わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月15日

千葉ロッテ8x−7福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテがソフトバンク戦2年連続の勝ち越しを決め5割復帰。ロッテは7−7で迎えた9回、大塚の06年9月23日以来、自身2度目のサヨナラ安打で、今季8度目のサヨナラ勝利。今季最多8人の投手をつぎ込んだ投手陣は02年4月8日以来の救援登板となった8人目の清水が01年9月18日オリックス戦以来の救援勝利で11勝目。ソフトバンクは5人目・柳瀬がロッテ戦初黒星の2敗目で05年4月29日〜5月1日以来のロッテ戦3連戦3連敗。7度目のサヨナラ敗戦でダイエー時代・97年終了時の8以来となる借金5。4位ロッテと2.5ゲーム差。

123456789R
福岡ソフトバンク1002002207
千葉ロッテ100302101x8x

◇清水6年ぶり救援

ロッテ・清水のリリーフ登板は6年ぶり。この試合が12連戦の3試合目で、先発投手の早い回の降板も続いたため、首脳陣が先発要員のブルペン待機を提案。手を挙げたのが4日前に先発した清水だった。出番は同点の9回。2死後に連打されたものの、無失点で切り抜け、チームはサヨナラ勝ち。11勝目も手にした。「先発投手の間で、できることはしていこう、と話した」と清水。

清水直
「今日は絶対に勝たなくてはいけない試合だったので、チームが勝利できて本当に良かったです。最近、先発ピッチャーが早く代わっていて、中継陣がきつくなっているので、先発、中継と言っている状況では無いので、チームの勝利のためにブルペンに入りました。ファンの皆さんの声援が流れを変えてくれました。今は連戦中で残り9試合残っています。とにかく、勝ち続けられるように頑張ります。」(9回リリーフ登板、今季11勝目)

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ロッテ「内紛→空中分解」…清水が“直す”悪いお家芸[夕刊フジ]

◇ボビーも異例の采配

“昔のロッテ”には戻さない−。15日のソフトバンク戦で8−7とサヨナラ勝ちを決めたロッテ。クライマックスシリーズ進出権を狙うチームに勝利を呼び込んだのは、選手会長・清水の力投だった。

バレンタイン監督
「熾烈な戦いをしてくれた選手達に言葉も出ない。素晴らしいチームの結束力としかいえない。」

試合後、珍しくバレンタイン監督が興奮していた。両軍合わせて31安打の乱打戦。8回に同点に追いつかれた上に、守護神・荻野を1人残しリリーフ陣を全て使ってしまった最悪な状況。この劣勢を救ったのが選手会長の清水だ。9回にリリーフしてソフトバンクの追い上げムードを封印。その熱投がその裏のサヨナラ劇を呼び込んだ。

シーズン中にしろ、プレーオフにしろ、バレンタイン監督がローテを崩して先発投手を中継ぎ起用することはあまりない。しかも清水は11日のオリックス戦で6回途中まで登板している。先発陣の疲労回復を第一に考える指揮官のこの日の決断は異例だ。が、これには布石があった。

1−6と大敗した11日。オリックスに3タテをくらった直後に清水が漏らした。「このままだとズルズルとシーズンが終わってしまう。最近、チームにどんよりした感じがあるでしょ。ちょっと気持ちの乱れがある。昔のロッテに戻ってしまう。各自が上を目指さないといけない」。

チームには微妙な空気が流れていた。2日にバレンタイン監督が「来季が1年契約だけならチームにいたくない」と爆弾発言。さらに打線の軸である今江が離脱…。かつてのロッテといえば監督問題などの内紛からチームが空中分解するのがお家芸だったが、それだけに選手会長としてアクションを起こす必要があったワケだ。「中継ぎも疲れている。ローテの中から行ける日を探して行こうとなった。先発から1人入れば中継ぎも注ぎ込めるしね。今日のブルペンでも試合展開を見ながらキャッチボールした方がいいと話したりしました」と、まるで投げるブルペンコーチだ。

まさに有言実行。「でも次のローテもあるし、しっかり先発の仕事ができるようにすることが大事」と清水。この冷静さと実行力が“昔のロッテ”とは違うところだ。

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清水がリリーフ、ロッテサヨナラ呼ぶ秘策[ニッカン]

