わたしはかもめ2009年鴎の便り(4月)

便

4月16日

千葉ロッテ11x−7東北楽天(千葉マリン)

ロッテが井口の04年6月6日以来自身8本目の満塁本塁打で、今季2度目のサヨナラ勝ち。ロッテは7回に西岡の1号ソロと里崎の1号2ランで同点。延長10回に井口が自身2本目、パでは昨年4月25日西武・赤田以来33人目、34本目となるサヨナラ満塁弾。サヨナラ満塁本塁打を2本記録するのはパ初。両リーグでも広野(巨人)立浪(中日)に次ぐ3人目。また井口のサヨナラ本塁打は04年9月23日以来で、ロッテは同率5位浮上。楽天は首位転落。また先発・永井が4回にバーナムJr.の頭部に死球を当て今季2人目、リーグでは初の危険球退場。

12345678910R
東北楽天00200320007
千葉ロッテ2000113004x11x
バレンタイン監督
「劇的な幕切れだ。井口は持てるものをきっちり出した。成瀬は6回はガス欠気味だったが、今季十分に勝利をもたらしてくれるだろう。」
楽天・野村監督
「(打線は)つながったけど、守れないからしょうがない。投手がいないわ。7回以降の投手が欲しい。」

◇乱打戦に終止符…井口の満塁弾

4時間25分の乱打戦に終止符を打ったのは、ロッテ・井口のサヨナラ満塁本塁打だった。延長10回1死満塁から外寄りの球をすくい、左翼席へ運んだ。5年ぶりの日本球界で初めてのヒーローインタビューに立ち、「勝ててよかった。連敗の後だったので連勝は大きい。波に乗れば、止められないチームですから」。6連敗後の連勝を伸ばして巻き返しを図ることをファンに宣言した。

くしくもこの日、井口自身も昨季まで在籍した米メジャーの舞台で、イチローが日本プロ野球最多安打記録に満塁本塁打で並んだ。試合前に感想を求められ、「あれは本塁打を明らかに狙っていましたね。満塁弾で決めるのがイチローさんらしい。あっぱれ」と話した。

自らも負けずと華やかな満塁弾を放ったが「僕の場合は、外野フライでいいと思ってました」。ただ前の打者の西岡が歩かされたことには「ちょっとねえ…」と悔しさを隠さず、「今季、1番いい形で打てた」と4番の意地を込めた一打に自ら満足していた。

イチローと共に満塁弾で紙面を飾ることになったが「記事が小さくなるよなあ」と最後は冗談も飛ばし、上機嫌で引き揚げた。

井口
「前のバッターの剛(西岡)が歩かされたので、外野フライでもいいつもりでコンパクトに振りました。本当に長い試合だったので、勝って良かったなという一言です。6連敗したのでこの2連勝は大きいと思います。波に乗れば止められないチームなので、勢いに乗って明日からも頑張っていきます。」

◇永井が危険球で退場

楽天の永井怜投手(24)が16日のロッテ戦(千葉マリン)の4回2死、バーナム・ジュニアの頭部に死球を与えて危険球で退場となった。阪神の阿部に次いで今季2人目で、パ・リーグでは初。

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井口サヨナラ満弾、イチローと同じ日に[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(34)が延長10回、サヨナラ満塁本塁打を放った。井口はダイエー(現ソフトバンク)時代の99年にも劇的な1発を放っており、2度目のサヨナラ満塁弾はパ・リーグ初で、06年清原以来史上5人目。イチロー外野手の日米通算3085安打に「あっぱれですね。すごいです」と敬意を表した男が、元メジャーリーガーの意地で自らも「あっぱれ」の1発を放った。

千葉マリンの夜空に舞った打球を、かたずをのんで見守った。7−7の延長10回。1死満塁から4番井口が甘く入ったスライダーを振り抜き、左翼席中段まで運んだ。

井口
「外野フライでもいい場面だったので、追い込まれてからコンパクトに振った。今季1番の打撃でした。」

ここ1番での勝負強さを発揮して、元メジャーリーガーの格の違いを見せつけた。試合前、イチローの記録達成をテレビで見届けた。満塁本塁打で決めたことに「イチローさんらしいです。明らかに狙ってましたもんね。あっぱれ!」と話していたが、同じ日に井口も満塁弾で勝負を決めた。「偶然同じ日でびっくりですね。記事が小さくなっちゃうよ」と、珍しく冗談を口にするほどテンションが上がった。

