わたしはかもめ2009年鴎の便り(2月)

便

2月6日(24度、750人)

ボビー「最後の年じゃない」

今季限りでロッテとの契約が切れるボビー・バレンタイン監督(58)が6日、来季以降も指揮を執っていたい考えをほのめかした。最終年に臨むに当たって、いつもの年と心境に違いがあるかという質問に「自分は常にその瞬間に全てを捧げる人間。それは変わらずにやっているし、今年が自分の監督生活、最後の1年になるという考えは持っていません」と話した。

監督生活の続行がロッテでということなのか、他の球団でのことなのかについては「来年の話をするつもりはありませんでした。ミスをしました。選手、スタッフに今年に専念してもらうためにも、これ以上は語らない」と再び口を開くことはなかった。

来日の際には空港に200人のファンが駆けつけるなど、ファンの支持は根強いが、ロッテとしては来季の監督交代は決定事項であり、続投の可能性は極めて薄い。しかし、そんな状況でも日本一、アジア一を達成できれば、いま1度、その手腕を証明することになりそうだ。

◇山内氏に黙祷

前身の毎日、大毎で4番を打ち、監督も務めた山内一弘氏(享年76)が2日に肝不全でなくなり、哀悼の意を込めて練習前に黙祷をささげた。集まった選手、スタッフが、バックスクリーン上に掲げられた半旗に向かって目を閉じた。石川副代表は「ロッテの大先輩ですし、大変お世話になった方。ご冥福をお祈りしたい」と話した。

ページトップ

里崎志願の特守

里崎が志願の特守で泥だらけになった。約300球のノックを受けるとひざがプルプル。なかなか立ち上がれなかった。「生まれたての子牛みたいだったね。またやるよ。やらないと全試合出られる体力はつけられないから。1人で特守を受けるのは初めてだし、こんな泥だらけになったのは久し振り」と、全試合出場して日本一に貢献したいという目標に向けて意気込みを感じさせた。

◇俊介は仮想韓国

WBC日本代表候補の渡辺俊が、仮想韓国で127球を投げ込んだ。右打席に韓国の主砲、李大浩が立ったことを想定。イメージの中で、1打席目は2−1から甘く入ったシンカーを左前に運ばれたが、2打席目は三振に切り、抑える感覚をつかんだ。「李大浩は大きいのに柔らかいんですよね。それに、韓国のバッターは内角球を避けないんです。(国際大会では)なぜか、避けないで当たっても、ボールじゃなくて死球になっちゃうんですよ」と、過去の印象を思い出しながら、対戦に備えていた。

ページトップ

ボビー怒!WBC首脳陣にかみついた[デイリー]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が6日、侍ジャパンに不満爆発だ。チーム唯一のWBC日本代表候補、渡辺俊介投手(32)が先発の柱として名前が挙がらないとして“不服申し立て”を訴えた。注目されない?ながらもブルペンで今キャンプ最多の127球を投じ、ハイペース調整を行う渡辺に気遣い、「フェアじゃない」とWBC首脳陣に皮肉を込めて怒りをあらわにした。

熱投を演じたサブマリンの話題になった瞬間、バレンタイン監督の顔色が変わった。「俊介が、これだけ特別なことをやらなきゃいけないのはフェアじゃない。『渡辺俊介』という名前が、WBCの先発候補に出てきていない。これだけ優れた投手でありながら、先発の位置付けじゃない。なのに、どうしてこれだけの努力をしなきゃいけないんだ」。たまっていた怒りが弾けるように、ボビー節がさく裂した。

第2クール2日目。渡辺俊は、ブルペンで今キャンプ最多の127球を投げ込んだ。実はメジャー流が浸透するボビー政権下では球数を極力制限し、特に今キャンプではブルペンで20分以上投げ込みをする場合、コーチ陣に申告しなければならない制約がある。渡辺俊にはWBCに向けたハイペース調整のため特別に許可を出している。

また渡辺俊だけはWBC使用球への順応を優先するため、NPB球を使うフリー打撃に登板しない方針。ブルペンだけで実戦感覚を養い、16日からの代表合宿に向かう調整法を貫いている。

しかしそこまでしているのに、なぜ名前が挙がらないのか。前回大会は先発3本柱の1人だった渡辺俊だが、今回WBC首脳陣の口から出てくるのは、松坂、ダルビッシュ、岩隈といった面々。渡辺俊の実力を誰よりも理解しているバレンタイン監督にとって、この状況が面白い訳がない。

