わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月26日

ボビー、ブルワーズ監督就任打診を否定[ニッカン]

ロッテ・バレンタイン監督は26日、ブルワーズの監督候補4番手に浮上していることについて、否定した。メルビンGMが同監督と接触したと、現地の新聞で報じられたが、「人事を任されている人達は、長年の友人でよく連絡を取り合っている。オファーが来て断ったという事実はない。チームの状況は自分の将来にそぐう話ではない」と話した。来季もロッテ続投の方針は変わらないようだ。

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ロッテ里崎WBC辞退へ、右ひじ治療集中[ニッカン]

ロッテの里崎智也捕手(32)が来年3月のWBCを辞退する意向であることが26日、明らかになった。長引いている右ひじ痛の治療に加え、チームのV奪回に力を集中させたいためとみられる。すでにバレンタイン監督に辞退の意向を伝えている。監督問題で揺れるWBC日本代表だが、選手選考でも「要不在」という不安材料が襲いかかった。

里崎は06年のWBC第1回大会では優勝の原動力となり、イチロー、松坂と並び日本人3人しか選出されなかったベストナインを獲得した。今夏の北京五輪にも出場し日本代表捕手として実績を築いてきた。だが、今季は右ひじ痛の影響もあり92試合の出場にとどまり打率2割6分1厘、打点45。チームも4位に終わった。

球団関係者によると、辞退の理由について「まずはひじの治療に取り組み、来季はチームの要として優勝に貢献したい気持ちが強いようだ」と話した。WBCで使用する縫い目の高いメジャー球は、ひじへの負担が大きい。周囲からはケガの状態を悪化させないためにも辞退すべきとの声も聞かれていた。

里崎はかねて、WBCについて「世界一という最高の名誉を懸けた舞台」と意欲を見せていた。しかし今季は開幕2戦目で右ひじ痛を訴え、先発マスクから外れた。5月に復帰した後は攻守にチームを引っ張ったが、北京五輪で1ヶ月間チームを離脱。9月には背筋痛で再び試合出場が減り、キャプテンを任されながらチームに貢献できなかったとの思いが強い。

18日から始まった秋季練習中にバレンタイン監督と話し合った際、WBCにも触れ辞退する意向を伝えた。

◇24日右ひじ手術の早川、リハビリを開始

早川が千葉マリンで練習を再開した。24日に船橋市内の病院で右ひじ関節遊離軟骨除去手術を行い、この日、早速リハビリを開始した。早川は「夏以降気になっていたので、1週間前に手術を決めた。これからはかばうことなく練習できるので、来季はレギュラーに定着できるように頑張りたい」と話した。12月上旬からキャッチボールを再開する予定だ。

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FA取得小野、清水が悩める心境語る[ニッカン]

今年FA資格を取得し、球団と第1回交渉を終えたロッテ清水直行投手(32)と小野晋吾投手(33)が26日、あらためて悩める心境を語った。若干のダウン提示を受けた小野は「今年の結果では金額は下がって当然だと思っている。15年間お世話になっているロッテに残りたい気持ちはある。次回交渉では起用法を含めて自分をどのように見ているのかしっかり聞きたい」と話した。

2年契約で総額5億円(推定)の提示に折り合わなかったとみられる清水は「お金だけじゃなく、環境や将来のこととか、僕なりにこだわりがある。色々なパターンがあるからじっくり考えたい」と話すにとどまった。近日中にも第2回交渉が行われる。

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真弓阪神に補強資金30億円用意[ニッカン]

27日に阪神の監督就任会見に臨む真弓明信氏(55)に、球団がビッグな「祝儀」を用意していることが26日、分かった。

歴史的なV逸からの逆襲が来季のテーマとなるが、戦力の整備は必須の条件。球団首脳は「今年のオフはたっぷりと資金を準備しておかないといけない」と不敵に笑い、総額30億円の資金を用意する。FA宣言した場合、横浜三浦&ロッテ清水のW獲得を目指し、両者に3年8億円の条件提示を基本線に交渉に乗り出す構えだ。矢野、野口と高齢化が進む捕手の強化も課題。ロッテ橋本に破格の3年5億円を上限とする案がある。

新外国人では、現役メジャーリーガーのホセ・バティスタ内野手(28=ブルージェイズ)を最有力候補に挙げているが、今季の年俸は180万ドル(約1億7100万円)と決して安くはない。それでも右の大砲加入は長年の課題。2年5億円がベースとなる模様だ。バティスタの入団が決定しても、さらに追加の野手獲得を検討する可能性もある。

坂井オーナーは「既存戦力の底上げもにらむが、初めから(補強費に)制限がある話ではない」と大号令をかけており、30億円のバックアップで真弓阪神が力強く発進する。

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ロッテ若手2投手が清水の残留熱望[デイリー]

ロッテ・大嶺祐太投手(20)と唐川侑己投手(19)が26日、国内FA権を取得して去就が注目される清水直行投手(32)の残留を熱望した。

今季、1軍で活躍した2人は折に触れて清水から助言を受けてきた。だが、23日の清水と球団の初交渉が不調に終わり不安を隠せない。大嶺が「目標にしてきた人だし、まだ教えてもらいたいことがたくさんある。ずっと一緒にやりたい」と話せば、唐川も「もし移籍となれば寂しい」と心境を口にした。ただ、交渉直後は「誠意が感じられず、つらかった」と話した清水も、この日は「お互い立場がある。球団とゆっくり話し合っていきたい」と態度を軟化させた。次回交渉日程は未定だが、次代のエース候補達が行方に注目している。

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清水と小野に若手「残って」…ロッテ[報知]

