わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月27日

千葉ロッテ4−2福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが今季12度目の3連勝で2年ぶりに70勝到達、4月29日以来の貯金2とした。9月6日からソフトバンク戦6連勝、千葉マリンでは引分けをはさみ6連勝。ロッテは2回西岡タイムリーなどで2点を先制、7回里崎の2点二塁打で加点した。先発・清水直は7回2/3を5安打無四球2失点で自身3連勝となる13勝目。荻野は28S目。ソフトバンクは8回に代打・田上の3号2ランでの得点のみで今季2度目の7連敗、マリンで4連敗。借金は今季ワーストの12。1000投球回を達成した先発・和田は7回11安打3四球4失点、自身4連敗で7敗目。

123456789R
福岡ソフトバンク0000000202
千葉ロッテ02000020x4
清水直
「残り試合も少なく、負けられない試合が続くので、いい投球でチームに勝利を導く事ができて本当に良かったです。里崎も上手くリードしてくれたし、貴重な追加点を取ってくれた。沢山のマリーンズファンにも後押ししてもらいました。必ずマリンスタジアムでクライマックスができるように頑張ります。」(7回2/3、2失点、13勝目)

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3連勝、貯金2、CS進出へ明日から日ハム戦[千葉日報]

千葉ロッテは2回、大塚からの4連打で2点を先制し、7回は里崎の適時二塁打で2点を加えた。清水は8回途中までを2失点の好投で13勝目。ソフトバンクは8回に代打田上の2ランで追い上げたが、今季2度目の7連敗。

◇里崎貴重な追加点

千葉ロッテ・里崎が7回、貴重な追加点となる2点二塁打。西岡、早川の連打で一、二塁として迎えた第4打席、4球目の変化球を左中間へ運び4−0。直後に2点を失っただけに「あそこで2点を取っていなかったらどうなっていたか分からなかった。いい感じで追加点が取れた」と満足げだった。

28日からは3位日本ハムとの対戦。「勝ちゃあいいんでしょ」とおどけて見せる一方で「1つ1つのプレーをしっかりこなせた方が勝つと思う」。クライマックスシリーズ進出に向けた大一番を前に、主将は気を引き締めた。

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清水7回2/3、2失点13勝

ロッテ清水が8回途中2失点で13勝目を上げた。0.5ゲーム差で追う3位日本ハムと激しいクライマックスシリーズ出場権争いを繰り広げる中、負ければ脱落する背水のマウンドでチームを引っ張った。「状況はどうであれ勝つしかない。攻める姿勢を忘れずテンポよく投げました」と胸を張った。

低めに集めることを意識した直球を軸に、シュート、カット、カーブをコースに集め打たせて取った。8回に2ランを浴びて降板したが、四死球ゼロと抜群の制球力でソフトバンク打線を手玉に取った。15日にリリーフ登板してから、投球練習日をブルペン待機にあてて、フル回転で投手陣を支えている。「疲れはあるけどプロである以上、歯を食いしばって乗り越えたい」と結果で示した。

これでチームは3連勝と勢いに乗って、18日から日本ハムとの直接対決(2連戦・札幌ドーム)に臨む。足を負傷しながらも2安打1打点をマークした西岡は「負けられない大事な試合になる。選手生命が途絶えてもいいくらいの気持ちで頑張ります」と、熱く締めくくった。

◇里崎ダメ押し打

里崎が好守で勝利へアシストした。打っては7回1死一、二塁から左翼越え2点適時打で貴重は追加点を挙げ、「いい感じで点が取れた」。リードでもストライク先行で3投手を引っ張った。28日からの日本ハム2連戦へ向け「初戦をしっかり取って(2戦目で登板予定の)ダルビッシュといい形で戦えるようにしたい」と気合十分だった。

◇ボビーが花束

ロッテが粋な演出で千葉マリン最終戦の王監督を送った。試合前に王監督のロッテ戦でのハイライトVTRを球場に流し、バレンタイン監督が花束贈呈。選手も前へ出て全員が王監督と握手した。バレンタイン監督は「世界中のファンが悲しんでいる。王さんがいない野球界は寂しいものになる」と惜しんだ。

