日本ハムが今季3度目の3連勝で、貯金は今季最多タイの4。ロッテ戦は昨年からこれで4連勝。1回スレッジ、糸井のタイムリーで3点先制。1点差に詰め寄られるも4回、森本の2点タイムリー二塁打など打者9人で4点を奪う。先発・多田野は5回被安打6、自身最多の4四球で5失点も今季2勝目。千葉マリンで初勝利を飾る。ロッテは2回今江の2号3ラン、バーナムJr.が3打点など14安打を放つも及ばず。先発・大嶺は自身最短の3回2/3、自身ワーストの5四球&8失点でKO。チームの借金は昨年8月27日以来、今季ワーストの6。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 3 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 10 |
千葉ロッテ | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 |
ロッテ大嶺は、ベンチで立ちつくすように敗戦を見届けた。今季最多の借金6。大乱調で試合をつくれなかった悔しさをかみしめていた。「立ち上がりは元々いい方ではないけど、前回、打たれたイメージがあって、いつも以上に力んでしまった」とうな垂れた。1回1死後、連続四球を与えると、速球を痛打された。サインミスも犯すなど、冷静ではなかった。4回にも連続四球から4失点。「腕が振れなくなった」と悪循環に陥った。
この日は風向きがいつもと違った。左翼からではなく中堅から本塁への風。「セットの時、後ろから押されている気がした」と、微妙な感覚の違いがあった。「風のせいではありません」と潔かったが、強風の日の千葉マリンで好投した経験のない大嶺には、マイナスに作用した。特有の風をどう味方にできるか?弱冠20歳の右腕に新たな課題ができた。
踏ん張れない投手陣をカバーしようと、打線が奮起した。8、9回と、本塁打が出れば同点という場面を2度もつくった。最大5点差を追い掛ける展開ながら粘りを見せた。8回、3点差に追い上げる2点適時に塁打を放つなど、この日2安打3打点のバーナムJr.は「いつも自分の仕事に全力を尽くすのがオレのモットーだ。多くのファンにも、自分のスピリットが伝われば最高だ」と、最後まで諦めない姿勢を貫いた。
大嶺が風速5メートル以上の強風にペースを乱され、自己最短の3回2/3、8失点KO。5四球と制球が安定せず、対日本ハム戦は7失点した4月8日(東京D)に続き、2戦連続で炎上した。「四球は多かったし、球は高い。マリンの風をうまく使えるようにならないと」と反省。チームは開幕から10カード中、9カードで初戦を落とし、借金は今季最多の6に膨らんだ。
ロッテ・大嶺が4回途中8失点KOで、チームの借金が今季最多の6となった。1回から3四球に暴投、2安打を浴び一挙3失点。「力で抑えようとして、いつも以上に力んでしまった」と悔やんだ。さらに「後ろから押される感じだった」と、千葉マリン独特の強風にも苦しんだ。今季で3年目の大嶺だが、いまだ本拠地での勝ち星はないだけに、深刻な課題だ。
ロッテの大嶺が、3回2/3を7安打5四球8失点でプロ入り最短KO。序盤から制球に苦しみ、1点差に詰め寄った4回にも四球連発から4失点で試合をぶち壊した。日本ハムには今季初登板した4月8日にも5回7失点KOされており「力で抑えようとして、いつも以上に力んでしまった」。今季ワーストの借金6としたバレンタイン監督は「大嶺はここから学んでいって欲しい」と語った。
またもロッテ・大嶺の本拠地初勝利はならなかった。チームの今季最多の借金6も、10カード目で9度目の初戦黒星も、その乱調が最大の要因だった。
前回のこのカードで大量失点した残像から「立ち上がりは力んでしまった」。1回に、今季は解消しつつあった四球絡みの自滅から3点を失った。
さらに「後ろから押されているような感じがあった」という独特の強風にも苦しみ、最後まで持ち味の球威を欠いた。本来なら本拠地は有利なだけに「色々な人に(風対策を)聞きたい」と新たな課題克服に危機感をのぞかせた。
ロッテ・橋本将が5回の走塁で右太もも裏を痛め、途中交代した。病院には行かなかったが、今後の処遇は5日の様子を見て決める。
前回の登板で今季初勝利を挙げたロッテの大嶺だったが、わずか3回2/3で104球を費やすなど制球に苦しみ8失点で今季初黒星を喫した。
1回、先頭の田中を遊ゴロに打ち取った後に連続四球で自らピンチを招き、2死後スレッジの右前打で満塁とすると押し出しで先制点を許すと、次の糸井にはセンターへ2点適時打を打たれ追加点を奪われた。4回にも連続四球から4失点し自滅した。
打線は日本ハムの12安打を上回る14安打し7点も序盤の失点が響いた。大嶺は4試合目で今季初黒星1勝1敗。
ロッテ今江敏晃内野手(25)が2回、3ランを放ち1点差に追い上げた。力強く振り抜くと、打球は弾丸ライナーで左翼ポール際に飛んだ。いきなり4点のリードを奪われての打席だったが「これだけ多くのファンに来ていただいてるのに、不甲斐ない試合をする訳にはいかない。高い集中力を保ってプレーしていきたい」と反撃を誓った。