わたしはかもめ2009年鴎の便り(5月)

便

5月10日

千葉ロッテ6−0東北楽天(千葉マリン)

ロッテが先発・唐川のプロ初完封勝利、チームでは昨年8月28日日本ハム戦以来58試合ぶりの零封勝利で借金5。唐川は自己最多の133球、8安打1四球自己最多の11奪三振、楽天戦はプロ無傷4連勝で今季3勝目、ロッテの高卒2年目完封は90年前田幸長以来。1回井口の日米通算200号の7号2ランで先制、2回ランビンの2号ソロ、8回ベニーの2号2ランなどで加点、5位西武に0.5ゲーム差。楽天は今季4度目の零敗、7カードぶりの負け越しで日本ハムと同率首位。草野が第2打席に二内野安打をマーク、球団新記録の17試合連続安打。

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東北楽天0000000000
千葉ロッテ21010002x6
唐川
「完封はたまたまですが、しっかり初回を抑えられたので、いい結果に繋がったと思います。今日は天気も良かったし、沢山のお客さんが応援してくれたので気持ちよく投げることができました。今日は母の日で、母も観に来てくれていたのでいいプレゼントができました。これからもいい投球ができるように頑張ります。」(プロ入り初完封・今季3勝目)

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唐川初完封、ピンチに動じず11奪三振[千葉日報]

試合開始時と終了時のマウンドには、唐川がいた。最後の打者からスライダーで11個目の三振を奪うと、満足そうに1度だけグラブをたたいた。「7〜9回はきつかったけど、楽しんで投げられた」。2年目右腕はプロ初完封に笑顔がはじけた。

座右の銘の「泰然自若」の言葉通り、ピンチでも動じないのが今年の唐川。3回2死満塁で中村紀を2球で追い込み、142キロの直球で二飛。6回2死一、三塁では代打セギノールを直球で3球三振。無理に球を低めに集めようとはせず、高めでも力のある球なら打たれない自信があった。

自己最多の133球を投げ8安打されたが、自分のリズム、テンポで投げられストライクを取るのが苦ではなかった。新たに取り組んだシュート回転の球や、「一発もあるのでピンチで使うのはまだ怖い」と話す右打者の内角へのスライダーも決まった。「スライダー、チェンジアップを完璧にマスターし自由に使えている」。19歳の快投にバレンタイン監督は目を細めた。

この日は「母の日」。唐川は試合後、家族と共にスタンドで観戦していた母親の澄枝さん(51)にウイニングボールとマスコット人形を手渡した。「母の日というより完封が嬉しい」と澄枝さん。孝行息子が最高のプレゼントを贈った。

◇井口、日米通算200号

千葉ロッテ・井口が、1回の第1打席で日米通算200号本塁打を放った。

追い込まれてからの高めに抜けた変化球を見逃さず、放物線を描くように左翼席中段へ運ぶ2試合連続、チームトップの7号先制2ラン。「早い段階で打ちたいと思っていたので、いきなり打ててよかった。つまり気味だったけど、いい回転で打てた」と先発唐川を援護した。

プロ1号はダイエー時代の1997年5月3日、近鉄4回戦で山崎からの満塁本塁打。米・大リーグでは4年間で44本。4月7日には日本通算150号をマークし、全打順本塁打を記録した。

左太ももを痛め、指名打者での出場が続いているチームの大黒柱は「再来週ぐらいには守りに着きたい」と常に前を向いている。

◇この上ない贈り物

バレンタイン監督
「唐川は戦う気持ちを持ってストライクを取ることを恐れず、偉大な投手に育ってくれている。間違いなくこの完封が最後の完封になることはない。私の誕生日が近いので、この上ないプレゼントになった。」

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ロッテ唐川3勝目…観客席の母に贈るプロ初完封[夕刊フジ]

