わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月14日

千葉ロッテ9−5福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが6本の二塁打など14安打9得点、借金1で3位日本ハムとのゲーム差は0.5と変わらず。ロッテは1点追う5回、西岡の三塁打にオーティズ、ズレータ、サブローの3本の二塁打で4点挙げ逆転、その後もズレータの三塁打、橋本の二塁打などで3点を追加。先発・小林宏は5回1/3、8安打5失点も打線の援護で5勝目。ソフトバンクは4カード連続負け越し、ロッテ戦4連敗でロッテとは1.5差。借金4は5月1日以来のワーストタイで、9月以降では97年終了時の8以来。先発・和田は4回2/3、9安打6失点で5敗目。

123456789R
福岡ソフトバンク0000320005
千葉ロッテ10014012x9
ロッテ・バレンタイン監督
「全員が気分よくいい打撃をした。リリーフ陣も大切な場面できっちりアウトを取っていた。」
ソフトバンク・王監督
「10勝とか、それどころじゃない。今のピッチングじゃね。」(入団から6年連続2ケタ勝利を狙う和田に)
ソフトバンク・和田
「2、3回は悪くなかったが…。申し訳ない。」

◇14安打9得点、チーム勢い加速

前日に4本塁打を放つ一発攻勢で連敗を止めた千葉ロッテはこの日、14安打中8本が長打。長打で畳み掛けた。

序盤の得点にそれぞれ西岡、ベニーの二塁打が絡み、逆転された直後の5回には西岡の右中間を破る適時三塁打で追いつき、オーティズが中越え二塁打で続き勝ち越し。さらに二死からズレータ、サブローが連続二塁打を放ち一挙4点をもぎ取った。バレンタイン監督は「特に良い攻撃のかたちだった」と手放しで喜んだ。

7日の試合で今江に死球を与えた4番手水田がマウンドに上がった7回には、ズレータの胸元への投球に右翼席から大ブーイング。当のズレータは「内角の直球が来たら、次にスライダーが来るのは分かっていた」と冷静さを失うことなく、その狙い球を中越えに適時三塁打。三塁ベースへ滑り込み大きく手をたたいた。

「優勝をしたい気持ちがおれを突き動かしている」とズレータが話せば、サブローは「とにかくどこまでも勝ち続けられるよう自分の仕事をしたい」。好調な打線がチームの勢いを加速させて行く。

オーティズ
「何とか、ランナーを還したかったので、甘めのボールを狙っていました。自分のいいスイングができたのでいい感触がありました。チームの状態も最高ですので、勝ち続け上位を目指して行きます。残り試合もチームの勝利に貢献できるように頑張ります。」(決勝タイムリー)

ページトップ

ズレータ男気の適時打、今江の敵討った[ニッカン]

ベンチ最前列で右腕に包帯を巻いた“ゴリ人形”が見守る中、ロッテ・ズレータ内野手(33)が今江の敵を討った。6−5と1点差に迫られた7回2死一塁。代わったばかりのソフトバンク水田から、中堅フェンス直撃の適時三塁打をマーク。今季初で自身通算3本目となる貴重な三塁打で、勝負を決める7点目をたたき出した。

ズレータは「水田に個人的な感情はないが、今江は日本を代表する選手。今季絶望となったことはチームにとって大きい」と闘争心に火がついた。7日のソフトバンク戦(ヤフー)で今江が水田から死球を受け右腕骨折の重傷を負った。ナインは今江のあだ名からとったゴリラのぬいぐるみをベンチに置いて戦闘モードに突入。ヘルメットには今江の背番号「8」のシールを張って雪辱のチャンスを待ちわびていた。約2万8000人が詰め掛けたスタンドからも一斉にブーイングが起こり、ズレータの三塁打を後押しした。

バレンタイン監督は「打者は気分良くスイングしている。リリーフ陣も大切なアウトを取ってくれた。今はあえて心配事を見いだす必要はない」とチーム状態の良さを強調した。逆転された直後の5回には、西岡、オーティズ、ズレータ、サブローと4本の長打で一挙4点を入れて再逆転する地力も見せた。

これで2日連続の2ケタ14安打でソフトバンクに打ち勝ち4位キープ。3位日本ハムに1ゲーム差とピタリ追走し、クライマックス出場争いに踏みとどまった。

西岡
「勝ちたい気持ちが強いので打てた。それだけです。」(5回に同点適時三塁打)
オーティズ
「どうしても勝ち越したくて気持ちで振った。」(5回に勝ち越し適時二塁打)
サブロー
「チームの勢いと、ファンの声援で打つことができた。負けられない試合が続くので、どこまでも勝ち続けられるように自分の仕事をするだけです。」(5回に適時に塁打)

◇12日第二子長女誕生、小林宏粘って5勝

小林宏が6回途中8安打5失点ながら今季5勝目を挙げた。「今日は野手に助けられました。チームが勝ったことだけが良かった」と笑顔はなかった。5回に走者を背負ってから3連打を浴びるなど、要所で力みが出た。私生活では12日に浦安市内の病院で第二子となる長女が誕生したばかり。「内容が悪いので…」と出産祝いの白星にも表情は暗かった。

