わたしはかもめ2009年鴎の便り(5月)

便

5月13日

福岡ソフトバンク0−7千葉ロッテ(北九州)

ロッテ大嶺がプロ入り初完封をマーク、打っては去年6月の横浜戦以来の1試合5本塁打、12安打で7点を挙げ今季2度目の3連勝、4位に浮上した。ロッテは2回井口の自身初となる4試合連続9号ソロで先制すると3回には西岡の2ランと竹原の2者連続本塁打、その後もベニーと福浦のソロなどで加点。大嶺は6安打6三振1四球で2勝目。ソフトバンクは今季4度目の零封負けで5位に転落、借金は今季ワーストタイの4。先発・大隣はリーグワーストタイ(13人目)となる1試合5被弾で6失点、リーグワーストの被本塁打11で3敗目を喫した。

123456789R
千葉ロッテ0130011107
福岡ソフトバンク0000000000
大嶺
「プロ入り初完封は自分でもまだ信じられないです。先日、唐川が完封を挙げたのでいい刺激になりました。今日は監督の誕生日だったのでどうしても勝利をプレゼントしたと思いマウンドに上がりました。最高の形で本当に嬉しいです。野手の人も沢山ホームランを打ってくれて援護してくれ感謝しています。チームも3連勝なのでいい形で、次の宏之(小林)さんに繋げて良かったです。」(プロ入り完封勝利・今季2勝目)

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大嶺初完封4位浮上[千葉日報]

◇井口、4試合連続弾

千葉ロッテの井口が4試合連続で本塁打を放った。2回。先頭打者として打席に入り、3球でカウント2−1とされた。しかし、追い込まれてからの粘りが井口の真骨頂。7球目、甘いチェンジアップを仕留め損なうはずがなかった。左翼席上段まで運んだ打球は、この狭い球場でなくても本塁打になっていただろう。「会心の当たり。うまいことボール(好球)を待って打てた」。

これが3試合連続の先制打でもあった。失投を逃さない技術とパワーに加え、試合のポイントになる一打。本人が打順にこだわりがなくとも、これぞ4番という打撃が続いている。

◇唐川に負けじと、大嶺

9回、千葉ロッテの大嶺はプロ初完封までオーティズをあとストライク1つまで追い込み、三振を狙った。しかし、粘られた末、6球目は暴投に。「あれで四球だと思った」。実際はフルカウント。カウントを勘違いするほど勝負に集中していた。次の球は三振の欲を封印し、遊ゴロで記念すべき勝利を手にした。「まだ信じられない」と夢見心地で振り返った。

初めて投げる球場だったが、元々マウンドの感触などは気にならないという。いい意味での鈍感さは大嶺の長所であり、スケールが大きなところでもある。

その一方でつぼは押さえた。狭い球場で5本塁打を浴びた相手先発の姿に「(自分も)いつ本塁打が出るか怖かった。当たっただけで入るから低めの投球を意識した」と大嶺。今季、制球力が増したチェンジアップを徹底的に低めに集めたことが最大の勝因だった。

3日前には1学年下の唐川が一足先に初完封していた。「多分、刺激になっていた」と大嶺。もちろん、この辺りの敏感さは持ち合わせている。

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ロッテ大嶺プロ初完封、記念球をボビーへ[ニッカン]

沖縄・石垣島出身のロッテ大嶺祐太投手(20)がプロ初完封をやってのけた。13日、ソフトバンク戦(北九州)で6安打6奪三振1四球で堂々の投球。井口資仁内野手(34)の4試合連続本塁打など5発の援護をもらい、スイスイ投げ切り、チームを4位に浮上させた。この日が59回目のバースデーとなるボビー・バレンタイン監督に、勝利という何よりのプレゼントを渡した。

手にしたボールをおもむろに差し出した。ロッテ大嶺はプロ入り初完封のウイニングボールを惜しげもなく、バレンタイン監督にプレゼントした。「最初から決めてました。監督の誕生日だったんで。惜しいとは思いませんでした」。孝行息子の快投の証しをユニホームを脱いで両手で受け取った指揮官は「これ以上のプレゼントは望めない。初完封のウイニングボールをくれるなんて、これ以上ないと、喜びをかみしめている」と感動に震えた。

両翼92メートルの狭い球場での完封には価値がある。味方打線の5本の本塁打が出るたびに「怖い」と思ったと言うが、キレのある直球と精度を増したチェンジアップでソフトバンク打線を牛耳った。「完封は意識してませんでした。いつホームランを打たれるかと思って投げてました」と振り返る。その言葉とは裏腹に、低めに構えるミットにボールは収まった。「あれだけ低めに来れば、打球はそんなに上がらない」と里崎も納得の投球だった。

