わたしはかもめ2009年鴎の便り(5月)

便

5月6日

千葉ロッテ7−3北海道日本ハム(千葉マリン)

ロッテが里崎の昨年6月28日以来の1試合4打点で、昨年からの日本ハム戦の連敗を5で止めた。ロッテは5回に大松が4月10日オリックス戦以来の4号2ラン。本拠地で大松が本塁打を打つと昨年3月28日から14連勝。この回さらに里崎の3号2ランで逆転。6回に里崎と今江のタイムリー、7回にも里崎のタイムリーなどで2点。先発・渡辺俊は5回0/3を6安打2失点で昨年からの自身連敗を4で止め今季初勝利。日本ハムは3回に稲葉の史上51人目の300二塁打となる2点タイムリー二塁打で先制も、4連勝でストップし首位楽天と2ゲーム差。

123456789R
北海道日本ハム0020001003
千葉ロッテ00003220x7
里崎
「本当にここまで迷惑ばかりかけて来たので、チームの勝利に貢献できてホッとしています。これを機にいい状態にもって行けたらいいですね。チームの状態も良くないのも自分の責任と思っています。まだ、シーズンも序盤ですので、ここからチーム一丸で勝利を目指し戦って行きたいと思います。交流戦までには勝率5割に戻したいですね。明後日からも頑張ります。」(決勝ホームランを含む3安打4打点)

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里崎天国のおばあちゃん感謝弾で連敗脱出[ニッカン]

天国のおばあちゃん、ありがとう!ロッテ里崎智也捕手(32)が逆転2ランを含む3安打4打点と爆発し、チームの連敗を3で止めた。今季初のお立ち台で「今までチームに迷惑をかけてばかりいたので…」と声を詰まらせた。日本ハム稲葉の涙のヒーローインタビューを彷彿とさせたが、里崎は「真似していると思われるのも嫌だったから我慢した」と、グッとこらえた。

今季はここまで本来の勝負強さが影を潜め、得点圏打率1割6分まで落ち込んだ。前日5日の日本ハム4回戦も、一打逆転の満塁機で空振り三振に倒れるなど、らしくない打撃が続いていた。そんなモヤモヤを一振りで吹き飛ばした。1点差で迎えた5回1死一塁から、スウィーニーの内に入ってくる直球を左中間スタンド中段まで運ぶ3号逆転2ランをマーク。さらに6、7回にも適時打を放ち貴重な追加点を挙げた。

不思議な力を感じていた。03年5月3日に母方の祖母・田村ハズエさん(享年84)が脳梗塞で亡くなったが、その翌日に決勝タイムリー三塁打を放って1軍定着をつかんだ経緯がある。今年も、3日に地元徳島で営まれた七回忌の法要で母悦子さん(61)がスランプに陥った里崎の復調を祈ってくれたという。「おばあちゃんの力だと思う。ここにきて技術的な修正点がパッとつかめた」と感謝していた。

9連戦の最後を逆転勝ちで締めくった。「いいスタートは切れなかったが、得意の交流戦で上位に躍り出たい。大切なのはいい形でゴールを切ることです」と、里崎が5月攻勢を約束した。

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俊介や〜っと今季初勝利…ロッテ[報知]

勝利のハイタッチの列に、ロッテの渡辺俊は苦笑いを浮かべながら加わった。「内容は1番悪かった。今日は勝たせてもらった」。得意のシンカーが安定感を欠き、6回無死一、三塁と同点のピンチをつくって降板。5回0/3、2失点でようやく手にした今季初勝利だった。

「WBCの余韻に浸りたくなかった」2大会連続で出場し、V2を達成。帰国した3月25日。ユニホームなどの“WBCグッズ”を、栃木県内の実家へ送った。深く感動した「WBC」と区切りをつけて、シーズンへ集中するためだった。

WBC代表選手の中には、オリックス・小松ら不調に陥る選手もいた。それでも、自分を信じた。「調子が悪い訳ではない」負けが続いても、走り込みの量なども変えず、黙々と調整を続けた。「今日はほどほどに(酒が)飲める」開幕から33日後に訪れた至福の時。ベテランサブマリンが、チームの連敗を3で止めた。

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里崎弾!7回忌祖母へ4打点!…ロッテ[報知]

