わたしはかもめ2009年鴎の便り(3月)

便

3月28日

巨人7−1千葉ロッテ(東京ドーム)

巨人の高橋尚が6回4安打無失点で、順調な仕上がりを印象づけた。打線は1回に小笠原が先制ソロ。5回にはラミレス、李承Yが連続適時打を放った。ロッテは小林宏が5回途中まで3本塁打などで6点を失い、不安な内容だった。

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今江
「世界一メンバーから打てて光栄です。」(8回に巨人山口から2号ソロ)

◇小林宏、3被弾も前向き

開幕2戦目の先発が濃厚な小林宏が5回途中6失点KOと精彩を欠いた。小笠原、アルフォンゾ、谷に3被弾で大量失点を招いた。前回登板(21日楽天戦)の6回6失点に続き直球の制球に不安を残したが「前回よりは感じは良かった。あとはもう少し低めに集めること」と前向きに話した。バレンタイン監督も「この調子ならシーズンで15勝はできる」と心配していなかった。

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ロッテ・育成枠のキューバ選手、1軍合流[サンスポ]

ロッテの育成選手で、キューバ国籍のフアンカルロス・ムニス外野手(33)が、29日の巨人戦(東京ドーム)で1軍に合流することが28日、分かった。新外国人の26歳以上の育成選手は、3月中に支配下登録されなければ、今シーズン中の登録ができないため、首脳陣の前での“最終テスト”となる。

今年2月に加入したムニスは、06年まで米大リーグ、マーリンズ傘下のマイナー球団に所属。メジャー経験はないが、「長打力がある」と球団関係者の評価は高い。

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休養中に修正、ロッテ井口7戦ぶり安打[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(34)がケガの功名でスランプから脱出した。13日のソフトバンク戦から6試合連続ノーヒットと苦しんだが、1打席目に巨人高橋尚の内角直球を強引に引っ張り左翼線へ二塁打をマーク。13打数ぶり安打に「感じは良くなっている。タイミングの取り方を早めたり手の位置を変えていい感じで打てた」と歯切れ良く話した。続く2打席目も高めの釣り球をうまく右前へ運び、7日の阪神戦以来となるマルチ安打で本来の姿を取り戻した。

古巣ソフトバンクとの対戦で徹底した内角攻めにあい、フォームを崩した。さらに24日の日本ハム戦では左手首に死球を受けて途中交代。だが、このアクシデントで3日間休養した間に、過去10年間の自身のヒット集をビデオで見てフォーム修正に役立てた。「原点に戻れました。明日でうまく調整したい」と開幕戦に照準を合わせた。

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今江、意地の“侍斬り”一発…ロッテ[報知]

“侍斬り”の一発が飛び出したのは、8回だった。先頭の今江は、巨人復帰登板となった山口の初球の直球に反応。打球は大きな弧を描き、右翼席最前列に飛び込んだ。「世界一メンバーから打てて光栄です」。06年の世界一に貢献した“WBCの先輩”は、思わず声を弾ませた。

体調を崩し、26日の中日戦(千葉マリン)を欠場。2日間寝たきりの状態だったが、侍ジャパンの戦いに心を動かされた。今大会は、連日テレビ観戦。2大会連続で頂点に立った24日には、イチローら主力選手に祝福メールを送っていた。「イチローさんからは、デコメールで『ありがちょ〜』って返ってきた。青木さんには電話で『次は一緒に出るぞ』と言われて…。すごく嬉しかった」。侍ジャパン世界一を良薬に、復活の一撃につなげた。

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ロッテ・今江、キツイ一発で“後輩”を祝福[サンスポ]

世界一戦士の“先輩”が手荒い祝福だ。第1回WBCの優勝メンバーだったロッテ・今江が8回、山口の初球を右翼席に運んだ。連覇達成後にイチロー(マリナーズ)へお祝いのメールを送ると、こんな返信が。「(絵文字で)ハゲおやじが、ガチョウの衣装を腰につけていて、横に『ありガチョウ』と書いてあったんですよ」。

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“死球休暇効果?”井口7戦ぶり快音響く[スポニチ]

ロッテの井口がオープン戦7試合ぶりに快音を響かせた。第1打席で左翼線二塁打を放つと、4回無死一塁の第2打席では右前打。2安打の活躍に「いい感じになってきた」と満足げだ。24日の日本ハム戦で左手首に死球を受けて欠場が続いていたが「腫れは多少あるが、プレーできる範囲」と不安はない。3日間の休養中は自らの打撃を収録したビデオで好調時のフォームをチェック。疲労が原因で遅れ気味になっていたタイミングの取り方を修正し「オープン戦中盤から体に張りも出ていたから、死球で休めてよかったよ」と“ケガの功名”を喜んでいた。

