わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月8日

ロッテ“招き猫投法”の成瀬2世指名へ[スポニチ]

ロッテが30日のドラフトで横浜高・土屋健二投手(18)の上位指名を決めた。球団関係者は「投打ともセンス抜群。順調にいけば数年後には成瀬のようになれる」と高く評価。3巡目前後での指名を予定している。

土屋は1年夏からベンチ入り。同校の先輩で同じ左腕の成瀬を意識したフォームはテークバックが小さく、球の出どころが見えにくい特徴がある。1メートル79、76キロの体格、球速以上に切れのある直球に、変化球はスライダーとチェンジアップが武器という点もそっくりだ。春夏連続で甲子園に牽引した今夏は7年ぶりの4強にも進出した。

ロッテは早くから徹底マーク。1軍の先発ローテーション左腕が成瀬1人というチーム事情もあり、東京ガス・木村と並んで是が非でも欲しい存在だ。将来は成瀬とローテーション形成へ。巨人、中日など複数球団が上位候補にリストアップする中、ロッテが将来性豊かな“招き猫投法”左腕獲得に全力を注ぐ。

土屋健二(つちや・けんじ)
1990年(平2)10月4日、静岡県生まれの18歳。小1から野球を始め、富士シニア所属時の中3夏に全国大会ベスト16。横浜高では1年夏からベンチ入り。今年はエースとして春夏連続甲子園に出場。家族は両親と兄、妹。1メートル79、76キロ。左投げ左打ち。

◇唐川、室伏との異種合同トレを熱望

ロッテの唐川が、アテネ五輪ハンマー投げ金メダルの室伏広治との異種合同トレを熱望した。ロッテ浦和で大嶺とともに7日から練習を再開している右腕は、初登板から3戦3勝も、シーズン5勝止まりと失速した1年目を振り返り「プロでローテを守るのは想像以上にきつかった。オフに1年間しっかりやれる体力をつけたい」。成田高の先輩である室伏とは面識はないが「陸上競技は瞬発力とか野球に通ずるところが多い。考え方、トレーニング方法とか役立つ部分はある」として関係者を通じての合同トレ実現を熱望。金メダリストから多くを学び、パワーアップして2年目に臨みたい考えだ。

ページトップ

ロッテがヤクルト五十嵐獲りへ[報知]

ロッテが国内フリーエージェント(FA)権を取得しているヤクルト・五十嵐亮太投手(29)の獲得へ調査を進めていることが8日、分かった。

今季は4位で終了。YFK(薮田、藤田、小林雅)が抜けた救援陣の整備に手間取り、チーム防御率はリーグ最下位の4.14だった。川崎、荻野らが成長したが、43歳の小宮山、40歳の高木らに頼らざるを得ない台所事情は苦しい。「投手はいくらいてもいいし、FA選手は全て調査している」と球団幹部が補強ポイントを明かした。

右ひじの手術から復活した五十嵐は8日現在で43試合に登板、3勝2敗3セーブ。8月にFA権を取得した際は「オフにじっくり考える」と話し、移籍も視野に入れつつ判断を保留している。

五十嵐は千葉・敬愛学園高出身でもあり、話題性も十分。球団ではFA選手の引き留めにも力を注ぎつつ、水面下で動向を探っていく構えだ。

◇五十嵐「じっくり考える」

五十嵐はこの日午前、都内でヤクルトと1回目のFA残留交渉を行った。球団からは倉島今朝徳専務、大木勝年取締役が出席。条件提示では、複数年を用意したものとみられる。五十嵐は「思ったよりいいものでした。今後じっくり考えたい」としており、初めて取得したFA権を行使するかどうかも含め、時間をかけて考えるつもりだ。

ページトップ