わたしはかもめ2008年鴎の便り(9月)

便

9月29日

北海道日本ハム2−1千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハムがダルビッシュの今季7度目の完投勝利で単独3位に浮上。同点の8回にセカンド塀内の本塁野選で勝ち越す。ダルビッシュは2年連続10完投、114球5安打12奪三振1失点で自身5連勝、球団では03年ミラバル以来の16勝目、日本人では89年西崎以来。9月9日西武戦から4試合連続2桁奪三振は03年新垣以来、パ5人目。リーグトップ205奪三振で2年連続200奪三振は東映時代67、68年森安以来、球団3人目で防御率1.90もトップ。ロッテは連勝4で止まり4位転落。小林宏は札幌ドームでプロ入り白星なしの4連敗。

123456789R
千葉ロッテ0000001001
北海道日本ハム00000101x2

ページトップ

ボビーマジックより上手?ダルビッシュ、CSに風穴[夕刊フジ]

◇ロッテを厳しい状況へ

ボビーマジックは北の絶対エースには通じなかった。CS進出マジックを点灯させていたロッテが29日、日本ハム・ダルビッシュに屈辱の完投負け。

「ダルビッシュ?ウチより良かったのかは分からないが、いい投球をして勝利投手になったのは確か」。試合後のバレンタイン監督のダルビッシュ評だが、その言葉には力がなかった。1点を先制された直後の7回、橋本の右中間適時二塁打で同点に追いついたが8回1死一、三塁で二塁塀内の野選で失った1点が決勝点となり万事休す。

ダルビッシュの粘投はボビーマジックを上回っていた。ロッテ打線は好調の橋本とチーム本塁打王・大松の左打者を並べ、たたみかける布陣。その起用に応え橋本は2安打。「7回の打席はカーブしか待っていなかった。(5回に左中間二塁打を放った)前の打席で真っ直ぐを打っていたから、緩い球も頭に入れていた」(橋本)と、ダルビッシュに読み勝ちしていた。

だが勝ち越しを狙う2死二、三塁の場面では絶対エースが勝った。次打者・大松は直球で追い込まれた後に真ん中に入った甘いカーブを見逃し三振。「真っ直ぐを待っていると思ったんで、わざとストライクゾーンにカーブを投げました」とダルビッシュ。

一発だけを警戒しなくてはならない9回2死では、里崎のバットをスライダーで空転させゲームセット。「ボクは最後はいつも真っ直ぐだと思ってるだろうからスライダーを投げました」と不適な笑みを浮かべた。

ロッテには「サインの交換でクビを振ったら直球」(球団関係者)というイメージがあったというが、「前の試合(7月24日)で真っ直ぐが多かった。ボクの性格だとまた(直球で)くると思ってたろうから、それを利用しました」(ダルビッシュ)と全てを逆利用された格好だ。

ロッテはCSマジックこそ消えなかったが、残り3試合を全勝しなければならない厳しい状況。日本ハムも1日の楽天との最終戦での白星が必要。それでも「1日?リリーフでいくつもりです。みんなCSには行けるものと思っているし、ロッテも気落ちしたでしょ」とダルビッシュ。双方とも相手の戦局をニラミながらの戦いになるが、ロッテは北のエースの影に脅えることになりそうだ。

ページトップ

力投実らず…小林宏12敗

エース小林宏がダルビッシュと互角に渡り合ったが、あと一歩及ばなかった。7回まで3安打1失点ながら、8回先頭打者に二塁打を許したのが響いた。この回1死一、三塁のピンチで降板。その直後の野選で痛恨の勝ち越し点を失い、12敗目を喫した。「調子は良かった。いつもこういう展開になるので、どうしても勝ちたかった」と無念さをにじませた。勝てばクライマックスシリーズ(CS)のマジックが1に減るところだったが、敗れたため残り3戦全勝が条件となる。井上投手コーチは「まだCSを含めて先があるから、この調子を維持して欲しい」と前を向いた。

◇橋本ダル撃ちも

“ダルキラー”の橋本が、この日も2本の二塁打で1打点を挙げた。7回2死一、三塁からカーブを右翼線へ運ぶ同点適時打。「ダルビッシュのカーブの軌道をイメージして打席に立って、イメージ通りのスイングができた。ヤマと読みが当たった」と話した。今季ダルビッシュから打率5割4分5厘、2本塁打。最終回は橋本の前の打席で攻撃が終了したのが悔やまれる。

ページトップ

拙守で4位転落…ロッテ残り3連勝しかない[スポニチ]

