わたしはかもめ2009年鴎の便り(1月)

便

1月30日

選手達が石垣島入り[千葉日報]

2月1日に沖縄・石垣島でキャンプインする千葉ロッテの選手達が30日、現地入りした。島民による歓迎セレモニーを受けバレンタイン監督は「ファンの絶大な力を借りて、選手と共に素晴らしい1年にしたい」と、指揮を執る最後のシーズンに向けた決意をにじませた。

この日の石垣島は午後2時すぎに気温が25度まで上昇。蒸し暑いくらいだったが、午後4時すぎ、選手が乗った飛行機が空港に着いた途端に大粒の雨が降り出し肌寒くなった。雨に泣かされた昨年に続き今年も雨の出迎え。新加入の井口は「この時期は雨が多いと聞いている」と気にしない様子。他の選手と積極的にコミュニケーションを取りながら「3割、30本、30盗塁に向けてしっかり取り組んでいきたい」と意気込んだ。

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ボビー「歴史に残る1年に」[ニッカン]

ロッテは30日、今季限りで退任するバレンタイン監督らがキャンプ地の沖縄・石垣島に入った。5年ぶりの日本球界復帰となる井口は「不安より楽しみの方が多い。早く溶け込んで、プレーでチームを引っ張っていきたい」と意気込んだ。さらに、ロッテ球団40年を記念した今季のスローガン「Remember〜1969−2008,2009〜」を発表。3位も逃した08年の悔しさを忘れないという意味も込められ、指揮官は「これからの40年間に残るような1年にしたい」と抱負を話した。

◇西岡変身!!コーンロウ

西岡が気合のコーンロウでキャンプ地入りした。髪の毛を細かく編み上げ、対面したバレンタイン監督からは「誰?」と笑いかけられた。映画で見た俳優の髪型を真似てのもので1時間かけて編み上げた。数日でほどくつもりだという。「初日からどんどん飛ばして、チームを引っ張っていきたい」と、髪型は気持ちの表れ?だったようだ。

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ロッテ井口情報収集、4年ブランク埋める[ニッカン]

情報収集キャンプだ。ロッテに新加入した井口資仁内野手(34=フィリーズ)が30日、チームに合流して石垣島に移動、キャンプの課題に情報収集をあげた。「5年ぶりの日本のキャンプが楽しみ。いなかった期間の情報を集めたい」と投手の球種や特徴から、打者がどういう当たりでどこまで打球が飛ぶかなど、細かい点まで見ていく考えだ。「ここ2年くらいチームがコロコロ変わったけど、今度は英語を使わなくていい分、楽なんじゃないですか」と冗談まじりに意欲を見せた。

キャッチボールのペアを西岡と組むことも決まり、着実にチームに溶け込む。最終年を迎えるバレンタイン監督は「彼がダイエーでプレーしていた時から、日本屈指の選手だと思って見ていた。ロッテのユニホームを着てプレーしてくれるのは楽しみだし、心強い」と期待を寄せた。

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ロッテ・西岡、ド派手コーンロウで登場[サンスポ]

ロッテ・西岡が30日、イメチェンしてキャンプ地入りした。『コーンロウ』という髪を編み込むヘアスタイルで登場。「アメリカの映画を見て、いいなと思って。でも、引っ張られる感じなんで、すぐにやめると思います」と照れ笑いした。これを見たバレンタイン監督は「ダレ(誰)?」とニヤリ。

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ロッテ・井口、石垣島入り、ボビーと初対面[サンスポ]

ロッテは30日、春季キャンプ地の沖縄・石垣島入りした。新加入の井口資仁内野手(34)もチームに合流し、選手やボビー・バレンタイン監督(58)と初対面。まずはチームの特徴をつかむことをテーマに挙げ、新天地での第一歩を踏み出した。

突然の大雨に“歓迎”されて、ロッテが石垣島に到着。井口も笑顔で降り立った。

「早く溶け込んで、プレーでチームを引っ張りたい。日本のキャンプは5年ぶりで楽しみ」と、1日からのキャンプインを心待ちにした。

移籍した選手はチームになじむのが、まずは最初の課題。しかし、この2年間でフィリーズ→パドレス→フィリーズと渡り歩いた井口なら慣れたもの。「投手がどういう風に投げるかとか、選手の特徴を知りたい。自分から声をかけていきたい」とキャンプの目的を説明した。

そんな井口を、選手も歓迎ムードだ。西岡は「キャンプに入ったら、一緒にキャッチボールをお願いします」。また、選手会長の清水も「同じユニホームでできるのは嬉しい。(守備で)井口さんとの連係は大事になってくる」と“井口塾”入りを熱望した。