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「選手生命途絶えても!」西岡が引っ張る[スポニチ]

負けられない執念がにじみ出た。2回は2死から4連打で先制。7回は3連続長短打で2点。好投の清水が8回につかまると必勝継投で逃げ切った。CS出場へ落とせない試合が続く中、3連勝で4月29日以来の貯金2。2位・オリックスを1差、3位・日本ハムは0.5差でピタリ追走だ。

シーズン大詰めで故障者も続出。2回2死一、三塁。左ひざ、すねを痛め、足を引きずりながらのプレーが続く西岡が左前先制打でチームを勢いづけた。「選手生命が途絶えても悔いがないくらいの気持ち。結果が出なければ試合に出ない方がいいけど、負けられない試合が続くから」。リードオフマンは連日、痛み止めを服用して強行出場。胃が荒れて体重3キロ減の影響をグラウンドでは見せない。7回は二塁走者で代走を打診されたが「サトさん(里崎)がもっと楽に還してくれる」。背筋痛を押して出場する里崎が左中間2点二塁打でしっかり応えた。

試合後、チームは大一番に向けて札幌入り。「状況はやさしくないけど、勝ちゃいい」と里崎。休息は激戦を勝ち抜いた後でいい。

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清水、王さんに感謝の13勝…ロッテ3連勝で3位に0.5差[報知]

ロッテもクライマックスシリーズへ向けラストスパートだ。ソフトバンクの追撃をかわして3連勝。3位・日本ハムを0.5ゲーム差で追走し、28日からの直接対決(札幌D)に弾みをつけた。

王監督の目の前で、06年WBCの世界一戦士が存分に働いた。貫禄を見せたのはエース・清水だ。「真っ直ぐが高くて、調子はよくない方だった」と言いながら、7回まで2安打無失点。8回2死から田上に2ランを被弾して降板したが、無四球の安定感でチームトップタイの13勝目を手にした。「王さんへの思いは胸にしまって投げた。僕にできるのはとにかく全力で投げること」と、感謝の気持ちを95球に込めた。

清水の思いをくみ取った攻撃陣も援護した。2回は西岡が先制打。7回には里崎が左中間への2点適時二塁打で突き放した。大詰めに来て貴重な働きができるのは、06年の経験が無形の財産になっている証拠だ。「勝てばいいんでしょ。状況は易しくないが、やらなしゃあない」と強気の里崎。十分に加速をつけ、札幌に乗り込む。

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ロッテ3連勝、清水好投で13勝目[サンスポ]

ロッテ・清水は好投にも「調子は良くなかった。いつもはバランス良く投げると低めにいくが、意識しないと低めにいかなかった」。シーズンも終盤。中継ぎをこなすなどフル回転で疲れがないはずがない。だが、その影響を最小限にとどめる投球が光っていた。

28日から日本ハムとの2連戦。0.5差をキープしたまま成瀬、さらに2戦目の先発が予想される小林宏につないだ。「ここまで来ると、どこも痛くない選手はいない。プロである以上乗り越えないと」と清水。今季不振の両投手に調子が悪くても試合を組み立てる模範を示し、エールを送ったようにも聞こえた。

バレンタイン監督
「彼のガッツはほかの投手にいい影響を与えていると思う。」(清水に)

◇里崎が効果的な追加点

ロッテは7回1死一、二塁。バレンタイン監督は単打が出た場合の本塁への走塁に備え、二走・西岡に痛めている足の状態を確認に来た。しかし、西岡はこう返した。「(次打者の)里さんがもっと楽に生還できるように打ってくる」。

その里崎は左中間に二塁打を放ち「ワンヒットじゃあ、かえってこられないと思っていた。ゆっくりかえられてよかった」。自らも背筋痛から復帰して間もない。万全ではない主力2人があうんの呼吸で、結果的に効いた2点を加えた。

