わたしはかもめ2009年鴎の便り(4月)

便

4月30日

千葉ロッテ5x−2オリックス(千葉マリン)

ロッテが井口の4月16日楽天戦でのサヨナラ満塁に続く今季2本目、通算6本目のサヨナラ本塁打で今季オリックス戦6試合目で初勝利。1点を追う8回代打バーナムJr.のタイムリー二塁打で同点、延長11回井口が4号3ランを放ち今季4度目のサヨナラ勝ちで千葉マリンの連敗も4で止める。3人目・伊藤がプロ初勝利。4月18日以来の登板、先発・清水直は8回1/3を121球5安打2失点。オリックスは今季2度目のサヨナラ負けで連勝は3で止まり日本ハムに並び2位転落。先発・山本は7回2安打1失点。11回から登板の5人目・菊地原が今季初黒星。

1234567891011R
オリックス000011000002
千葉ロッテ01000001003x5x
伊藤
「自作自演で抑えてしまいました。いつも気合は入っているのですが、今日は特に気合が入りました。初勝利をマリンスタジアムで挙げることができて一生の思い出になります。そして、チームの勝利に貢献できたのが嬉しいです。サヨナラホームランの井口さんに感謝していますし、チームの皆にも本当に感謝しています。これからも、チームの勝利にために投げ続けて行きたいです。」(プロ入り初勝利)

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ロッテ・伊藤、プロ初勝利「一生の思い出」[サンスポ]

3番手で登場した2年目の伊藤がプロ入り初勝利を挙げた。延長10、11回はともに先頭打者を出す苦しい内容だったが、2回を2安打無失点。「自作自演でしたが抑えちゃいました」。1日から、チームはソフトバンクとの3連戦(ヤフードーム)。福岡出身の中継ぎエースは「一生の思い出。ボールは実家に持っていきます」と笑顔だった。

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井口全治3週間のケガでもサヨナラ3ラン[ニッカン]

初球の速球でタイミングを計った。延長11回の打席。ロッテ井口資仁内野手(34)は「これならいける」と集中力を高めた。3球目、真ん中低めの速球を確実に仕留めた。バックスクリーンへのサヨナラ3ラン。前日、左大腿四頭筋損傷で全治3週間の診断を受けたとは思えないほどの仕事だった。

この日の練習次第では登録抹消もあり得た。だが、バレンタイン監督の前で快音を連発。「守備は無理ですが、打つことはできます」。直訴も実り、DHながら4試合ぶりの先発出場が決まった。「全治3週間って言われたけど、僕はそこまでひどいとは思わなかった。出られる以上はプレーしたいんでね」と、この日は朝9時に都内の病院へ行き、高圧酸素カプセルに入り、回復に努めた。試合に向けて、できる限りのことはするプロの準備だ。

チームは内部の問題が噴き出して、なかなか波に乗れないが、吹き飛ばす一打だった。バレンタイン監督は「選手の健康のことで悩んでいる。まだ心配しています。完治した訳ではないから。でもいいスイングをしてくれたね」。休ませたい気持ちと、勝負強さに頼りたい気持ちの中で、試合後も揺れているようだった。

45年ぶり月間4度
井口が今年4月16日楽天戦以来、通算6本目のサヨナラ本塁打。サヨナラ本塁打を月間2本は06年6月村田(横浜)以来で、ロッテでは58年6月葛城、59年8月山内、99年4月ボーリックに次いで4人目。4月は最下位のロッテだがサヨナラ勝ちは5日西武戦、16日楽天戦、17日ソフトバンク戦に次いで4度目。ロッテが月間4度のサヨナラ勝ちは64年8月以来45年ぶり。

◇プロ初勝利、伊藤延長抑えた

伊藤がプロ初勝利を挙げた。10回からマウンドに立つと、2イニングを無失点で切り抜けた。2回とも無死一、二塁をしのぐ綱渡り。それでもホームを踏ませなかったかいがあった。井口のサヨナラ弾はロッカールームで見ていた。「あ、勝利投手だって思いました。(渡辺)俊介さんとハイタッチしました」と喜んだ。記念のウイニングボールは福岡の実家へ持って帰るつもりだ。

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井口、4月2発目サヨナラ弾…ロッテ[報知]

試合を決めたのは、またしても元メジャーリーガーだった。延長11回無死一、二塁。ロッテ・井口がありったけの力をバットに込めた。138キロの直球を振り抜くと、打球はバックスクリーンへ一直線に伸びた。4号サヨナラ3ランだ。「自分でもまさか入るとは思わなかった」。16日の楽天戦(千葉)でもサヨナラ満塁弾を放っていた。4月2発目となる劇弾で3時間27分の熱戦に終止符を打った。