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井口17打席ぶりHに笑み[デイリー]

思わず白い歯がこぼれた。ロッテ・井口が11日の横浜戦以来7試合17打席ぶりとなる安打をマーク。「いい感じになってきた」。2回に高橋尚から左翼線を破る二塁打、4回には、持ち味のしぶとい右前打でマルチ安打。24日の日本ハム戦で左手首に死球を受けて交代して以来、2試合ぶりの出場となったが、問題ないことをアピールした。

快音が聞かれない日々が続いたが、焦ることはなかった。自宅では、プロ入り間もない頃から約10年間にわたって収められた自身の打撃ビデオを見続けた。タイミングや手の位置など修正ポイントをつかみ、「原点に戻れた」と振り返った。

日本で迎える5年ぶりの開幕まで、あと1週間。29日巨人戦が最後の仕上げとなる。「順調に来ています」。短い言葉の中に、確かな手応えが込められていた。

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今江「侍斬り」山口から2号弾[ニッカン]

ロッテの今江が8回に巨人山口から2号ソロを放ち「侍斬り」に成功した。「世界一メンバーから打てて光栄です。2日間風邪で寝ていたので復帰してすぐに打ててホッとしています」と笑顔で話した。第1回WBCメンバーだが、今大会は右腕骨折の影響もあり代表入りはならなかった。2連覇決定後に親しい代表メンバーと連絡を取り合ったという。イチローからは「ありガチョウ」というデコメールや、青木からは「次は一緒に出よう」と言われたことも明かした。

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6失点の小林宏…ボビー「15勝はできる」[スポニチ]

ロッテの小林宏は5回途中までで6失点と好結果を残せなかった。それでも「前回より球自体は良かった。投げてる感覚としては、全体的に悪くなかった」と収穫を強調した。1人の打者に同じ球種を続けるなど、調整の一環としての意味合いもあったようだ。バレンタイン監督も「与えた安打(の多く)はゴロだし、高く上がった打球も東京ドームだから本塁打だっただけ。今日のような投球なら15勝はできる」と心配していなかった。

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カキン、カキーン!井口7戦ぶりヒット[スポニチ]

11日を最後に6試合、安打のなかったロッテの井口が2安打を放った。2回は内角直球をうまくさばいて二塁打。4回は外角直球を右前へはじき返した。24日に左手首に投球を受け、4日ぶりの実戦。「休みの間に昔からの安打集の映像を見て、手の位置やタイミングの取り方を確認した」と言う。微修正が早速いい形で表れた。オープン戦は残り1試合となったが「良くなって来ているし、焦りはない」と開幕への手応えを口にした。

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NPB統一スローガンは「野球とは、」[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)は2009年の統一スローガンを「野球とは、」に決め、28日に東京ドームなどのオープン戦の開催球場で披露した。セ、パ両リーグ分立60周年に当たる今年、「野球とは何か」を考えて欲しい、との願いを込めた。

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プロ野球戦力診断2009…ロッテ[毎日新聞]

◇井口加入が刺激に

今季の目玉は、米大リーグから5年ぶりに日本球界に復帰した井口。4番で起用されたオープン戦では、初顔合わせの投手の特徴も、頭に入れていた。左右に打ち分ける技術も備え、勝負強い打撃が期待できる。

井口の加入で刺激を受けた西岡は昨季までの1番だけでなく、3番に入る可能性も。新外国人のバーナムジュニア、ランビンの実力は未知数だが、今江やサブローらも元気でバレンタイン監督の目指す「つなぎの野球」が存分に見られそう。

昨季、リーグ最低の防御率4.14だった投手陣は駒がそろってきた。先発組は清水、渡辺俊、小林に、若い唐川や大嶺、ベテランの小野。カギは昨季、8勝(6敗)止まりの成瀬の復調か。救援は昨季30セーブを挙げた抑えの荻野、川崎、伊藤らが担う。今季はバレンタイン監督のラストイヤー。選手は4年ぶりのV奪回に気合も入っている。

記者採点
 
昨季→今季
投手
2点→3点
打線
3点→4点
守備
3点→4点
総合
3点→4点
注目選手
井口資仁内野手

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