わたしはかもめ2008年鴎の便り(10月)

便

10月30日

ドラフト会議

順位名前位置所属
1巡目木村雄太東京ガス
2巡目長野久義ホンダ
3巡目上野大樹東洋大
4巡目坪井俊樹筑波大
5巡目山本徹矢神戸国際大付高
6巡目香月良仁熊本ゴールデンラークス
バレンタイン監督
「完璧なドラフトだった。どの選手も質が高く、いい選手を獲得できた。編成担当が他球団の情報を完璧に把握してくれたので最高の展開になった。」
ロッテ1位・木村雄太投手(東京ガス)
「若い選手が主力として頑張っており魅力的なチーム。まだ体の線が細いので、そういう部分を鍛えていきたい。」
ロッテ2位・長野久義外野手(ホンダ)
「気持ちはまだ半々ですね。頭が整理できていない。(日大時代の)2年前よりは今の方がプロでやれるんじゃないかと思っている。」
木村雄太
投手、23歳、東京ガス
85-05-21生まれ、秋田県出身
190センチ、85キロ、左投左打、B型
秋田経法大付属高校−東京ガス
1年間の対外試合禁止処分から都市対抗で復活。190センチの左腕から繰り出される球は角度があり速球以上に速く感じる。
6秒1、100メートル
父、姉、兄、妹、弟
長野久義
外野手、23歳、ホンダ
84-12-06生まれ、佐賀県出身
178センチ、80キロ、右投右打、O型
筑陽学園高校−日本大学−Honda
走好守そろった、アマ球界屈指の右の強打者。社会人1年目から年間ベストナインを受賞するなど、即戦力レベル。
5秒8、110メートル
父、母、妹
上野大樹
投手、22歳、東洋大
86-10-13生まれ、東京都出身
181センチ、78キロ、右投右打、B型
帝京高校−東洋大学
今春の全日本大学選手権で大きく成長し大車輪の活躍、優勝に貢献した。催促149キロの直球で三進を奪えるタイプ。
6秒2、100メートル
父、母、兄
坪井俊樹
投手、22歳、筑波大
86-07-07生まれ、兵庫県出身
196センチ、70キロ、左投左打、A型
社高校−筑波大学
主と大学リーグ通算34勝を誇る左腕。伸びのある直球と緩急をつけたカーブ、チェンジアップで打者のタイミングを外す。
6秒6、110メートル
父、母、姉、妹
山本徹矢
投手、18歳、神戸国際大付
90-06-06生まれ、兵庫県出身
180センチ、80キロ、右投右打、A型
初速と終速の差が小さく空振りの取れる直球が魅力。躍動感あるフォームでボールの伸びは高校生トップクラス。
6秒2、100メートル
父、母、姉、祖父、祖母
香月良仁
投手、24歳、熊本ゴールデンラークス
84-01-22生まれ、福岡県出身
180センチ、79キロ、右投右打、A型
柳川高校−第一経済大学−熊本ゴールデンラークス
オリックス香月良太投手の実弟。07年九州ベストナイン、直球のキレと制球力で勝負。縦のカーブとチェンジアップも自信あり。
6秒5、120メートル
母、兄

◇育成ドラフト

順位名前位置所属
1巡目木本幸広日高中津高
2巡目鈴江彬北信越BC・信濃
3巡目角晃多東海大相模高
4巡目生山裕人四国九州IL・香川
5巡目西野勇士新湊高
6巡目岡田幸文全足利クラブ
7巡目吉田真史太田工高
8巡目田中崇博八日市南高
木本幸広
投手、18歳、日高高中津分校
90-07-31生まれ、和歌山県出身
181センチ、66キロ、右投左打、A型
鈴江彬
投手、21歳、信濃グランセローズ
86-12-25生まれ
180センチ、96キロ、右投右打、O型
横浜隼人高−台湾・興農ブルス−横浜ベイブルース−BCリーグ・信濃グランセローズ
角晃多
内野手、東海大相模高校
91-01-13生まれ、神奈川県出身
168センチ、74キロ、右投左打、A型
生山裕人
内野手、23歳、香川オリーブガイナーズ
85-05-10生まれ
183センチ、78キロ、右投左打、O型
天王寺高校−近大−八尾ベースボールクラブ−四国九州IL・香川オリーブガイナーズ
西野勇士
投手、17歳、新湊高校
91-03-06生まれ、富山県出身
182センチ、77キロ、右投右打、A型
岡田幸文
外野手、24歳、全足利クラブ
84-07-06生まれ、栃木県出身
177センチ、70キロ、左投左打、O型
作新学院高−全足利クラブ
吉田真史
内野手、18歳、太田工高校
90-04-08生まれ、群馬県出身
180センチ、77キロ、右投両打、B型
田中崇博
投手、18歳、八日市南高校
90-09-7生まれ、滋賀県出身
185センチ、84キロ、右投右打、A型

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ロッテ2位強行指名、長野の口説きにボビー“笑算”[夕刊フジ]

◇挨拶に出向く誠意みせ

ボビー流の誠意?!30日に行われたドラフト会議でロッテはホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(23)を2位指名。長野は「巨人以外なら残留」を表明していただけに今後の交渉は難航必至だが、それなりの勝算があるようで…。

