わたしはかもめ2009年鴎の便り(3月)

便

3月17日

福岡ソフトバンク2−4千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテの大嶺は5回4安打無失点で先発争いに踏みとどまった。序盤は制球に苦しんだが、球威十分で6奪三振。里崎が5回に1号ソロ。ソフトバンクは小久保と2号ソロの松中がともに2安打。オープン戦初登板の新垣は1回無失点。

123456789R
千葉ロッテ2000100104
福岡ソフトバンク0000010012
里崎
「打撃はいつ開幕してもいい状態。大嶺はフォームが良かったから真剣に抑えてやろうと思った。」(5回にオープン戦1号ソロ&好リード)
井口
「芝が変わって球場の雰囲気も変わりましたね。新垣は僕の時に思い切り力入れたでしょう。シーズン入ったらこちらも考えないとね。」(06年日米野球以来のヤフードーム)

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5回0封、大嶺残った

ロッテ大嶺祐太投手(20)が持ち味のストレートで押しまくり、先発ローテ入りをグイッと引き寄せた。強打のソフトバンク相手に5回を4安打6奪三振で無失点に抑えた。「序盤は絶対に抑えなきゃと思って力が入ったけど、3回から落ち着いて自分の投球ができました」と笑みを浮かべた。今季オープン戦は2試合8回1/3を投げて11失点。変化球のコントロールを意識するあまり、持ち味の直球は140キロ前半と勢いがそがれてしまった。前回登板後にサブローから「真っ直ぐの威力がない」と言われ、目が覚めた。

この日は初回から全力で腕を振った。2回には今季最速の150キロを計測。6三振中5個は直球で奪うほどの緩急が生きた。高校時代から憧れていたヤフードームで本来の姿を取り戻し、バレンタイン監督も「1軍で勝利に貢献してくれる投手」とローテ入りをにおわせた。

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大嶺先発ローテへ5回無失点[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(20)が強打のソフトバンク相手に5回4安打無失点に抑え、先発ローテ入りへ前進した。「序盤は絶対に抑えなきゃと思って力が入ったけど、3回から落ち着いて自分の投球が出来ました」。3回以降はチェンジアップとスライダーの制球も定まり、本来の直球との緩急で寄せ付けなかった。バレンタイン監督も「1軍で勝利に貢献してくれる投手」とローテ入りをにおわせた。

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ロッテ大嶺「抑えないとやばい」で5回無失点[スポニチ]

ロッテ・大嶺が今季最速タイの150キロを計測し5回無失点。06年高校生ドラフトでソフトバンク入りを熱望しながら同球団と1巡目競合の末にロッテ入りした右腕は、憧れのヤフードーム初登板で先発枠入りを猛アピールした。ここまでオープン戦2試合は計8回1/3で11失点。課題の変化球と制球を気にするあまり直球の威力も半減していたが「絶対抑えないとやばいと思って、思い切り腕を振った。自信になった」。成瀬が左足を痛めて出遅れ、渡辺俊はWBC参加中で先発の一角に食い込む可能性は十分。バレンタイン監督も「1軍で通用する」と評した。

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ロッテ・大嶺、速球の原点に返って無失点[サンスポ]

自慢の速球を生かすという原点に返って好投した。オープン戦過去2度の登板で計11失点、防御率11.88だったロッテの大嶺が5回を4安打無得点に抑えた。6三振を奪って先発枠争いに生き残り「前回までは変化球のことを気にしすぎて腕が振れていなかった。今日は腕を振ることだけを考えた」と安堵した。

1、2回のピンチをしのぐと3回からは力みがとれた。150キロに届く速球を軸に変化球を織り交ぜ、1安打に封じた。5回4失点だった前回登板の横浜戦は変化球の制球を意識しすぎ、味方の野手からも速球に威力がなかったと指摘された反省を生かした。バレンタイン監督も「彼は1軍で貢献できる投手」と言い、今後も開幕ローテーションに向けてテストを続ける方針を口にした。

幼少からホークスファンだったという大嶺がヤフードームで登板するのは今回が初めて。念願がかなった感想を聞くと「(本拠地の)千葉マリンの方が投げやすい。声援もしてもらえるので」と言っていたずらっぽく笑った。

里崎(大嶺をリード)
「今日は投球フォームがよく、いままでより制球がまとまっていた。」

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井口、古巣本拠地でプレー「ドキドキした」…ロッテ[報知]

2004年にソフトバンクの前身ダイエーを退団後、5年ぶりに古巣の本拠地を訪れたというロッテの井口は「芝生が変わり、球場のムードも少し変わった。久々にドキドキして野球をやった」と笑顔で話した。

ダイエーの黄金時代を知る1人として、地元テレビ局から盛んに取材を受けた。この日は3打数無安打2三振と不発に終わり「これからは進化したところを見せる」と気合を入れ直していた。

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2番手?任せろ、「キラー」俊介

「韓国キラー」の渡辺俊が、中継ぎ待機へ向けて最終調整を行った。この日、ブルペン入り。43球を投げ31球がカーブ。フォーム修正の指針としているカーブで、各ポイントのチェックを行い、練習を切り上げた。「投げ方の基本だからね。かなりいい感じ」と手応えは十分。先発ダルビッシュ以降の継投が1つのカギになるが、前回大会で2試合に先発し10回2/3で1失点、今大会第1ラウンドで1回無失点と、韓国に圧倒的に強いだけにかかる期待は大きい。重圧はあるが「抑えて結果も出ているし、苦手意識はない」と力強かった。

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