◇唐川、22日ぶり先発へ

ルーキー唐川が15日のソフトバンク戦で8月24日オリックス戦(千葉マリン)以来の先発マウンドに上がる。「12連戦の大事な試合を投げさせてもらえることは、いい経験になると思う。結果も大事ですけど、あまり結果だけにとらわれてもよくない。自分のやるべきことをしっかりとやりたいです」と口元を引き締めた。同期のヤクルト由規が初勝利を挙げた後は「おめでとう。オレも頑張る」とメールを送った。有限実行で7月11日楽天戦(Kスタ)以来の6勝目を狙う。

◇骨折

ロッテ根元俊一内野手(25)が、ソフトバンク戦(千葉マリン)の前に行ったバント練習中に、自ら打った打球が右頬骨を直撃し骨折した。2、3日安静が必要なため千葉市内の病院に入院した。患部の腫れが引き次第、ゲームに出場する予定。

ページトップ

ロッテ、今江折った“因縁”水田討ち![スポニチ]

今江の無念もバットに乗せた。ロッテが1点リードの7回2死一塁。水田がマウンドに上がると、ロッテファンから大ブーイングが起こった。7日の同カードで今江が死球を受けた“因縁”の相手。初球、直球で胸元を突かれたズレータは2、3歩マウンドに向かって威嚇。直後のスライダーを今季初の適時三塁打し、2試合連続逆転勝ちに貢献した。

「熱くなりすぎず集中して打った。内角の後にスライダーが来るのは分かっていた」。燃えない訳がない。今江は死球で右尺骨骨折。直後に3連敗するなど不在の影響は大きかった。自身も昨季、死球で左手小指を骨折し長期離脱。5回にも適時二塁打を放ち「1番大事な時期にゴリ(今江の愛称)は復帰できない」と同僚を思いやった。全員がヘルメットに背番号8を張り、ベンチには今江のユニホームをまとったゴリラのぬいぐるみ。チーム一丸となってCS進出を目指す。

ページトップ

ロッテが和田を攻略、ソフトB3連敗[スポニチ]

ロッテが和田を攻略。1点を追う5回に西岡の適時三塁打で同点。さらにオーティズ、ズレータ、サブローの二塁打で3点を勝ち越し。効果的な加点と小刻みな継投で逃げ切った。ソフトバンクは和田が6失点と精彩を欠き、3連敗。

◇息を吹き返した!

不思議な4点だった。ロッテは1点を追う5回無死一塁で早川が送りバントに失敗。結局空振り三振で進塁打も打てなかった。普通なら反撃ムードはしぼむはずだが、続く西岡が適時三塁打を放つなど、計5安打の猛攻で一気に逆転した。

負の流れを後続が引きずらず、ひとたび勢いが出ると、次々とそれに乗っかっていく。これもベンチが各選手に、打順に応じた打撃を求めないなど、過度なプレッシャーをかけていないからこそか。ミスはあっても、バレンタイン監督は「このままいければいい」。本拠地に戻り、息を吹き返したチームに注文は付けなかった。

ページトップ

和田を攻略、継投で逃げ切り!…ロッテ[報知]

ロッテが和田を攻略。1点を追う5回に西岡の適時三塁打で同点。さらにオーティズ、ズレータ、サブローの二塁打で3点を勝ち越し。小刻みな継投で逃げ切った。ソフトバンクは和田が6失点と精彩を欠き、3連敗。

ロッテは1点を追う5回、計5安打の猛攻で一気に逆転した。無死一塁で早川が送りバントに失敗し、進塁打も打てなかったが、嫌な流れを引きずらず、西岡が適時三塁打を放ちチャンスをつかんだ。ミスはあっても、バレンタイン監督は「このままいければいい」と注文は付けなかった。

ページトップ

ズレータ「気持ちで打った」[ニッカン]

ロッテの4番ズレータが2安打2打点で勝利に貢献した。6−5と1点差に迫られた7回2死一塁。代わったばかりのソフトバンク水田から、中堅フェンス直撃の適時三塁打をマーク。今季初で自身通算3本目となる貴重な三塁打で、勝負を決める7点目をたたき出した。

ズレータは「気持ちで打った。優勝したい気持ちがオレを突き動かしている。幾多の敵を倒し頂上へと上り詰めるだけ」と勇ましいコメントで振り返った。これでソフトバンクに連勝し4位キープ。クライマックス・シリーズ出場争いに踏みとどまった。

ページトップ

ロッテ、5回の猛攻で一気に逆転![サンスポ]

不思議な4点だった。ロッテは1点を追う5回無死一塁で早川が送りバントに失敗。結局空振り三振で進塁打も打てなかった。普通なら反撃ムードはしぼむはずだが、続く西岡が適時三塁打を放つなど、計5安打の猛攻で一気に逆転した。

負の流れを後続が引きずらず、ひとたび勢いが出ると、次々とそれに乗っかっていく。これもベンチが各選手に、打順に応じた打撃を求めないなど、過度なプレッシャーをかけていないからこそか。ミスはあっても、バレンタイン監督は「このままいければいい」。本拠地に戻り、息を吹き返したチームに注文は付けなかった。

ページトップ

バント練習中…ロッテ・根元頬骨骨折[スポニチ]

ロッテの根元が14日、ソフトバンク戦(千葉)前のバント練習中に右頬骨を骨折した。球団によると、千葉市内の病院に2、3日間入院するが、患部の腫れが引けば出場できるという。

ページトップ