わたしはかもめ2009年鴎の便り(4月)

便

4月15日

千葉ロッテ7−1東北楽天(千葉マリン)

ロッテが連敗を6で止め借金4。先発2年目唐川が7回9安打6三振1四球1失点で昨年7月11日楽天戦以来の白星、楽天戦は無傷の3連勝、自身の連敗も4で止め今季チーム初の先発勝利。1回里崎の内野ゴロ、ベニーのタイムリーで2点を先制。5回井口のタイムリー二塁打、8回早坂が7年目でプロ初打点となるタイムリー二塁打、今江のタイムリーで2点を加点。楽天は今季ワーストタイの7失点で連勝が2で止まり貯金は3。先発・朝井は4回2/3を1失点で2敗目、07年からロッテ戦4連敗。打線は9安打も7残塁、高須のタイムリー1点のみ。

123456789R
東北楽天0010000001
千葉ロッテ02102002x7
唐川
「連敗中で前回の登板で中継ぎ陣に迷惑を掛けてしまったので、何とかいいピッチングで勝ちたいという気持ちが強かったです。序盤は本当にどうなるかと思ったのですが、里崎さんのリードのお陰で何とか最小失点に抑えられたと思います。昨年も含めてマリンスタジアムで勝つことができなかったので、今シーズンは1つでも多く勝ちたいです。」(7回1失点・今季初勝利)
バレンタイン監督
「唐川は素晴らしい出来。ピンチでも決して諦めず切り抜けてくれた。何よりチェンジアップを有効に使って多くのアウトを取ってくれた。彼の我慢強い投球がチームの和をつくり、勝利につながった。」

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社長「一本化していない」…ロッテ監督候補“乱立”[夕刊フジ]

◇西村、与田、黒木…どこから流れる!?

いったい、この球団はどうなっているのだろう。すでに「今季限り」としているバレンタイン監督の後任問題で大揺れのロッテのことだ。

14日には西村ヘッドの昇格報道が駆けめぐり、15日にはWBC投手コーチで、ロッテOBの与田剛氏(43)が最有力と一部スポーツ紙が報道。一気に次期監督問題に火がついた。それを受けてロッテ・瀬戸山球団社長は14日、15日と2日連続で会見を開いた。

瀬戸山社長は「一本化はしていない。報告するのは、シーズンが終わって速やかに」と西村ヘッドに続いて、与田氏についても否定せず。その上、与田氏には、以前にコーチとして入閣要請し、断られた経緯があることまで明かした。

「今日で(監督問題に)ピリオドを打つために、皆さんの前に登場しました。明日(16日)はもう(会見は)なしで…」と瀬戸山社長。監督問題を沈静化させるために会見したというが、そもそも火種をまいたのは球団だ。

ロッテは昨オフ、言わなくてもいいのに「監督は優勝しても今年(2009年)で最後」と発表した。こんなことをすれば、混乱するのは目にみえている。しかも、井口に監督手形を切ってメジャーから獲得したばかりか、どこから漏れるのやら監督候補が乱立。報道されただけでも小宮山、西村ヘッド、与田氏、OBの黒木知宏氏…とハチャメチャな状況だ。

そんな「ロッテ・与田監督」の報道に、対戦相手の楽天・野村克也監督(73)といえば…。「与田は楽天もあるんじゃないの?」。前日、楽天が次期監督候補としてヤクルト・荒木投手コーチと接触していると暴露したのに続き、連日の爆弾投下。「米田(球団代表)が好きなのはクソ真面目。だから荒木なんだよ。与田も真面目なイメージだろ。真面目なヤツはロクな仕事ができん。一流選手を見てみぃ。こういう荒い仕事は、少々不良の方がいい」と言いたい放題だ。

試合はロッテが7−1で快勝し、連敗を6でストップしたが、いやはや、お騒がせなチームだ。

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唐川がロッテ6連敗阻止、ノリ封じ勝因[ニッカン]

若き連敗ストッパーだ。ロッテ唐川侑己投手(19)が首位楽天打線に9安打されながらも7回を1失点に抑えて今季初勝利を挙げ、チームの連敗を6で止めた。唐川はルーキーだった昨年も4〜5月にかけて5連敗中だったチームの救世主になっている。ライバルのヤクルト由規の活躍にも刺激を受け、チーム10戦目にして初めて先発投手で白星をゲットした。