バレンタイン監督
「(報道陣の)皆さんはどう思っているか知らないが(長野が)1巡目が終わったときに残っていることに驚いたよ。」

2巡目指名が終わった際の、バレンタイン監督(58)のコメントだ。長野の行く先が焦点の1つとなっていた今ドラフト。1巡目で長野がラブコールを送っていた巨人は東海大相模・大田を指名し、当たりクジもゲット。入団拒否のリスクから他球団が回避する中、ロッテが2巡目で強行指名を果たした格好だ。

その長野は「巨人以外ならホンダ残留」を表明していた上に、指名直後の会見では「頭が整理できていない。(プロ入りかは)半々です。指名の挨拶は受けます。色々な人に相談して考えてみたい」と複雑な表情。劣勢は必至な状況だ。

だが指揮官は「彼は(12月に)24歳という年齢。ここまでの間に巨人が指名するチャンスはあったはず。今回も1巡目で指名できたはずだ。これはドラフト会議で球団が選手を指名する形。選手が選択して決めることじゃない」とバッサリ。6巡目で指名を終えると、球団が用意したハイヤーで埼玉・狭山にあるホンダ合宿所へ向かい、長野に指名挨拶も“強行”した。

バレンタイン監督が指名直後に挨拶に出向くのは異例なこと。交渉の難航が予想されるが、だが勝算があってのことだ。

「巨人という情報もあったが、スカウトからは必ずしもそうでないと聞いていた」(瀬戸山球団社長)。実は今回のドラフト会議が迫るに連れて、本来はプロ入り志望の長野と巨人入団を薦める周辺との温度差が広がり、長野本人は「巨人以外でも…」と傾いていたという。それでも「指名するなら1位で行かないと厳しい。長野と周辺のメンツを立てることも誠意の1つ」(某球団スカウト)。

そんな状況での2位指名だっただけに、今回の“強行挨拶”の意味がある。狭山に急行したバレンタイン監督と同時に、瀬戸山球団社長が1位指名の東京ガス・木村の下へ。球団のトップ2が分かれての挨拶となったが、2位指名の選手に監督が出向くというパフォーマンスで、ともに「1位と同じ評価」であることをアピールする作戦に出たワケだ。

挨拶では「1巡目で取らなかったのは申し訳なかったが、確実に1位の力はある」と強調した指揮官。早くもボビースマイルで太陽作戦に出たが、見事その心をとろけさせることができるか、お手並み拝見だ。

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東京ガス木村「ホッとしてます」[ニッカン]

東京ガスの大型左腕・木村雄太投手(23=秋田経法大付)が本音をもらしたのはロッテの1位指名から約5時間後だった。夜7時すぎ、東京・大森の野球部クラブハウスにロッテ瀬戸山球団社長の訪問を受けたときだ。握手を交わすやこの日初めて笑顔を見せ、席につくと「ホッとしてます」と口を開いた。

06年に横浜から3巡目指名を受けた際、ロッテを希望して拒否した。その後、西武からの裏金問題が発覚して1年間の対外試合禁止処分を受けた。処分がとけて約半年後の1位指名。指名直後の記者会見では「チームに迷惑をかけたし(希望を)いえる立場ではなかった。この場にいられることを感謝しています」と話し、硬い表情が崩れることはなかった。

すでに会社側と話し合い木村の意思を尊重するという確認がされている。障害は何もない。ただ、入団すれば裏金問題の相手西武戦も待っている。「もう終わったことなんで、勝ちたいという気持ちだけ持ってやっていきたい」。控えめな発言に終始した木村が、最後は力強く言い切った。

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G熱望長野がボビーと対面拒否[ニッカン]

ロッテがドラフト2位指名で、巨人を熱望していたホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(23=日大)を強行指名した。2年前の高校生ドラフトでもソフトバンクを熱望していた大嶺を指名して獲得にこぎつけた経緯がある。この日はドラフト会議終了と同時に都内の会場を飛び出し、長野の待つ埼玉県狭山市内のホンダ合宿所を訪れる誠意を見せたが、長野との対面はかなわなかった。2年ぶりボビーマジックで逆転獲得なるか。

バレンタイン監督と長野の初対面はかなわなかった。午後7時25分。都内のドラフト会場から約1時半かけて到着した狭山市内のホンダ合宿所に、長野の姿はなかった。ドラフト当日に監督みずから挨拶に出向くのは、04年に再来日後初めて。最大級の誠意を示し、対応したホンダ・安藤監督に約10分間、熱い思いを伝えた。

バレンタイン監督は「いかに我々が長野選手を大切に思っているか示したかった。『会いたい』と言ってくださればいつでも会いに来ます。長野選手が都内に来ることがあれば夕食をともにしたい」と押しの一手だった。

予想外の展開から強行指名が実現した。当初、ロッテ編成担当のシミュレーションでは、長野が1位もしくは外れ1位で指名されると踏んでいた。だが、強行しても断られることを危惧した球団が次々と指名を見送り、ロッテ2位指名の6番目まで残る展開となった。嬉しい誤算に思わず笑みがこぼれたバレンタイン監督。2位で躊躇なく指名し、見事に交渉権を獲得した。「こんな運びになるとは思わなかった。最高の結果」と大喜びだった。