結果が欲しかった。左大腿四頭筋を損傷し、3試合スタメンを外れていた。「毎試合出て、ようやくレギュラーというんだ」。自身は全試合出場を目標に掲げ、故障がちな西岡をそう励ます男にとっては複雑な心境だった。一時は首脳陣の間で出場選手登録の抹消すら検討されたが、この日は都内の病院で早期回復に効果がある高酸素カプセルに入ってから球場入り。最善の努力を尽くし、最高の場面で結果を出した。

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井口 早くも今季2本目のサヨナラ弾[デイリー]

クールな男が、派手なガッツポーズを繰り返した。延長11回無死一、二塁。ロッテ・井口がバックスクリーンにサヨナラ3ラン。左太ももの張りで、25日の西武戦以来4試合ぶりスタメン出場となったが、値千金の復活弾となった。

「外野が前進守備だったので、頭を越えればいいと思っていた。まさか入るとは」。思わず声を弾ませた井口。病院での診断結果は、全治3週間。守備にはまだ不安を残し、登録抹消の選択肢もあった。しかし、バレンタイン監督とも話し合い、「打つ方ならばできる」と指名打者で打席に立った。この日は朝から病院で酸素カプセルに入ってから球場へ。患部にはサポーターを巻きながらの強行出場だったが、頼れる4番は期待を裏切らなかった。

開幕から約1ヶ月。最下位に低迷しているが、井口は「投手陣も頑張っているし、しっかり勝っていけたらと思う」と5月反攻を誓った。

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2本とも延長戦で、パの最多サヨナラ弾記録にもう王手![スポニチ]

ロッテの井口が4月16日の楽天戦に次ぎ4月2本目のサヨナラ弾。月間2本のサヨナラ本塁打は06年6月の村田(横)以来。チームでは99年ボーリックに次ぎ10年ぶり4人目で、2本とも延長は井口が初めてだ。

通算でも6本目のサヨナラ本塁打になるが、うち5本を延長戦でマーク。延長サヨナラ本塁打を5本は、清原和博(オ)の6本に次ぐ歴代2位の記録になった。なお、サヨナラ本塁打のシーズン最多記録は93年ハウエル(ヤ)の5本。パでは02年松井稼頭央(西)まで6人がマークした3本が最多だが、井口はどこまで伸ばせるか。

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4月2本目!井口またサヨナラ弾!![スポニチ]

お立ち台から引き揚げるなり、ロッテの井口は報道陣に向かって声を張り上げた。「誰だ!試合前に故障者リストに入るのか聞いてきたのは!」。白い歯をこぼしながら、どうだ見たかと言わんばかり。手負いの男が見せた4番の意地。恐れ入った。

延長11回無死一、二塁。菊地原とは初対戦だったが、初球の直球を見て「この真っ直ぐならいける」と確信した。3球目、再び来た直球を叩くと、打球は前進守備の中堅手のはるか頭上を越え、バックスクリーンに達した。4月16日楽天戦の満塁弾に続く、月間2本目のサヨナラ弾は球団史上4人目だ。

4月末に「左大腿四頭筋損傷で全治3週間の見込み」と診断され、出場選手登録の抹消も検討されていた。しかし、井口は1軍を離れる気はなかった。この日も朝9時から都内で酸素カプセルに入ると、試合前練習でフリー打撃を再開。二塁の守備練習もこなすなど回復ぶりをアピールした。バレンタイン監督もGOサインを出し、DHで4試合ぶりの先発出場。「使ってくれたので恩返ししたかった」という。

初回1死一、三塁での遊ゴロ併殺打に始まり、9回まで4打席凡退。4番の期待に応えられなかったが、最後の最後で大仕事をやってのけた。「ちょっと体調を悪くしてチームに迷惑をかけたけど、最後にいい形で勝てて良かった」。オリックス戦の連敗も5でストップ。やっぱり井口がいるロッテは強かった。

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ロッテ・井口、左太もも痛なんの!サヨナラ弾[サンスポ]

手負いの“鉄人”は大歓声に笑みを浮かべ、ゆっくりとダイヤモンドを1周した。全力で走る必要はない。井口が延長11回、サヨナラ3ランでロッテの連敗を止めた。

「(菊地原は)初対戦だったけど、ボールを見ていけると思った」。今季2度目のサヨナラ弾。頼れる主砲が一振りで決めてみせた。

決して満足にプレーできる体ではない。27、28日に精密検査を受けた結果は「左大腿四頭筋損傷で全治3週間」。再発を恐れるバレンタイン監督は「完治していないので心配」と出場選手登録の抹消も視野に入れた。しかし、出場にこだわる井口はこの日、午前9時前に都内の病院で治療を受け、入念に準備して指揮官にアピールした。

