わたしはかもめ2009年鴎の便り(3月)

便

3月3日

中日9−5千葉ロッテ(ナゴヤドーム)

中日は先発で期待される小笠原孝投手が3回を完璧に抑えた。岩瀬と山本昌の両左腕も1回無失点。新外国人のブランコに初アーチが出るなど打線も好調だった。ロッテは先発枠入りを目指す大嶺が3回1/3で7失点と課題を残した。

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ロッテ大嶺開幕ローテピンチの7失点降板[ニッカン]

圧巻の3者連続三振に見えたが、そうではなかった。3回、ロッテ大嶺祐太投手(20)は中日野本、森野、ブランコを連続三振に仕留めた。2失点から立ち直り、好投に転じる兆しにも見えたが、投げた本人が、そうは思っていなかった。「3者連続三振もしっくりくるような感じはなかったんで…」。

その感触は4回に現実のものとなった。変化球が抜け、制球に苦しみ、直球を狙い打たれた。修正しようとしたカーブも真ん中に入り、藤井に2ランを浴びた。予定の4イニングを投げきることができず、7失点でKOされた。

バレンタイン監督は「いい球はたくさん投げられていたけど、今日はスライダーとカーブが良くなかった。まだ練習が必要かなと思います」と、この日の結果から合否を出すことはなかったが、大嶺は開幕ローテ争いの競争から1歩後退してしまった。

だが、下を向いてばかりもいられない。「しっかり気合を入れて練習します。今日は和田さんから下の打者に打たれてしまった。もう少し慎重に投げれば良かった。また中日と対戦したいと思いました」。やられた分の借りを交流戦で返したい。心に火がついた。

◇3試合で3本目、ミスターに塁打バーナムJr.

新加入のバーナムJr.(34=ラニュー)が9回、代打2点適時二塁打を放った。3試合で5打数4安打2打点。そのうち3本が二塁打という好調ぶりだ。「開幕1軍を目指しているので、結果が伴っているのは嬉しい」と納得の表情。この日が初めてのドーム球場でのプレーだったが「プレーしやすかった。アイラブドーム」と笑顔だった。

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大嶺ピンチ7失点…先発ローテ入り厳しい[スポニチ]

ロッテの大嶺が3回1/3を8安打7失点。目標の先発ローテーション入りは限りなく厳しい状況となった。最速146キロを計測した直球の威力は十分で3回は3者三振。だが変化球の制球が定まらず4回は甘く入った直球を痛打された。「調子は良かったけど力が入りすぎた。直球の制球と変化球の精度を上げたい。しっかり気合入れて練習します」。3年目右腕は神妙な表情で反省していた。

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[スクープ!]ロッテ・久保が阪神入り[デイリー]

ロッテ・久保康友投手(28)と阪神・橋本健太郎投手(28)の1対1の交換トレードが合意に達したことが3日、明らかになった。近日中に正式発表される。先発陣の一角を担える10勝級投手の獲得を目指していた阪神と、中継ぎ強化を狙うロッテの思惑が一致した。また、この日、真弓明信監督(55)率いるチームは1ヶ月間の春季キャンプを打ち上げた。

安芸で春季キャンプを打ち上げ、若虎投手陣の成長に目を細めた真弓監督にダブルの朗報が飛び込んできた。開幕構想をさらに盤石にする実績のある先発右腕が、新たに猛虎軍団に加わることになる。

阪神が、ロッテ・久保の電撃獲得に成功したことが、デイリースポーツの取材で明らかになった。

球団は、今年初めに坂井オーナー主催の新年会で真弓監督と今季の構想を話し合い、指揮官の若手育成の方針を優先させ、補強活動の“休止”を決めていた。

だが、今季から先発転向に挑戦する久保田が、沖縄キャンプ中の2月上旬に右肩関節炎で離脱。開幕は絶望的な状況となったことで、水面下で補強に向けた調査を再開。一昨年からトレードでの獲得を視野に調査を続けていたロッテ・久保に照準を絞り、獲得交渉を本格化させていた。

一方のロッテ側も、昨年30セーブを挙げた荻野を中心とした終盤の必勝リレーをさらに強化するべく、中継ぎ補強を課題に掲げていたことから、両球団の思惑が一致。久保−橋本健の1対1トレードがまとまった。近日中に両球団から正式に発表される。

真弓監督は若手育成を1番のテーマに掲げる一方で、昨秋の就任時から、先発投手に関しては“大物限定”の補強を要望していた。そんな指揮官の意に沿うトレードは、100%の満点補強といえそうだ。

久保は新人イヤーの05年に10勝を挙げ、ロッテの日本一に貢献。06年には開幕投手も務めた実績がある。07年にも9勝をマーク。昨年こそ本来の力を発揮できなかったが、いわゆる松坂世代の28歳。年齢的にも脂が乗ってくる時期で、今後の虎投の柱となることが期待できる。

久保は奈良県出身。阪神電鉄は今春「なんば線」を開通させ、近鉄との直通運転をスタートする。これまで以上に奈良県からファンを甲子園に呼ぶことをテーマに掲げる球団の営業活動にも追い風となりそうだ。

安芸キャンプを打ち上げた阪神は、今後のオープン戦の中で開幕ローテ争いが本格化する。そこに実績のある久保が加入。さらに競争が激化し、それがチーム全体のレベルアップにつながっていきそうだ。

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大嶺、制球乱し7失点[ニッカン]

ロッテの3年目右腕、大嶺祐太投手(20)の課題がくっきりと浮かび上がった。「力が入りすぎた。変化球でストライクが取れなかった。コースも甘く入った」。3回3分の1で8安打、7失点と散々な結果だった。

4回1死一、三塁。9番・西川にカウント1−2からストライクを取りにいった直球を打たれ、右翼線三塁打。続く藤井には、高めへのカーブを右翼席へ運ばれて降板した。3回は3者三振に仕留めるなど、目を見張るボールを投げた。しかし、力んで制球を乱すと自らを追い込んでしまう。置きにいって棒球になった速球を打たれたり、甘くなる変化球そのものを痛打された。

2月25日のヤクルトとの練習試合でも、球がばらついた。力みを原因に挙げた大嶺は「同じことを繰り返してしまった。気合を入れて練習します」。先発ローテーション入りのかかる課題克服へ珍しく語気を強めた。

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大嶺7失点散々…ロッテ[報知]

ロッテの3年目右腕が3回1/3で8安打、7失点と散々な結果だった。「力が入りすぎた。変化球でストライクが取れなかった。コースも甘く入った」と大嶺。「同じことを繰り返してしまった。気合を入れて練習します」と力を込めた。

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