ロッテ・小林宏が熱投もわずかなミスが命取りになった。8回1死一、三塁。日本ハム・田中の打球は力ない二ゴロも前進守備の塀内がファンブル。慌てて本塁返球も間に合わず、野選で決勝点を献上した。打線も橋本の適時二塁打で同点に追いつきながら勝ち越せず。4連勝でストップし4位に転落したバレンタイン監督は「小林宏はダルビッシュに引けを取っていなかった。8回は不運だった」。残り3試合でCS進出マジックは3のままと、日本ハム次第で1敗もできない状況。橋本は「厳しい戦いになる。でも最後まで野球をしていたいし、CSは絶対に出たい。可能性がある限り、諦めずにやりたい」と前を向いた。

ページトップ

CSピンチ4位後退…ロッテ[報知]

一瞬の守備のほころびが命取りだった。ロッテは同点の8回1死一、三塁で、二塁・塀内が田中の正面のゴロをはじき、本塁に送球したものの(記録は野選)勝ち越しを許した。「三塁に足が速い走者がいたから焦りがあったかもしれない」と、バレンタイン監督。CS進出マジックは3のままだが、4位後退。残り3戦全勝なら進出とはいえ、手痛い黒星となった。

ページトップ

小林宏が好投も及ばず12敗[ニッカン]

ロッテのエース小林宏之投手(30)がダルビッシュと互角に渡り合ったが、あと一歩及ばなかった。7回まで3安打1失点ながら、8回先頭打者に二塁打を許したのが響いた。この回1死一、三塁のピンチで降板。その直後の野選で痛恨の勝ち越し点を奪われ、12敗目を喫した。「調子は良かった。日本ハムとはいつもこういう展開になるので、どうしても勝ちたかった」と無念さをにじませた。CSマジックは3のままで残り3戦全勝が条件となる。

ページトップ

万全の守備固めが…ロッテCS進出微妙に[スポニチ]

田中のゴロが前進守備のロッテの二塁・塀内の正面に飛ぶ。同点の8回1死一、三塁。この回から守備に難があるオーティズに代わり、三塁から二塁に回っていた塀内。現状では万全の布陣だったが、この打球を前にこぼした。慌てて本塁に返球するも、わずかに及ばなかった。バレンタイン監督は「三走(糸井)が俊足で焦りがあったかもしれない」。これが痛恨の決勝の失点となった。

0−1で敗れた開幕戦と同じで、小林宏がダルビッシュと投げ合った。右腕は負傷で途中降板したその時の屈辱を晴らすような力投。打線も絶対的なエースから1点をもぎ取った。随所に半年前とは違う姿があった。

だが、守備だけが変わっていなかった。指揮官は「向こうにラッキーな形で点が入った。その差だった」と不運を強調したが、接戦での内野守備にはずっと不安があった。固めたはずの守備が乱れ、残り3試合でクライマックスシリーズ進出へのマジックは3。微妙な状況になった。

ページトップ

ロッテ、固めた守備で決勝の失点…[サンスポ]

日本ハム・田中のゴロが前進守備のロッテの二塁・塀内の正面に飛ぶ。同点の8回1死一、三塁。この回から守備に難があるオーティズに代わり、三塁から二塁に回っていた塀内。現状では万全の布陣だったが、この打球を前にこぼした。慌てて本塁に返球するも、わずかに及ばなかった。バレンタイン監督は「三走(糸井)が俊足で焦りがあったかもしれない」。これが痛恨の決勝の失点となった。

0−1で敗れた開幕戦と同じで、小林宏がダルビッシュと投げ合った。右腕は負傷で途中降板したその時の屈辱を晴らすような力投。打線も絶対的なエースから1点をもぎ取った。随所に半年前とは違う姿があった。

だが、守備だけが変わっていなかった。指揮官は「向こうにラッキーな形で点が入った。その差だった」と不運を強調したが、接戦での内野守備にはずっと不安があった。固めたはずの守備が乱れ、残り3試合でクライマックスシリーズ進出へのマジックは3。微妙な状況になった。

ページトップ

ロッテ痛恨の失策4位転落、残り3試合CSマジック3[報知]

ロッテの連勝が4でストップ、4位に転落した。1−1の同点で迎えた8回1死一、三塁。この回から二塁を守った塀内がゴロを前にこぼし、慌てて本塁に返球するも、わずかに及ばず。これが痛恨の決勝の失点となった。バレンタイン監督は「向こうにラッキーな形で点が入った。その差だった」と不運を強調。残り3試合でクライマックスシリーズ進出へのマジックは3と微妙な状況になった。

ページトップ