わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月9日

ロッテが井口獲り…二塁固定できずV奪回へ白羽の矢[報知]

ロッテが戦力補強の目玉として、フィリーズの井口資仁内野手(33)の獲得に乗り出す。井口はフリーエージェント(FA)となる今オフ、日本球界復帰を視野に入れ移籍先を探す意向。瀬戸山隆三球団社長(55)は9日、「興味はある。日本に戻ってくるならば、当然調査の対象になる」と、前向きな姿勢を示した。

井口は今季、右鎖骨を痛めて9月にパドレスを戦力外になる憂き目にも遭った。しかし、05年にWソックスで世界一に輝いた好守と強打は健在だ。2年ぶりのBクラス(4位)に甘んじたロッテは、V奪回へ積極補強を行う構え。内野陣は終盤に故障者が相次ぎ、層の薄さを露呈。V逸の要因にもなった。二塁は根元らが台頭したが、完全には固定できていない状況。井口が加入すれば、強固なセンターラインが完成し、若い世代に格好の手本にもなる。

ネックは今季375万ドル(約3億7900万円)だった年俸だが、退団が決定的なズレータの年俸2億6200万円が浮くこともあり、近いラインまでの捻出も可能とみられる。井口がダイエー時代に球団代表だった瀬戸山社長は「彼は性格もいいしね」と、人間性も高評価。プロ12年で日米通算6度の優勝に導いた“V請負人”の動向を綿密に調査していく。

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王さんがコミッショナー特別顧問就任[報知]

コミッショナー特別顧問に就任したソフトバンクの王前監督が9日、福岡市内で報道陣の取材に応じ、選手にWBC出場を勧めるために、自ら“電話説得”する意欲を示した。

「電話するとか何とかという役目になれば、それはしますよ」選手選考は始まっていないが、今後、所属チーム優先などの理由で、出場辞退を考える選手が出てくるとも限らない。それらの選手を、自ら口説こうというのだ。

加藤コミッショナーは「イチローら何人かのメジャーリーガーが参加してくれることは大事」と話したが、彼らが今回も出場するかは未知数。だが、イチローから尊敬されるなど、人望の高い王前監督から声がかかれば、参加の意欲も高まるはず。「自分にできることはやりますよ」まずは敏腕スカウトとして、新生JAPANを支える。

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最強メンバー編成へ、王さん特別顧問就任[スポニチ]

WBCのコミッショナー特別顧問に就任した王氏は、最強メンバーを編成するために直接出馬も辞さない考えを示した。「日本の最強チームをつくり、いい形で優勝することが1番」。第1回大会は監督として初代王者に輝いたが、今度はGM的立場で尽力する覚悟だ。

そのためにも前回はイチロー(マリナーズ)と大塚(当時レンジャーズ)の2人だけだったメジャーリーガーの参加は欠かせない。王顧問は「電話するとか、そういう役目になればしますよ」と前向き。現時点で出場へ意欲を見せているのはレッドソックスの松坂だけ。今回もリーダー的な役割を期待されるイチローとは1日の清原引退試合の際に監督室で10分以上も話し込むなど、王顧問の“直電”があれば口説き落とすことは可能だ。

「第1回は各国とも手探り。今回はアメリカ、中南米も目の色を変えてくる。勝利をつかむのは容易ではない」。2度目の世界一へ、「世界の王」の力は必要不可欠だ。

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王さんノムさん、WBC監督問題まとめる![スポニチ]

来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督問題で、日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(67)は9日、王貞治・ソフトバンク前監督(68)がコミッショナー特別顧問に就任したと発表。また、15日に楽天・野村克也監督(73)、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏(61)らをメンバーとする「WBC体制検討会議」を開いて協議することを明らかにした。北京五輪惨敗を受け、王顧問を中心に日本の頭脳を結集する。

第1回大会優勝監督の「世界の王」をWBCに関するコミッショナー特別顧問として招いた加藤コミッショナー。「09年だけでなく13年、さらに続くWBC全体を含んでの位置づけ」と説明した上で“球界サミット”の開催を明らかにした。

楽天・野村、ヤクルト・高田両監督、北京五輪代表監督の星野仙一氏、そして選手、評論家として国際大会を経験してきた野村謙二郎氏(本紙評論家)。王顧問にこの4人を加えたメンバーで15日に「WBC体制検討会議」を開き、来年3月に迫った第2回WBCの監督問題を協議する。

加藤コミッショナー自ら「人選は私の判断。必要最小限のバランスは取れていると思う」というメンバー。「日本の有識者として最高の地位にある皆さんに集まっていただいて有意義な、かつ自由な議論を拝聴させていただきたい」と語った。

混迷しているWBCの監督問題。北京五輪で金メダル、あるいはそれに準ずる成績を残していれば、すんなり星野氏で決まっていたはずが、メダルなしの惨敗。星野氏の采配、五輪後の言動に対する批判が集中した。9月1日の実行委員会で人選を一任された同コミッショナーは、多くの有識者の意見を吸い上げてきたが「可及的速やかな」決定には至らなかった。

そこで考えたのが、王顧問を中心とする頂上会談。メンバーには星野氏のほか、WBC監督候補として最もファンから支持され、長年の監督経験に裏打ちされた野球理論を持つ野村監督も含まれた。日本球界の頭脳を結集し、誰もが納得する形で人選を進める。

