戦。引き分けでも十分だった試合が、勝たなくてはならないものになった。そんな状況で、勝利が消える寸前の12回2死。決勝ソロを放ったズレータは「今日の勝利はすごく大事」と語気を強めた。

分岐点になるかもしれない劇的な勝利で、3位に浮上した。試合後、勝ち試合では異例のミーティングを開いたバレンタイン監督は、ナインに伝えた。「今江の魂は常に我々とある。この魂を持って、戦い抜いていく」と。

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ロッテ・今江が右腕骨折、今季絶望か[サンスポ]

ロッテの今江敏晃内野手が7日、ソフトバンク20回戦(ヤフードーム)の9回に水田投手の投球を右腕に受け、福岡市内の病院でエックス線検査を受けた結果「右尺骨骨折」と診断された。バレンタイン監督は「今季はプレーできないと思う」と今季中の復帰が絶望的であるとの見解を示した。

今江はここまで打率3割9厘、12本塁打、55打点。クライマックスシリーズ進出を争うチームにとっては、痛い離脱となった。

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橋本満塁弾!ズレ決勝ソロ!ロッテ3位浮上[スポニチ]

ロッテが逆転勝ちで約4ヶ月ぶりに勝率を5割に戻し、3位に浮上した。2−6の9回に代打橋本の満塁弾で追い付き、延長12回2死からのズレータのソロで勝ち越した。

打った時点では起死回生の一発だった。

4点を追う9回1死満塁、馬原に対し、ロッテの橋本が代打で左打席に立つ。「いつも直球に差し込まれて凡打していたので、ほかの球種ならごめんなさいのつもりで」。

2球目。今季ダルビッシュ(日本ハム)から満塁弾を放っている最も得意で、ここでもイメージしていたやや低めに、その直球がきた。「久しぶりに狙い球とくる球が一致した。あの辺は打ち損じない自信がある。ダルのときより完璧」と、右翼に描いた鮮やかな放物線に胸を張った。

だが、この後攻撃が続いたことで、今江が右腕を骨折する死球を受けた。好調の主力選手のリタイアという大きな代償を払っての延長戦。引き分けでも十分だった試合が、勝たなくてはならないものになった。そんな状況で、勝利が消える寸前の12回2死。決勝ソロを放ったズレータは「今日の勝利はすごく大事」と語気を強めた。

分岐点になるかもしれない劇的な勝利で、3位に浮上した。試合後、勝ち試合では異例のミーティングを開いたバレンタイン監督は、ナインに伝えた。「今江の魂は常に我々とある。この魂を持って、戦い抜いていく」と。

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ズレータの決勝弾で3位浮上[ニッカン]

ロッテはフリオ・ズレータ内野手(33)の1発で、勝率を5割に戻した。延長12回表2死。三瀬のスライダーをバックスクリーンへ運んだ。ズレータは「ホームランは狙っていた。いいタイミングで打てている」と喜んだ。

4点を追う9回表1死満塁から橋本の満塁弾で追い付くなど、敗戦濃厚な試合をモノにした。今江が死球で骨折するというアクシンデントはあったが、クライマックスシリーズ圏内の3位に浮上した。

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今江が先制適時打[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(25)が、先制の適時打を放った。1回表、先頭の西岡、オーティズの連打で無死一、二塁のチャンスをつくると、3番今江はカウント1−2からスライダーを中前への安打とした。今江は「いい流れで無死のチャンスだったので、何とか先制して流れを加速させたいと思っていました。流れを止めなくてよかった。どうしても欲しかった先制点を初回に挙げられてよかったです」と喜んだ。続くズレータも犠飛を放ち、初回に2点の先制となった。

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