わたしはかもめ2009年鴎の便り(2月)

便

2月7日(25度、2400人)

成瀬が2人!?西武、ドラ4坪井を警戒

成瀬2世だ。ロッテ・ドラフト2位の坪井俊樹投手(22=筑波大)が7日、シート打撃に登板し47球を投げて被安打1に抑えた。右打者のインサイドへの直球で2本のバットをへし折るなど、派手に決めた。「最初にしては良かったと思います。ブルペンがダメだったので、どうしようかと思ってました」と振り返った。

西武の千原スコアラーは「今日投げた新人の4人の中では1番いい。球の出所が見えにくくて、成瀬みたいなタイプ」と警戒した。坪井の生命線はそこにある。今の投球フォームをつくる際に考えたのも出所を見えにくくすること。ソフトバンク和田を研究しながら完成させた。「成瀬さんも同じようなタイプ。投球術とかを学びたい」と身近なお手本を役立てていく。

坪井といったらロッテの坪井と言われるようになるのが目標。日本ハム坪井やサッカー浦和の坪井ら強敵ぞろいだが、目下のライバルはツボ押し健康グッズの「坪井さん一家」。「友人から、これより有名になれって4つぐらいもらいました」と苦笑い。シーズン後には、その友人達を見返してみせる。

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ロッテのキャンプ地にもう1人の井口[ニッカン]

ロッテのキャンプ地に7日、もう1人の井口が出現した。井口が守備練習に励む姿を見つめる井口。通行人があれ?と振り返る。地元でボランティアを務める那良伊功さん(36)は、井口のそっくりさんとして5年前から井口を意識してきた。3年前にカナダ・トロントに行った際には「イッグッチ?」と言われながら外国人に囲まれた経験も持つ。ここ2年で15キロのダイエットにも成功し、井口へのそっくり度はさらに増した。

井口は「そっくりさんは見たことがない」と言い、球団も那良伊さんに目をつけた。井口の人気が制御できないほどになってしまった場合、力を借りようとしている。事業企画室の羽地ディレクターは「影武者が必要になったら彼でいける。開幕戦の千葉にも来てもらえるみたいなので、その時にでも」と、何やらたくらむ。本物との違いは8センチ低い身長と、襟足の髪の毛の長さ。そこに注意していれば、だまされることはないだろう。

◇井口、初打席で適時打

井口がシート打撃で快音を響かせた。初打席は右前適時打で幸先良くスタートした。「最初にしては良かった。しんでとらえることもできたので」と納得の表情。バレンタイン監督も「いい打者だ。かつて見た、自分が覚えている通りの打撃を見せてくれた。これから開幕が近づけば、彼らしいパワーも見られるようになると思う」と期待した。

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ロッテ・元スーパー店員の香月、井口切り[サンスポ]

昨年までスーパーマーケットの総菜売り場で働いていたロッテのドラフト6位の香月(熊本ゴールデンラークス)が7日、シート打撃に初登板。米大リーグから5年ぶりに日本球界に復帰した井口のバットをへし折るなどアピールした。「誰が相手でも負けたくない。相手を認めた瞬間、自分が相手より下になる」という右腕は、物おじすることなく投球。井口は「いい球だった」と評価していた。

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井口、左へ右へ貫禄の猛打ショー[スポニチ]

ロッテ・井口が貫禄の猛打ショーだ。今キャンプ初のアウトカウント、走者を想定してのケース打撃。初打席の初球、ドラフト6位・香月の外角直球をライナーで右前に運んだ。5年ぶりの日本球界復帰を祝う“初安打”は井口らしい右方向への痛烈な当たり。1死三塁を想定した場面だったため初打点のおまけ付きだった。

井口
「バットに当てるのに精一杯でしたよ。でも久しぶりに投手相手に打った割には、いい感じでした。とりあえず芯に当たったんでね。最初にしては上出来です。」

謙遜気味に振り返るが、打席では余裕しゃくしゃく。左腕・根本からも左へ右へとコースに逆らわず3方向に快音を響かせ、格の違いを見せつけた。投手の仕上がりの方が早いキャンプ序盤。各打者が久々の生きた球に苦戦する中、計10打数5安打と元メジャーリーガーの力を見せつけた。

早くも結果を出したニューリーダーに、バレンタイン監督は「ダイエー時代に見た、自分が覚えている通りの姿をそのまま見せてくれた」とご満悦。西武・千原スコアラーも「さすが。見下ろす感じで余裕が感じられる」と警戒を強めた。

順調な調整ぶりを示しても、おごりはない。連日午前6時に起床し朝食会場へ1番乗り。アーリーワークも欠かさず、夜は各球団の主力投手のビデオ研究を続ける。「余裕あるように見せているだけ。あとは連係プレーですかね」。貪欲な姿勢も、また頼もしい。