米大リーグ時代の07年に死球を受け、左手人指し指を骨折した経験がある。それでもチームに秘密にして出場し続けた。故障者リスト入りすれば戻るのは簡単ではない。「プロ野球選手である以上、全ての試合に出たい」というのが“鉄人”の持論だ。

「足は張っていてフルには走れない。でも打撃は問題ない」。守備はまだ難しい。走塁も完璧ではない。それなら、バットで最下位に沈むチームを引っ張っていく。

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ロッテ・井口、故障への強さ示すサヨナラ弾[サンスポ]

最後は痛めている左太ももに負担を掛ける必要はなかった。2−2の延長11回無死一、二塁。ロッテ・井口のバットが、初対戦となった左腕、菊地原の低めの直球をとらえると、打球は逆風を突いて中堅席へ。

負傷を押して指名打者で4試合ぶりに先発出場し、早くも今季2本目のサヨナラ本塁打。「外野は前進していたので、とにかく頭を越せばいいと思っていたが、まさか入るとは…。(それまで4打席とも凡退で)最後の最後にいい形で打てた」と声を弾ませた。

最低でも進塁打狙いだったこの場面もそうだが、右打ちに象徴されるチーム打撃、好機での勝負強さ、さらに堅守…。これまでもロッテに欠けていた複数の要素を補い、そして周囲に影響を与えてきた。

井口は試合前に「全治3週間」の患部の治療で、病院に寄っている。まだ守備にも就けない。それでも「打つ方はできる。出られる以上はプレーしたい」。故障に弱かったチームにこの夜、また1つ、模範を示した。

伊藤
「自作自演で抑えた。本拠地で、一生の思い出になる。」(延長10、11回とピンチを切り抜けてプロ初勝利)
バレンタイン監督
「井口は大きな当たりで大きな勝利をもたらした。(7年ぶりの4月単独最下位だが)月の最後に勝てたので、次につなげたい。」(サヨナラ勝ちに)

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井口はロッテの“補修剤”?政争の具となる危機も[夕刊フジ]

今季のロッテは開幕前からボビー・バレンタイン監督(58)の今季限りでの退任が決定している異形のシーズン。監督を支持する側とフロントとの間でにらみ合いが続くが新加入の井口資仁内野手(34)がチームを1つに結ぶ架け橋となるか。

25日の西武戦を最後にスタメンを外れ、28日には「左大腿四頭筋損傷で全治3週間の見込み」と診断された井口。登録抹消も危ぶまれたが、30日のオリックス戦(千葉マリン)の試合前練習では「見ての通り。大丈夫です」と回復ぶりをアピールした。バレンタイン監督と話し合って二塁守備こそ回避したが、「4番・DH」で5日ぶりのスタメン出場となった。

昨オフに“脱ボビー”を掲げ、フロントが主導して獲得した井口に対して、監督派の球団関係者や一部ファンの目は厳しい。実際に活躍しても「フロントの手柄」と吹聴して回る球団幹部がいたり、ひいきの引き倒しもみられた。逆に期待を裏切れば、監督支持派が黙ってはいない。

こんな“政争の具”となる危険にさらされながら、開幕から4番に座った井口は勝負強い打撃で周囲の雑音を封じてきた。この日の強行出場も強いプロ意識の表れだが、3打席目までは無安打。しかし延長11回無死一、二塁という絶好機に、バックスクリーンに飛び込むサヨナラ弾という最高の結果で応えた。

球団のお家騒動に嫌気して、前夜の敗戦後には横断幕を掲げてフロントに抗議した右翼席のファンも、この日は「一丸となってファンの皆さんと一緒に優勝を目指して頑張りたい」とお立ち台で呼びかける井口に拍手を惜しまず。チームの亀裂に、白星に勝る補修剤はない。

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復帰の井口が延長11回サヨナラ3ラン…ロッテ[報知]

ロッテがサヨナラ勝ち。延長11回無死一、二塁で4試合ぶりに先発出場した井口が中越え3ランを放った。先発の清水は9回途中までを2失点。3番手の伊藤がプロ初勝利。オリックスは山本が7回を2安打1失点と好投したが、打線が不発だった。

井口は2−2で迎えた延長11回無死一、二塁で初対戦の左腕、菊地原の低めの直球を中堅席へ運んだ。早くも今季2本目のサヨナラ本塁打に「外野は前進していたので、とにかく頭を越せばいいと思っていたが、まさか入るとは…。(それまで4打席とも凡退で)最後の最後にいい形で打てた」と声を弾ませた。

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