自分を信じて腕を振り続けた。ロッテ唐川は「とにかく勝ちたいという気持ちだけでマウンドに上がった。良かったです」と、思わず笑みがこぼれた。7回9安打を浴びながらも1失点の粘投。チームの連敗を6で止めた。

チームは3年ぶり6連敗中と最悪のムードだった。開幕から先発投手が試合をつくれず、2勝7敗で最下位と低迷。この1勝が今季先発投手の初勝利にもなった。昨年も5月3日の西武戦で、チームの連敗を5で止めた実績がある。再三のピンチにも、自分を見失うことはなかった。

楽天の4番中村紀を封じたことが勝因だった。1死一、二塁で迎えた初回は、スライダーで二ゴロ併殺に仕留めてピンチをしのいだ。3回1死一、二塁の場面では、タイミングが合っていなかったスライダーを再び決め球にして空振り三振。3度目の対決となった5回は、裏をかいて143キロ高め直球で空振り三振と手玉に取った。大量失点を招きかねないピンチを封じたことで、味方打線の援護も呼び込んだ。

高校時代に「ビッグ3」を形成したヤクルト由規の活躍も刺激になっていた。3月下旬に偶然、買い物帰りのJR渋谷駅で会った。そこから寮のある武蔵浦和駅まで、2人で埼京線に約40分間揺られて帰る道中、「お互い頑張ろう」と誓い合ったという。由規は4月4日の阪神戦で6回1失点と好投して初勝利を挙げた。だが、唐川は初先発の7日の日本ハム戦(東京ドーム)で6回 1/3 2失点に抑えたものの、中継ぎ陣が炎上して黒星を喫した。それだけに、この日のマウンドにかける思いは強かった。

バレンタイン監督も久し振りに笑顔を見せた。「素晴らしい出来だった。唐川の我慢強い投球がチームの結束を強めてくれた」と絶賛。頼もしい若武者がチームの危機的状況を救った。

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ロッテ連敗脱出!若武者・唐川が救った[デイリー]

深く覆われた暗闇に、眩いばかりの光が差し込んだ。6連敗中のロッテを救ったのは、19歳右腕・唐川の“大人の投球”だった。

決して調子が良かった訳ではない。序盤から走者を背負う苦しい投球が続いた。「とにかく勝ちたいという気持ちだけで、マウンドに上がりました」。その唐川に力を与えたのは、“経験”という名の強力な武器だ。

初回1死一、二塁の危機では、4番・中村紀を二塁への併殺打。3回には1点差に迫られ、なお1死一、二塁で中村紀、草野を連続空振り三振に仕留めた。直球が走らず序盤は右打者へ外角一辺倒だった攻めも「試合中にうまく修正ができた」と、後半は内角への厳しい攻めを展開。「去年だったらあそこでつぶれている。去年の反省を生かした投球ができた」と胸を張った。

新人だった昨季は走者を背負ってからの投球に課題を残し、不調時は試合中での立て直しができずに苦しんだ。だが今年は「走者を出して焦るのは良くない。(クイック投法など)練習したことで、気持ちの余裕が生まれている」という。

ヤクルト・由規、日本ハム・中田らと“高校生BIG3”と騒がれた昨年は「そう呼ばれるのは好きじゃない」と話したこともあった。だが今季開幕前、街でバッタリ由規と会い、互いの近況を報告。「やっぱり同世代の活躍は刺激になる」と本音をこぼした。

これで昨季から楽天戦は3戦3勝。開幕10試合目で、初めてチームの先発投手に勝ち星が付いた価値ある1勝だ。「まだ1勝。これからどんどん勝っていきたい」。若き右腕にとって飛躍への序章に過ぎない。

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ロッテ・唐川、3戦3勝!ノムさんキラーだ[サンスポ]

先輩投手陣を押しのけて、プロ2年目の19歳が“初勝利”をゲットし、チームの連敗も「6」で止めた。開幕から9試合、先発投手に白星がつかなかった非常事態を唐川が救った。

唐川
「勝ってやろうという気持ちだった。内容が内容だったけど、つぶれずに粘ることができた。」

7回を9安打1失点。走者を出しても最少失点で抑える121球の粘投だった。キャンプでは苦手のクイックモーションに取り組み「そういう練習のおかげで、気持ちに余裕ができた」。これで楽天戦は昨季から3戦3勝だ。お立ち台では、ロッテファンの視線を独り占めにした。

