わたしはかもめ2009年鴎の便り(1月)

便

1月24日

成瀬、初の開幕投手に“立候補”[スポニチ]

ロッテの成瀬が、初の開幕投手に“立候補”した。「上の人(他の主力投手)たちがいる間にやらないと意味がないですね」。先発陣は清水、渡辺俊、小林宏らと充実している。その中で成瀬はここ2年間でチームトップの計24勝(07年16勝、08年8勝)を挙げている。主力投手に30代が並ぶ中で、23歳左腕にもいずれ大役のチャンスはあるだろうが「誰かが抜けて“じゃあ代わりに成瀬、お前だ”となるんじゃなく、今の先輩方がいる間に絶対に1度は開幕投手をやらなければいけない」と言い切った。

不本意だった昨季からの巻き返しへ年明けから千葉マリンで黙々と汗を流す。目標の最低ラインを2ケタ勝利とした左腕は4・3西武戦(千葉)に照準を合わせている。

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井口メジャー復帰封印「生涯ロッテ」[ニッカン]

フィリーズを退団しロッテ入りが決まった井口資仁内野手(34)が、25日の入団会見で「生涯ロッテ宣言」する。24日、自主トレ先の沖縄・名護市内から家族とともに帰京。都内の自宅で5年ぶり日本球界復帰の準備を整えた。井口は「ロッテに入る以上、骨をうずめる覚悟で臨みます。生涯ロッテという気持ちです」と決意を語った。

井口は「40歳まで現役でプレーする」という目標を持っている。今オフ、日米複数球団からオファーがあった中で、ロッテが提示した3年の長期契約が入団の大きな決め手となった。将来の監督候補としても期待されているが、「そんな先のことは何も確約されている訳じゃない。それよりも自力で1年でも長くロッテでプレーすること」と話した。

米国の永住権を持ち、長女に英語教育を受けさせるなど米国志向は強い。それでもロッテ入りを決めたことで、メジャー復帰を封印して取り組む覚悟だ。「ロッテは勝つために誘ってくれたという事を強く感じている。日本一しかないと思っている」と目標を掲げた。

今月7日からの自主トレは23日で打ち上げ。毎朝6時からランニング、体幹トレ、打撃練習、ノック、筋力トレとハードなメニューで体をつくり、万全の状態で春季キャンプに臨む。ダイエー(現ソフトバンク)時代に2度日本一に輝き、ホワイトソックスでは世界一も達成した“優勝請負人”が、4年ぶりV奪回のキーマンになるつもりだ。

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ロッテ・角Jr.晃多、新人筆記テスト[サンスポ]

ロッテは24日、ロッテ浦和球場での新人合同自主トレを打ち上げた。この日、新人13選手を対象としたコンディショニングなどに関する筆記試験の結果が公表され、ドラフト育成枠の角晃多(18)がただ1人、満点をマークした。東海大相模高でクリーンアップを組んだ巨人のドラフト1位・大田には負けないとばかりに、まずは頭でアピールだ。

キャンプ1軍スタートの社会人や大学生を押しのけ、成績トップに立ったのは、育成枠入団の角だった。22日に実施された筆記試験(57問、満点は83点)でただ1人、高卒新人としては初の全問正解を達成した。

「自分が興味のあることだった。好きなものは頭に入りやすいので」。

プロとして必要な調整法から栄養学について、球団スタッフが問題を作成。2007年から新人を対象に実施している。弘田コンディショニングコーチが「相当難しい」という難問もなんのその。中学と高校で右ひざ前十字靱帯断裂の大けがを経験した角は「トレーニング法には興味があるんです」とケロリとしていた。

発奮材料は巨人・大田の存在。東海大相模高3年時は1メートル88の大田が3番、1メートル68の角が4番だった。その仲間が今、ファンの注目を浴びている。「3日前にも電話で話しました。頑張ろうという気になる。できるだけ早く、支配下選手登録されたい」。父・盈男氏(野球評論家)の血を受け継ぐサラブレッドは勉強だけでなく、プレーでも存在感を示していく。

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角ジュニア、超難解筆記テストで満点…ロッテ[報知]

ロッテの育成ドラフト3位・角晃多内野手(18)=東海大相模=が、巨人・大田に負けない“大物ぶり”を見せた。新人合同自主トレ最終日となった24日、立花ヘッドコンディショニングコーチらが作成した筆記テストで満点(83点)を獲得したことが判明。高校時代、大田を押しのけて4番に座っていた男が“文武両道”で支配下登録を目指す。

今年3年目の新人対象テストは超難解。問題は「体力の向上に合わせて、運動強度を高める原則とは」(正解は漸進的過負荷の原則)など、合同自主トレ中に講義してきたトレーニング、栄養に関する57問。そこで、元巨人投手の盈男氏(52)を父に持つ“角ジュニア”が、大器の片鱗を見せた。

休日だった試験前日の21日には「興味があったから、どんどん頭に入った」と、10日から行われていた勉強会をひたすら復習。その成果を発揮し、ドラフト4位のインテリ左腕・坪井俊樹(筑波大)でも届かなかった満点を、歴代の高卒ルーキーとして初めて獲得した。

春季キャンプは2軍スタートが決まっているが、16日の練習中にはナイロン製のトレーニングパンツがはち切れるなど、大田に負けない“ハッスルぶり”を見せている。「大田の活躍はいい刺激になる。僕は1日1日レベルアップしないと」かつての球友と同じ土俵に立つため、気持ちは緩めない。

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