メジャー在籍4年間で打順は主に2番だった。足も生かせる中距離打者として持ち味を発揮した。だがロッテ入り後はオープン戦から4番で起用され、戸惑いを隠せなかった。「ホームランを期待されてもね。自分はそういうバッターじゃない」と話したこともあった。だがバレンタイン監督の日替わり打線や「つなぎの4番」という采配を理解し、開き直った。

開幕から11試合で打率4割5厘はリーグ3位、打点はチームトップの12をマーク。「4番」の風格が漂ってきた。バレンタイン監督も「最高の打者が最高の場面で、これ以上ない仕事をしてくれた」。6連敗後の2連勝にチーム上昇の兆しも見えてきた。井口はダイエー時代にリーグ優勝3度、ホワイトソックスではワールドシリーズ制覇を経験している優勝請負人。本拠地初のお立ち台で「波に乗ったら止められないチームですから、優勝に向かって頑張ります」と、ファンに高らかに約束した。

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「今季1番の当たり」…ロッテ井口がサヨナラ満塁弾[夕刊フジ]

メジャーリーグから今季、ロッテに移籍した井口資仁内野手(34)が16日の楽天戦でサヨナラ満塁本塁打を放った。井口はダイエー(現ソフトバンク)時代の1999年にも劇的な一発を放っており、パ・リーグでは初めて2度目となるサヨナラ満塁本塁打を記録した。

7−7の延長10回1死満塁で、楽天の小山から左翼席に試合を決める一打を運んだ井口は「試合が長かったので、勝って良かったの一言。今季1番の当たり」と声を上ずらせた。

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井口の満塁弾で長い戦いに決着[デイリー]

長い試合に終止符を打ったのは4番だった。延長10回1死満塁で、ロッテ・井口が左翼席中段にアーチをかけた。ダイエー(現ソフトバンク)時代の1999年にも劇的な一発を放っており、パ・リーグでは初めて2度目となるサヨナラ満塁本塁打を記録。「今シーズンで1番いい打球でした」と白い歯を見せた。

3番・西岡が敬遠されて巡ってきた打席。だが「外野フライでOKの場面だから。チーム打撃に徹するしかないと思っていた。力まずに打てましたね」と涼しい顔。くしくもこの日、米国のイチローも満塁アーチでプロ野球安打記録に並んだだけに「僕の記事がちっちゃくなっちゃうね」と笑い飛ばした。

主砲の価値ある一発で、チームは連勝。「マリーンズらしい試合になってきたね」と反撃に手応えを感じていた。

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井口がサヨナラ満塁弾「今季1番の当たり」…ロッテ[報知]

ロッテは4−7の7回に西岡のソロと里崎の2ランで同点に追いつくと、延長10回に2四球と安打で1死満塁とし、井口が左越えに本塁打を放ちサヨナラ勝ち。楽天は永井が4回に危険球で退場処分となり、苦しい継投を強いられた。

井口は「犠飛でもいい。追い込まれていたので、コンパクトに打とうと思っていた」と10回の打席を振り返った。カウント2−1から小山のスライダーをとらえると、打球はきれいな放物線を描いて左翼席に運ばれた。

ダイエー時代の99年以来、、パ・リーグでは初めての2度目のサヨナラ満塁本塁打。「試合が長かったので、勝って良かったの一言。今季1番の当たり」。興奮で声を上ずらせた。

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ロッテ・井口、延長10回サヨナラ満塁弾![サンスポ]

歓喜の輪に、顔をくしゃくしゃにして飛び込んだ。井口が劇的なサヨナラ満塁弾だ。

「力まずにうまく打つことができた。今季で1番いい打球。長い試合だったけど、勝ててよかった」。4時間25分の総力戦。ドラマは延長10回だった。1死一、三塁になると、楽天は西岡を敬遠。自分の前の打者を歩かされ、メジャー帰りの男が黙っているはずがない。「剛が歩かされて、何とか勝ちたい気持ちになった」。意地とプライドを込めた白球が左翼席で弾んだ。プロ野球史上5人目となる、2度目のサヨナラ満塁弾。この日はイチロー(マリナーズ)が満塁弾で「3085安打」を決めただけに「僕の記事は小さくなっちゃいますかね」。そういって苦笑いだが、2連勝に導く価値ある一発に変わりはない。

「波に乗れば止められないチーム。選手一丸、優勝に向かいたい」と初めてのお立ち台で力強く宣言。やっぱり井口は頼もしい!!