ロッテのバレンタイン監督が勝負に出た。ソフトバンクに7−7の同点に追いつかれた9回表。すでにリリーフ陣6人をつぎ込む総力戦。残るは守護神・荻野だけという状況で、ウルトラCを用意していた。延長戦を見据えた“8人目”に指名したのは先発ローテの柱、清水だった。球場が大歓声に包まれる中、最速147キロ直球、カットボールをテンポ良く投げ込み、2安打を許したものの無失点に抑えて流れを変えた。

4日前に先発していた清水は「絶対に勝たなきゃいけない試合。最近先発が5、6回で降板していて中(継ぎ)が大変になっている。先発も中も関係なく、できることをやろうということ」と話した。試合前のアップ中にバレンタイン監督と井上投手コーチ、清水と3者会談を行い、同監督は「しっかり準備できる先発陣はブルペン待機して欲しい」と要望していた。清水自身、02年4月8日の日本ハム戦(千葉マリン)以来6年ぶりのリリーフ。「国際大会でも経験していたので、こういう場面で生きました」と、思わぬ形で11勝目も手に入れた。

そんな指揮官の執念が、9回裏のサヨナラを呼び込んだ。1死二、三塁から清水と同じ年の大塚が値千金の中前打をマーク。「(清水)直がテンポ良く投げていて安心して見ていられた。ベンチもスタンドも一致団結して戦った結果」と満面の笑みで振り返った。

これで05年9月以来となるソフトバンク戦同一カード3連勝で、3位日本ハムに1ゲーム差と追走。オリックス戦3連敗のショックを断ち切り、ロッテが生き返った。

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えっ清水!?ドキドキ7年ぶり救援白星[スポニチ]

どよめきが大歓声に変わった。同点の9回。8番手でコールされたのはロッテ先発陣の柱、清水だった。02年以来6年ぶりの中継ぎ登板。1回を2安打無失点で切り抜け、裏の今季8度目のサヨナラ勝利を呼び込んだ。

清水
「新しいリリーフカーに乗ったのは初めて。ドキドキしましたね。僕を含め最近、先発が5、6回で代わって中継ぎの負担が大きい。いける人がいこうと。絶対に勝つんだという表れです。」

今季初のスクランブル態勢だった。12連戦の3戦目となる試合前、先発陣の中継ぎ待機プランを検討する首脳陣に、清水が「僕が投げられます」と志願。ブルペンで待機した。唐川が4回途中でKOされ、8回まで7投手をつぎ込む展開。中継ぎ陣では守護神・荻野しか残っていない状況で出番はやってきた。6回途中降板の11日オリックス戦から中3日。この後、中2日で18日西武戦に先発する右腕は今季最速の147キロを計測。その気迫が打線に乗り移った。

9回裏1死二、三塁。清水と同い年の大塚が中前に運んで総力戦を制した。延長10回の続投準備を始めていた右腕がつかんだ11勝目は01年以来7年ぶりの救援勝利。バレンタイン監督は「チームの結束力としか言えない」と目を細めた。

ソフトバンク戦3年ぶりの3連戦3連勝で勝率5割復帰。4位とはいえ2位オリックスまで2ゲーム差に接近した。白熱のCS出場争い。なりふり構わず勝ち進むだけだ。

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ロッテ・清水6年ぶりリリーフ[サンスポ]

同点の9回。マウンドに上がったのは、志願してブルペン待機していた清水だった。救援は2002年4月8日の日本ハム戦以来6年ぶり。エースのスクランブル登板に球場は盛りあがった。

清水
「絶対、勝たなきゃいけないという気持ちの表れ。中継ぎ、先発とか言っている状況ではない。」

1回2安打無失点でその裏のサヨナラ劇を呼び込み、救援としては7年ぶりの白星を挙げた。

13、14日の試合では先発が早い回で降板し、2試合で延べ12人が登板。この日も唐川が4回途中で降板し、8回までに7人の継投。残るベンチ入り投手は抑えの荻野、清水、成瀬の3人になっていた。

チームは5割復帰し、3位日本ハムに1ゲーム差。バレンタイン監督は「シーズン終盤なので、(先発陣を)こういう形で使う」と残り14試合の総動員態勢を宣言した。

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ロッテ・大塚、サヨナラ打[サンスポ]