2年目のロッテ・唐川侑己投手(19)がプロ初完封で今季3勝目(2敗)を挙げた。楽天戦で8安打を打たれながら、自己最多の11三振を奪う好投。プロ通算8勝のうち楽天には4戦全勝で、完全に“お客さん”にしている。唐川は「今日は楽しんでやろうと思ったのがよかった。これから勝っていって、優勝争いできるように頑張りたい」と頼もしいコメント。観戦した母・澄枝さんに母の日のプレゼントとなる完封を贈る、出来過ぎの展開となった。

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「いい形で打てた」…井口が日米通算200本塁打[夕刊フジ]

ロッテ・井口資仁内野手(34)が日米通算200本塁打を放った。楽天戦の初回、ラズナーから先制の7号2ラン。日本で156本。メジャーで44本の計200本塁打とした。井口は「いい形で打てた」と納得の表情。左太もも痛で指名打者での出場が続いているものの、打撃は打率.364と好調をキープ。ダイエーやメジャーでは主軸に座ることはなかったが、ロッテではバレンタイン監督が4番に抜擢。ここまで見事に期待に応えている。

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唐川初完封、母の声援に応えた11K[ニッカン]

2年目のロッテ唐川侑己投手(19)が楽天8回戦でプロ初完封勝利を挙げた。三塁側スタンドで母澄枝さん(51)が見守る中、8安打を浴びながらも要所を締め自己最多の11奪三振。球団では90年前田幸長以来の10代完封をマークした。唐川は今季3勝目で、楽天戦は昨年から4戦4勝とした。

拍子抜けするほど淡々とマウンドを降りた。自己最多の133球を投げ、自己最多の11奪三振でプロ初完封をやってのけても、唐川の表情は崩れなかった。バレンタイン監督から笑顔で迎えられ、やっと照れ笑いを浮かべた。「天気もいいし、お客さんもたくさん入っているし、どんな状況でも楽しんでやろうというつもりで投げた」と、マイペースを貫いた。

19歳の右腕が完璧に試合を支配した。楽天野村監督が「打てそうなピッチャー」と悔しがったが、それこそが真骨頂。直球は最速142キロと速くはない。8安打を許し、5度得点圏に走者を進めた。だが、状況と場面によって里崎捕手が要求するボール球を効果的に使った。11三振中7個はボール球を振らせた。

スタンドで母澄枝さんが、成長した姿を見守った。この日の朝、唐川から黄色い花束が郵送で届いた。「お花だけで十分だったけど、ウイニングボールまでもらえるとは。最高の母の日になりました」と感激。「昨年はランナーが出ると打たれてしまったので、このままプロでやっていけるか心配でした。でも今年はピンチでも抑えられる力強さを感じる」と、母は目を細めた。

1年目の昨年はスタミナ不足の課題に直面した。3連勝した後の交流戦から調子を落とし、2軍落ちを経験するなど結局、5勝4敗に終わった。今年はオフにパーソナルトレーナーをつけて体力強化し、調整法も変えた。ロッテの先発投手は登板2日前に約70球を投げることが多いが、唐川は3日前に約45球だけ投げる。「たくさん投げると疲れるので、無駄な球を投げないようにしている」と、自己流調整をしている。

これで楽天戦は昨年から無傷の4連勝。チームも5位西武に0.5差と、最下位脱出も見えてきた。「今日は楽しんで投げられましたけど、これからですね」。次回登板は交流戦初戦の19日横浜戦が濃厚。進化する2年目右腕の視線はすでに鬼門突破に向いていた。

バレンタイン監督
「唐川はストライクを取ることを恐れない、偉大な投手になりつつある。直球、スライダー、チェンジアップを完璧に習得し、加えて気持ちにガッツがあるのも素晴らしい。」

◇井口日米通算200号

ロッテ井口が日米通算200号をマークした。初回2死二塁から、ラズナーの高めカットボールを左翼席中断へ7号先制2ラン。2試合連発で大台に到達した。「新聞にも記録まであと1本と出ていたので、早い段階で打ちたいと思っていた。いきなり打ててよかった」と、にやりと笑った。