「非公式な会議で決定機関ではない」としているが、この会議で方向性が決まるのは確実。加藤コミッショナーはメンバーの中から監督を選ぶ可能性について「会議と誰が監督になるかは直接結びつくものではないが、そのへんをめぐっての議論は歓迎する」と否定しなかった。

「今月中に決めないと色々支障が出る」というようにタイムリミットは迫っている。北京の惨敗を繰り返さないためにも、15日の会議は大きな役割を担うことになる。

◇ノムさん強い関心

シーズンを終えた野村監督は都内の自宅で静養中だが、WBC監督問題には以前から関心は強い。北京五輪で星野ジャパンが惜敗した際は「星野にリベンジさせてやったらいい」と擁護するとともに、自らが入閣してのサポートを提案。その後「監督は王しかいない」とも話した。7日のソフトバンク戦の試合前には王氏とベンチで談笑し、コミッショナーへの協力は惜しまない考えを示していた。

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球界有識者でWBC監督人選サミット[デイリー]

第2回WBCの監督人選を一任されている加藤良三コミッショナー(67)は9日、東京都内で会見し、15日に「WBC体制検討会議」を開き、監督の人選などを協議することを明らかにした。委員会のメンバーは同日付でWBCに関するコミッショナー特別顧問に就任した王貞治前ソフトバンク監督(68)に加え、楽天・野村克也監督(73)、ヤクルト・高田繁監督(63)、北京五輪日本代表監督を務めた阪神・星野仙一SD(61)、元広島の解説者・野村謙二郎氏(42)。難航するWBC監督の人選は大詰めを迎える。

難航するWBC監督問題。人選を一任されている加藤コミッショナーが選択したのは、球界の有識者から意見を聞き、道筋を付けることだった。

15日に開かれる「WBC体制検討会議」のメンバーは、コミッショナー特別顧問に就任した王前監督に加え、現役最年長監督の楽天・野村監督、GM経験もあるヤクルト・高田監督、北京五輪で指揮を執った星野SD、そして現役時代に国際大会の経験があり、年齢的に現役選手に近い野村氏。加藤コミッショナーは「人選は私の判断によるもの。最高のチームになるために集まっていただく。自由な意見を聞かせていただきたい」と話した。

現在、監督の人選は暗礁に乗り上げている。北京五輪でメダルなしに終わった星野氏には世論の反発が強く、星野氏自身も「球界の総意でない形のままなら受けられない」と話している。また第1回WBCで日本を優勝に導いた王前監督は、健康上の理由でソフトバンクの監督を退任。加藤コミッショナーは「(WBCで)ユニホーム(を着る)というのは難しいんじゃないでしょうか」と話している。特別顧問就任を要請したのも、王前監督への配慮だった。

一方で時間的な余裕はない。第1回WBCではこの時期にはすでに監督が決まっていた。加藤コミッショナーは「出遅れている面もある」とし、10月中に決定したい考えを示した。会議は決定機関ではないが、球界の大物が集まった会議だけに、一定の方向性が出ることは十分に考えられる。

星野SDら会議のメンバーも、監督候補から外れた訳ではない。加藤コミッショナーは「今現在は白紙」と強調した。球界の有識者がどんな方向性を出すのか。WBC監督問題は大きく動き出した。

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王特別顧問、WBC「最強チーム作る」[デイリー]

7日に監督としての最終戦を戦ったソフトバンクの王最高顧問に、また1つ“肩書”が加わった。WBC特別顧問。連覇へ向けて世界最強軍団結成へ、イチローらメジャー選手招集の調整役など、積極的に協力していく考えだ。

具体的な動き方が決まるのは、加藤コミッショナーらとの15日の会議を終えてから。それでも第1回大会では監督として、イチローら大物選手を代表入りさせて優勝させた経緯もある。この日福岡市内で取材に応じた王最高顧問は「電話するとか、何かをする役目になればします」と力強く言った。

日本野球界の力を世界へ知らしめたい思いが強い。「とにかく日本の最強チームを作っていい形で優勝するのが1番。(15日に)皆で知恵を出し合おうということ」。引き続き監督の人選についても加藤コミッショナーへ助言。楽天・野村監督、星野氏らとスクラムを組み日本を支えていく。

球団から日本代表へ全面協力することの了解は得た。「今回はアメリカや中南米をはじめ各国とも目の色を変えてくることでしょう」。監督を退任した王最高顧問だが、早くも勝負師の目つきに戻っていた。

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15日にWBC体制検討会議…王、野村、星野氏ら出席[夕刊フジ]

プロ野球の加藤良三コミッショナーは9日、来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督問題について、15日に「WBC体制検討会議(仮称)」を開いて協議することを明らかにした。

会議のメンバーは、9日付でコミッショナー特別顧問に就任した王貞治氏のほか、楽天の野村克也監督、ヤクルトの高田繁監督、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏、元広島の野村謙二郎氏。加藤コミッショナーは「非公式会議で決定機関ではない。有意義な議論を拝聴したい」とした上で、代表監督を10月中に決定したい意向を示した。

会議への出席が決まった王特別顧問は、米大リーガーの日本代表入りに向けて「(イチローらに勧誘の)電話をする、という役目になればやりますよ」と話した。星野氏は「五輪とはまた違うものだが、国際大会の難しさなど実際に経験したこともあるから、勝つためにどうしたらいいのかを話し合う」とのコメントを出した。

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