さらに「WBCで十分に投げられないと、レギュラーシーズンに影響を及ぼしかねない。そういう状況にならないことを祈るばかり」と皮肉たっぷりに付け加えた。果たしてこの不満は原監督に届くのだろうか。

ページトップ

里崎泥んこ「生まれたての子牛みたい…」[スポニチ]

ロッテ・里崎が志願して今キャンプ初の特守に挑んだ。約300球、泥だらけになりながら必死に球に食らいつき「足がプルプルして生まれたての子牛みたい。1人で特守やったのも、ここまでユニホームが汚れたのは久しぶり」。今季は正捕手として全試合出場を目標に掲げており「これをやらないと全試合出る体力ができない。今年は意気込みが違う、ということにしてる」と冗談を交えながら振り返った。

ページトップ

渡辺俊“占領”して仮想敵国料理[スポニチ]

ロッテ・渡辺俊介投手(32)が6日、127球の投げ込みを行った。沖縄・石垣島キャンプ4度目のブルペン入り。通常は各投手に20分しか与えられないブルペンをバレンタイン監督の許可を得て“占領”した。WBC使用球で、審判を付けて試合を想定しながらの投球。ブルペン捕手らを打席の本塁ベース寄りに立たせ、韓国の中軸打者・李大浩の名前を口にしながら今キャンプチーム初となる100球越えで、仮想・韓国打線を“料理”した。

渡辺俊
「予定通り、いい練習ができました。李大浩の最初の打席はシンカーが甘く入って左前打ですね。2打席目は三振を取った…はず。攻め方はシンカーで内角を突いて…あっ、企業秘密です。」

前回WBCでは韓国戦は2試合に先発。救援陣が打たれて白星こそつかなかったものの4回2/3を1失点、6回無失点とともに好投した。韓国キラーの自負があり、北京五輪で金メダルを獲得したアジア最大のライバル封じに向けビデオ研究にも着手している。今回は2番手でのロング救援を含めた中継ぎ起用の可能性が高いが、投げ込み禁止のチーム方針を逆手にとり「1球目から集中して投げるから20球ぐらいで肩ができるようになった」と対策はできている。

WBC連覇へ、決勝戦を含めて最多で3度対戦の可能性がある韓国戦は避けては通れない。日本が誇るサブマリンが万全の状態に仕上げて、再びライバルを封じ込める。

ページトップ

仮想韓国!ロッテ・渡辺俊が“イメトレ”[サンスポ]

ロッテの渡辺俊が6日、WBCを見据え、ブルペンで127球投げ込んだ。打者を立たせ、韓国代表の強打者・李大浩(LG)をイメージして「打者はイ・デホ」と言ってから投球。「カウント2−1から投げたシンカーは、甘かったからレフト前に運ばれたかな」などと“イメトレ”した。同代表の抑え、鄭大ヒョン(SK)が李大浩を抑える映像も入手し、参考にしているようだ。

ページトップ

ロッテ球団旗が半旗に…山内氏悼み黙祷[サンスポ]

1979〜81年にロッテの監督を務めた山内一弘氏の死去が分かった翌日の6日、1、2軍キャンプ地では球団旗が半旗となり、練習前に選手、スタッフ全員で黙祷をささげた。現役時代に3年間指導を受けた袴田バッテリーコーチは「非常に寂しい気持ち。山内さんの分も、優勝したい」と話した。

ページトップ

ロッテ・大塚が離脱…急性腰痛のため安静[サンスポ]

ロッテ・大塚明外野手(33)が6日の沖縄・石垣島キャンプで、フリー打撃中に腰を痛め練習を途中で切り上げた。「急性腰痛」のため選手宿舎で安静。病院には行かず、今後については様子を見て決める。

◇元祖!迷言・名言

小宮山
(新球開発について尋ねられ)「あとは、左で投げるしかない。10年はかかるかな。世間では、そういうのを時間の浪費っていうんだよ。」
渡辺俊
(ブルペンで打席に立ち内角球を警戒した神戸に)「大丈夫、オレの球は120キロくらい。当たって怒った人はいないから。」

ページトップ

宿敵韓国を想定し俊介最多127球…ロッテ[報知]

WBC日本代表候補のロッテ・渡辺俊介投手(32)が、2日連続でブルペン入り。宿敵・韓国打線を想定し、今キャンプ最多の127球を投げ込んだ。

サブマリンの脳裏には、WBCへの計画がきっちり描かれていた。球数が100球を超えた時だった。「バッター、李大浩(イ・デホ)」韓国の長距離砲を口にした。吉鶴バッテリーコーチを右打席に立たせ、直球にシンカー、カーブ。「(韓国は)最大のライバルだから」コーナーへ右腕をしならせた。