◇香月、バット折る“お返し”も

井口に2安打を献上したロッテ・香月だが、7球目にはバットをへし折り遊ゴロに仕留めてお返し。“井口斬り”で1軍生き残りをアピールし「バットを折ったのはたまたま。打たれていい気はしませんから」。3安打された根本は「ミートがうまい。ドッシリしていてブレがないのが伝わってくるし、やっぱり凄い」と脱帽していた。

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坪井2本折りデビュー…ロッテ[報知]

ロッテのドラフト4位・坪井俊樹投手(22)が、先発ローテ入りへ名乗りを上げた。シート打撃に初登板。打者のべ7人に47球を投げ、被安打1。バットを2本折るなど、球威もアピールした。

筑波大出身のインテリ左腕が、初のテストで満点を得た。キャンプ前に、パの主力打者を収録したDVDを入手。これを右打者、左打者に分け、さらに長距離砲、短距離打者の4つに分類した。「こう分けるのが、大学時代からの方針だった」自己最速は144キロながら高い分析力でカーブ、チェンジアップを見せ球にして内角を攻めた。渡辺正、田中雅のバットを折ると、外野にも2本しか飛ばさせない。予習の成果を存分に発揮した。

ロッテの計算できる先発左腕は成瀬だけ。バレンタイン監督は「紅白戦でも投げる機会はある。今後を見て決めたい」と起用法の明言を避けたが、坪井は「どこでも投げるけど、自分の中では先発で」とローテーションの一角に食い込むつもりだ。

坪井俊樹(つぼい・としき)
1986年7月7日、兵庫県生まれ。22歳。社高で3年春に甲子園出場。筑波大では首都大学リーグ歴代4位の通算34勝を挙げ、08年ドラフト4位でロッテに入団。186センチ、70キロ。左投左打。独身。

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橋本12球で3安打に手ごたえ[ニッカン]

ロッテ橋本将捕手(32)が7日、シート打撃で安打を連発した。大嶺から12球で3安打。強烈な逆風を突いて二塁打も放った。「最初にしてはいいし、この時期にしてはボールが見えている。変化球にもついていけた。状態がいいので、このまま続けていきたい」と手ごたえを感じていた。

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ロッテルーキー左腕“明暗クッキリ”初登板[スポニチ]

ロッテの即戦力と期待される2人の新人左腕が実戦初登板で明暗を分けた。

ドラフト4位の坪井(筑波大)は右打者の内角にクセのある直球を正確に投げ込んで2度、バットを折った。カーブで緩急も付け、安打性の当たりはほぼ皆無。好結果にも「打者も本気じゃないので」と、内容を自己分析できる冷静さも光った。

一方、1位の木村(東京ガス)は少しでも甘くなると痛打される場面が多く「厳しくしてもフェアゾーンに(安打を)入れてくる」とプロのレベルの高さを痛感していた。

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大塚が腰痛、練習休む…ロッテ[報知]

ロッテの大塚明外野手(33)が7日、腰痛のため、練習を休んだ。6日のフリー打撃中に、スイングした際に痛めた。昨年は疲労性腰痛で、1軍キャンプを途中離脱していたが、今後、2軍で調整するかは未定。宿舎でマッサージや電気治療を受ける予定だ。菊池広保トレーナー(44)は「昨年と同じような症状。1日、2日様子を見ないと何とも言えない」と説明した。

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また腰が…ロッテ大塚が2年続けてリタイア[スポニチ]

沖縄・石垣島キャンプ中のロッテ・大塚明外野手(33)が7日、腰痛を訴えて選手宿舎で静養した。6日の打撃練習中に痛めたもので、菊地チーフトレーナーは「2、3日様子を見ないと。今の状態では飛行機にも乗せられない」と説明。近日中にも2軍調整となる可能性が出てきた。

大塚は昨年の石垣島キャンプ中にも腰痛を訴えて、2軍キャンプ地の鹿児島・薩摩川内に移動してリハビリするなど、腰に慢性的な不安を抱えている。また、上半身に強い張りを訴えている昨季開幕投手の小林宏之投手(30)は2日連続ノースロー調整。8日からブルペン投球を再開する予定だ。

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大塚が腰痛でリタイア[ニッカン]

ロッテ大塚明外野手(33)が7日、腰痛のためリタイアした。6日の打撃練習中にスイングをした際、痛みが走った。病院へは行かずに、電気治療などで様子を見る。復帰には10日前後かかる見込みで、調整遅れは必至だが、チームにはこのまま帯同し、暖かい石垣島での調整を続ける。

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