しかし、知名度はまだまだ?!開幕前の3月30日、入団時に中田(日本ハム)を加えて『高校BIG3』と呼ばれた由規(ヤクルト)と、JR渋谷駅のホームでばったり出会った。買い物帰りの唐川と練習終わりの由規は帰りの方向が同じだったため、2人で満員電車に揺られた。若きスター達の“夢の共演”だったが、誰にも気づかれなかったそうで、「気づかれたかった?そうですね…」と苦笑いした。

「まだ1勝。これから、どんどん勝っていきたい」。新人だった昨季は高卒新人として球団新記録となる5勝を挙げてブレークした。2年目はさらなる進化を遂げて、人気を本物にする。

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“楽天キラー”唐川3戦3勝…ロッテの連敗6で止めた[報知]

大人の投球だった。最速143キロながらも、唐川は外角に球を集めて、7回1失点。9安打を許したものの、開幕から10戦目でようやくチームの先発陣に白星をつけ、06年9月以来3年ぶりの7連敗を食い止めた。「とにかく勝ちたい気持ちだった」。これで楽天との対戦成績は3戦3勝。防御率0.84。キラーぶりを発揮した。

偶然の出会いに燃えた。開幕前の3月下旬、休日で都内に買い物に出かけた際、同期のヤクルト・由規にバッタリ会った。連絡先は知っていたが、電話をしたことはなかった。互いの寮があるさいたま市に電車で一緒に帰り、車中で約1時間、近況を報告し合った。「電車の周りは外国人ばかりで全く気付かれなかった。同い年なので、活躍はもちろん刺激になる」。由規も今季、開幕ローテ入り。4日に阪神相手に1勝目を挙げていた。ライバルへの対抗心が、今季初勝利につながった。

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ロッテ、やっと先発に白星…唐川で脱出![スポニチ]

再三のピンチも慌てず騒がず、自分の投球を貫いた。ロッテ・唐川が9安打を浴びながら7回1失点で昨季から楽天戦は3戦3勝。今季10試合目で先発陣初白星を挙げ、チームの連敗を6で止めた。

唐川
「とにかく勝ってやろうという気持ちだけでした。走者が出てあたふたするのが1番良くない。調子は良くなかったけど、去年と違って粘れたのは自信につながる。」

プロ最多121球に2年目の進化が凝縮されていた。丁寧にコースを突き、走者が出るとギアチェンジ。昨季交流戦で一発を浴びた中村紀は外角中心の攻めで併殺打と2三振に仕留めた。球威は昨年と同じでも、新しいチェンジアップの習得に加えて課題だったクイック投法を克服した自信が大きい。セットポジションでのフォームを改造。グラブの位置を昨季より高めに構えて背中をやや丸め、スムーズに投球。0.4秒前後速くなったことで走者をくぎ付けにし、要所を締めた。

同い年のヤクルト・由規の存在も励みになっている。開幕前、渋谷駅で偶然再会。選手寮が近くにあり、同じ最寄り駅まで一緒に電車で帰った。そのライバルが今季は先に初勝利。刺激を受けて上ったマウンドだった。

「今は(チームの)成績が悪いけど、どうシーズンが終わるかが大事。まだ1勝なんで、これからどんどん勝っていきたい」。最も安定した投球を続ける19歳右腕には、大黒柱の風格さえ漂っていた。

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頼れる4番が長打で援護!いい場面でいい一打[スポニチ]

頼れる4番だ。ロッテ・井口が2回、移籍後初の三塁打を放って先制のホームを踏むと5回は2点二塁打。「うまくいい形で打てました。唐川が頑張っていたし、援護したかった。いい場面でいい一打を打てて良かった」。前夜は力んで開幕8試合連続安打でストップもすぐに修正。守備でも唐川をもり立て、久し振りの笑顔がはじけた。

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ロッテ次期監督候補、球団トップは否定も肯定もせず[スポニチ]

ロッテの次期監督候補に挙がるOBの与田剛氏について、瀬戸山球団社長は「ノーコメント。外部の方については言えない」と否定も肯定もせず。「今、言えることは一本化していないということ」と言葉を選んだ。昨オフに入閣を打診して断られていた経緯は認めたが「ペナントに集中したい。現場をバックアップするのが仕事だし、チームは波に乗れていないが巻き返しを図りたい」と話した。

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ノムさん「与田はうちもあるぞ」[スポニチ]