ここ数日は引っ越し作業に追われ「段ボールしか持っていない」と笑うが、早くも頭の中はシーズンに向け気合十分。井口効果で、ロッテの変革が始まる。

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ボビーは井口の肩を抱いて笑顔「心強いです」[サンスポ]

ロッテ・バレンタイン監督と井口は30日、出発前の羽田空港で初対面。井口を発見した指揮官は近づいて肩を抱き「ダイエーにいたときから日本屈指の選手で、最高の選手の1人と思っていた。心強いです」と笑みを浮かべた。これまで監督の意見で選手補強が行われてきたが、井口は初めて球団主導で獲得した選手。それでもメジャー経験豊富な頼もしい男の加入には、バレンタイン監督も満足げだ。

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コーンロウ西岡全開宣言「フル回転します」[スポニチ]

ロッテの西岡が、髪形の一部をコーンロウにして石垣島入り。二遊間を組む井口にキャンプ中のキャッチボール相手を申し込み、「初日から飛ばしてチームを引っ張る。フル回転します」と全開宣言。また昨春キャンプは2軍スタートだった選手会長・清水は「温暖な地でしっかり調整しベストシーズンにしたい」と、2年ぶりの開幕投手に照準を合わせた。

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石垣島入りのボビー、井口と熱い抱擁[スポニチ]

ロッテの1軍キャンプメンバーが30日、沖縄・石垣島入り。石垣市総合体育館でのセレモニーでは3000人の熱烈歓迎を受けた。出発前の羽田空港ではバレンタイン監督が初合流した井口と熱い抱擁。「力強さを感じた。井口は日本でも屈指の、最高の選手。心強いし楽しみ」とあらためて絶賛した。

石垣島での宿舎に到着後、球団創設40周年に合わせ、09年スローガン「Remember〜1969−2008,2009〜」も発表。指揮官は「ロッテには素晴らしい歴史がある。今年も素晴らしい思い出をつくり、この先40年間覚えていてもらえるようなシーズンにしたい」と意気込んだ。また井口は「結果を出して恩返ししたい」とナインと積極的にコミュニケーションを取って、チームに溶け込んでいた。

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ボビー、新加入の井口に主力選手の期待[デイリー]

石垣島入りし、地元のファンから熱烈な歓迎を受けるロッテ・バレンタイン監督=沖縄・石垣市内の石垣市総合体育館 今季限りで退団するロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が30日、選手と共にキャンプ地の石垣島に入った。到着後、今季のキーマンに指名したのは新加入した井口資仁内野手(34)だった。

5年前から、ダイエー時代の井口に一目置いていた。「彼は日本でも屈指の野手。3割、30本、30盗塁、打点も多く挙げてもらって活躍して欲しい。主力選手としての期待がある」と具体的なノルマも掲げた。

指揮官から全幅の信頼を受ける井口は「不安より楽しみの方が多い。早く溶け込んでプレーでチームを引っ張っていきたい」とリーダーとして引っ張る構え。バレンタイン監督が有終の美を飾るためには、メジャー帰りの男の力が必要なようだ。

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誰だ!コーンロウは!?…ロッテ[報知]

ロッテの西岡が30日、超攻撃的スタイルで石垣島に乗り込んだ。1月中の自主トレの成果か、肌は小麦焼けし、髪形は外国人のラッパーが好む過激な「コーンロウ」に。さらに大きなサングラスをかけ、バレンタイン監督には「誰?」と驚かれるほどの格好だった。西岡は「映画の黒人俳優を見て影響された。キャンプ初日から飛ばして、チームを引っ張りたい」と意気込んでいた。

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石垣島で“井口道場”、若手選手と交流…ロッテ[報知]

ロッテの井口資仁内野手(34)がキャンプ中に“道場”を開く。チームは30日、2月1日のキャンプインに向け、空路で石垣島入り。プロ13年目を迎える元大リーガーは、グラウンド外でも今江、西岡ら若手選手と積極的に交流を図る考えを示した。

「ホテルでも若手と積極的にコミュニケーションを取りたい。一緒に食事へ行けたら最高ですね」キャンプ中はホテルの自室を開放。日米で第一線で活躍してきた経験を伝えるつもりだ。

若手育成に力を注ぐが、もちろん自分のためでもある。ダイエー(現ソフトバンク)で8年間プレーしたが、ロッテでは“新人選手”。「話す中で色んな選手の特徴もつかみたい」チームに早く溶け込み、4年ぶりVへの主役になる。

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WBC延長13回からタイブレーク採用決定[ニッカン]