長野が巨人以外は残留をほのめかしていることについて、バレンタイン監督は「ドラフトというのは球団が選手を指名するもの。選手が球団を決めるものではない」と語気を強めた。ルールにのっとって交渉権を獲得したことを強調した。そして「彼はパワーがありながら広角に打てる打撃、強肩、優れた走塁もある素晴らしい選手。うちは若い選手を育て、ケアできる球団だ」とアピールした。

だが今後、すぐに入団とはならない現状だ。瀬戸山球団社長は「これから誠意を持って話をしないといけない。巨人希望という情報は聞いているが、担当スカウトによると必ずしもそうでもないということも聞き、思い切って指名させてもらった」と話した。2年前の大嶺を獲得した“実績”があるだけに、粘り強い交渉で獲得にこぎつけるつもりだ。

◇大田1位指名「分かっていた。特に何もない」

ホンダ・長野はバレンタイン監督の電撃訪問に姿を見せることはなかった。応対した安藤強監督(44)は「まだ心の生理がついていない状況なので。私の方が代わりに話をさせていただいた」と説明した。

強行指名に戸惑いを隠せなった。ロッテの印象を聞かれ「まぁ、あのー…」と、言葉に詰まらせた。「小さいときからジャイアンツが好きで憧れていた。ちょっと頭が整理できていないです」と、遠くを見つめた。

3年越しの思いは、またも届かなかった。意中の球団である巨人は大田(十日偉大相模)を1位指名。「分かっていたことなんで、特に何もないです。巨人との縁?見ての通りです」と、無関心を装ったが複雑な思いが胸を駆け巡った。安藤監督は「10月15日以降、笑顔が消えていった。巨人のスカウトの方には、本人の気持ちだけは分かってください、とお伝えしたんですが…」と、表情を曇らせた。

この日は見送ったが、交渉の場には臨む意向だ。「(残留するかロッテ入りするかは)半々ですね。2年前はああいう感じになったけど、社会人に入って2年間勉強した。(指名挨拶は)受けます」。自らの意思を伝え、悔いのない答えを出す。

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ロッテ3位上野いつかは兄と…[ニッカン]

ロッテ3位の東洋大・上野大樹投手(22)は「最高に嬉しい」と声を弾ませた。亜大との優勝争いに完投勝ちした後、神宮球場でテレビを見守り指名を知った。「自分の名前を見つけ、頭が真っ白になった。バレンタイン監督なので、英会話を覚えないといけない。目標の投手は清水さん」。兄の巨人上野貴久投手については「1軍争いして、いつかは投げ合いたい」と話した。

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ロッテ4位坪井、国立大の星だ[ニッカン]

ロッテ4位指名の坪井俊樹投手(22=筑波大)は、阪神への思いをすぐに断ち切った。兵庫県出身の左腕は幼少時代から大の虎ファン。指名直後は複雑な表情ものぞかせたが「残念は残念ですけど、どこのチームに行ってもやることは変わらない。ロッテは明るくて、選手が伸び伸びとプレーしている印象がある。目標?まずは1勝です」と目を輝かせた。

チェンジアップを武器に、首都大学リーグ史上4位の34勝をマークした。川村監督が「うちの大学では後にも先にもこれだけの投手は出ない」と断言する逸材にも、課題はある。186センチの長身ながら体重が70キロしかない坪井は「このザマなんで(笑い)。体力をつけるため、あと5キロは体重を増やしたい。今夜?野球部の仲間と焼き肉を食べに行きます」と、さっそく課題克服に取りかかった。

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ロッテ6位香月店員からプロへ[ニッカン]

ロッテから6位指名を受けた熊本ゴールデンラークス・香月良仁投手(24)は練習中に、指名の連絡を受けた。06年に発足した地元スーパー「鮮ど市場」のチームからプロ指名1号。この日も朝7時から正午まで精肉売り場にいた。指名後、兄良太(オリックス投手)に電話で報告。「お互い、この後が厳しいのは分かっているから、ただ『おめでとう』と。兄と対戦するのも夢だったので、1歩近づけた」と話した。

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角ジュニア、ロッテ育成枠[ニッカン]

元巨人角盈男投手の次男、東海大相模・角晃多内野手(3年)がロッテから育成枠で指名された。3時のドラフト開始から自宅でテレビにかじりつくようにして待っていた。指名されるのだろうか?という不安が消え、気がつくと涙を流していた。「日々全力」という父からもらった言葉が座右の銘。「好きな野球を全力でやってる姿を見せるのが、1番の親孝行だと思う」と笑みを見せた。

盈男氏からは「僕が現役時代に対戦していて1番嫌だった(元ヤクルト)若松さんみたいな左打者になって欲しい」と夢を託された。身長は168センチと小柄だが、負けん気の強さとバットコントロールの良さが武器。さすがに若松氏のプレーを見たことはなく「(ヤクルト)青木さんのような選手になりたい。ポジションは違うけど」と目標にした。

父親のユニホーム姿はテレビの映像で見たことしかない。それもブライアントに東京ドームのスピーカー直撃弾を打たれた場面。「それぐらいしかテレビでやってくれないんで」と苦笑いする。巨人の名ストッパーだった父とは違う野手としての道。「どんな形であれ、スタートラインは一緒だから」という父の言葉に従い、育成からはい上がってみせる。