4日の日本ハム戦(千葉マリン)では四球で塁を埋め適時打を許す最悪の内容で、4回も持たずに降板した。今回の登板に備えて、良い時と悪い時のビデオを徹底的に見比べた。「全てのバランスが悪かった。1発に気をつける前に、ストライクを投げることが大事」。投げてみないと修正できるか自分でも不安だった中、腕が振れた。「今日はマウンドが合っていたかもしれません。傾斜が緩くて投げやすかった」と好投の要因を振り返った。

沖縄県石垣島出身の右腕の完封は、日本人では最南端出身選手の記録となる。八重山商工のエースとして甲子園を沸かせた男が、プロの世界で脚光を浴びた。しかも相手は高校時代に憧れたソフトバンク。「やっと勝てました」と、はにかみながら「次からもこういう投球をしていきたい。どんどん勝てるように頑張ります」と手応えを口にした。背番号「1」に恥じない、真のエースへの足掛かりにする。

◇男だらけ

バレンタイン監督がこの日、59歳の誕生日を迎えた。球団と選手から球団マスコットの絵が入ったケーキを贈られ、一息にろうそくの火を吹き消した。また担当記者からは、花束と高級はしセットをプレゼントされ「綺麗な花ですね。これははしですか。とても嬉しいです。でも(囲む報道陣が)男の人ばかりですね」と苦笑いしていた。

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ロッテ井口が自身初の4試合連続本塁打[ニッカン]

相手の警戒も関係なかった。ロッテ井口資仁内野手(34)が打線爆発の点火役となった。2回、真ん中高めのチェンジアップを左中間スタンド上段まで運んだ。自身初の4試合連続本塁打。「ホームランバッターじゃないから、4試合連続っていうのは意識しないけど、監督の誕生日に、いい花火になったんじゃない」と喜んだ。

これで打線が活気づいた。今季初めて1番に入った西岡も2ランで続き、「IT砲で誕生日プレゼントっていうことでいいんじゃない」と笑った。井口と自主トレをともにし、キャンプでもアーリーワークの仲間だった竹原にも1発が出た。ベニー、福浦と打つ選手がみんな「オレのも誕生日プレゼント」とこぞって言った。

ここまで打線に元気がなく、井口のバットだけが元気な印象もあった。バレンタイン監督も「そろそろ他の選手にも力を出してもらって、仕事を分かち合ってもらいたい」と話していた。その希望が59歳の誕生日に結果となった。左翼席のファンは「来年はマリンで誕生日を」と監督続投を願う旗を掲げた。バレンタイン監督にとっては思い出深いバースデー白星になった。

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ロッテ・大嶺、唐川に負けじ!プロ初完封[サンスポ]

まさに“鈍感力”だった。9回、ロッテ・大嶺はプロ初完封までオーティズをあとストライク1つまで追い込み、三振を狙った。しかし、粘られた末、6球目は暴投。「あれで四球だと思った」。実際はフルカウント。カウントを勘違いするほど勝負に集中していた。

最後は遊ゴロ。「まだ信じられない」。プロ初完投初完封となった2勝目を夢見心地で振り返った。

初めて投げる球場だったが、もともとマウンドの感触などは気にならないという。いい意味での鈍感さは大嶺の長所だ。

一方でツボは押さえた。狭い球場で5本塁打を浴びた相手先発・大隣の姿に「(自分も)いつ本塁打が出るか怖かった。当たっただけで入るから低めの投球を意識した」。今季、制球力が増したチェンジアップを低めに集めたことが勝因だった。

3日前には1学年下の唐川が初完封した。「う〜ん…多分、刺激になっていた」。この日はプロ3年目で同期の楽天・田中が開幕5連勝。刺激タップリの展開だが、大嶺はわが道をゆく。

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ロッテ・井口4戦連発!ボビー誕生日燃えた[サンスポ]

2回にロッテ・井口の4試合連続の本塁打で先制すると、3回には西岡、竹原が連続本塁打、6回はベニー、7回は福浦にも今季1号が飛び出した。この日が59歳の誕生日だったバレンタイン監督を祝うかのような一発攻勢で、今季初の2カード連続勝ち越し。口火を切った井口は「監督の誕生日にいい花火が上がった」と喜んだ。

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大嶺が初完封!ボビーに誕生日プレゼン投[スポニチ]

ロッテ・大嶺は右手で軽くグラブを叩き、小さくガッツポーズした。9回2死二塁を切り抜けプロ初完投初完封で2勝目。初めて味わうマウンドでの勝利のハイタッチに表情を崩した後、惜しげもなくウイニングボールをバレンタイン監督に手渡した。