母への感謝の1発が、最高のメモリアル弾になった。高校時代、母昭子さん(59)が夜間特打に付き合って鍛えたのは有名な話。「両親も嫁さんも来ていたので、いいプレゼントになりました」と胸を張った。4月下旬に「左大腿四頭筋損傷で全治3週間」と診断されたが、負傷も何のその。槍投げ選手として関東大会の出場経験がある母譲りの強靭な肉体で、力強く勝利へと導いた。

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唐川、自己最多11Kでプロ初完封[デイリー]

最後は自己最多となる11個目の三振を奪い、記念の勝利に花を添えた。2年目のロッテ・唐川が、待望のプロ初完封。スタンドに招待した母・澄枝さん(51)に、「母の日」の最高のプレゼントをした。

毎回のように走者を出しながらも、最後まで自分のリズムを崩すことはなかった。「低めの球があまり行かなかったので」と、あえて高めの直球でファウルを打たせてカウントを稼ぎ、チェンジアップで翻弄。この日初めて試合で使ったという、シュート系の変化球を織り交ぜ、首位の楽天打線を封じ込めた。

9回を投げきるのは、昨季5月3日の西武戦(千葉マリン)以来だった。7回終了時点で球数は109球。それでも8回を3者凡退で切り抜けると、ベンチから“完投指令”が命じられた。「7、8、9回はきつかった。でも、楽しく投げられました」。頼もしく成長した姿を、澄枝さんにアピールした。

母への感謝の気持ちは忘れていない。千葉・成田市の自宅に、黄色い「カラー」の花の鉢植えを贈った。「お花だけでも十分でした。それほど子供に期待してもいけないと思ったので…」。嬉しそうにほおを緩ませた澄枝さん。試合後には愛息からウイニングボールを手渡されると、胸を詰まらせた。

母だけではない。チームにとっても“孝行息子”だ。この勝利で唐川はチームトップの今季3勝目。楽天戦は昨季7月3日から4連勝と、完全に“カモ”にしている。いまやエース級の働きを演じる19歳右腕が、はじけるようなヤングパワーで低迷するチームを引っ張る。

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好投息子だ!唐川プロ初完封!!柔剛使い分け最多11K…ロッテ[報知]

ロッテ・唐川が、プロ入り最多の11奪三振で、プロ初完封を飾った。初回から最速142キロの直球とチェンジアップがさえ、8安打1四球の力投。プロ入り後、楽天との対戦成績は4戦全勝と楽天キラーぶりを見せつけ、球場に駆けつけた母・澄枝さん(51)に、母の日のプレゼントを贈った。打っては井口が初回に日米通算200本塁打となる7号2ラン。チームは4カードぶりに勝ち越しを決め、借金を5に減らした。

全神経を右腕に集中させた。本拠地に鳴り響く「あと1球」の大歓声に乗って、唐川が最後の球に力を込めた。9回2死二塁。カウント2−1からのスライダーに、渡辺直のバットは空を切る。「疲れました…でも、苦ではなかったです」。自身最多の11Kで、プロ初完封。心地よい疲労感が、19歳の体を包み込んだ。

剛と柔。初回から、2つの要素をフル回転させた。3回2死満塁のピンチは、最速142キロの直球で中村紀を二飛に。6回2死一、三塁も、セギノールに3球連続の直球で挑み、空振り三振に切り捨てた。8安打を許したが、走者を置いても慌てない。持ち前の安定した制球と、今オフに徹底して取り組んだクイックで、反撃を許さなかった。「投げるときはいつも最初からゼロに抑えようと思ってる。どんな状況でも楽しめた」。133球はプロ入り後、最多の球数。1球1球に確かな成長を感じさせる力投だった。

勝ちたかった。母の日とあって、母・澄枝さんら家族4人を三塁側VIPルームに招待していた。この日の午前中に黄色のカラー(オランダ海芋=かいう=と呼ばれる花)が成田市内の自宅に届くように送っていたが、試合後はベンチ裏でウイニングボールもプレゼント。澄枝さんは「去年はまだプロでやっていくのに不安があったけど、今年は違うなって思いました」と感激しっぱなしだった。