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木村、相思相愛ロッテ1位指名に「感謝」[スポニチ]

東京ガスの木村は、決して笑顔を見せなかった。相思相愛のロッテからの単独1位指名。それでも紆余曲折した経緯から「(意中の球団とか)言える立場ではない。チームや周りの方にご迷惑をかけた。今こうしてこの場にいられて感謝しています」と喜びを押し殺すように語った。

一昨年ドラフトは意中でなかった横浜から指名されて残留。その後、西武からの裏金問題が発覚して昨年は1年間の謹慎と対外試合出場停止処分を受けた。だが、野球を辞めたいとは1度も思わなかった。「大好きな野球。ここで投げ出す訳にはいかなかった」。座右の銘は「我慢」になった。処分が明けた今夏都市対抗はJR東日本の補強選手として活躍。2年ぶりにドラフト対象選手となり社会人5年目でプロにたどり着いた。

1メートル90から投げ下ろす最速149キロの速球が武器。アマでの汚名返上に向け「プレーで返すしかない」と話し、同じ左腕で同い年の成瀬に対して「負けないように頑張りたい」と意気込んだ。ドラフト終了後、瀬戸山球団社長らが指名挨拶。木村はようやく我慢していた笑顔を見せた。同社長に「ホッとしました」と漏らした“和製ランディ・ジョンソン”が晴れてプロの世界で輝きを放つ。

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角Jrはロッテに!4組の“父子鷹”誕生[スポニチ]

父の背を追ってプロに飛び込む。ロッテの育成ドラフト3位・角は「(夢を)実現できると信じて待っていた。どういう形であれ指名されて嬉しい」と声を弾ませた。元巨人投手として活躍した盈男氏の次男。10月の入団テストで最終選考に残っていたが、横浜市内の自宅でテレビを見て、指名を受けると大粒の涙。そのまま父の運転する車で学校に駆けつけた。

兄の一晃(21)はエンゼルスのルーキーリーグでプレーする野球一家。父から「日々全力」という言葉をもらい、常に実行してきた。「現役時代は覚えていない。(元近鉄の)ブライアントに東京ドームのスピーカーに当たる本塁打を打たれた映像は何度も見てます」。1メートル68と小柄ながら高校通算36本塁打。「バットコントロールをアピールしたい。好きな選手はヤクルトの青木さん」。盈男氏は「オレが現役時代に1番苦手だった若松さんのような、いやらしい打者になって欲しい」とエールを送った。

◇笠原、プロで勝って「父に恩返ししたい」

巨人から5位指名された福岡工大城東・笠原の父・栄一さん(42)は84年にロッテから1位指名され、その後ダイエーなどで投手として12年間プレーした。将生は父譲りの1メートル90の長身から投げ下ろすストレートが武器だが「目標は日本ハムのダルビッシュさん。長身を生かしたピッチングをしたい。プロで1勝して父に恩返ししたい」と話して、未勝利に終わった父の分まで活躍を誓った。

◇4組の“父子鷹”が誕生

今ドラフトでは一気に4組の“父子鷹”が誕生した。1度のドラフトで2組以上の父子鷹が誕生したのは史上初の珍事だ。ロッテの育成ドラフト3位に指名された東海大相模・角は、元巨人などで活躍した盈男氏(52)の次男。また、今回は2組の兄弟プロ選手も誕生した。

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ボビー速攻挨拶!長野“前向き”[スポニチ]

ロッテが1位で東京ガス・木村雄太投手(23)、2位でホンダ・長野久義外野手(23)を指名した。一昨年ドラフトでは木村が横浜の指名、長野は日本ハムからの指名に入団拒否の姿勢を貫いている。相思相愛の巨人以外からの指名なら再び残留としていた長野は、前日になって態度を軟化。ボビー・バレンタイン監督(58)の指名挨拶こそ同席しなかったが、入団には前向きだ。

熱望していた巨人は1位指名で重複していた東海大相模・大田を引き当てた。外れ1位の指名は濃厚だった長野にとって“わずかな可能性”も消えた。それでもロッテから受けた2位指名。社会人No.1スラッガーは複雑な表情を見せながらも、記者会見では「ロッテはファンの応援が熱いチームという印象。指名していただいたことは光栄。感謝しています」と前向きな姿勢を示した。

午後7時半には埼玉・狭山市の野球部合宿所までバレンタイン監督が駆けつけた。長野は気持ちの整理がつかないことを理由に同席せず、同社の安藤監督が対応した。それでも周囲には「指名してくれた球団で前向きに考えたい」として“巨人以外でもプロ入り”の気持ちにブレはない。敢然と指名したバレンタイン監督は「彼ほどの選手なら1位で当然重複すると思った。でも2位で指名するチャンスがあるのにいかないのは銃で頭を撃ち抜きたくなるような思いになると思って指名した」と説明。会うことができなかった長野には「気持ちは分かる」と理解を示した上で「この機会を逃すことはない」とメッセージを送った。

入団を拒否した日本ハムからの指名は4巡目だった。今回は2位と上位指名だったことも自信になった。近日中にも挨拶を受ける予定で、長野がいよいよプロ入りの扉を叩く。

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ロッテ1位・木村、裏金問題乗り越えた![サンスポ]

