わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月18日

埼玉西武3−6千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテが連敗を2で止め、日本ハムと同率3位に浮上。ロッテは3回、橋本のタイムリー二塁打で2点先制。5回には西岡の13号ソロ、8回には大塚のタイムリー二塁打などで加点した。先発・清水直は8回2/3を6安打5三振2四球、今季最多137球の3失点で12勝目。西武ドームでは04年から5連勝。3人目・荻野が26セーブ目。西武は8回、中村の2試合連続となる42号3ランの3点のみ。先発・涌井は6回を6安打4三振113球の4失点で、2年連続2度目の2桁敗戦となる10敗目。チームの連勝は3で止まり、優勝マジックは5のまま。

123456789R
千葉ロッテ0020110206
埼玉西武0000000303
ロッテ・バレンタイン監督
「清水は色んな球種を織り交ぜ、今季の中でいい投球だった。橋本は素晴らしい打撃を見せてくれた。」
西武・渡辺監督
「今年の涌井を象徴するような投球だった。走者を出してから粘りがなかった。打てないときには投手が抑えないとこういう展開になる。」
清水直
「ライオンズに2連敗していたので、何とか連敗を止めたいと思っていました。最後は少しバテてホームランを打たれてしまいましたが、何とか先発としての仕事はできたと思います。野手の人も得点を取って助けてくれたので、自分のリズムで投げる事ができました。とにかく、チームが勝利出来たのが嬉しいです。これからも、任された仕事をしっかりしてチームの勝利に貢献していきたいです。」(7回2/3、3失点、12勝目)

◇中2日、清水快投

クライマックスシリーズ(CS)進出に向けて負けられない戦いが続くロッテ。バレンタイン監督は、15日のソフトバンク戦で救援登板した清水を中2日で先発マウンドに送った。その清水は8回に中村に3ランを浴びたが、西武の強力打線に対し「攻める気持ちで投げよう」と試合に臨み、白星を呼び込んだ。

威力のある直球で押した。1回2死二塁。4番ブラゼルにも、ひるむことはない。初球、カットボールでファウルを打たせると、その後は直球勝負。カウント2−1からの4球目、内角への直球で空振り三振に仕留めた。

バレンタイン監督の投手陣総動員の考えを受けて救援登板し、慣れない中2日での投球。下半身に張りがあった。だが、「行けるところまで投げよう」と立ち上がりから飛ばし、先発の仕事を十分に果たした。

日本ハムと並んで3位に浮上。「8、9月に勝たないといけないということを昨年から考えていた。(CS進出の)可能性がある限り、できることをやる」。プロ9年目の32歳は力を込めた。

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ロッテ清水、言葉に勝る“実行力”連敗止めた12勝目[夕刊フジ]

◇監督去就問題の微妙な空気吹き飛ばす

沈滞ムードの組織を盛り上げようというとき、かけ声だけでは人は動かないもの。何よりも必要なのが「実行」の2文字だが、それを体現したのがロッテ・清水だ。

2連敗で臨んだ18日の西武戦。疲れがみえた8回2死一、二塁から西武・中村に42号3ランこそ被弾して降板したものの、6安打で3失点の粘投。チームの連敗を止め3位タイに浮上させた。

清水
「8回はさすがに疲れた。最後まで1人で行こうと思ったけど中継ぎに投げさせてしまった。かわさずに攻められたから良かった。西武の打者も構えてくれたんじゃないかな。」

笑顔で振り返った清水だが、15日のソフトバンク戦で9回にリリーフ登板し白星をゲット。7人の投手をつぎ込みカラッポになったブルペンのピンチを救っている。「疲れ?緩すぎることもなく張りもキツすぎることもなくって感じ。下半身に少し張りが残っていたけど」と苦笑いしたが、わずか3日後に137球を投げ12勝目をあげたのだから大したものだ。

バレンタイン監督は「気持ちを込めた投球だった。リリーフの疲れ?全く関係ない。リリーフ登板が今日の投球をシャープにしていた。リリーフが功を奏したんじゃないか」と話したが、力投のエースにはもっと頭を下げてもいい状況なのではないか。

