ロッテ唐川侑己投手(19)が来年2ケタ勝利達成で、フィギュアスケート女王の浅田真央(18)とCM共演する夢プランが浮上した。ロッテ重光オーナー代行が15日、都内の同本社で構想を明かした。今季ルーキーながら5勝を挙げて球団の高卒新人最多勝利記録をマークしたことについて「いいですね。来年が楽しみです」と高く評価した。来年、唐川本人が目標としている2ケタ勝利を達成した場合は「(浅田とのCM共演も)いいんじゃないですか」とご褒美を約束した。浅田は現在、同社CMに出演しており、実現の可能性は十分にある。
実は、唐川は高校時代から同じアスリートとして浅田に憧れていた。「あれだけ注目されている中で結果を出すのがすごい。野球は周りの人が助けてくれるがスケートは1人で戦っている。年下だけど尊敬しています」と話した。CM共演を発奮材料に2年目のジンクスを吹き飛ばす。
唐川と世界女王のCM共演にお墨付きだ。15日、東京・新宿区のロッテ本社で行われた新入団選手発表会に出席したロッテ・重光昭夫オーナー代行(53)は、唐川侑己投手(19)の来季2ケタ勝利を条件に、女子フィギュアスケート女王・浅田真央(18)とCM共演させるプランにゴーサインを出した。
デビュー3戦3勝を含む、高校出新人としては球団初の5勝。1年目から1軍に定着した唐川の活躍はオーナー代行にも強い印象を与えていた。現在、ロッテ製品のCMに出演している浅田との共演の可能性を問われると「いいんじゃないですか。来年の活躍が楽しみです」と満面に笑みを浮かべ、条件については「2ケタ勝利?そうですね」と語った。
唐川にとって1歳下の浅田は最も憧れるアスリートだ。「野球と違って完全に自分との戦い。日本中から注目されて結果を出し続ける真央ちゃんはやっぱり凄い。見習わないといけない点は多いですよね」。高校時代から応援しており、重圧をはね返す精神力には共感してきた。
関係者はシーズン中から将来の対談、CM共演も検討してきたが唐川も「そうなればいいですね。来季の目標は2ケタ勝利です」。重光オーナー代行の後押しで一気に現実味を帯びてきた夢プラン。浅田に負けない“ジャンプ”を見せ、ロッテの星へと羽ばたいた時、念願の共演が実現する。
※所属は当時
ロッテの唐川に、フィギュアスケートの浅田真央とCMで共演する計画が15日浮上。唐川は浅田の大ファンで、浅田は現在ロッテのキャンディーのCMに出演中。スポーツの垣根を越えた夢のコラボについて、重光オーナー代行は「(唐川の活躍を)来年楽しみにしている」と、唐川の2ケタ勝利を条件にCM共演を約束。ニンジン作戦で、2年目のジンクスを打破してもらう。
高卒ルーキーとして球団初の5勝を挙げたロッテ・唐川侑己投手(19)と、女子フィギュアスケートの浅田真央(18)=愛知・中京大中京高=が来オフ、夢の共演をする可能性が出てきた。15日、都内のロッテ本社での新入団選手発表会に出席したロッテ・重光昭夫オーナー代行(53)が、条件付きながらCM共演を約束した。
真央ちゃんに会いた〜い!!そんな若き右腕の願望が現実になりそうだ。重光オーナー代行が、CM共演にゴーサインを出した。「2けた(勝利)ならいいんじゃないですかね。来年(の活躍)が楽しみです」。
今季は15試合で5勝4敗、防御率4.85と結果を残した。来季のノルマはズバリ、2ケタ勝利。さらにリーグ優勝に貢献すれば共演は確実だ。
現在、ロッテのキャンディー『クリミオ』のCMに出演中の浅田。韓国・高陽で行われたGPファイナル(12〜13日)ではライバルの韓国・金妍児(キム・ヨナ)を下し、世界女王になったばかり。「野球は周りで助けてくれる人がいるけど、スケートは1人で戦っている」。2010年のバンクーバー五輪を目指す浅田を、尊敬の眼差しでみつめている。
重光オーナー代行の言葉に「そういってもらえるのは嬉しい。2けた勝てるように、頑張ります」と笑顔の唐川。スケート靴をはいて銀盤の世界で見つめ合う。そんなシーンがあるかもしれない。真央ちゃんのためにも!?白星を積み上げる。
