2年ぶり4度目の開幕投手を務める清水が完投宣言した。「最後まで投げるつもり。1回から全力でいきます」と気合十分に話した。オープン戦では防御率トップに立ち、万全の仕上がりを見せている。「この1週間、西武のビデオを見て対策は練っている。若いチームなので勢いに乗せないよう打線を切っていきたい」と、04年の西武戦以来5年ぶり開幕白星を目指す。
ロッテの井口資仁内野手(34)が、通算150号&全打順本塁打を狙う。2日、西武戦に向け、千葉マリンで最終調整。バレンタイン監督は井口について「4番以外の打順を打つ理由を探すのは難しい」と、明言。元メジャーリーガーの一発で、4年ぶりVへ勢いをつける。
開幕4番が決定し、2つのメモリアル弾に王手をかけている井口は「ホームランバッターではないが、自分のスタイルで臨めれば」と話した。公式戦で先発4番での出場は1度もなく、「居心地のいい場所ではない」と言いながらも、ダブル快挙に照準を定めた。
準備はできている。3月28日からの巨人2連戦で7打数5安打をマーク。キャンプ中から始めたビデオでの他球団研究も完了した。5年ぶりの日本球界復帰戦で、王者に強烈な先制パンチを食らわせる。
西武・涌井に負けず、2年ぶりの開幕投手を務めるロッテ・清水も完投宣言だ。「初回から全力でいく。最後まで投げ切るつもり。チームに勢いをつけたい」。ストライクゾーンで球を動かし、少ない球数で打者を打ち取るのが今季のテーマで「中継ぎ、抑えの負担が減れば、シーズン通して全員のパフォーマンスも上がる」。自身初の開幕投手を務めた04年以来となるチームの開幕白星を完投で飾る意気込みだ。
ロッテ・井口が千葉マリンの風を味方にWメモリアル弾を狙う。日本通算150号に王手をかけて迎える5年ぶりの国内開幕戦は「4番・二塁」で出陣する。公式戦初の4番で一発が出れば、史上7人目の全打順アーチも達成する。
「(150号は)通過点ですし、自分はホームラン打者じゃない。記録は意識しないで、いい形で打てればいい」。あくまで自分の仕事に徹する構えだが、新本拠地の風も後押しする。中堅から本塁方向へ吹くマリン特有の海風は、バックネットではね返り打者にとって追い風になる。右方向への長打が持ち味の1つである井口も「ライナー性の打球は右方向に伸びていく感じ。やりやすい球場だし、楽な気持ちで打席に入れる」という。
8試合あった千葉マリンでのオープン戦は死球を受けた影響もあって無安打だったが、ここにきて再び調子は上向き。日替わりオーダーを組むバレンタイン監督も「井口が4番以外を打つ理由を探すのは難しい」と開幕オーダーで1人だけ打順を明言した。「順調に仕上がった。コミュニケーションも何一つ不安はない」という新4番が、チームを開幕ダッシュに導く。
メジャー帰りのロッテ・井口が、5年ぶりとなる日本での開幕を『4番』で迎える。
15試合で4番に入ったオープン戦では、打率.389。バレンタイン監督が指名するのも当然の結果を残してきた。
本拠地の千葉マリンについて2日、井口は「右方向にライナー性のあたりがのびていく。やりやすい」と得意の方向を見つめた。04年まで在籍したダイエー時代は、4番を除く全打順で本塁打を記録。新天地で『全打順本塁打』の達成をもくろむ。
国内通算150本塁打もあと1本。オープン戦では一発こそなかったが「得点に絡めるバッティングをしたい」と意気込む男は、密かに“鮮烈デビュー弾”を狙っている。
ロッテ・井口資仁内野手(34)が2日、王者・西武に“開幕4番弾”をお見舞いすると誓った。日本通算150本塁打にあと1本と迫っているが「あくまで通過点ですが、いい形で打っていければ」。5年ぶりに日本で迎える開幕戦でインパクトを植え付ける。
オープン戦では千葉マリンで無安打だったが、ダイエー時代は「ライナー性の打球が右に伸びるので、やりやすい」と相性の良い球場の1つ。西武の開幕投手・涌井とは初対決だが、ビデオで研究を重ねてきた。「コントロールもいいし、変化球もいい。打席の中でしっかり攻略していきたい」と自信をのぞかせた。
バレンタイン監督も「彼が4番以外を打つ理由を探すのは難しい。目標である3割30本100打点を達成すれば、チームは優勝に近づく」と、井口のアーチに期待した。
ロッテ・井口は久しぶりに日本で迎える開幕に「どこのチームも(公式戦で対戦するのは)5年ぶりなので楽しみ」と話した。バレンタイン監督から開幕4番に指名され「居心地がいい打順ではない」と言いつつも「自分はホームランバッターではない。場面、場面で仕事が変わってくる。今までのスタイルで打てたらいい」と自分なりの4番像をつくり上げる。
日本野球機構は2日、12球団による温暖化防止活動「グリーン・ベースボール・プロジェクト」の一環として、9回終了試合の平均試合時間を3時間以内にするとの目標を掲げた。
昨季は同基準で3時間9分。試合時間短縮で照明など球場の電力消費を抑えるのが狙いで、選手に「攻守交代は全力疾走!」など9ヶ条を示して協力を求める。また、開幕戦や日本シリーズなどで選手が任意で緑色のリストバンドを着け、活動をアピールする。
久しぶりに日本で開幕を迎える井口は「どこのチームも(公式戦で対戦するのは)5年ぶりなので楽しみ」と本番が待ち遠しそうだった。
バレンタイン監督に開幕4番に指名された。「居心地がいい打順ではない」と言いつつも「自分はホームランバッターではない。場面、場面で仕事が変わってくる。今までのスタイルで打てたらいい」。ロッテではサブローが「つなぎの4番」として脚光を浴びたことがあったが、自分なりの4番像をつくり上げる気概ものぞかせた。