わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月24日

埼玉西武1−9千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテが2連勝で4月30日以来の貯金1、日本ハムに並ぶ4日ぶりに3位タイに浮上した。ロッテは4回大松の24号2ラン、大松の2点タイムリーなどで一挙7点を先制。先発・久保は今季初、自身8度目の完投勝利で5月28日以来の3勝目、パ・リーグ相手の連敗を7で止めた。西武は先発・涌井が今季最短3回1/3を自身ワーストタイ7失点で自己ワーストの11敗目を喫し、チームは今季5度目の3連敗。優勝マジック1のままで4年ぶりのリーグ優勝は明後日以降に持ち越し。なお、ロッテ・ベニーが暴力行為で、リーグ今季10人目の退場処分。

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千葉ロッテ0007010109
埼玉西武0001000001
バレンタイン監督
「ライオンズの優勝がかかった試合だったが、相手の状況は関係ない。今は、とてもいい野球ができて、いい形で試合ができている。このまま、残り試合もいい状態で臨みたい。先発の久保はとてもいいピッチングだった。ランナー2人出して中村の場面を2度向かえたが、しっかり投げてくれた。そして、最後まで1人で投げて見事な完投勝利をあげてくれた。打線では、4回に先頭のズレータが粘って四球を選び、、大松も粘ってからホームランを放ってくれた。西岡、細谷もいい打席で得点に貢献してくれた。この長い12連戦を選手たちは本当に良く戦ってくれた。怪我人、疲労溜まった状態の中でプレーし、チーム一丸で纏まり力強く戦ってくれた。残り6試合、クライマックスへ向けていい戦いをしたい。」

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大松1発90打点、ロッテ3位浮上

ロッテファンで埋まったレフトスタンドに「KY」のボードが掲げられた。西武の本拠地Vを阻止する圧勝劇。「空気が読めない」KY打線をロッテファンは大歓迎した。

先頭に立って引っ張ったのは大松だった。4回無死一塁から右翼ポール際へ24号先制2ランをマーク。「うちも残り試合は負けられない。とにかく1戦1戦勝つことだけを目指して戦っていますから」と話した。さらに、この回2度目の打席となった2死満塁から左中間を破る2点適時打でダメ押し。この回1人で4打点をたたき出し、今季通算打点を90に伸ばしてロッテの日本人野手では86年の落合(116打点)以来となる90打点超えを果たした。

チームも13安打9得点で日本ハムに並ぶ3位タイに浮上。4月30日以来の貯金を1とした。首位たたきでがぜん勢いが出てきた。

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久保が今季初完投で3勝目、一挙7得点の快勝3位タイ浮上[千葉日報]

千葉ロッテは目前での西武の自力優勝を阻止した。4回に西武先発の涌井をKO。「粘っているうちに感じがよくなった」と、大松が3球ファウルした後の9球目を右翼ポール脇へ24号先制2ラン。打者13人で一挙7点を奪った。

3点目の適時打を放った西岡は「目の前で胴上げだけは見たくない。その気持ちだけで打った」。チーム一丸となっての攻撃だった。

ベニーがこの回チーム3個目の死球を受け乱闘、退場になる場面もあり試合はヒートアップ。大松は「うちも残り試合は負けられない。とにかく必死に1試合1試合勝つことだけを目指して戦っていくだけです」。クライマックスシリーズ進出を目指し勝利を積み重ねる。

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ベニー首投げ細川脱臼!西武痛いVお預け[ニッカン]

これが生みの苦しみか。西武の胴上げは、またしてもお預けとなった。先発涌井が4回途中7失点でKOされ、打線は栗山の適時二塁打で1点を返すのが精一杯。今カードでの本拠地胴上げのチャンスを逃し、4年ぶりVは26日の日本ハム戦(札幌ドーム)以降に持ち越しとなった。

勝てば、自力優勝が決まる一戦。先発マウンドを任された22歳涌井が苦しむ姿は、若いチームにも伝染した。伸び伸び野球で王手をかけた打線も、沈黙した。目に見えないプレッシャーなのか、地元ファンの前で3戦全敗。渡辺監督は「みんなが地元で決めたい気持ちがあったけど、3日間、集まってくれたたくさんのファンの皆さんには申し訳ない」。チームを代表して謝罪した。