昨年は首脳陣から言われるままの調整をしていたが、今年は違う。肩の張りや疲れで、ランニング量など自ら調整メニューを組むようになった。4戦全勝の楽天キラーに、バレンタイン監督は「偉大な投手に育ってくれている」と手放しで褒めた。もう地元の星というだけじゃない。最下位に沈むロッテに、若きエースが誕生した。

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井口日米通算200号!筋力アップ!リーチ一発…ロッテ[報知]

ロッテ・唐川が、プロ入り最多の11奪三振で、プロ初完封を飾った。打っては井口が初回に日米通算200本塁打となる7号2ラン。チームは4カードぶりに勝ち越しを決め、借金を5に減らした。

力で運んだメモリアルアーチだった。初回2死二塁。井口の7号先制2ランは楽天ファンで埋まった左翼席に飛び込んだ。「新聞にもあと1本と出ていたし、早い段階で打ちたいと思っていた」。前日(9日)の最終打席に、王手をかけたばかり。まさに“リーチ一発”で、日米通算200号を決めた。

悔しさがあるから今がある。ダイエーからWソックスに移籍した05年、周囲のメジャーリーガーとの体格差を痛感。そこから、シーズン中もウエートトレーニングをするようになったが、今も継続。本拠地でのナイターの試合は、決まって13時に球場入り。敵地でも場所と時間を見つけては、筋トレに汗を流している。

「いいことは続けていかないと。積み重ねてきたものですから」。4月に左大腿四頭筋を損傷。はりと電気治療をしながら出場を続けている。「打撃は関係ない。全く問題ないです」ときっぱり。04年に84キロだった体重も、91キロにアップした。筋肉という鎧を手に入れ、井口が大記録を達成した。

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ロッテ・唐川が初完封「いいプレゼント」[サンスポ]

19歳10ヶ月のロッテ・唐川が球場で観戦していた母・澄枝さん(51)にでっかいプレゼントを贈った。ロッテでは1990年の前田幸長(19歳8ヶ月)以来、19年ぶりとなる十代での完封勝利。試合後は、照れくさそうにウイニングボールを手渡した。

唐川
「投げるからには最後まで、といつも思っています。母の日のいいプレゼントになりました。」

8安打を浴びたが、要所を締めた。直球はMAX142キロながら、球速以上に打者の手元で伸びた。低めへの制球が抜群で、自己最多の11三振を奪った。これで楽天には1年目の昨季から4戦4勝。133球の力投で、今季のチーム完封1番乗りを果たした。

母の日に向けては「いつもありがとう」というメッセージ入りの花束が午前中に実家に届くように手配していた。そして白星まで贈られた澄枝さんは「お花だけでも十分なのに、またもらえるとは思いませんでした」と興奮気味だった。

昨季は高卒新人として球団新記録となる5勝をマークした。プロ2年目は父・義明さん(53)が働く成田山新勝寺での長嶋茂雄・巨人終身名誉監督との仰天対面でスタート。キャンプ、オープン戦と好調を維持し、開幕からローテの一角を担う。

今季の登板日は“カッコよさ”にこだわる。朝起きるとヒゲをそり、眉を整える。そして服装にも気を使う。「自分を盛り上げるためです」。3勝(2敗)はチームの勝ち頭。今やエース格の19歳は、お立ち台で「チームは最下位だけど、これから勝っていって優勝争いしたい」と宣言した。

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ロッテ・井口、日米通算200号[サンスポ]

ロッテの井口が日米通算200本塁打を達成した。第1打席でラズナーの変化球を強振。左翼席中段に7号2ランを放り込んだ。「ちょっと詰まりぎみだったけど感触はあった。これで(今後は)もっと楽に打てます」とニヤリ。この日は、母の日で家族がスタンド観戦。「両親やウチの嫁もきていたので、いいプレゼントができた」と満足げだった。