ロッテドラフト6位の香月(熊本ゴールデンラークス)が14日に公表した、多賀千尋さん(25)との結婚が実は“紙上プロポーズ”だったことを明かした。「新聞に出るからと伝えました。ちゃんと言っておかないといけないですから」。返事はもちろんOKだった。また、同1位の木村(東京ガス)は背番号34の大先輩にちなみ「目標は400勝。金田さんのようにできるよう頑張る」と抱負を述べた。
ロッテの2軍本拠地などの誘致活動を展開している千葉・成田市が、5万から6万人分を集めた署名を17日に球団側へ手渡すことが15日、明らかになった。
3年以内の2軍誘致を目指し、7月末に始まった署名活動。10万人の目標数には達していないが、「ロッテ2軍を誘致する会」の会長を務める小泉一成市長ら関係者が、千葉市内の球団事務所を訪問。その熱意をぶつけることになった。また、関係者が「市民も使える、夢のある施設を作れれば」と話す通り、全面人工芝の新球場に加え、球場周辺に総合スポーツ施設の建設も、当日に提案する予定だ。
ロッテは、第1回ワールド・ベースボールクラシック(WBC)には、前年05年の日本一の影響もあり12球団最多の8人が代表に選出されたが、今回は渡辺俊1人と激減した。WBC、北京五輪でリードオフマンとして高打率を残したロッテ西岡剛内野手(24)も代表漏れした。西岡は「この大会を目標にしてきたし自分の中では出るつもりでいたので本当にショックです。気持ちを切り替えて09年のシーズンにこの悔しさをぶつけたい」と話した。
WBC日本代表入りが有力視されたロッテの西岡と成瀬、アストロズ・松井稼、レッドソックス・岡島らが候補から外れた。西岡は「目標にしてきたし、出るつもりでいたので本当にショックです。この悔しさをシーズンにぶつけたい」。また、アテネ五輪アジア予選以来の代表入りを逃した松井稼も「凄く悔しいです」と話した。ただ、来年1月20日発表の暫定ロースターには松井秀以外の44人を登録する予定で、原監督は「選手のコンディションを見て対応も考えないといけない」とし、34人と入れ替える可能性も示唆していた。
WBC第1回大会で「2番・二塁」として、世界一に導いたロッテ・西岡は落選。北京五輪では打率4割5分5厘を記録、本人も意欲を見せていたが漏れた。「自分の中では出るつもりでいたので、本当にショック。ただ、選んでもらえなかった現実を受け止め、この悔しさを来シーズンにぶつけたい」とコメントした。
中日は12球団唯一、選出者ゼロとなった。当初は岩瀬、高橋、浅尾、森野、和田の5選手に出場の打診があったが、故障や調整面の不安を理由に全員が辞退。今月に入り、200勝左腕の山本昌が出場を志願したものの、メンバーには選ばれなかった。西川球団社長は「協力はするが、故障者は出せない」と話しており、やむをえない結果となった。
これが精鋭100%のメンバーだ−。来年3月の第2回ワールド・ベースボールクラシック(WBC)で世界一連覇を狙う日本代表第1次候補選手が15日、原辰徳監督(50)の口から発表された。当初45人の予定から10人ほど絞った34人の発表。原監督は「先発投手を1試合で2人つぎ込む」とVプランの一端を明かした。日本人メジャーリーガーは7人、パ・リーグMVPの楽天岩隈久志投手(27)やセ・リーグ首位打者の内川聖一外野手(26)らが入った。中日のみ1人の選出者もなかった。サムライ・ジャパンは2月15日から第1次合宿に入る。
席上で、軽く咳払いをすると、気持ちを落ち着けるようにして原監督がリストを手にした。読み上げたメンバーは34人。ロースターとして認められている45人から11人も絞った形となった。「コンディションというものを考慮すれば100%のメンバー。ヤンキースの松井秀喜君とは何度も話をしました。しかし、コンディションに不安を残している。今日(松井の名を)発表できなかったのは私のみならず、みんなががっかりしているが、このメンバーには納得している」と、松井秀のことを残念に思いつつも、現時点では最高の構成にできたことに胸を張った。
サムライ・ジャパンとして一致団結できる選手を選び、早くから団結心を生めるように、この時点での34人の発表となった。「経験があるないは抜きにして(第2次合宿直前の)2月22日に最強の28人に絞り込む。いいコンディションで(2月)15日に入ってもらいたい。100%でとは思っていない。7割か8割で余裕を持って入ってきて欲しい」と、選手達へ宿題を出した。