日ごろから肩の酷使を心配するバレンタイン監督が就任してからは、他球団では当たり前の127球といえども極めて異例。キャンプ中、投球練習できる時間は20分。どんなにピッチを早めても、60球前後にしかならない。“オキテ破り”の調整だが、首脳陣に100球超えを志願。「独特のフォームで、なじませるのに時間がかかるから」と説明した。

手持ちのWBC使用球が少ないため、今後もブルペンのみの調整を続ける。「もうちょっと(制球の)精度を上げたいが、自分の中のイメージに近づいた」連続世界一へ、確実に進化を遂げる。

ページトップ

今江がスローイングを開始[ニッカン]

右尺骨骨折の影響で、送球練習を自重していたロッテ今江敏晃内野手(25)が6日、スローイングを開始した。守備練習で三塁の位置につくと、流れるように捕球から送球までをこなした。前日までは、つい投げてしまい「あっ、投げちゃった」などと苦笑いもしていたが、連日23度を超える石垣島の暖かさの中で、ようやく投げられるまでの状態になった。「そろそろ大丈夫かなって思って投げ始めました。やっと練習が楽しくなってきた」と笑顔を見せた。

ページトップ

渡辺俊ギアチェンジ!グイグイ130球[スポニチ]

ロッテの渡辺俊がWBCを想定した投球練習で、ギアを上げた。公式球に慣れようと約130球。1人当たりのブルペンが20分間と決められているため、首脳陣の許可を得て存分に投げ込み「こうなった方がいい、というイメージに近づいている」と日増しに適応してきた様子だ。

実戦を意識した投球も行った。左打席に1メートル91の神戸が立つと、スライダーを交えて内角攻めを徹底し「リーチが長いと近めが弱いので突いていかないと」。早くも第2ラウンド以降を見据えていた。

ページトップ

フィギュア付きパ・リーグ入場券発売[スポニチ]

パ・リーグの6球団による共同事業会社、パシフィックリーグマーケティング(PLM)は6日、今季の開幕を記念して「対決フィギュア付きチケット」を発売すると発表した。入場券にホーム、ビジターの選手のフィギュアが各1体付いている。対象は4月開催(一部は5月)の各球団が指定した試合。フィギュアは中島(西武)、ダルビッシュ(日本ハム)ら、各球団の主力がモデルとなっている。

ページトップ

ロッテ・成瀬、生命線の直球に復活の気配![サンスポ]

ロッテ石垣キャンプ(6日、石垣市中央運動公園)成瀬が生命線の右打者への内角直球に、復活の気配を漂わせた。ブルペンで早川に対し、正確な制球を続けた。昨季痛打される要因となった、体が開いてシュート回転する球もなく「自分でもびっくりした」という仕上がりの良さだ。

自主トレで体重を絞り、昨年の同じ時期より6キロも軽い。下半身に粘りと切れが戻り、軸足のためも十分。それが今の球筋につながっているという。一昨年の16勝から昨季は勝ち星が半減。真価が問われる今季に「よく動けているので」と手応えを感じていた。

ページトップ

山内元監督に哀悼の意、ロッテ1軍キャンプで黙祷[スポニチ]

2日に肝不全で亡くなった、故山内一弘元監督に哀悼の意を込め、ロッテの1軍キャンプ地、沖縄・石垣島で黙とうが捧げられた。練習開始前に首脳陣と選手、スタッフが全員集まり、センターポールに掲げられた半旗に向かい30秒間の黙祷。広島での現役時代に指導を受けた高橋打撃コーチは「僕の師匠なんで…」と神妙な表情。石川球団副代表は「ロッテの大先輩であり、球界の大先輩である山内さんのご冥福をお祈りします」と話した。また、2軍キャンプ地の千葉・鴨川でも練習前に黙祷が捧げられた。

ページトップ

OB・山内一弘氏の死悼み半旗…ロッテ[報知]

ロッテは6日、OBの山内一弘氏の死を悼み、石垣市中央運動公園野球場に半旗を掲げ、選手やスタッフらが午前10時の練習開始前に黙祷を捧げた。山内氏は1952年にロッテの前身・毎日に入団し、60年に本塁打王、打点王を獲得、優勝に貢献。79年からは監督を務め、80、81年と2度のパ・リーグ前期優勝に導いた。石川晃副代表(47)は「ロッテの大先輩であり、球界の大先輩でもあるから」と話した。

ページトップ