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唐川プロ初完封!19歳孝行息子が最高の贈り物[スポニチ]

ロッテの19歳右腕・唐川が、また歴史をつくった。自己最多133球の力投でプロ初完封。最後は渡辺直から宝刀スライダーで自己最多となる11個目の三振を奪って締めくくった。ロッテの10代では90年の前田以来19年ぶりの完封勝利でチームトップ3勝目。これで楽天戦4戦全勝とした鷲キラーは、少し照れながらウイニングボールを母・澄枝さん(51)に手渡した。

唐川
「完封は最初から意識していました。投げるからには最後まで投げきりたいしゼロに抑えたい。いい母の日のプレゼントになりました。」

序盤からピンチの連続も慌てない。最速142キロの直球は球速以上に伸びがあり、軌道を左打者の外角に沈むよう改良したチェンジアップなど変化球も切れた。「球種が少ないし僕は使えない」という野球ゲームと現実は違う。今季から取り入れる右打者の内角へのスライダーも効果的に織り交ぜ、130キロ台前半の直球には意識的にシュート回転をかけて好調・楽天打線を翻ろう。何よりカウント0−2としたのが1度だけと抜群の制球力を支えに、最後までストライク先行の攻めの投球を貫いた。

平成生まれ初勝利など昨季序盤は数々の記録で沸かせたが交流戦を境に失速。その反省から課題のクイック投法を克服したことで生まれた心の余裕は、練習にも表れている。言われるがままに消化していたメニューを、自分の判断でキャッチボールの球数を制限。8日のブルペンでも通常より約15球少ない47球にとどめるなど、疲れを残さない調整を心掛けている。練習でも試合でも無駄球を省けるのは抜群の制球力があってこそ。成田高時代に陸上のハードルを両足を開いたままくぐるトレーニングで培った柔軟な股関節が、安定した下半身を支えている。

母の日に快投した孝行息子にバレンタイン監督は「ストライクを投げるのを恐れず、偉大な投手に育っていっている」と目を細めた。1年ぶりの完投に「疲れました。でも最後のハイタッチは気持ち良かった」と唐川。開幕からチーム随一の安定感を誇る19歳がエースと呼ばれる日は、そう遠くはない。

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唐川は10代ロッテ投手19年ぶりの快投[スポニチ]

19歳10ヶ月の唐川(ロ)がプロ入り初の完封勝利。10代投手の完封は昨年田中(楽)が4月27日の日本ハム戦でマークして以来。ロッテでは90年4月26日ダイエー戦の前田(当時19歳8ヶ月)以来19年ぶりになる。99年以降を見ても10代で完封勝利を挙げたのは松坂(西)の4度を筆頭に唐川を含め7人しかいない。この日は11三振を奪う力投。2ケタ奪三振は通算2度目になるが、昨年5月3日西武戦の10個を上回る自己最多になった。今季は36イニングを投げ奪三振は35個。パで規定投球回に到達している投手の奪三振率ベスト5は(1)和田(ソ=9.97)(2)田中(楽=9.25)(3)岸田(オ=8.92)(4)杉内(ソ=8.86)(5)唐川(8.75)。現時点ではダルビッシュ(日=7.92)より上だ。

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ロッテの“画伯助っ人”心打たれる[スポニチ]

千葉マリンでは、試合後に球場正面特設ステージでロッテの新外国人バーナムJr.が似顔絵講座を開いた。応募した自身の似顔絵は47点の出品があり、自ら最優秀&優秀作品を選定。絵画の心得を力説した。母の日のイベントに「母の日は特別。これから母に電話する。これまでの野球人生で自分のためのファンとの交流が開催されたのは初めて」と感激。「家の壁に飾りたい」と出品された全ての絵を持ち帰った。

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唐川が「楽しんで」プロ初完封[ニッカン]