シーズンの最終コーナーに差し掛かったこの時点でチームには微妙な空気が流れている。その発端は指揮官自身の去就問題だった。

現状を打破するためにバレンタイン監督も連日「諦めるな」とゲキを飛ばしているが、“渦中の人”の言葉だけに説得力はなし。そんな中で、この日の清水の力投は言葉に勝る説得力を披露したワケだ。

「ここから疲れを取らないといけない。自分の登板はあと1、2試合だと思うけど、しっかり投げたい」と清水。言葉に勝る実行力こそ、組織の牽引力につながる。

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清水中2日で西武止めロッテ3位タイ浮上[ニッカン]

中2日で先発したロッテ清水はヘトヘトになるまで腕を振った。7回まで3安打無失点とほぼ完璧な内容。スコアは6−0で、すでに120球を投げていた。本来ならお役御免となるところだが「リリーフを少しでも休ませたい」と、8回のマウンドへ向かった。中村に3ランを被弾も、137球の熱投がチーム全体を鼓舞した。ベンチに戻ると、チームメートから拍手とハイタッチで迎えられた。

クライマックスシリーズ進出をかけて激しい3位争いを繰り広げる中、15日に6年ぶりのリリーフ登板を志願し11勝目を挙げた。そして中2日での12勝目。「下半身に張りは残っていたけど、いい感じで投げられました」と笑顔を見せた。3日で2勝をマークした鉄腕ぶりに、バレンタイン監督も「リリーフで登板したことが、今日の投球をシャープにした。中2日の起用が功を奏した」と大喜びした。

打線も11安打の猛攻で援護し同一カード3連敗を阻止。日本ハムと並ぶ3位タイに浮上した。清水は「残り試合も少ないので次もスタンバイします。疲れ切ってシーズンを終えたいと思う」と、今後もリリーフ待機することを宣言した。過酷な12連戦は半分を終えたばかり。エースの奮闘はまだまだ続く。

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ロッテ3位タイ浮上…橋本が攻守で貢献[デイリー]

捕手の読みが相手エースを沈める一打を生んだ。「外の変化球はないと読んでいた。1球を打ち損じたら今日の涌井は打てなかった」。3回2死一、二塁。ロッテ・橋本が内角スライダーをとらえ、右翼越えの先制2点二塁打。これが決勝点となった。

意地の一撃だ。前夜は3点リードの7回1死から捕手前のゴロ処理を誤り、そこから同点とされた。「今は取り返すチャンスをもらっている。いい場面で打てて良かった」。今季の橋本を象徴する勝負強さを見せた。

リード面でもエース・清水を支えた。11日の敗戦後は配球面に苦言を呈した清水も「橋本のリードが良くて、低めに投げられた」と絶賛だ。正捕手・里崎が背筋痛で離脱の中、前日に橋本も腰を痛めたが「トレーナーのおかげで、試合で不安はなかった。感謝です」と気力十分だ。これで3位タイに浮上。CS進出を射程にとらえた。

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清水、中2日で137球!西武止めた[スポニチ]

これぞエースだ。ロッテ・清水直行投手(32)が18日、首位・西武を相手に真っ向勝負。8回途中で降板も、今季最多となる137球の気迫の投球で12勝目を手にした。先発から中3日で11勝目を挙げた15日のソフトバンク戦から、中2日での先発マウンド。エースのフル回転で連敗を止めたチームは日本ハムと並んで、CS進出圏内の3位タイに浮上。残り11試合。パ・リーグはこれからが熱くなる。

西武ドームの長い階段。清水は笑みを浮かべながら軽い足取りで上がった。7回2/3を3失点に抑えてチームトップタイの12勝目。4日間で2勝の右腕を充実感と心地いい疲労感が包み込んだ。

「チームが苦しい時に勝たないと。西武はいい打線なんで引かないように、とにかく攻めようと真っ直ぐで押した。最後はしんどかったですね」。

15日ソフトバンク戦は11日のオリックス戦で先発してから中3日で志願の中継ぎ登板。自身7年ぶりの救援白星で11勝目を挙げた。ブルペン調整代わりを強調したが、そこから中2日で疲れがない訳がない。12連戦の6戦目は負ければ優勝消滅の一戦で真っ向勝負を挑んだ。「中継ぎの負担を少しでも減らしたい」と今季最多137球全てに魂を込め、同一カード3連敗を阻止して3位タイ浮上に貢献した。