ロッテは西武から金銭を受け取っていたことが発覚して対外試合禁止処分を受けた木村雄太投手(東京ガス)を1位で、巨人入団を希望して一昨年に日本ハムからの指名を拒否した長野(ちょうの)久義外野手(ホンダ)を2位で、それぞれ指名した。ともに1度は自らプロの道を閉ざした2人。今回は悲喜こもごもの結果になった。

インターネットを通じてロッテからの指名を確認後、木村は会見場に姿を見せた。約15分の会見中、最後まで硬い表情のまま。胸中には、これまでの出来事や思いが交錯していた。

木村
「この席に座れていることに感謝しています。野球をやめたいとは思いませんでした。投げ出したら今までやったことが無駄になりますから。」

まず感謝の言葉を口にしてから過去について触れた。06年のドラフトでは、ロッテを希望しながら横浜から3巡目指名されて入団拒否。07年3月には西武からの金銭供与が発覚し、1年間の対外試合出場禁止処分を受けた。身から出たサビとはいえ、人生を考えればあまりにも回り道をした。

迷惑や心配をかけた多くの人の気持ちを考えると、再びプロへの道が開かれても笑えなかった。同一リーグで敵となる西武について問われると「もう終わったこと。勝ちたいという気持ちでやっていきたい」とさらに厳しい顔つきになった。

木村
「長身からの角度ある直球が武器。(左腕エースの成瀬に)負けないように頑張りたいです。」

座右の銘は「我慢」。ドラフト開始から約5時間後、都内で瀬戸山球団社長から指名挨拶を受けてようやく笑った。同社長は「かわいい顔をしているが、根性がありそう。今年の唐川君(高校生ドラフト1巡目=成田高出、5勝4敗、防御率4.85)以上に頑張ってもらえたらと思います」と期待を口にした。

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巨人愛変わらず…ロッテ2位・長野、傷心[サンスポ]

ロッテは西武から金銭を受け取っていたことが発覚して対外試合禁止処分を受けた木村雄太投手(東京ガス)を1位で、巨人入団を希望して一昨年に日本ハムからの指名を拒否した長野(ちょうの)久義外野手(ホンダ)を2位で、それぞれ指名した。ともに1度は自らプロの道を閉ざした2人。今回は悲喜こもごもの結果になった。

またも願いはかなわなかった。白い作業着姿で会見場に姿を見せた長野は、ロッテの2位指名に表情を硬直させ、何度も言葉を詰まらせた。

長野
「指名していただいたことは光栄ですし、感謝しています。驚いた?まあ、そうですね…。」

巨人入りを熱望し、日大時代の06年に日本ハムの指名を拒否。ホンダに入社して2年間待った。数日前にロッテから指名するとの連絡が入り覚悟はしていたが、「巨人との縁?見ての通りです」と下を向いた。

夜にはバレンタイン監督が指名挨拶のために埼玉・狭山市の合宿所を訪れたが、長野は「気持ちの整理がついていない」と同席しなかった。バレンタイン監督はホンダの安藤監督に「ロッテの一員になると信じている」との言葉を託し、合宿所を後にした。

「年齢(23歳)は気になりません。もう1年社会人でやれば、また違った味も出ると思う」と残留の可能性も口にした長野。決断は11月13日に開幕する日本選手権後となる見込みだが、「ジャイアンツ愛」は簡単に断ち切れそうにない。

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ロッテ3位の東洋大・上野、完投勝利/東都[サンスポ]

東都大学野球最終週第2日(30日、神宮)亜大−東洋大の2回戦を行い、上野大樹投手(4年)が完投した東洋大が2−1で競り勝ち、1勝1敗とした。31日の3回戦で東洋大が勝てば戦後初の4連覇(13度目)、亜大が勝てば4季ぶり18度目の優勝が決まる。

4年生右腕の上野が7安打1失点の完投で4勝目。優勝争いをタイに持ち込んだ。「負けたら終わりだったので、負けることは全く考えずに臨んだ」。試合後は記者室裏のテレビでドラフト中継を見つめ、ロッテ3位指名の瞬間は「頭が真っ白。高い評価をいただいて嬉しい」と笑顔が弾けた。「明日(の3回戦)も先発、完投するつもりです」と連投での胴上げ投手も辞さない覚悟だ。

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角ジュニア、ロッテが育成3位指名[サンスポ]

東海大相模高からは元巨人投手の角盈男氏の次男、晃多内野手がロッテから育成ドラフト3位で指名された。晃多は横浜市内の自宅で両親とテレビを見ながら吉報を聞き、父の運転する車で同校の会見場に到着。「父に教わったのは日々全力でやること。試合に出られるよう努力したい」と意気込んだ。盈男氏は「1年目は体を作って2年目、3年目で上にいければ。親としては1日でも早く試合に出て欲しい」と笑顔だった。

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2年間待って単独ロッテ1位も木村笑顔なし…ドラフト会議[報知]

プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が30日、都内のホテルで行われた。

意中の球団ロッテからの単独1位指名。東京ガス・木村雄太投手(23)には、それでも笑顔がなかった。「(指名チームを)どうこうと言える立場になかったですから。周りの方に迷惑もかけましたし…」ロッテを希望した06年のドラフトで、3巡目指名の横浜を拒否。07年3月には、西武との裏金問題が発覚し、1年間の謹慎を余儀なくされた。190センチの長身で、秋田経法大付(現明桜)高時代から「和製ランディー」と注目されてきた左腕。念願のプロにたどり着くまでに、波乱万丈の時を過ごした。