プロ2年目のロッテ唐川侑己投手(19)が「母の日」に記念すべき初完封を成し遂げた。千葉マリンの三塁側スタンドで母澄枝さん(51)が見守る中、8安打を浴びながらも要所を締めて自己最多の11奪三振をマーク。ロッテでは90年の前田幸長以来19年ぶりの10代完封をマークした。唐川は今季3勝目で、楽天戦は昨年から無傷の4連勝と相性の良さも見せつけた。「楽天戦は特に意識していません。たまたまじゃないですか」とケロリ。自己最多の133球を投げ抜いたが、「疲れより楽しんで投げられました」と頼もしく話した。

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19歳唐川「楽しんで」プロ初完封!11K[スポニチ]

ロッテの先発唐川が11奪三振でプロ初完封勝利を挙げた。初回、楽天は1死二塁で規定打席未達ながら打率4割7分9厘の“隠れ首位打者”の3番草野が打席に入ったが空振り三振に終わると、ロッテはその裏、井口の日米通算200号本塁打となる7号2点本塁打で先制。2回にもランビンの2号ソロ、8回にはベニーのトドメとなる2点本塁打が飛び出した。楽天はロッテと同じ8安打を放ちながら、拙攻で敗れ、4月19日のオリックス戦以来の完封負けで7カードぶりの負け越し。

走者を背負った場面でこの日最高の球速が出た。3−0の3回2死満塁、ロッテの唐川は中村紀を2球で追い込む。3球目、初球に空振りを奪った高めの直球、142キロで二飛に仕留めた。「(狙った高めに)しっかりいった」。1球変化球を挟んだだけで、似た球を打ち損じさせたところに、球速以上の球質の良さがうかがえた。

序盤最大のピンチを乗り切ると、6回2死一、三塁でもセギノールを高めの直球で3球三振。「ワインドアップとクイックでそんなに(球質に)差がなくなっている」と唐川。課題だったクイック投法は急速に進化中。要所で長距離砲2人を3球で片付け、プロ初完封へ勢いを加速させた。

その後は難度の高い右打者への内角スライダーで見逃し三振を奪った。今後への新たな武器をテストしつつ、ともに自己最多の133球と11奪三振で投げ切った。「楽しんで投げられた。きつかったが、苦ではない」と充実感に浸っていた。

19歳は2年目で開幕からローテーションを守り、随一の安定感を見せる。「これからどんどん勝っていきたい」。母の日にスタンドで見守った母親にも、十分に成長ぶりを伝えた。

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ロッテ・井口、日米通算200号放つ![サンスポ]

ロッテの井口が10日に行われた対楽天8回戦に「4番・DH」で先発出場。初回、楽天先発・ラズナーから7号2ランを放ち、日米通算200本塁打を達成した。前日の楽天戦で6号ソロを放ち記録へリーチをかけたばかりだったがプレッシャーに感じることなく一気に決めた。

井口は左太もも痛の影響で守備につけないためDHでの出場が続くが、打撃は好調をキープしている。

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4番仕事!井口が日米通算200本塁打[スポニチ]

ロッテの井口が日米通算200本塁打をマークした。1回、追い込まれてからの失投を逃さない4番に相応しい打撃で、9日から2打席連続となる7号2ラン。チームの4カードぶりの勝ち越しにも貢献し「いい形で打てた」と満足げだった。

3試合連続打点と好調をキープ。左太もも痛で控えている守備についても「再来週ぐらいから」と話し、指名打者が使えなくなる交流戦で、二塁手での復帰を示唆した。

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ランビン「愛する母に」1発[ニッカン]

ロッテの新外国人、チェイス・ランビン内野手(29)が2回に追撃の2号ソロをマークした。楽天ラズナーの直球を右翼席ギリギリに運んだ。

「母の日」に打てたことについて、「私の母はよく働く人で心から尊敬している。それを見習い精一杯のプレーを心掛けている。愛する母にこのホームランをプレゼントしたい」と、米国で暮らす母へ感謝の1発となった。

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