同点の9回1死二、三塁で大塚が中前へサヨナラ打を放ち、両チームで31安打の打撃戦に終止符を打った。スクイズのサインが出る可能性もあり「初球を待とうかなと迷っているうちに球がきちゃって…。気が付いたら振っていた」と144キロの直球をとらえた。ソフトバンクに05年以来となる3連戦3連勝。打のヒーローは仲間の手荒い祝福を受けた。

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清水が呼んだ!乱戦サヨナラ…ロッテ3連勝[報知]

その名前がコールされると、球場が驚きで揺れた。同点の9回。8番手としてマウンドに上がったのは、先発ローテーションの柱・清水だった。「後ろに荻野もいる。行けるところまで行こう」2死から連打で一、二塁の危機を招くが、後続を断った。強い決意を込めた15球が同級生・大塚のサヨナラ打を呼び、11勝目が転がり込んだ。

11日のオリックス戦に先発し5回1/3、83球を投げていた。救援は02年4月8日の日本ハム戦(千葉)以来6年ぶり。救援勝利となると01年9月18日のオリックス戦(千葉)以来だ。

試合前、「先発とか中継ぎとか言っていられない。できることはやる」と中継ぎ待機を首脳陣に直訴した。登板間隔で言えば、ブルペン調整の日であり、バレンタイン監督もスクランブル起用に迷いはなかった。

9回から登板、1イニングで勝利投手になった清水 チームはソフトバンクを3タテし、2年連続の同カード勝ち越しを決めた。勝率も5割復帰。3位・日本ハムと1ゲーム差は変わらないが、総力戦での勝利にボビーも「清水の努力は無駄にならなかった。素晴らしい結束力を示せた」とその中心にいたエースをたたえた。

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ロッテ、ストッパー清水で2位圏内突入![サンスポ]

ロッテは9回に先発の清水を救援で起用。総力戦を制し、2位を狙える位置に再浮上した。

8回に川崎が2点差を追い付かれ、救援では抑えの荻野しか残っていなかった。だが、連日多くの投手を使っていたベンチはこの日、先発陣に中継ぎ待機を求めていた。「先発とかリリーフとか言ってられない。できることをやらないと」。こう志願したのが選手会長も務める右腕だった。

どよめきと歓声の中、9回を抑えると、直後にサヨナラ勝ち。攻撃にリズムを呼び込む投球に「プロ1、2年目でリリーフを経験している。国際大会で中をやったことも財産になっている」と胸を張った。

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大塚がサヨナラ打!清水が6年ぶりに救援…ロッテ3連勝[報知]

ロッテがサヨナラ勝ちで3連勝。勝率を5割に戻した。7−7の9回1死二、三塁から大塚が中前打を放って試合を決めた。6年ぶりに救援した清水が11勝目を挙げた。

8回に川崎が2点差を追い付かれ、救援では抑えの荻野しか残っていなかった。中継ぎ待機をしていた先発陣の中で「先発とかリリーフとか言ってられない。できることをやらないと」と志願したのが選手会長も務める清水だった。

9回を抑えると、直後にサヨナラ勝ち。「プロ1、2年目でリリーフを経験している。国際大会で中をやったことも財産になっている」と清水は胸を張った。

バレンタイン監督
「試合前、井上投手コーチに、先発から誰かをリリーフで準備させないといけないと話していた。緊急事態で使った訳ではない。(今後も中継ぎ待機が)できる先発投手には、そうしてもらいたい。」(清水投入に)
大塚
「(清水は)制球がいいから安心して見ていられた。あれだけポンポンいってくれると(攻撃に好影響がある)ね。」(2年ぶりのサヨナラ打)

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大塚「勝手に振って」サヨナラ[ニッカン]

ロッテ大塚明外野手(33)がサヨナラ打を放った。7−7で迎えた9回1死二、三塁から、柳瀬の初球、144キロ真ん中低め直球を中前へはじき返した。「初球を待とうかどうしようか迷っている間に、勝手に振ってました」と笑わせた。ナインから手荒い祝福を受け「ベンチとスタンドが一致団結した結果」と、05年以来のソフトバンク戦同一カード3連勝に笑いが止まらなかった。

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