思うようにいかないイライラが乱闘劇へとつながっていく。ロッテに7点を奪われた4回、なおも2死一、三塁。西武許に死球を受け、キレたベニーが暴走した。体で止めに入った捕手の細川は、太い腕を首に回されて投げ倒された。柔道なら、鮮やかな「1本」がコールされるところだが、本塁付近で両軍選手が入り乱れての乱闘に発展。100キロの体重に押しつぶされる形になった細川は左肩を亜脱臼し、交代した。

「肩の痛みは古傷なのでたいしたことない。奥エリをつかんで踏ん張ったんだけど、払い腰で投げられたことが痛かったです」。柔道の試合で負けた選手のようにサバサバと話した。伏線は投手陣の乱調。涌井、三井に続き、この回だけで3つ目の死球をベニーに当てたことが発端だった。渡辺監督も「うちも3つぶつけてるし、仕方ない。これも野球だから」と自らを納得させるように話した。

マジックは1のまま。乱闘と大敗で、後味は最悪だったが「これも糧になる」と渡辺監督。若いチームに課された試練を乗り越えた先に、4年ぶりの悲願が待っている。

◇退場もっといるはず、ボビー猛抗議

バレンタイン監督はベニーの退場について怒りをあらわにした。「あの場合、退場者は1人より多いんじゃないか。出場停止?あれくらいで停止は聞いたことがない。ただ自分が決める訳じゃないから分からない」とぶ然とした表情で振り返った。1イニング3死球には「本来はあれより制球があってしかるべき投手だ」と話し、怒りは収まらなかった。豪快な首投げを決めたベニーは「起きたことは、しょうがない」とサバサバと話した。

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ロッテ「KY」胴上げ阻止で貯金「1」[デイリー]

怒涛の猛攻、そして大乱闘-。ロッテがKY(空気が読めない)ぶりを発揮しての大勝で、4月30日以来の貯金1。日本ハムと並び、CS圏内の3位タイへ浮上した。

西武ドームが怒号飛び交う修羅場と化した。4回だ。大松の先制24号2ランなどで涌井を攻め、一挙7得点。だが直後の2死一、三塁でベニーがチーム3個目の死球を受けると、鬼の形相でマウンド上の3番手・許銘傑に詰め寄った。

止めに入った捕手・細川をもみ合いの末、豪快な首投げで粉砕。それを合図に両軍入り乱れての大乱闘に発展し、5分間の中断の末、暴力行為のベニーは退場となった。

試合後、ベニーは「起こったことは起こったこと。終わったことだ」といら立ちを見せたが、CSを争う大事な時期に出場停止の可能性もある。

だが昨年も日本ハムが目前で胴上げを許し、2年連続の屈辱を味わう訳にはいかなかった。左翼席のロッテファンも自虐的に掲げた「KY」の横断幕。それでも「相手の状況は関係ない。ウチはいい野球ができている」とバレンタイン監督。何はともあれ、大きな1勝を手にした。

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大松が優勝阻止弾!ロッテ3位タイに浮上[スポニチ]

またもや目の前での胴上げを阻止した。ロッテは4回に大松が2ランと2点打を放つなど打者13人攻撃で一挙7点。投げては久保が今季初完投と投打がかみ合って4月30日以来147日ぶりの貯金1。3位タイに浮上した。

チームには目の前での優勝を何度も阻止してきた“歴史”がある。今も語り継がれる88年「10・19」。近鉄とのダブルヘッダー第2試合は延長10回引き分けに持ち込み、近鉄のリーグVの夢を摘んだ。95年はマジック1のイチロー(マリナーズ)擁するオリックスを敵地3連戦で3連勝。00年はダイエー、02年も西武が勝てば優勝という状況で対戦し、それぞれ連勝して生みの苦しみを与えてきた。昨年は日本ハムに千葉マリンで優勝を許しただけに「目の前で胴上げされるのは嫌だった。うちも絶対勝たなきゃいけない試合だし」と大松は気を引き締め直していた。

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3個目死球でキレた!ベニー“首投げ”退場[スポニチ]

ロッテが7点を奪った4回2死一、三塁。この回3個目の死球を腰に受けてマウンドに歩み寄ったベニーが、止めに入った細川を“首投げ”。両軍入り乱れる乱闘となり、暴力行為で退場処分となった。4回は里崎が左手首、ズレータは左ひじに死球。チームでは今江も死球による骨折で戦線離脱しており、CS出場を争う大事な時期の死球連発に黙って引き下がる訳にはいかなかった。試合後、ベニーは「起こったことはしようがない」とぶ然とした表情で「ファ○ク!」。バレンタイン監督は「審判には退場は1人だけじゃないのではと言った」と憤っていた。

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ベニー強かった!細川右肩打撲、左は外れた[スポニチ]