右肩痛もあって6年連続2ケタ勝利を逃した昨季の反省から、今季は直径15センチの小さなバランスボールを使用したトレーニングで体全体の関節周辺を強化。角度ある直球がよみがえり、変化球も切れを増した。フルーツを多めに取るなど食生活も改善。両リーグ2位の7完投と豊富なスタミナを誇る。配球も捕手任せではない。西武を徹底的にチェックし、橋本と入念に対策を練って好投につなげた。

先発、中継ぎ、先発と8日間で3試合に登板。フル回転の大黒柱をバレンタイン監督も「気持ちを込めた、今年の中でも有数の投球だった」と絶賛した。「残り試合も少ないしスタンバイしたい。最大のパフォーマンスを見せて、クライマックスシリーズでもいい投球ができればいい」と清水。投手陣のリーダーとしての自覚、そしてCS出場への強い決意をにじませた。

◇前夜ミス…西岡“反省”の3安打

11安打6得点のロッテ打線を西岡が牽引した。5回には北京五輪のチームメート涌井から13号ソロを放つなど3安打。前夜は痛恨の走塁ミスで逆転負けしており「昨日のミスを反省して強い気持ちで打った。相手は西武のエースだし、いい形で点が取れて良かった」。9回の打席で三塁打が出ればサイクル安打だったことには「狙っていたけど、そんなに甘くはないですね」と振り返った。

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ロッテ・清水4日で2勝[サンスポ]

「4日で2勝」の大仕事。負ければ今季のV逸が決定する剣が峰で、清水がエースの意地を見せた。「完封?意識していました。何とか1人で行きたかった」。

前日からイメージしていたという「かわすよりまず攻める」という直球主体の投球で押した。8回、中村に3ランを浴びて完投も逃したが、137球の熱投だった。

11日のオリックス戦で先発し6回途中6失点。中3日で迎えた15日ソフトバンク戦では同点の9回、6年ぶりに救援し、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。そして中2日。下半身に張りを感じながらも気迫で白星をつかんだ右腕に、バレンタイン監督は「有数の投球を見せてくれた」と頭を下げた。

チームは日本ハムと同率3位に浮上。残り11試合となり、エースは「スタンバイします。早く疲れを取って次に向かうのが今の自分の仕事」と中継ぎ待機を宣言した。

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ロッテ・西岡、サイクル逃すも猛打賞[サンスポ]

西岡が5回に13号ソロを放つなど3安打猛打賞。三塁打が出ればサイクル安打達成となる9回先頭の打席は「思い切り狙ってました」というが、二ゴロに倒れた。それでもリードオフマンとして勝利に貢献。前日の走塁ミスの悔しさを晴らし、「全部負けられない。数字上、(優勝の)可能性がある限りはチャレンジする」と力を込めた。

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清水、攻めの投球で12勝…ロッテ3位浮上[報知]

疲れを感じさせなかった。15日のソフトバンク戦(千葉)で救援登板した清水が中2日で先発。8回に3ランを浴び降板したが、7回2/3を6安打3失点で12勝目を挙げた。「前半から攻めていけた。8回を除いてはよかったです」と笑顔の右腕。ロッテが日本ハムに並び3位タイに浮上した。

昨年は6勝10敗とチームの足を引っ張ってしまった。「ずっとチームが苦しい時に勝ちたいと思っていた。去年は力になれなかったから」。キレのある直球を主体に7回まで無失点。137球の熱投で中継ぎ陣を休ませることもできた。

負ければ3連敗で優勝の可能性が消滅する試合。バレンタイン監督も「気持ちがこもり、今年でも有数の投球だった」とたたえた。12連戦はまだ6試合残っている。清水は「できることはする。そのつもり(救援登板待機)でいる」と力を込めた。

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救援経験で球威復活!ロッテ・清水が苦境を救う[サンスポ]

ロッテ・清水の指先には打ち込まれた前回先発時とは違う感覚があった。「ボールを長く持てていい感じだった」。

清水は3日前には6年ぶりに救援登板している。それでも、ローテーションを崩さずに迎えたこの夜。「西武は受け身に回るとやられる。かわさずに攻めていこう」と序盤から速球主体で押し、ゼロを並べた。