ロッテの里崎が天国の祖母にささげる大活躍だ。3日は03年に亡くなった祖母・田村ハズエさん(享年84歳)の7回忌。打率2割台前半の不振だっただけに、母・悦子さん(61)に亡き祖母へ復調を祈ってもらった。1点差の5回、1死一塁で逆転の3号2ランを放つなど、3安打4打点。試合後、「おばあちゃんが打たせてくれた」と目に涙を浮かべて感謝した。

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俊介、遅ればせながらようやく今季初勝利[デイリー]

決して満足のいく投球ではなかった。制球に苦しみながら、5回0/3を6安打2失点。それでもロッテ・渡辺俊は、遅ればせながらの今季初勝利を、心地よく受け止めた。「みんなに勝たせてもらったという感じですね」。

立ち上がりから苦しんだ。初回、先頭打者の田中をいきなり四球で歩かす最悪のスタート。何とか無失点で切り抜けたが、3回、2死一、二塁で稲葉に痛打され、2点を先制された。女房役の里崎が「今までで最悪。よく2失点にまとめた」と振り返るほど、状態は悪かった。

それでも百戦錬磨のサブマリンに戸惑いはなかった。「悪い時に、いかに勝てるか。それがプロ」。5回を2失点に抑え、味方打線の奮起で勝利投手の権利を得た。6回に、無死一、三塁としたところでリリーフ陣にマウンドを譲ったが、先発の役割は果たした。

WBCから帰国後、世界一の栄光は全て洗い流した。その時使った野球道具を、全て米国から栃木の実家に送ったという。3年前のWBC後のシーズンは5勝に終わり、「少し余韻に浸りすぎていた」という反省からだった。

今季4試合目の登板でようやく手にした白星。これで過去の栄光から気持ちも切り替わった。この1勝を弾みにサブマリンが巻き返しを図る。

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ロッテ・渡辺俊、6回“KO”降板も初勝利[サンスポ]

長かった。やっと勝てた。開幕から約1ヶ月。渡辺俊が今季初勝利を挙げた。6回に“KO”される不満の内容だったが、勝利の瞬間には思わず頬が緩んだ。

「(今季)1番悪かった。サト(里崎)が苦心しながらリードしてくれた。勝たせてもらいました」。制球が定まらず、毎回のように走者を背負う展開。1点リードの6回に無死一、三塁のピンチを招くと降板を命じられた。5回0/3、6安打2失点。ブルペン陣が踏ん張り、白星が舞い込んだ。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での出番は中継ぎ2試合のみ。帰国後はバレンタイン監督に2軍調整を指示され、4月14日の楽天戦(千葉マリン)で11日遅れの開幕を迎えた。そこからまさかの3連敗。「調子は悪くなかったですよ」。“世界一後遺症”ではない。WBCで大成長を遂げた楽天・田中と2度投げ合うなどの不運が続いた。

WBCでは“裏方”で活躍。米国の乾燥した気候対策として、親会社ロッテののど飴を球団を通じて入手しベンチに置いた。「大人気だったんですよ」と俊介。イチロー(マリナーズ)の「ユンケル」と並ぶ人気の差し入れだったという。ただ、個人の成績には不満顔。表彰を受けても「オレなんかが祝ってもらっていいのかな」と周囲に漏らしたほどだった。その分、今季にかける思いは強い。

「勝てないと記事に書かれるので、これで気にしなくて済むかな」。最下位に沈むチームを、深海を抜けたサブマリンがこれから浮上させる。

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里崎、涙の逆転弾!「ばあちゃんの力」[スポニチ]

ロッテ・里崎が5回に逆転2ランを放つなど3安打4打点。チームの連敗を3で止め、日本ハム戦の連敗も4で止めた。「チームの状態が悪いのは僕にも責任があると感じていた」。03年5月3日に祖母・田村ハズエさん(享年84)が他界。その後、祖母のためにと奮起して正捕手をつかんだ。今年の命日直後には不振を見かねた母・悦子さん(61)から「おばあちゃんに拝んでおくから」とメールがきたという。「まだ、ばあちゃんの力を借りんといかんかな」と見えない力に感謝した。

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後輩と同級生に感謝!ロッテ3本柱の中で初勝利[スポニチ]

ロッテ先発・渡辺俊は味方が逆転した直後の6回無死一、三塁のピンチを招いて降板。だが国学院大の後輩・伊藤がバックの好守もあって無失点で切り抜けるなど、今季初勝利をつかんだ。同い年の里崎からも攻守でアシストを受け「伊藤のミラクル投球があって、サト(里崎)も打ってくれた。打線が逆転してくれたし、みんなに勝たせてもらった試合」。ここまで清水、小林宏と3本柱に白星がなかっただけに、バレンタイン監督も「渡辺俊が今季初勝利できたし、勢いづいて欲しい」と最下位脱出を見据えた。

