オリックスが今季2度目の2ケタ得点で5位浮上。オリックスは1点を追う5回、ラロッカの2打席連続・2号2ランで逆転。7回にはラロッカが来日初の3打席連続となる3号2ラン。ロッテは今季初の2ケタ失点、今季初の3連敗で最下位転落。ロッテは大松の2試合連続・3号2ランなどで計8得点もオリックスに3度の逆転を許した。先発・清水は2連敗でオリックス戦は昨年から3連敗。なおこの日は阪神金本が3連発をマーク。1日で2人が3連発を記録するのは、4月8日の金本、稲葉以来史上2度目。1日で1試合3本塁打以上が2人は史上7度目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 |
オリックス | 0 | 2 | 3 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | x | 10 |
先発の清水が5回を持たずに7失点でKOされた。これで開幕から6試合連続で5失点以上。この日はラロッカに3打席連続本塁打を許した。8日の日本ハム戦で稲葉にも3連発を許したが、2試合連続の被3連発は史上初というありがたくない記録まで作ってしまった。渡辺俊と成瀬が合流間近だが、軸の1人でもある清水には立ち直ってもらいたいところ。「猛反省しないといけない。僕がこうではチームが乗っていけない。不甲斐ない。この悔しさを忘れずに次にぶつけたい」と雪辱を誓っていた。
ロッカーから引き揚げる足取りは、一様に重たかった。ラロッカに3連発を浴び、8日の日本ハム・稲葉に続き、ロッテ投手陣が2試合連続で1人の選手に3連続被弾する惨劇。バレンタイン監督は「バッテリーでより良いプランを立てて、もう少し良い球を投げる工夫をしないと」と力なく話した。
この日も14安打と打線は奮起した。最終回も2点差まで追い詰める粘りを見せただけに、止まらない失点は、あまりに痛い。特に先発投手に開幕6試合でいまだ白星がない。エースの清水は「僕がこういう投球だとチームも乗っていけない。味方が点を取ってくれた後に打たれると沈んでしまう」とうな垂れた。
WBC帰りの渡辺俊や、故障で出遅れていた成瀬の1日も早い復帰が待たれる状況。「2人が加われば多くの勝利につながるだろう」と、いつもは強気なボビーも、声を絞り出すのが精一杯だった。
ロッテのエース清水が、5回途中で9安打7失点。味方に6点をもらったが、2、3回とも2死から失点し、開幕の西武戦(千葉)に続き2試合連続KOとなってしまった。これで3連敗。開幕6試合でいまだ先発投手に勝ち星が付かない非常事態。「僕がこういう投球だとチームも乗っていけない。走者を出してから粘らないといけなかった」と唇をかんだ。
右太もも裏の張りを訴えて欠場していたロッテの西岡が4試合ぶりに出場。二塁打を含む3安打といきなり全開で、守備も軽快にこなした。西岡は「開幕してすぐ休んだので、緊張しながら結果を出せたのが良かった。全く足は問題ない」と話した。
ロッテ・清水が4回1/3で7失点KOされると中継ぎ陣も打たれて10失点。開幕6試合で42失点と投壊が深刻だ。8日の日本ハム戦では稲葉に3連発を浴び、この日はラロッカに3発被弾。3度のリードを守れず3連敗となったバレンタイン監督は「バッテリーで良いプランを立てないと。配球に工夫が必要」。味方がリードを奪った直後に失点を重ねた清水は「勝負どころで粘れなかった。不甲斐ない。猛反省しないと」とうな垂れた。
先発全員安打もむなしく3連敗となった。4点を追う9回、2点を返し、なおも一、二塁と一発が出れば逆転の場面をつくったが、あと1本が出なかった。バレンタイン監督は「攻撃面では最後まで食らいついたけど、相手の3本の本塁打に追いつくことができなかった」と悔しそうだった。
右太もも裏の張りを訴えて欠場していたロッテの西岡が4試合ぶりに出場。二塁打を含む3安打といきなり全開で、守備も軽快にこなした。西岡は「開幕してすぐ休んだので、緊張しながら結果を出せたのが良かった。全く足は問題ない」と話した。
ロッテは先発の清水が7失点。開幕戦に続いての連敗に「ボール自体は前よりも良かったが、勝負どころで簡単に取られてしまった。詰めが甘い」と反省の言葉を繰り返した。これで開幕から6試合、先発投手に勝ち星がついていない。バレンタイン監督は「今日は相手のバッターがうまく打った。これからは(先発陣が)勝利につながる投球をしてくれると思う」と今後に期待を込めた。
大松が小松から打った。1点を追う5回無死一塁、大松尚逸外野手(26)が逆転2ランを放った。オリックス小松のシュートを左翼席へ。「会心の一撃でした。レフトへの本塁打で打った瞬間に入ると思えたのは生涯初です」と驚きながらも喜んだ。試合は逆転に次ぐ逆転の荒れた展開。「こういうゲーム展開なので、チャンスの時には得点につなげたい。何とか投手を楽にしてあげたい」と奮闘を誓った。
ロッテのベニー外野手(37)が今季初安打を放った。3回1死満塁のチャンスで打席に立つと、オリックス小松の初球、ストライクを取りに来たスライダーを左前へはじき返した。西岡を三塁から生還させ「相手投手もストライクを取るのに苦しんでいたんで、まずはストライクを取りに来ると思って待っていた。思った通りの打球が打てたよ」と、読み勝ちをアピールした。
ロッテは10日、千葉マリンスタジアムで開催する公式戦62試合の内野自由席チケットの予約を、13日から千葉県内の一部の郵便局(262局)で取り扱うと発表した。
郵便局でプロ野球のチケットを取り扱うのは初めて。通常価格2300円が2000円(子供は1200円が1000円)の特別価格となり、平日は空席状況により無料で指定席に変更できるサービスもある。