9月17日9月17日西武が今季7度目のサヨナラ勝ちで優勝マジックは5、貯金を今季最多タイの18とし、2カード連続の勝ち越しでロッテ戦のシーズン負け越しが無くなった。西武は3点を追う7回栗山のタイムリー、ブラゼルの2点タイムリー二塁打で3点を奪い同点に追いつくと、延長10回に中村が自身初のサヨナラ弾となる41号ソロで試合を決めた。7人目の大沼が4月11日ソフトバンク戦以来の2勝目。ロッテは今季9度目のサヨナラ負けで連敗、借金は2。3位日本ハムとは1ゲーム差のまま。3人目・川崎が今季2度目のサヨナラ被弾で5敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1x | 5x |
ミスから逆転サヨナラ負けを喫し、3位浮上のチャンスを逃した。4−1で迎えた7回の攻防が明暗を分けた。1死一塁から一塁走者西岡が、早川の右翼線二塁打をファウルと勘違いし、得点にならなかった。「野球選手として情けない。あそこで点を取っていれば、9回で終われたのに」と猛省。その裏の守備では、捕ゴロがイレギュラーバウンドした不運な安打から同点に追いつかれる3失点につながった。バレンタイン監督は「久保が好投していたので勝たせてあげたかった」と、痛恨の黒星に疲れ切った表情だった。
ロッテ2点リードの7回2死満塁、三塁手が三遊間を守るブラゼル・シフトが裏目に出た。シコースキーの外角高め直球をとらえられて三塁定位置付近への打球が同点二塁打に。「前の打席で三振を奪ったから同じ狙いだったのだろう」とバレンタイン監督。拙攻も重なって連夜の1点差逆転負けで借金2。CS出場へ何とも手痛い連敗となった。
ロッテはミスで逃げ切りに失敗した。3点リードの7回1死一塁で早川の右翼線に落ちる打球に、一塁走者・西岡が二塁を踏まずオーバーランしてから踏み直し。三塁どまりで追加点を挙げられなかった。「ファウルだと思った。野球選手として情けない。あれで1点取っていたら9回で終わっていた」と西岡。7回に追いつかれ、延長10回サヨナラ負け。18日も敗れれば優勝の可能性が消滅する。
ロッテが延長10回サヨナラ負けで、勝てば日本ハムと同率に並ぶ3位浮上のチャンスを逃した。4−4で迎えた10回裏、9回からリリーフした川崎が先頭打者の中村に初球、チェンジアップをバックスクリーンへ運ばれた。不慣れな2イニング目に突入した直後だった。川崎は「イニングは関係ない。もうちょっと低めに投げたかったけど高かった」とガックリ。バレンタイン監督は「引き分けを考えれば川崎続投だった」と痛恨の黒星に疲れ切った表情で話した。
ロッテは連夜の1点差での逆転負け。2、3位が敗れていただけに、手痛い敗戦になった。
連戦で投手起用が難しくなっている中、継投に失敗した形だが、野手のミスも惜敗の遠因になっていた。久保は「あと1人が取れないのが自分の力のなさ」と7回2死での降板に責任を感じていたが、不要なピンチを招いた5回のオーティズの失策などが降板を早めたことも否めなかった。
攻撃でも7回に一走の西岡が次打者の二塁打をファウルと勘違いし、三塁到達がやっと。追加点を取り損ねた判断ミスに、西岡も「1点取っていれば9回で勝てていたのに…。情けない」と自らを責めるしかなかった。
ロッテは連夜の1点差で逆転負け。2、3位が敗れていただけに、手痛い敗戦になった。久保は「あと1人が取れないのが自分の力のなさ」と7回2死での降板に責任を感じていた。7回に一走の西岡が次打者の二塁打をファウルと勘違いし、三塁到達がやっと。判断ミスに、西岡も「1点取っていれば9回で勝てていたのに…。情けない」と自らを責めた。