わたしはかもめ2009年鴎の便り(1月)

便

1月31日

若手中心に自主トレ[千葉日報]

1日から始まる沖縄・石垣島キャンプのため現地入りしている千葉ロッテナインは31日、キャンプ会場の石垣市総合運動公園で、若手中心に自主トレーニングを行いキャンプインに備えた。

ドラフト1位の木村ら新人4投手をはじめ、今江や根元、細谷ら約20人の選手が午前9時半すぎからグラウンドで体を動かし、新加入の井口や新外国人2選手も顔をそろえた。雑談で笑顔を見せるなど和気あいあいとした雰囲気の中、ランニングやキャッチボール、ノックや屋内練習場での打ち込みで汗を流した。

入団後の手続きで忙しく25日以来の練習となった井口は「もう体は出来上がっている。明日から大きな声を出して頑張っていきたい」とノックで機敏な動き。初めてのキャンプとなる木村は「ケガなくやるのが1番」。ドラフト6位入団の香月は、ブルペンでキャッチャーを立たせて直球のみ30球の投げ込み。「プロの環境に慣れれば自分の球は通用すると思う」と自信たっぷりに話した。

チームは全体ミーティングを行い士気を高めた。バレンタイン監督は「毎年この時期は生まれ変わって新しいものが始まるような気分。今年もワクワクしてる」と気持ちを高ぶらせていた。

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井口特別扱いなし、ボビー打順固定せず[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)は1月31日、フィリーズから移籍した井口資仁内野手(34)に対し、特別扱いしない意向を明かした。ほかの選手同様に打順を固定せず起用する方針。「打順というのはグループで考えるもの。どこに置いたら能力を発揮してくれるか考えて決める。必ずしも、毎回同じ打順とは思いません」と“猫の目打線”の1ピースとする考えだ。

井口が「3割30本塁打30盗塁」を目標に掲げているのは知っている。毎回打順が変わるのは個人目標のためにはマイナスになるかもしれないが、優勝のためには避けられない。「彼には目標を達成してもらいたいけど、監督として、その目標に対して、どうかは見極めながら使わないといけない」と話した。キャンプでは井口の現在の能力を見極めながら、起用法を練っていく。

「6人の打者が20本塁打を打つ打線。可能だと思うし見てみたい」と、井口が加入した打線に期待を寄せる。この日、1日のキャンプインを前にミーティングを開き、「ファンのために迷いなく、気持ちをなえさせることなく、シーズンを過ごそう」と号令をかけた。今季限りで退団する最後のシーズン。チーム力を最大限に引き出すため、ボビーが選手起用に頭をフル回転させる。

◇41度目の春、興奮

バレンタイン監督
「プロ生活40年。41回目のキャンプにエキサイトしている。去年は投手陣が今一つ体をつくれなかった。先発投手を鍛えながら、開幕当初からいい戦いができるようにしたい。」

◇竹原、井口の一番弟子

井口の門下生第1号が誕生した。沖縄で自主トレを共にした竹原が、アーリーワーク(早朝練習)に参加することになった。井口は「スタートは10時なので、その前にできることは終わらせておきたい。3時、4時に終わっても、しっかり朝からやっていれば問題ない。来たいという人も増えるかもしれないね」と、チームでのアーリーワークの普及に一役買っていた。

◇室内芝を大改修

悪天候に備えて、室内練習場を大改修した。25日の八重山マラソン終了後、急ピッチで厚手の人工芝を敷く作業が始められ、石垣市が約4200万円をかけてクッション性のあるタイプのものを敷きつめた。早速自主トレを行った今江は「去年よりだいぶいい。軟らかいのと、去年のは砂が交じっていたので痛かったから」と好感触。昨年は雨天の際、硬い人工芝に悩まされる選手が続出したが、今年は問題なさそうだ。

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主力休み…しかしニューリーダー井口は動いた[スポニチ]

5年ぶりに日本球界に復帰したロッテ・井口資仁内野手(34)が31日、キャンプ地の沖縄・石垣島で休日返上で自主トレを行った。ベテランら主力の大半が休養して英気を養う中、約2時間のメニュー。若手と積極的にコミュニケーションを図るなど早速、ニューリーダーとしての意気込みを示した。

井口
「チームが勝つために来たと思っている。優勝できるよう、しっかり準備したい。自主トレでかなり仕上げてきたし(キャンプでは)大きな声を出してやっていきたい。」

約50メートルのキャッチボールでは力強い球を放り、昨季痛めた右肩が万全であることをアピール。今江、根元らと受けたノックでも軽快な動きを披露した。視察に訪れたバレンタイン監督は「メジャーでプレーした選手が積極的な姿勢を見せてくれるのは、若手のいい手本」と絶賛。続けて「いいプレーを続けてくれればいいリーダーになる」と大きな期待を寄せた。

プレーだけでなく“営業部長”として石垣島のPRも忘れない。「石垣牛、おいしいですよ。自主トレ中も送ってもらって食べていました」。メジャーでも実践していたアーリーワーク(早朝練習)も取り入れ、1日は午前8時頃から竹原とウエートトレを予定。「時間を有効に使わないと。量も必要だけど質も大事。人が少ない時間帯の方が濃密な練習ができる」。元メジャーリーガーのおごりは一切ない。“ロッテ・井口”はチーム1番乗りでキャンプインする。

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つぎはぎ目立つが…石垣市、ロッテのために大枚はたいた[スポニチ]