そのためか、晴れの1位指名だというのに、会見後の撮影や胴上げなどのセレモニーは一切なし。派手なパフォーマンスを、望まなかった。ダーティーなイメージは、言葉ではなく、プレーで吹き飛ばしていく。

「プロに指名されるのは、やっぱり嬉しい。アピールできるのは、長身からの角度ある速球と変化球です」。夜には、東京・東大森にある同社グラウンドのクラブハウスで、ロッテ・瀬戸山球団社長の指名挨拶を受けた。汚名返上への第一歩を、木村が踏み出した。

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ボビー電撃ホンダ訪問!監督に挨拶…ドラフト会議[報知]

プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が30日、都内のホテルで行われた。

「なぜ驚かれているのか分からない。ドラフトは選手が球団を選ぶ場ではない」バレンタイン監督は、努めて平静を装った。巨人熱望の長野を2位で強行指名。報道陣の輪の中で、してやったりの表情。

ウエーバー制の利点を生かしてサプライズを起こした。評価は1位で一本釣りに成功した木村と同等。「打撃はアグレッシブで、肩も強い。1位で行きたかった。これだけの選手を目の前にして指名しないのは、自分で銃で頭を撃ち抜きたくなる心境」とまで言った。

ボビーは育成ドラフトが始まる前に会場を離れ、その足でホンダの合宿所を電撃訪問。本人に会うことはかなわなかったが、安藤監督に誠意を伝えた。木村とともに、早くも1軍キャンプ帯同を確約。「ロッテのユニホームを着て、強くしてくれると信じている」と、熱烈なラブコールを送った。

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長野、巨人愛届かず!まさかロッテ2位指名…ドラフト会議[報知]

プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が30日、都内のホテルで行われた。

無情だった。巨人への思いを貫き、2年間、指名を待ち続けたホンダ・長野(ちょうの)久義外野手(23)の願いは、かなわなかった。ロッテからの2位指名に「すごく光栄ですし、感謝しています」と気丈に答えたが、落胆した姿はあまりに痛々しかった。

06年ドラフトで日本ハムから4巡目指名を受けながら巨人愛を貫き、日大からホンダに進んだ。「小さい時からすごい好きで憧れていた」。原監督の下でプレーする夢を信じた。しかし、ドラフト制度改革で自由獲得枠が消滅。自分の力ではどうしようもならない運命に、翻弄される形になった。

ラブコールが届いたのは、まさかのロッテ。「ボクの方は全然(指名の可能性を)聞いてなかった」頭の中は真っ白になった。チームの印象を聞かれて「すごいファンの方の応援が熱い」と答えたが、チーム自体のことについては言葉が詰まって、答えられなかった。

2年前のような涙はない。でも、笑顔もなかった。「社会人日本選手権があるので、色々な方に相談して決めたい」と話すにとどめた。2度のドラフトで思いが届かなかった巨人との縁については「見ての通りですかね」と答え、視線を落とした。

もう1年待って愛を貫く選択肢もある。「半々ですね」待ち続けるにはしかし、想像以上の気力がいる。「2年前よりは今の方が(プロで)やれるんじゃないかとは思う」。揺れ動くなか、会見から3時間後、バレンタイン監督の電撃訪問を受けたが、気持ちの整理がつかず、会わなかった。

代わって安藤強監督(44)が対応した。ロッテの指名に感謝しつつ「2年待って、またこういう状態になって、彼がかわいそう。人間的に本当にいいヤツ。それだけ巨人を愛しているのなら…」と漏らした。思い続けるのか、思われる愛に応えるのか。選択は難しい。

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金銭授受問題の木村“感謝したい”[デイリー]

30日のドラフト会議でロッテから1位指名された東京ガスの木村雄太投手(23)は都内で会見し、まず感謝の言葉を口にした。「周りの人に迷惑をかけた。この場に座れることを感謝したい」と静かな口調ながら喜びをあらわにした。

06年のドラフトでは横浜から指名されたが、熱望していたロッテではないため拒否。昨年は西武から金銭を受けたことが発覚し、1年間の対外試合出場禁止の処分を受けた。念願のロッテからの指名だったが「(希望が)言える立場ではなかった」と自責の念はある。

だが、成瀬以外の左の先発がいないロッテにとって、木村への期待は大きい。対外試合出場禁止謹慎中もスカウトが密着。会見から3時間後には瀬戸山球団社長らが指名挨拶に訪れるなどラブコールを送り続けている。

即戦力として期待される大型左腕は「ロッテはいい投手が多いんで魅力的。負けないように頑張りたい」と抱負を語った。決して折れない不屈の精神をもってプロの世界に踏み込んでいく。

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巨人熱望の長野、バレンタイン対面拒否[デイリー]

巨人以外は残留を表明していたホンダの長野久義外野手(24)が、30日のドラフト会議で2位で強行指名したロッテのボビー・バレンタイン監督(58)の“速攻アタック”を拒絶した。ドラフト会議後、埼玉・狭山市のホンダの野球部寮へ指名あいさつにバレンタイン監督が駆けつけたが、ホンダの安藤強監督(44)が対応しただけで、長野は「気持ちの整理がつかないから」と対面を断った。06年の日本ハムに続き、2度目のプロ入り拒否となるのか。