4−0の6回には速球で中島のバットを折っての遊ゴロ、続くブラゼルにも直球で振り遅れを誘い、次の中村は直球をまともにとらえさせずに投ゴロに仕留めた。短い回を全力でいくリリーフを経験したことで「切れのあるボールになっていた」(バレンタイン監督)。直球は前回先発のオリックス戦でことごとくスタンドに運ばれていたが、スイングの速さを誇るリーグ屈指の中軸相手に、手元でのもう一伸びがよみがえっていた。

完封こそ逃したが、137球の力投。2試合連続逆転負けと苦境のチームをまたも救った。12連戦中で消耗していたリリーフ陣も休ませるなど負の流れを止めただけではなく、プラスにも転じた。「チームが苦しい時に勝ちたいと思っていた」。これぞエースである。

大松
「2打席連続で三振していたが、余計なことを考えずにリラックスしてボールに食らいついていった。」(6回に適時打)

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ロッテ・西岡、前日の汚名返上3安打![サンスポ]

ロッテの西岡は本塁打を含む3安打、2得点。前日走塁ミスを犯していたリードオフマンは汚名返上の活躍だった。「昨日は自分のミスで負けてしまったので、何とか自分の力で勝利に導けるように臨んだ」と西岡。涌井からの一発についても「強い気持ちで入ったので、気持ちで打った」と挽回に懸ける意気込みが原動力になったことを強調していた。

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清水、おかわり弾のみに抑え12勝目…ロッテ3位浮上[報知]

ロッテが3位タイに浮上した。3回に橋本の2点二塁打で先制。5回は西岡の13号ソロ、6回には大松が適時打を放つなど効果的に加点した。清水は8回途中まで3失点で12勝目を挙げた。

清水は3日前には6年ぶりに救援登板。それでも、ローテーションを崩さずにこの日、先発した。「西武は受け身に回るとやられる。かわさずに攻めていこう」と序盤から速球主体の投球。137球の力投で2試合連続逆転負けと苦境のチームをまたも救った。

エースは「チームが苦しい時に勝ちたいと思っていた」と語った。

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清水が12勝目3日間で2勝[ニッカン]

中2日で先発したロッテ清水直行投手(32)が137球の熱投で、12勝目を挙げた。首位の西武打線を相手に7回まで3安打無失点。球威の落ちた8回に3ランを被弾して降板したが、チームを鼓舞する力投だった。登板過多の中継ぎ投手陣を休ませるため、15日に6年ぶりのリリーフ登板を志願して11勝目を挙げたばかり。3日間で2勝を挙げた鉄腕エースは「最後はバテましたけど、いけるところまでいくつもりでした」と満足そうに話した。ロッテは日本ハムと並び3位タイに浮上した。

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ロッテ3位!“中2日”清水が西武止めた[スポニチ]

前夜、パ・リーグ優勝マジックを、おかわり中村の劇弾で「5」にした西武の先発投手は涌井。対するロッテは15日のソフトバンク戦で救援11勝を挙げたばかりの清水で、18日、西武ドームでのナイターはスタートした。

投手戦の気配を漂わせていた試合が3回に動いた。ロッテが2人の走者を置いて橋本が二塁打。2点を先制した。

5回にロッテは追加点。西岡が13号ソロを放った。6回にも大松のタイムリ−。涌井にはズシリと重い4点目か。

8回には2点をロッテが追加。しかし、そのまま簡単には終わらない。8回、またおかわり中村のバットが火を噴き42号3ラン、6−0が一気に6−3に。清水をKOしたが、そこまでだった。9回は荻野が西武打線を封じた。清水は8回途中まで3失点で12勝目。ロッテは3位タイに浮上。西武・涌井は9勝10敗となった。

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西岡汚名返上「気持ちで」13号[ニッカン]

ロッテ西岡剛内野手(24)が汚名返上の13号ソロを放った。2−0で迎えた5回、西武涌井の144キロ直球を完璧にとらえて右翼席へ運んだ。前日の試合では、安打をファウルと勘違いする致命的な走塁ミスでチームに迷惑をかけた。

「気持ちで打ったホームランです。昨日の試合は自分の走塁ミスで負けてしまったので、今日は何とか自分の力でチームを勝利に導きたい」と言葉に力を込めた。

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