石垣市が4200万円を負担し、ロッテの室内練習場に新人工芝が張りめぐらされた。昨年はテニスコート用の硬い芝だったため足腰への負担が大きいとのクレームが続出。別メニュー調整となる選手も出た。野球用の今年の芝は好評で今江は「去年とは全然違う」。大嶺も「いい感じです」。ただ、2メートル四方の芝を700枚以上つなげているため、つぎはぎが目立ち、イレギュラーバウンドを不安視する声もあった。

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井口「幻の豚」食べまくり宣言…ロッテ[報知]

ロッテの井口資仁内野手(34)が幻の豚を食べ、09年の戦闘態勢を作り上げる。キャンプイン前日の31日は、沖縄・石垣市中央公園野球場でノックなど、約3時間の自主トレ。キャンプ中、沖縄伝統のアグー豚を食べまくることを宣言した。

石垣島入り2日目。井口が食指を動かしたのは、アグー豚だった。かつて絶滅の危機に瀕し、「沖縄の宝」と評される黒豚は、疲労回復に効果の高いビタミンB1を通常の豚肉の2倍以上含んでいる。さらに、脂身が多く、飽きが来ない味も魅力で「今年はアグーを食べてみたい」と井口。メジャーにいた昨年は右肩を痛めるなど故障に泣いただけに、「ケガをしない体づくり」がキャンプの目標。充実した練習を積むために、食生活から改革する。

さらに、現地関係者は環境面でのバックアップを約束。球場周辺の警備員は昨年から倍増の20人に。全体練習前にウエートトレーニングをする大物が、より集中できる環境を作るつもりだ。5年ぶりに日本球界へ復帰した元大リーガーが、万全の状態でキャンプ初日を迎える。

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バレンタイン監督、決意表明[デイリー]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が、キャンプインを翌日に控えた31日、沖縄・石垣島の選手宿舎で行ったチームミーティングで決意表明した。既に今季限りでの退団が決定している同監督だが、シーズン最後まで責任を持って指揮を執り続けることを宣言した。

「ファンの皆さんのためにも、絶対に迷いなど持たずに、気持ちが萎えることなくシーズンを過ごそう」。この時期に指揮官の退任が決まっている異例の事態だが、モチベーションは最後まで捨てない。最高のラストイヤーにするためにも、自らチームを鼓舞した。

「いかに私がエキサイティングしているか、いかに選手の皆に愛情を持っているかを話しました」。バレンタイン監督が、有終の美に向かって走り出した。

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ロッテ・井口、練習「ササッ」夜「グビッ」[サンスポ]

ロッテは1月31日、沖縄・石垣市中央運動公園内の野球場で、選手が各自自主トレを行った。新加入の井口資仁内野手(34)も満を持して登場。開幕に向け“メジャー流”の調整で体を仕上げていく考えを明かした。

軽快なグラブさばきにうっとり。素早い送球にビックリ。キャンプイン前日。状態は万全だ。ナインは井口の動きに熱い視線を送った。

井口
「僕はダラダラと練習をやるタイプじゃない。日本では(午後)6時、7時までやると褒められるけど、質を上げないともったいない。」

5年ぶりの日本でのキャンプを『メジャー流』で進めていくことを明かした。この日も午前9時30分から約3時間、ランニング、キャッチボールなどで効率的に汗を流した。

米大リーグで4年間を過ごした井口。ウエートトレは早朝に行うのが慣例となっている。練習後の夕方は選手が集まってしまうため「わざわざ、こむ時間にやる必要はない」が持論。「夜は飲みに行く時間もつくりたいしね」と笑った。

幸いロッテを指揮するのは、メジャーで監督経験のあるバレンタイン監督。練習前の早朝トレについては「色々と話したい」と慎重な姿勢だが、球団は容認する方針。井口は1日の練習前もウエートトレを敢行する。バレンタイン監督は「あれだけ経験のある選手。若い選手の手本になって欲しい」とリーダーとして期待を寄せる。

「自主トレで体は仕上がっている」と井口。気合の長時間トレではなく短時間で集中。メジャー流のキャンプを送る。

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ロッテの石垣島キャンプ地、新球場つくる[サンスポ]

新球場をつくってお待ちしています。ロッテのキャンプ地、沖縄・石垣島が国の公園事業を活用し、約11億円の予算を新球場建設に充てることが31日、明らかになった。

今年で2年目の石垣島キャンプだが、契約は1年ごとに更新するため、来年はまだ未定。そこで石垣市は充実した施設で引き留める。石垣市中央運動公園内には2つの球場があり、ロッテが使用しているものとは別の球場を現在解体中。6月には着工し、来春キャンプまでには完成させる。両翼99.5メートル、中堅122.2メートルで千葉マリンと同規模になる予定だ。

すでに昨年、選手から「人工芝に砂が結構あった」など不満が続出した室内練習場は約5000万円をかけて改修。週末には球場と室内練習場の間を走る2車線の道路を歩行者天国にすることも決定した。

「ロッテ(キャンプ)の経済効果は大きい」と石垣市関係者。キャンプ期間中はタクシー運転手がロッテのユニホームを着用するなど、島をあげて「キャンプ続行」を訴える。

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井口「体はでき上がっている」[ニッカン]

ロッテの井口資仁内野手(34)はキャンプイン前日の31日、沖縄・石垣島の球場で初練習。今江ら内野陣と共にノックを受けるなど「体はでき上がっている」と、万全な調整ぶりを見せた。25日に入団会見。引っ越しにも追われ、直前は満足に練習できなかった。「段ボールしか持っていない」と苦笑いだが、それも踏まえて自主トレーニングの終盤は追い込んできた。「計画を立ててやるタイプなので」。メジャーでも評価されたクレバーさで、5年ぶりに日本のキャンプに臨む。

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