右肩を打撲した西武・細川は「ソーリーと言ったら突っかかってきた。払い腰で…。クソッ!ベニーは強かった」と悔しがった。脱臼癖がある左肩は外れた状態となったが、自分で元に戻したそうで「少し炎症があるけど明後日は大丈夫」と話した。捕手登録は銀仁朗と2人のため、交代後は経験のあるベテラン江藤も準備した。25日には野田が合流し、万が一に備える。

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ロッテ3位浮上…久保が今季初の完投勝利[サンスポ]

ロッテ・久保が、9安打1失点で今季初の完投勝利。白星は5月28日以来で、先発としては3月26日以来。昨季は先発した試合で日本ハムの優勝を許したが、今回は胴上げ阻止に成功した。「意識はしていなかったが結果的に勝ってよかった」。4月30日以来の貯金1で日本ハムと並び3位に浮上。ロッテファンは「KY(空気読めない)」の横断幕を掲げて喜んだ。

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ベニー、1イニング3死球にブチ切れ!首投げ退場!…ロッテ[報知]

相次ぐ死球に怒りが爆発した。7点を入れた4回、さらに2死一、三塁からベニーがこのイニング3つ目の死球。すると、止めに入った細川を投げ飛ばしてしまった。結局ベニーは暴力行為で退場。試合には大勝し3位タイに浮上、4月30日以来の貯金を作ったが、後味の悪い試合となってしまった。

ベニーの前には里崎、ズレータの主軸が死球を受けていた。バレンタイン監督は「もっといい制球力があってしかるべき」と大差の場面でのムダな死球に怒りをあらわ。「退場するのはベニー1人よりも多いのでは」と審判に猛抗議も行った。7日のソフトバンク戦(ヤフーD)では今江が死球を受け骨折。大事な戦力を失っており、死球にはナーバスになっている。

試合後も怒りは収まらない。ベニーは「起きたことは起きたことで、もう終わったことだ」とイライラ。前例から見てベニーに出場停止などの処分が下る可能性もある。指揮官は「あの程度で出場停止は聞いたことがない」とぶ然としていた。クライマックスシリーズで対戦する可能性も大いにある両チーム。大きな遺恨を残した。

1イニング3死球のパ・タイ記録
ロッテは24日、対西武23回戦(西武D)の4回に里崎、ズレータ、ベニーと、1イニング3死球。04年4月17日対西武戦4回のダイエー以来、パ7度目のチーム1イニング最多死球記録になった(セ記録も3死球が最多で、今年8月の横浜まで5度)。

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久保、初完投3勝…ロッテ[報知]

ロッテ先発の久保が9安打1失点で今季初完投勝利。5月28日の阪神戦(甲子園)以来の3勝目を挙げた。4回に乱闘が起きたが「知らなかった。頭にあったら違ったかもしれない」と内角を強気に攻めていった。昨年は日本ハムが優勝を決めた試合に先発し敗戦投手。今年も負ければ目の前で胴上げされる試合だったが、雪辱を果たした。

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西武投手死球3発!激高ベニーが暴行退場[スポニチ]

ロッテのベニー外野手は24日の西武23回戦(西武ドーム)で暴行による退場処分を受けた。4回の第3打席で腰付近に投球を受け、激高した勢いで細川捕手を投げ飛ばした。西武投手陣はこの回、里崎とズレータにも死球を与えていた。両軍ベンチからは選手が飛び出し、あわや乱闘のシーンになったが、それは回避された。

データ
ロッテが1イニング3死球を受けプロ野球タイ記録。24日の西武23回戦(西武ドーム)の4回に記録。

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ロッテ・ベニー、西武・細川投げ飛ばし退場[サンスポ]

ロッテのベニー(37)は24日、西武戦の23回戦で細川捕手に対する暴行で退場処分となった。4回に里崎とズレータに続く3回目となる死球を腰のあたりに受け、激高し細川捕手を首に腕をかけ投げ飛ばした。投げられた細川は負傷し銀仁朗と交代した。

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1イニング3死球のタイ記録…ロッテ[報知]

ロッテが4回に1イニング3死球のプロ野球タイを記録した。

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ベニー、暴行で退場…ロッテ[報知]

ロッテのベニー外野手は24日の西武23回戦(西武ドーム)で暴行による退場処分を受けた。4回の第3打席で腰付近に投球を受け、激高した勢いで細川捕手を投げ飛ばした。西武投手陣はこの回、里崎とズレータにも死球を与えていた。

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