WBC運営委員会が29日(日本時間30日)、ニューヨーク市内の大リーグ機構(MLB)で開かれ、WBCの特別ルールが固められた。第1回からの主な変更点は球数制限緩和のほか、延長12回を終えて決着がつかない場合、13回からタイブレークを採用することが決定。11回からだった北京五輪では任意の打順から攻撃を開始できたが、第2回WBCは前の回の最後の打者とその前の打者を一、二塁に置き、無死一、二塁から打順を変えずにプレーを開始する。ただし決勝戦に関しての採用は継続審議となった。

また第1回大会で起こった誤審問題を踏まえ、本塁打性の打球の判定に限ってビデオ判定を導入する。日程を考慮し、準決勝で30球以上投げた投手は、決勝戦に登板できないルールも組み込まれた。試合前日に先発投手を発表する予告先発の実施、ベースコーチのヘルメット着用も決まった。第2ラウンドまでのコールドゲーム規定(5回15点差、7回10点差)などは第1回大会と変わらない。

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WBC、わずか5球の“前進”[スポニチ]

3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の運営委員会が29日(日本時間30日)、ニューヨーク市内の大リーグ機構(MLB)で行われた。日本側が求めていた球数制限の緩和は前回より5球増えるにとどまった。また延長13回からタイブレーク方式を導入することなども決まった。

わずか5球の“前進”だった。1次(東京)ラウンドが70球、米国での2次ラウンドが85球、準決勝と決勝では100球と、前回より緩和。しかし、約5時間の会議を終えた日本野球機構(NPB)の長谷川事務局長は「MLBが必要ならMLB選手だけ制限すればいい」と苦々しい表情で話した。球数制限については原監督以下、日本代表関係者に伝達済みだという。

日本代表が、他国に最も警戒されているのが投手陣だ。米スポーツ専門局ESPNが特集した戦力分析では松坂、ダルビッシュ、岩隈で形成する先発陣が参加16チーム中1位、救援陣が2位にランクされた。だが球数制限が課されることで自慢の3本柱や涌井、内海、岸ら“第2の先発”がフル稼働できない可能性が生じてくる。長谷川事務局長はMLB関係者に「日本が圧倒的に強い。また優勝じゃないか。投手がいいから」と持ち上げられたと明かし「みんな言うからプレッシャーになる」とこぼした。

また北京五輪で日本が苦汁をなめたタイブレークは、延長13回以降の導入が決定した。前回大会は1次、2次リーグを延長14回で打ち切り方式も、延長戦は1試合(11回で決着)だけ。新方式に適用される状況はなかったが、今回は敗者復活戦を取り入れる「ダブル・エリミネーション方式」のため、引き分けなしのルールが必要だった。決勝戦に関しては継続審議される。

他には本塁打の判定に限り、ビデオ判定の導入が正式決定。予告先発は試合終了30分後に、次戦の先発投手を発表する。

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ロッテが石垣島入り[報知]

ロッテは30日、今季限りで退任するバレンタイン監督らがキャンプ地の沖縄・石垣島に入った。5年ぶりの日本球界復帰となる井口は「不安より楽しみの方が多い。早く溶け込んで、プレーでチームを引っ張っていきたい」と話した。

さらに、ロッテ球団40年を記念した今季のスローガン「Remember〜1969−2008,2009〜」を発表。3位も逃した08年の悔しさを忘れないという意味も込められており、バレンタイン監督は「これからの40年間に残るような1年にしたい」と抱負を話した。

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野球機構がスローガン発表[スポニチ]

日本野球機構は30日、昨年からプロ野球で取り組んでいる温暖化防止活動「グリーン・ベースボール・プロジェクト」の今季スローガンを「Let's 省time!」と発表した。

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WBCルール問題、日本の提案認められず[ニッカン]

日本プロ野球組織(NPB)の立場は最後まで明確だった。野球の最高峰を決める大会である以上は、あくまでも野球規則通りに行うべきで、投球数制限などの特別ルールは採用すべきではないというものだった。

だが、最高峰の大会であるがために、高額年俸の大リーガーが多数参加する。そのために故障した時の補償問題が大きく横たわる。関係者によれば保険会社が保障を引き受ける上で、投手の球数制限は譲れない条件だったという。今回の制限の緩和も、わずか5球にとどまった。

NPBにとって投球数の制限を受け入れる代わりに、大リーグ側が示していた延長無制限は受け入れられないルールだった。一方で1、2次ラウンドは敗者復活を取り入れた変則トーナメント方式で行うために、引き分けは許されず、勝敗を決める必要があった。