指名直後の会見では大人の対応だった。白い作業着で姿を現した長野は「指名して頂いて光栄だし、感謝している」と前を向いた。そして「挨拶は受ける」としっかりした口調で語った。

だが、夢の巨人入りを果たせなかったショックは、想像を絶していた。ロッテにドラフトで指名されてから約4時間後、山下スカウトとともにバレンタイン監督が東京・品川のホテルから挨拶に駆けつけたが、最後まで姿を現さなかった。

肩透かしにあったバレンタイン監督だが、明るく振る舞った。対応した安藤監督に「(長野を)どれだけ大切に思っているか、誠意を見せたかった。ロッテのユニホームを着て欲しい」と低姿勢で猛アピールした。

結局、挨拶の時間はわずか10分間。それでも嫌な表情を1つも見せず、バレンタイン監督は「(長野が)会いたいと言ってくれれば来るし、どのタイミングでも東京に来てくれれば夕食を共にしたい」と寛大な態度を見せた。06年に日本ハムの4巡目指名を拒否した。巨人入りだけを信じ、日大からホンダへ就職し、この日を待っていた。安藤監督は巨人以外のスカウトに「長野の気持ちを分かって欲しい」と遠回しながら指名回避をお願いしていたという。東海大相模の大田がプロ志望届を提出したときには「長野から笑顔が消えた」と振り返った。

果たして長野はどのように判断するのか。「(会社に残留するか)半々ですね」。巨人への思いは強いが、年齢的にも焦りはあるはず。バレンタイン監督の誠意は届くのだろうか。

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ロッテが元巨人・角盈男氏の息子指名[デイリー]

30日のドラフト会議でロッテが育成枠で巨人などで抑え投手として活躍した角盈男氏を父に持つ晃多(17)=東海大相模高=は168センチと小柄ながら、走攻守三拍子そろった二塁手。「どういう形でも指名されたのは嬉しい。全力でプレーして、早く1軍に上がりたい」と笑顔を見せた。一緒に学校を訪れた盈男氏は「どきどきしていた。これで対等に話ができる。現役時代に苦手だった若松さんのような選手になって欲しい」とエールを送った。

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ロッテ1位、木村「我慢が僕の支えだった」[スポニチ]

数々の苦境を乗り越え、晴れの日を迎えた。プロ野球ドラフト会議でロッテから1位で指名された東京ガスの大型左腕、木村雄太投手(23)は30日、東京都大田区で記者会見し「周りの人やチームに迷惑をかけてきた。今、この場で、この席に座っていることに感謝したい」と静かな口調で喜びをあらわした。

2年前のドラフト会議では熱望したロッテではなく、横浜の強行指名を受けて拒否。さらに昨年は西武から金銭を受け取っていたとして、1年間の対外試合出場禁止の処分を受けた。

「我慢という言葉を支えにやってきた」と苦しかった時期を振り返る。プロでの活躍が恩返しになるのか、との問いに「それしかない」と答えた。会見中の表情はこわばったままだったが、指名を終えて挨拶に訪れたロッテの瀬戸山隆三球団社長に「背が高いね」と声を掛けられると、ようやく笑みがこぼれた。

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ロッテ4位“筑波の快腕”坪井「開幕1軍」[スポニチ]

ロッテに4位で指名された坪井(筑波大)は「ほっとした」と安堵の表情だった。

首都大学リーグでは歴代4位の通算34勝を挙げた左腕。チームの印象を聞かれると「選手が伸び伸びやっている。開幕1軍を目指したい」と話した。

グラウンドでは待ち受けたチームメートに胴上げされ「最高の仲間に会えた。筑波大に来て本当に良かった」。緊張から解放され、満面の笑みをみせた。

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バレンタイン監督、長野直接訪問も会えず[報知]

プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が30日午後3時から、東京・港区の品川プリンスホテルで行われ、日大4年だった06年ドラフトで日本ハムの指名を拒否したホンダの長野久義外野手(23)は、ロッテが2位指名。走攻守3拍子そろった長野は巨人への思いが強く、今後の対応が注目される。

長野はまたも意中の巨人ではなく、ロッテから2位指名。ドラフト直後は「(気持ちが)整理できていない。半々ですね」と複雑な心境を口にした。

午後7時半にはロッテのバレンタイン監督が埼玉県狭山市内の野球部合宿所まで駆けつけたが、チームの安藤監督が1人で応対。バレンタイン監督は長野に直接、入団を訴えることはできなかったが「一緒にプレーしたいという監督と選手がいる中で、そのチャンスを逃すことはない」と語った。

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ロッテが入団拒否で話題の2人を指名[報知]

プロ野球の新人選択会議(ドラフト)が30日午後3時から、東京・港区の品川プリンスホテルで行われ、ロッテは2年前のドラフト会議で指名されながら、入団を拒否した2選手の交渉権を獲得した。