試合前のメンバー交換の際、ともに今季限りで退任する楽天・野村監督とロッテ・バレンタイン監督が次期監督などについて言葉を交わした。「来季もやればいいじゃない」という野村監督に、バレンタイン監督は「私はやれません」。ロッテは与田氏が次期監督候補に挙がっているが、野村監督は「与田はうちも(監督就任要請が)あるぞ」と声を掛けていた。

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唐川7回1失点で今季初勝利[ニッカン]

ロッテの先発唐川侑己投手(19)が7回9安打を浴びながらも1失点と粘りの投球で今季初勝利。チームの連敗を6で止めた。「連敗中ということもあったので、とにかく勝ちたいという気持ちだけでマウンドに上がった」と振り返った。バレンタイン監督も「素晴らしい気持ちで投げてくれた。唐川の我慢強い投球がチームの和をもたらしてくれた」と絶賛した。

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唐川今季初勝利、ロッテが連敗6で止める[報知]

ロッテが連敗を6で止めた。2回に井口の三塁打を足掛かりに2点を先制。5回に井口の2点二塁打で突き放し、8回にも2点を加えた。

先発の唐川は5回を除く毎回安打を浴び、9安打されながら7回1失点で踏ん張り今季初勝利。「本当にどうなるかと思っていた。去年の反省を生かせた。粘れたのは自信につながる」と唐川。ロッテは開幕10戦目で初めて先発投手に白星がついた。

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ロッテ・唐川が止めた!今季初の先発投手に白星[サンスポ]

連敗脱出は、19歳の右腕に託された。06年9月以来の6連敗、開幕9試合で先発投手に白星なし…。不名誉な記録に沈むチームを奮い立たせるため、マウンドに上がったのが唐川だ。

唐川
「調子はまあまあです。連敗中ということは気にせず、しっかり投げたい。」

5回まで7安打1失点。我慢の投球に打線も応えた。ベニーの中前適時打などで、2回に2点先制。「どんな打球でもいいので、抜けてくれと必死にバットを振ったよ。連敗をとめたい」と話すベニーが、唐川を援護した。

ルーキーイヤーの昨年は、走者を背負うと崩れることの多かった唐川だが、この日は違った。春季キャンプで本格的にクイックモーションの練習に取り組んだこともあり、落ち着いてアウトを積み重ねる。走者を出しても、簡単にはホームを踏ませなかった。

今季初先発となった前回登板は、悔しさばかりが残った。7日の日本ハム戦(東京ドーム)で6回1/3で5安打2失点。好投していたが、その日2安打を許していた二岡に打席が回ると、バレンタイン監督は投手交代を決断。直後に2番手・伊藤が適時打を浴びてしまった。「ああいうところで任せてもらえない自分が悪い」と振り返る。

指揮官の信頼を得るため、チームの勝利のため、自分のため。若き右腕は踏ん張った。チームも7点と爆発し連敗を「6」でストップさせた。

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ロッテ・井口が攻撃の核に「いい形で打てた」[サンスポ]

井口が5回に2点二塁打で効果的な追加点をもたらした。朝井の速球を左翼線に運び「いい形で打てた。投手も頑張っていたので、何とか援護したかった」。2回には先制点に絡む三塁打を放つなど、開幕からの連続試合安打が止まった翌日に2安打。チャンスメーカーにも、ポイントゲッターにもなれる新4番が、攻撃の核になっている。

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唐川好投!ロッテの連敗止まった[スポニチ]

その状況は苦い記憶として残っていた。

ロッテの唐川は3回に1点差に迫られ、なお1死一、二塁で中村紀を迎える。昨年の中日との交流戦では似たような局面でプロ初黒星に直結する3ランを浴びている。不得手なクイック投法で直球が浮いたところを痛打されたのだった。

しかし、同じ過ちは繰り返さなかった。「危険な打者。外のラインに投げよう」。直球をシュート回転もさせずに外角へ正確に投げ込み、わずか2球で追い込む。6球目、勝負球はスライダー。前回の登板では甘かった球種だが、この1週間で修正してきた。外に逃げるボール球で空振り三振。このピンチを最少失点で乗り切り、流れを引き寄せた。

5回を除く毎回、安打を浴びた。「本当にどうなるかと思っていた」と唐川。だが、走者を背負っても、昨季のように球威や制球を極端に落とさず、致命的な一打は防いでいた。チームを6連敗でストップさせ、開幕から10試合目、先発投手として初めて勝った。

「去年の反省を生かせた。粘れたのは自信につながる」。2年目で開幕から先発陣の一角を担う19歳は、自らの成長ぶりに胸を張った。

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