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4番井口あっぱれ!サヨナラ満塁アーチ[スポニチ]

日本に戻って最高の瞬間が訪れた。サヨナラ打。それも満塁アーチだ。ロッテで初めてのお立ち台に上がると、井口は最高の笑みを浮かべた。

「まさか入るとは思わなかったけど、今シーズンの中で1番のバッティングだった」。延長10回1死一、三塁で西岡が敬遠。楽天は満塁策を選んだが、井口は「この野郎」という思いがあった。初対戦の小山。初球のスライダーに手が出ず、3球目のスライダーも引っ掛けてファウル。だが2−1からの5球目、スライダーを完璧にとらえ、打球は左翼中段席まで届いた。井口の優れた対応力がなせる技だった。

ダイエー時代の99年以来の満塁サヨナラ弾。2球団で打ったのはプロ野球史上5人目の快挙だった。5回には無死満塁で遊ゴロ併殺打。再び訪れた満塁機で最高の結果を出した。この日、日米通算3085安打目を満塁弾で決めたイチローの試合をテレビで観戦。「イチローさんは明らかに狙ってたけど、あれがイチローさんらしい。あっぱれです」。その夜、元メジャーリーガーも日本で満塁弾。「僕は勝つための打撃。犠牲フライを打とうと思っていたから」と否定し「今日はイチローさんで僕の記事は小さいでしょ」と話したが、“イチロー級”の劇的な一発を放った井口もあっぱれだった。

17日は古巣のソフトバンクと公式戦で初対戦。「3本柱が来るし勝ちたい。ロッテは波に乗ったら止められないチームですから」。4番の言葉は頼もしかった。

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井口10年ぶりサヨナラ満塁弾[ニッカン]

ロッテの4番井口資仁内野手(34)がサヨナラ満塁本塁打をマークした。延長10回裏1死満塁から甘く入ったスライダーを振り抜き、左翼席中段まで運んだ。「外野フライでもいい場面だったので、追い込まれてからコンパクトに振った。今季1番の打撃でした」と話した。99年9月8日の西武戦(福岡)でマークして以来、自身10年ぶり2度目の快挙だった。バレンタイン監督も「最高の打者が最高の場面でこれ以上ない仕事をしてくれた」と絶賛。6連敗後の2連勝にチーム上昇の兆しも見えてきた。

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井口がサヨナラ満塁弾「今季1番の当たり」…ロッテ[報知]

ロッテは4−7の7回に西岡のソロと里崎の2ランで同点に追いつくと、延長10回に2四球と安打で1死満塁とし、井口が左越えに本塁打を放ちサヨナラ勝ち。楽天は永井が4回に危険球で退場処分となり、苦しい継投を強いられた。

井口は「犠飛でもいい。追い込まれていたので、コンパクトに打とうと思っていた」と10回の打席を振り返った。カウント2−1から小山のスライダーをとらえると、打球は綺麗な放物線を描いて左翼席に運ばれた。

ダイエー時代の99年以来、パ・リーグでは初めての2度目のサヨナラ満塁本塁打。「試合が長かったので、勝って良かったの一言。今季1番の当たり」興奮で声を上ずらせた。

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ロッテ・井口、10年ぶりサヨナラ満塁弾![サンスポ]

同点の10回1死満塁、ロッテの井口が静かに右打席に立つ。「犠飛でもいい。追い込まれていたので、コンパクトに打とうと思っていた」。

メジャーでは手元で動く投球と格闘してきた。小さな振りでも遠くに飛ばす技術、そして鍛えられた体幹を身につけてある。カウント2−1から小山のスライダーをとらえると、乱戦にピリオドを打つ打球が、綺麗に弧を描いて左翼席へ。

ダイエー時代の1999年以来、自身2度目のサヨナラ満塁本塁打。「試合が長かったので、勝って良かったの一言。今季1番の当たり」。日米で幾多の修羅場を経験してきた男でさえ、興奮で声を上ずらせた。

昼間、イチロー(マリナーズ)が満塁本塁打でプロ野球歴代1位の3085安打に日米通算で並んだことを知り「さすがですね。イチローさんらしい。あっぱれ」と言っていた。半日後。5年ぶりに日本球界に復帰した34歳も、並の打者ではないところを見せつけた。

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井口「2度目」はパ・リーグ史上初の劇弾[スポニチ]

ロッテの井口資仁内野手が16日の楽天3回戦(千葉)でサヨナラ満塁本塁打を放った。井口はダイエー(現ソフトバンク)時代の1999年にも劇的な一発を放っており、パ・リーグでは初めて2度目となるサヨナラ満塁本塁打を記録した。井口は7−7の延長10回1死満塁で、楽天の小山から左翼席に試合を決める一打を運んだ。

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