◇ロッテの荻野がダルと会話しない訳は…

ロッテの守護神・荻野は日本ハム・ダルビッシュと会話したことがあるか聞かれて「目線が合わないのでありません」。身長差22センチです。

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渡辺俊4試合目の登板で初勝利[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(32)が今季4試合目の登板で初勝利を挙げた。シンカーの制球に苦しみながらも5回2失点の粘投。6回に連打を浴びて降板したが、2番手伊藤が無死一、三塁のピンチを無失点にしのいで白星をつかんだ。

「伊藤のミラクル投球と野手も打ってくれたし、勝たせてもらった試合でした」と振り返った。バレンタイン監督も「ここから勢いづいて欲しい」と期待した。

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里崎逆転弾「久々の感触」[ニッカン]

ロッテが5回に逆転した。0−2で迎えたこの回、先頭打者の大松尚逸外野手(26)がバックスクリーンへの4号ソロで1点差とすると、なおも1死一塁から里崎智也捕手(32)の3号逆転2ランで試合をひっくり返した。試合前の打率が2割1分3厘と低迷していた里崎は「久しぶりの感触だった。ここまでチームに迷惑をかけたので勝利に貢献したかった」と笑顔で話した。

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ロッテ「東京移転」は交渉カードか…千葉と関係悪化[夕刊フジ]

◇新施設建設めぐり

お家騒動に端を発し、本拠地移転説まで降ってわいたロッテ。球団側は断固否定するが、地元自治体との関係がぎくしゃくしているのもまた事実だ。具体的な移転先も取りざたされるが、球界再編問題の際に起きた「福岡ロッテホークス」構想と同じように、移転話が“交渉カード”として利用される可能性もある。

先月下旬に勃発したロッテの怪文書騒動。マスコミ各社に送られた「社長ミーティング議事録」なる文書には、球団幹部が千葉からの本拠地移転に言及した内容が記されていたが、球団側は急遽会見を開いて完全否定。重光昭夫オーナー代行(54)は「千葉に愛着を持っている。結構なお金を投資し、今まさに球場近くに室内練習場を建てようというとき。根付くことはこれからも変わりない」と移転話を一蹴した。

ただし、その室内練習場を巡り、ロッテと地元自治体との間に摩擦が生じている。現行施設は千葉マリンスタジアムから遠く、選手から球場近くに新施設の建設を求める声が高まっていた。球団側は1月、総工費約2億円をかけて開幕前に竣工させる意向を示したが、土地を所有する千葉県などとの折衝が難航、計画自体が頓挫しつつある。

いかなる思惑を持った勢力が、今回の移転話を広めたいのかは不明だ。ただ、球団にとって移転をちらつかせることは、行政側との交渉で有効なカードともなりえる。

両者の間には2004年にも似たような空気が流れていた。収益向上のために千葉マリン場外での露店営業や外野フェンスの広告掲出など、より弾力的な活用を求めるロッテに対し、行政側は公共施設であることを理由に当初難色を示した。だが球界再編問題という“神風”が吹いた。ロッテが千葉を離れ、経営不振のダイエーに代わって福岡でホークスの親会社となる「福岡ロッテホークス」構想が持ち上がると、危機感を抱いた行政側も球団の要望を大幅に受け入れた。さらに2006年4月から5年契約で、ロッテが同球場の指定管理者となっている。

◇ドーム側は渡りに船

前回の“神風”は福岡発だったが、今回はどこから吹きこもうとしているのか。水面下でささやかれるのが、東京ドームだ。同球場は1988年の開場から2003年まで、巨人と日本ハムの本拠地として高い稼働率を誇ったが、04年に日本ハムが札幌に移転。もしロッテが東京ドームで試合をしてくれれば、運営会社には渡りに船というわけだ。都内にパ・リーグの球団がない現在、日本ハム・ダルビッシュや楽天・田中といったスターを都心で見る機会は交流戦などに限られており、営業面でも勝算が立つ。関係者によれば、梅雨時などを中心に20試合程度の主催試合を行う案も検討されているという。

移転説は根も葉もない噂か、単なる交渉カードか、それとも…。

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