前日、松坂から電話があった。これまでは敵として羨望の眼差しで見ることはあっても、同じユニホームに袖を通すのは初めて。話をしたこともなかったが、最初の会話で気持ちが通じ合った。「代表で、投手陣の中心として戦ってくれ。大きな戦いの中で、世界に挑もう」とゲキを飛ばすと「私も全力で戦います」と誓ってくれた。先発の軸の1人として、戦ってもらうつもりでいる。
本番には投手陣は13人で臨む予定だ。球数制限のある試合の戦い方についても、想定して選手を選考した。「先発投手を1試合で2人使いたい。ランナーがいたりしたらリリーバーを挟む。クローザーもつくりたい」と、シミュレーションはできている。戦い方のビジョンをつくっていく一方、最終メンバーについて原監督は会見の中で「白紙の状態から」「真っ白な頭で」と繰り返した。固定観念を抜きにして、サムライ集団をつくり上げる。
第2回ワールド・ベースボールクラシック(WBC)日本代表の新ユニホームが発表された。チームの愛称「サムライ」にちなみ、武士の礼装・裃(かみしも)をイメージしたデザインで、機能性も従来のものよりも大幅に向上した。北京五輪のユニホームと比べると縦じまではなくなった。原監督は「まさに未来型のユニホームで(着るのが)楽しみ。このユニホームを輝かしいものにするために、戦いに勝たないといけない」と力を込めた。
サムライジャパンは少数精鋭−。WBCの日本代表・原辰徳監督(50)が15日、第1次候補選手34人を発表した。ルール上は45人まで登録可能だが「2009年で最強のメンバーを選んだ」と“少数精鋭”を強調。最終メンバー28人を来年2月22日に決定し、3月5日開幕の第1ラウンドで初陣に挑む。
これがサムライジャパンの候補選手だ。松坂、イチローらメジャーリーガーが7人。一方、岸、内海らプロで初の日本代表候補入りした若手が11人もいる。“原色”の強く出た選考だった。
「2009年の最強メンバーをつくる上で、この34人が候補選手として名を連ねた。心技体の3つが万全な選手を選んだ。コンディションが順調なら、このメンバーが(合宿集合日の)2月15日に宮崎に集合する」。
大会組織委員会から来年1月19日(米国時間)発表の第1次登録選手は45人までOKだが、中日勢の辞退、松井秀もヤンキースの許可が下りないなど、誤算が続いた。今月上旬、原監督は「日の丸を背負って強く戦っていこう」と44選手に直筆の手紙を送ったが、そこからさらに絞りこんだ34人を発表した。
この中からWBC本番の舞台に立つ28人を選ぶとなると、6人しか余裕がない。今後のアクシデントなどを考慮するとギリギリの人数だが、指揮官はあえて少数精鋭の道を選んだ。
「経験のあるなしは抜きにして、2月22日に28人に絞りこむ。サムライジャパンというチームにおいては、メジャーリーガーも日本選手も垣根はない。強く団結して戦っていく」。
先発候補は松坂、ダルビッシュ、岩隈、涌井と右腕が多いが、新戦力で岸、左の内海が候補入り。抑え候補は藤川、馬原、斎藤。北京五輪の反省から中継ぎ専門も選出するはずだったが、山口だけにとどまった。投手は16人から13人に絞られる。
野手はイチロー、小笠原、松中、城島、稲葉ら経験豊富なベテランが並んだが、パの盗塁王・片岡、セの首位打者・内川ら期待の面々が初見参。2月15日集合の宮崎合宿にはメジャーリーガーも参加し、そこから1週間で28人を決める。厳しい決断を迫られるが、目標はあくまで1つだ。
「第1回が世界一で当然マークもきつくなるが、サムライジャパンの名に恥じない戦いをする。私自身も期待している」。王ジャパンに次ぐ日本の連覇へ。34人の志士を従えた原監督の戦いは始まっている。
侍ジャパンの新ユニホームも15日、同時に発表された。世界一に輝いた前回大会同様、日本代表伝統の赤、白、藍の3色をベースに、デザインをマイナーチェンジ。武士の礼装として着用されていた裃(かみしも)をイメージし、胸のマークなどを従来の刺繍から昇華プリント方式にして80グラムほど軽量化された。原監督は「軽くて動きやすい未来型のユニホーム。これを輝かせるためには戦いに勝つこと」と話した。
15日発表されたWBCの日本代表1次候補34選手は以下の通り。