ロッテは26日、フリーエージェント(FA)権を持つ清水、小野に若手から残留を希望する声が続出した。2年目の大嶺が「ずっと一緒にやっていきたい」と言い、ルーキー・唐川も「いなくなるとさみしい」と両先輩右腕にラブコール。23日の球団との交渉が不調に終わった2投手だが、時間が経ち「不信感はない。ゆっくり話し合いたい」と清水は軟化。小野も「残りたい気持ちはある」とコメント。後輩たちの思いは通じるだろうか。

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ロッテ、巨人熱望の長野強行指名も[スポニチ]

ロッテが30日に行われるドラフトで“巨人以外なら残留”を表明しているホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(23)を強行指名する可能性が26日、出てきた。即戦力野手の補強が急務のチーム事情から、社会人No.1野手に白羽の矢を立てた。

今季4位でCS進出を逃したロッテが長野獲りに動く。巨人と「相思相愛」と承知しながら、球団関係者は「打撃力もそうだが、足も肩もアマ球界No.1」と高く評価している。今季は大松ら左の若手野手が台頭。唐川や大嶺ら投手陣も力をつけた。ただ右の野手はサブローがFA権を行使しメジャー挑戦も視野に入れているだけに、補強が急務となっている。バレンタイン監督も興味を示している模様だ。

長野は日大4年時に東都大学リーグで2季連続首位打者を獲得。日米大学選手権では、レイズの新星・プライスから右中間席へ弾丸ライナーを放った。大学卒業時に日本ハムから4巡目指名を受けたが拒否し、ホンダへ入社。今夏都市対抗では4番を務め、4年ぶりの4強進出に貢献した。

この日、長野は川越市の同社グラウンドで練習を行うと、ドラフトを前に「当日を待つしかない」と話すにとどまった。熱望する巨人は、高校通算65発を誇る東海大相模・大田泰示内野手(18)がプロ志望届を提出したことで、1巡目指名を検討している段階。ロッテが1巡目指名した場合は単独で交渉権を獲得する可能性もある。「上位指名の絞り込みは終わった。あとは他球団の出方次第」と球団関係者。ロッテのドラフト戦略はバレンタイン監督が最終決定するが、当日まで混迷しそうだ。

長野久義(ちょうの・ひさよし)
1984年(昭59)12月6日、福岡県生まれの23歳。筑陽学園を経て日大ではベストナインを2度獲得。06年日米大学、世界大学選手権出場。同年アジア大会日本代表にも選出され、銀メダルを獲得。07年ホンダに入社し、社会人ベストナイン受賞。今夏は都市対抗4強進出。家族は両親と妹。1メートル78、80キロ、右投げ右打ち。

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監督選考が先!ノムさん、選手選考回答拒否[スポニチ]

来年3月に行われる第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督選考などを話し合う第2回体制検討会議は27日、都内で開かれる。同会議のメンバーである楽天・野村克也監督(73)は、12球団監督に依頼された「28選手選考アンケート」の提出を“拒否”し、監督選考が先との意見を主張。加藤コミッショナーは今月中の監督決定を目指しているが、会議が紛糾するのは必至とみられる。

最強ジャパン結成へ野村監督の意志は固かった。会議に備えての東京入りを前に秋季練習中のKスタ宮城で、き然と言い切った。「米田(球団代表)に出せって言われたけど“出さんでええ”って言っといた。そんなの監督が決めるもん。ナンセンスや」。協力しないという訳ではない。「監督を決めるのが先やろ」というのが理由だ。

当初は27日の第2回会議で代表監督が一本化され、12球団監督のアンケートを参考に選手選考に移る段取りだった。だが、監督就任が有力視されていた北京五輪日本代表監督の星野氏が固辞したことで、選考作業は完全に白紙。アンケート自体も中日・落合、ロッテ・バレンタイン両監督が白紙で回答するなど足並みはそろっておらず、第2回会議は振り出しに戻って議論を始めることになる。

監督選考については日本一監督の就任案も含め、現役監督も候補に加わることになるが、賛否両論が噴出している状況。加藤コミッショナーはあくまでも今月中の決定を目指すが、野村監督は「長引くやろ」と長期化を予測した。解決の糸口は見えず、来月にずれ込む可能性が高まった。

◇深夜のTVで“ソノ気”

野村監督が深夜のTBS「Jスポ」に生出演し、代表監督就任に前向きともとれる発言を行った。監督の打診があった場合について「不安なのは(自分に)国際大会の経験が1度もないこと」としながらも「イチローをはじめ私についてきてくれるというのであればね。そういう選手の信頼が1番大事。そこが1番心配だが、クリアされるならやってもいいですよ」と語った。さらに「今回はアジアを勝ち抜くのも大変。五輪とは比べものにならない責任感が監督にある」と話した。

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WBC監督先送りか…第2回体制検討会議[報知]

来年3月の「第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の代表監督選考などを話し合う第2回WBC体制検討会議が27日、都内で行われる。出席するのは、加藤コミッショナー、王貞治特別顧問、楽天・野村、ヤクルト・高田両監督、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏、元広島・野村謙二郎氏の6人。混迷する監督問題決着に向けて詰めの協議が行われる。

15日の第1回会議では、現役監督を外す認識で一致、星野氏が最有力候補に挙がった。その後、星野氏が就任を要請されても固持する決意を表明。選考は白紙に戻っている。

高田監督が日本シリーズ優勝監督が就任するプランを提案。王特別顧問は「1番クレームがつかないのは日本一監督だろうが、アジアシリーズも戦い、来春も、となれば大変なこと」と指摘している。短期決戦に強いといわれる落合監督率いる中日に勝ち、日本シリーズ進出を決めた巨人・原監督の名前も新たな候補として挙がりそうだ。球界を代表する有識者の意見をもとに、加藤コミッショナーがどういう決断を下すか注目される。

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