NPBは同点の場合、安打数や塁打数などで勝敗を決める方式を提案していた。結局、NPB案は認められなかったが、大リーグ側も譲歩した形でタイブレーク方式が採用されたとみられる。

北京五輪では日本は米国にタイブレークで敗れている。採用が決まった以上は対策を考える必要がある。

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WBC、延長13回からタイブレーク導入[サンスポ]

3月に開催される第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の運営委員会が29日、ニューヨーク市内の大リーグ機構(MLB)で開かれ、昨年の北京五輪で導入された延長戦でのタイブレーク採用や、投球数制限を第1回大会より5球緩和することが決まるなど、特別ルールがほぼ固まった。

タイブレークは13回から始まる。11回から始まった北京五輪では任意の打順だったが、WBCでは打順は変えず、前のイニングの最終打者とその前の打者を一、二塁に置き、無死一、二塁でプレーを開始。表裏の攻撃を終えて同点の場合は、14回以降も同様に続ける。決勝でのタイブレーク適用については、継続して協議される。

このほか、予告先発と、本塁打の判定に限ってビデオ判定を導入する。

投球数制限は1次ラウンドが70球、2次ラウンドが85球、準決勝と決勝は100球となり、各5球ずつ増えた。投球中に制限数を迎えた投手は、対戦中の打者が打席を終えるまでは投球できる。また準決勝で30球以上投げた投手は決勝では登板できないことになった。

2次ラウンドまでのコールドゲーム規定(5回15点差、7回10点差)と同勝率チームの順位決定法などは第1回大会と変わらない。

タイブレーク
人為的に試合進行を促す方法で、ソフトボールや社会人野球の都市対抗大会で行われている。五輪競技復活を目指している国際野球連盟(IBAF)が試合時間短縮をアピールするため、五輪では昨年の北京大会で導入された。北京では延長11回から始まり、無死一、二塁で任意の打者が打席に立つ形で実施。今回は13回から同じ局面設定でスタートするが、打順は変更できない。表裏の攻撃を終えても同点の場合は、14回以降も同様に続ける。

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西岡剛内野手、悔しさバネに[朝日新聞]

明らかに落胆していた。受話器の向こうの声は、かすれそうなくらい小さかった。昨年12月15日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)第1次候補選手34人が発表された。西岡剛内野手(24)の名前はそこにはなかった(1月20日発表の有事に備えたバックアップ要員としての42選手にはメンバー入り)。

「本当にショックだった。自分の中では行くつもりでいたし、選んでいただけると思っていた」。普段はプラス思考で、自信のかたまりのような西岡の落ち込んでいる様子は今も鮮明に私の記憶に残っている。

周囲も彼に同情する声にあふれていた。そんな時、両親だけは落ち込む息子に強い口調で論した。「これがオマエの今の実力だよ。この現実をしっかりと受け止めて、また一から頑張りなさい。結果を出して、見返せばいいじゃないか」。

この言葉が西岡の目の色を変えた。それからは例年にないハイペースで練習を積むようになった。

「今年の西岡さんはすごい気持ちが入っている。練習量も2倍近いのではないか」。05年オフ以来、毎年自主トレを共にする専属トレーナーも西岡の今年に賭ける思いを感じ取っている。

「両親から厳しい言葉をもらって、逆に嬉しかった。ちゃんと戒めてくれる存在が自分にはいることを幸せに思うし、本当にその通りだと思う。今年のシーズン、最高の結果を出してWBCに出られなかった悔しさを晴らそうと思う。悔しいだけで終わるつもりは毛頭ない」。

思えば西岡は挫折を乗り越えてレベルアップする選手である。大阪の名門・PL学園への進学を目指していた中学校時代。入学が難しくなった時、部屋で一晩中、泣いた。しかし、その後は打倒PLの思いで大阪桐蔭高校に入学。甲子園に出場しプロ入りの夢も叶った。

プロ入り後も何度となく壁にぶつかったが、そのたびに「なにくそ」の気持ちではいあがり結果を残してきた。

今回のメンバー落ちも、きっと彼にとっては大きなプラスになるのではないか。そのように私は思うし、自身が公言する「首位打者と盗塁王」という今年の目標もクリアするに違いないと考えている。

どんな偉大な人間でも人生には必ず挫折があると思う。挫折や失敗があるからこそ人は成長する。大切なのは、そんな状況に陥った時に、ただ泣いているのか。それとも、なにくそという気持ちではいあがろうと努力するのかだと思う。

大きなショックを受けていた西岡は立ち上がった。その先にはキラキラと輝く未来が待っている。私はそう信じて疑わない。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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