わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月10日

オリックス11x−10千葉ロッテ(京セラドーム)

オリックスが今季4度目のサヨナラ勝ちで3連勝、貯金を今季最多01年8月5日以来の貯金6とし、4カード連続のカード勝ち越しで西武とのゲーム差を4に縮めた。オリックスは2点を追う9回に坂口の犠飛、2死満塁からローズが自身8本目のサヨナラ打となる2点タイムリーで逆転勝ち。チームは今季5度目の先発全員安打。5人目・山口が4勝目。ロッテは3度逆転するも、リードを守れず7人目・荻野が今季5度目のサヨナラ負けを喫し5敗目。早川自身の今季2本目の満塁本塁打は、チーム今季9本目で球団記録を更新中。借金は2で5位転落。

123456789R
千葉ロッテ00205120010
オリックス011230013x11x
バレンタイン監督
「良いかたちで点が取れたのだけど、最後がちょっとね。」

ページトップ

3位から一気に…5位転落

ロッテが壮絶に散った。10−8で迎えた9回裏。24セーブの守護神・荻野がまさかの制球難に陥った。犠飛で1点差に迫られ、なおお2死二塁から連続四球で満塁とすると、4番ローズにやや外よりの直球を右前へ運ばれる2点適時打。今季8度目のサヨナラ負けで、3位から一気に5位に転落。「ボール全部のコントロールが悪くて最後まで修正できなかった」と、ぼう然とした表情で言った。バレンタイン監督はロッカー室で大声を出して悔しがった。「攻撃面では逆転されても屈せずにすぐに追いつく集中力を見せてくれた。投手陣もシコースキー、川崎としっかり抑えてくれたが、最後だけうまくいかなかった。荻野は立ち直ってくれるだろう」と一気にまくしたてた。11日のオリックス戦は今季10勝の清水が先発。同一カード3連敗を阻止して、CS争いに踏みとどまりたいところだ。

◇早川9本目満弾

早川が5回に5号満塁本塁打を放ち、チーム通算満塁弾が歴代4位タイの9本となった。3−4の5回2死満塁から今季2本目の満塁弾を右翼席中段に打ち込んだ。「打ったのはストレート。みんながつくってくれたチャンスだったので、どんな形でもいいから同点にしたかった。勝ってればもっと嬉しかったけど」と話した。

ページトップ

ロッテ“悪夢”5位転落…今季8度目のサヨナラ負け[夕刊フジ]

◇ボビー「立ち直ってくれると思う」も時間は少なく

神懸かった勢いの前にはボビーマジックも無力なのか…。10日のオリックス戦で10−11のサヨナラ負けを喫したロッテ。2位浮上を狙った今カードで2連敗。悪夢の5位転落だ。

大阪ドームの三塁側選手サロンに、バレンタイン監督の叫び声が響いた。9回裏に2点差をひっくり返された屈辱劇。今季8度目のサヨナラ負けだけに、指揮官の怒号にむなしさが漂っていた。

バレンタイン監督
「打線は大きなヒットが何本も出てよい形で点が取れた。リードを許しても屈せずに追いつくことができた…。」

バレンタイン監督が振り返るように打線は活発だった。3回の里崎の14号2ランを皮切りに、5回には大松の21号ソロと早川の今季2度目の5号満塁弾。計12安打で10点をたたき出した。が、投手陣が支えられない。先発・久保が4回途中で4失点KOされた後、リリーフ陣も後手後手に。最後は守護神・荻野が救援に失敗。「(荻野は)コントロールが全てだった。四球で歩かせてしまった」と、オリックス打線に押し切られた投手陣に指揮官もガックリだ。

首位・西武を追撃するオリックスには、確かに神懸かった強さがある。が、敗因はそれだけではない。今季から抱えてきた課題が、終盤にきて再びクビをもたげてきている。新しい勝利の方程式が確立されていないのだ。

昨季まで君臨した薮田、藤田、小林雅の『YFK』がそろって退団。バレンタイン監督は今季から3年目・川崎、2年目・荻野で8、9回を任せる新方程式の構築を狙ってきた。荻野はここまで24セーブをあげるなどシーズン中盤から形にはなってきたが、CS進出権をかけた最終コーナーで、修羅場での経験不足が露呈した形だ。

「荻野はここまでいい投球を続けてきた。また立ち直ってくれると思う」と指揮官。残り18試合。一皮むけるための時間は限られている。

ページトップ

ロッテ、9本目満塁弾も不敗神話ストップ[スポニチ]

天国から地獄に突き落とされた。ロッテは満塁弾の不敗神話がストップするまさかの幕切れ。バレンタイン監督は「F○○K!」と吐き捨てた。3点リードの8回に川崎が1失点。9回は守護神・荻野がつかまり、逆転サヨナラ負けで5位転落だ。打線は3回に里崎が逆転2ラン。5回は早川が今季2本目となる再逆転のグランドスラム。チームのシーズン満塁アーチは9本目で歴代4位タイだ。今季満塁弾が出れば8戦全勝だったがそれも途切れた。「全球種の制球が悪く、修正できなかった」という荻野に指揮官は「荻野は制球が全て。ここまでいい投球をしてくれているし、立ち直ってくれると思う」と話した。

ページトップ

早川満塁弾も…不敗神話崩れた…ロッテ[報知]

熱闘の果てに最悪の幕切れが待っていた。1点差に詰め寄られ、9回2死満塁。右前に弾むローズの打球を見つめる荻野の顔が青ざめた。「全てがコントロールできていなかった」3四球と2安打で自滅。5敗目を喫した守護神は、消え入りそうな声でつぶやいた。

乱戦を、一発の力で必勝パターンに持ち込んでいた。3発を含む12安打で10得点。5回には、早川の5号満塁弾でゲームをひっくり返した。史上4位タイとなる今季チーム9本目のグランドスラム。2点差で荻野につなぐ、理想的な形。満塁弾が出れば8連勝中だったが、その神話も崩壊した。

重要な3連戦に負け越し、5位に後退。試合直後はベンチ裏で怒声を響かせていたバレンタイン監督は「荻野は制球の悪さが全てだったが、立ち直ってくれると思う」と言葉を選んで、背番号0をかばった。

ページトップ

ロッテ・荻野は制球難で悪夢の…逆転サヨナラ[サンスポ]

ロッテは悪夢のような逆転サヨナラ負けで2、3位対決に連敗。一気に5位まで転落した。

乱打戦で優位に立ち、2点リードで9回を迎えた。だが、最後に落とし穴が待っていた。抑えの荻野が好調オリックスの勢いにのまれるように、制球を乱した。3失点には3四球が絡み、最後もローズに失投を痛打された。「サト(里崎)さんから頭が突っ込んでいると言われたが、最後まで修正できなかった。全球種が悪かった」と沈痛な面持ちで話した。

ページトップ

8度目サヨナラ負けで5位転落[ニッカン]

ロッテが今季8度目のサヨナラ負けで5位に転落した。10−8で迎えた9回裏。今季24セーブの守護神荻野が制球に苦しみ、犠飛で1点差に迫られ、なおも2死満塁から4番ローズに真ん中直球を右前へ運ばれる逆転サヨナラ2点適時打を浴びた。「ボール全部のコントロールが悪くて最後まで修正できなかった」と、ぼうぜんとした表情で振り返った。

ページトップ