1位指名は07年3月に西武の裏金問題で1年間の対外試合禁止処分を受けた東京ガス・木村雄太投手(23)。木村は06年ドラフトでロッテ入りを希望しながら、横浜が交渉権を獲得した経緯がある。バレンタイン監督は「今回は指名できてよかった」と言葉に実感を込めた。

日大4年だった06年ドラフトで日本ハムの指名を拒否したホンダの長野久義外野手(23)は2位指名。長野は日大時代の一昨年、日本ハムに指名された。巨人と相思相愛とされていたが、バレンタイン監督は「巨人も指名しようと思えばチャンスはあった」と悪びれる様子はない。入団交渉についても、瀬戸山球団社長は「必ずしもそう(巨人以外は拒否)ではないのを聞いていた」と自信をのぞかせた。

バレンタイン監督
「木村は数年前から欲しかった。長野は2位で残ったことに驚いた。この会議は球団が選手を指名するもので、選手が球団を決めるのではない。」

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ロッテが角ジュニアら8選手指名…育成ドラフト[報知]

プロ野球の育成ドラフトは30日、ドラフト会議終了後に西武、オリックス、日本ハム、横浜を除いた8球団が参加して行われ、計26選手が指名された。内訳は投手13人、捕手2人、野手11人。

最多はロッテの8選手で、巨人などで抑え投手として活躍した角盈男氏を父に持つ角晃多内野手(神奈川・東海大相模高)を3位で指名した。独立リーグでは四国・九州アイランドリーグ(IL)が4選手、BCリーグからは3選手が指名を受けた。

角は168センチと小柄ながら、走攻守三拍子そろった二塁手。「どういう形でも指名されたのは嬉しい。全力でプレーして、早く1軍に上がりたい」と笑顔を見せた。一緒に学校を訪れた盈男氏は「どきどきしていた。これで対等に話ができる。現役時代に苦手だった若松さんのような選手になって欲しい」とエールを送った。

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ボビー、長野に「夕食を共に」[ニッカン]

ロッテ・バレンタイン監督が満点ドラフトに笑顔を見せた。2位で巨人希望のホンダ・長野久義外野手(23)を強行指名するなど即戦力6人の交渉権を獲得した。「完璧な指名ができた。長野選手の気持ちは十分に分かるが、短期間で高いレベルに達するには最適な球団だと思う。チャンスがあれば夕食を共にして話し合いたい」と熱烈ラブコールを送った。2年前の高校生ドラフトでもソフトバンクを熱望していた大嶺を指名して獲得にこぎつけた経緯があるだけに、“ボビーマジック”で獲得にこぎつけたいところだ。

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育成ドラフト、ロッテが最多の8選手指名[スポニチ]

プロ野球の育成ドラフトは30日、ドラフト会議終了後に西武、オリックス、日本ハム、横浜を除いた8球団が参加して行われ、計26選手が指名された。内訳は投手13人、捕手2人、野手11人。

最多はロッテの8選手で、巨人などで活躍した角盈男氏を父に持つ角晃多内野手(神奈川・東海大相模高)を3位で指名した。独立リーグでは四国・九州アイランドリーグ(IL)が4選手、BCリーグからは3選手が指名を受けた。

育成選手制度は選手育成を目的として2005年に始まり、最低年俸は240万円。戦力外通告を受けた自由契約選手や外国人選手の雇用も可能だが、公式戦出場は2軍戦に限定される。6月末までは支配下選手枠への登録が可能。

◇独自路線を歩むロッテ

ロッテは育成ドラフトで最多8選手を指名した。

事前に入団テストを受けた選手から6人を指名。昨年は四国ILチームの買収を画策するなど、育成分野では独自路線を歩んでいる。松本スカウティングスーパーバイザーは「プロのチャンスを与えたいというのはずっとうちが率先してやっている。アマの目標にもなる」と胸を張った。

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東京ガス木村「嬉しく思う」[ニッカン]

東京ガス・木村雄太投手(23)は東京・大森の合宿所で待機し、パソコンでロッテの1位指名を知った。「高い評価をいただいて感謝しています。指名を嬉しく思います」と話した。2年前に横浜から指名を受けたが、ロッテを希望して入団拒否。そのあと西武の裏金問題が発覚して1年間の対外試合禁止処分を受けた。そんな経緯があるだけに、喜びを爆発させることはなかった。

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筑波大・坪井ロッテ4位にホッ[ニッカン]

筑波大・坪井俊樹投手(22)は、指名を受けたロッテについて「とても明るいチーム。選手の方々が伸び伸びとプレーされている印象を受ける」と話した。兵庫県出身で幼少時代から大ファンの阪神でのプレーを希望していたが「どこに指名されても、という気持ちだった。とにかくホッとしてます」と入団へ前向きな姿勢を見せた。

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巨人かなわず長野「半々です」[ニッカン]

巨人入りを熱望していたホンダ・長野久義外野手(23)が、ロッテから2位指名を受けた。06年の大学・社会人ドラフトでは、日本ハムから4巡目で指名を受けたが拒否して社会人入り。2年間ホンダでプレーし、この日を迎えた。会見場に現れた当初は「ちょっと頭が整理できていないです…」と、戸惑いを見せていたが、「(プロ入りするか残留するかは)半々です。指名の挨拶は受けます。色々な人に相談して、ゆっくり考えてみたいと思います」と、交渉の場に立つことを明かした。

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