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清水不調でも7回2/3を2失点で13勝目…ロッテ[報知]

ロッテが3連勝。2回に4連続長短打で2点を先制。7回は里崎の左中間二塁打で2点を加えた。先発の清水は7回2/3を投げ5安打2失点で13勝目。

清水は好投にも「調子は良くなかった。いつもはバランス良く投げると低めにいくが、意識しないと低めにいかなかった」と振り返った。シーズンも終盤。中継ぎをこなすなどフル回転で疲れがないはずがない。それでも「ここまで来ると、どこも痛くない選手はいない。プロである以上乗り越えないと」と影響を最小限にとどめる投球が光っていた。

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清水、模範示す好投で13勝目[スポニチ]

ロッテ・清水は好投にも「調子は良くなかった。いつもはバランス良く投げると低めにいくが、意識しないと低めにいかなかった」。シーズンも終盤。中継ぎをこなすなどフル回転で疲れがないはずがない。だが、その影響を最小限にとどめる投球が光っていた。

28日から日本ハムとの2連戦。0.5差をキープしたまま成瀬、さらに2戦目の先発が予想される小林宏につないだ。「ここまで来ると、どこも痛くない選手はいない。プロである以上乗り越えないと」と清水。今季不振の両投手に調子が悪くても試合を組み立てる模範を示し、エールを送ったようにも聞こえた。

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清水がテンポよく攻めて13勝目[ニッカン]

ロッテ清水直行(32)が8回途中2失点で13勝目を挙げた。0.5ゲーム差で追う3位日本ハムと激しいクライマックスシリーズ出場争いを繰り広げる中、負ければ脱落する背水のマウンドでチームを引っ張った。「状況はどうであれ勝つしかない。攻める姿勢を忘れずにテンポよく投げました」と胸を張った。チームは3連勝で、28日から日本ハムとの直接対決(2連戦・札幌)に臨む。

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ボビーが、ロッテナインが、王監督と握手[スポニチ]

ロッテは、ソフトバンク最終戦の試合前、退任する王監督にバレンタイン監督が花束を贈呈した。ベンチ入りメンバーもホームベース付近に集結し全員が敵将と握手。マリンビジョンではロッテ―ソフトバンクの激闘VTR、リボンビジョンではファンのメッセージが流された。球場には最後の勇姿を見ようと3万18人が集結。指揮官は「セレモニーでは王監督が大切な友人である気持ちを表したかった。世界中のファンが悲しんでいる。残念だし、球界にとって大きな損失」と話した。

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王監督「予想外」敵地でのねぎらいに感動[サンスポ]

今季限りの退任を発表している王監督に対し、敵地でねぎらいのセレモニーが行われた。バレンタイン監督から花束を受け取り、ロッテの選手と握手をかわした。孫正義オーナーも観戦に駆けつけたが、監督通算2500試合目の1戦を白星で飾ることはできなかった。惜別ムードに包まれる遠征に指揮官は「予想外だが、ありがたいこと。勝負は敵味方分かれても、こういうときはね」と感動した様子だった。

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王監督感激“ラスト関東”大歓声[デイリー]

敵地で退任を惜しむ声が飛び交った。今季限りで勇退するソフトバンク・王監督が両手を上げて応える。「ありがたいことですよ」。試合後、鷹党だけでなくロッテファンからも上がった歓声が嬉しかった。

最後の関東での試合は、巨人時代を含めて監督として2500試合目だった。「そんなにやらせてもらえたのは選手が結果を出してくれたから」。試合開始直前は敵将のバレンタイン監督から花束を受け取り、ロッテの選手と握手。バックスクリーンには王ホークスとロッテのこれまでの戦いを振り返る映像も映し出され、照れくさそうな笑みを浮かべた。

球場へ来てくれた孫オーナーに勝利を見せたかったが、7連敗。借金は「12」となり5位以下が決定した。「完全な挑戦者。足りないものを見極めて。攻撃的で勝てる野球ができればいい」と来季のチームへゲキを飛ばした。

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