大嶺
「監督の誕生日だったので、どうしても勝ちたかった。それが完封で良かったです。ウイニングボールはあげると決めていたので、惜しいとは思いませんでした。」

両翼92メートルと狭い北九州市民球場。味方打線の5本塁打に勇気づけられる一方で「自分もいつ一発打たれるか不安だった」という。意識したのは低めへの制球。切れのある直球、チェンジアップを徹底して低めに集めて凡打の山を築いた。

指揮官の59歳誕生日に最高の恩返しだ。06年の高校生ドラフト。意中の球団だったソフトバンクとの1巡目競合の末、交渉権を引き当てたのがバレンタイン監督だった。悩みに悩んだが、同監督の熱意にも打たれ、入団を決意。球団も出身地の石垣島でのキャンプを実現させるなどバックアップしてきた。今季は初めて開幕から先発ローテーションに定着。ソフトバンク戦は4月17日も7回無失点。そしてこの日、初完封というところに強い因縁を感じさせた。

4回途中で8失点KOされた4日の日本ハム戦後は3日間、ビデオで投球フォームを徹底チェック。崩れていたバランスを矯正した。10日には1歳年下の弟分・唐川が先にプロ初完封。悔しさを胸にしまい込んでリベンジの機会を待った。

昨年は唐川、今年は大嶺に誕生日白星をプレゼントされた指揮官は4年連続バースデー勝利だ。「初完封のボールをくれるなんて、これ以上の贈り物はない」。チームは今季2度目の3連勝で4月17日以来26日ぶりに最下位を脱出した。昨季の2勝に並んだ大嶺もまだ20歳。その右腕には同世代の楽天・田中に負けない才能が秘められている。

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大嶺が初完封!孝行息子がボビー誕生日飾った…ロッテ[報知]

北九州の空を見上げ、高まる気持ちを落ち着かせた。9回2死二塁。ロッテ・大嶺は無心で右腕を振った。最後の打者を遊ゴロに仕留めた。「まだ信じられない気持ち。監督の誕生日だったんで、何としても勝ちたかった」。バレンタイン監督の59回目の誕生日にプロ初完投、初完封。静まり返る球場が気持ちよかった。

石垣島生まれの石垣島育ち。故郷で身につけた2つの勝負球で挑んだ。春季キャンプでボビーから熱血指導を受けたチェンジアップと持ち前の剛速球で、真っ向勝負した。4回2死二、三塁は146キロの直球でオーティズを左飛。6回2死三塁も、低めへのチェンジアップで小久保から空振り三振を奪った。両翼92メートル、中堅約119メートルしかない狭い球場で、6安打6奪三振。指揮官が「投げている球は去年とケタ違い」と絶賛の118球だった。

過去の自分にも投げ勝った。慣れない都会暮らしの中、昨年までは休日になると、都内に洋服の買い物。毎日のように両手にショッピングバッグを抱えていたが、今年は違う。「遊びに出かけなくなったんですよね。練習で疲れちゃって」。3年目に初の開幕ローテ入り。プロ初完封は弟分の唐川に先を越されたが、わずか3日後。先輩の意地も加わり、06年高校生ドラフトで入団を熱望していたソフトバンクから初の勲章を奪った。

ボビーの誕生日は4年間負けなしで、今季2度目の3連勝。初の2カード連続の勝ち越しを決め、26日ぶりに最下位を脱出した。「ウイニングボールは惜しいと思わなかった。いい流れで次にバトンを渡せて良かった」。記念の球はすぐに指揮官に手渡した。

大嶺祐太(おおみね・ゆうた)
1988年6月16日、沖縄・石垣市生まれ。20歳。少年野球チーム「八島マリンズ」で小2から野球を始める。八重山商工では3年時(06年)に春夏連続で甲子園出場。センバツ1回戦の高岡商(富山)戦では毎回の17奪三振をマーク。同年の高校生ドラフト1巡目でロッテに指名された。昨年プロ初勝利をマークした。184センチ、80キロ。右投左打。

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大嶺プロ初完封!ボビー誕生日に大仕事[デイリー]

北九州の夜空の下で大きな瞳が輝いた。「まだ信じられない」。敵地まで駆けつけてくれたファンの大歓声を心地よさそうに浴びている。ロッテ・大嶺が大胆かつ細心な投球でプロ初完投初完封勝利。鷹打線を寄せ付けなかった。

キレのある直球とスライダー、落差のあるチェンジアップを丁寧に低めへ集めた。7回、先頭の長谷川に中前打を許すも、続くオーティズを三ゴロ併殺打に料理。9回は1死から小斉に中前打。直後に自らの暴投で二塁へ進塁させたが後続を断った。6安打6三振1四球。文句なしの内容で今季2勝目をつかんだ。

本塁打の恐怖と隣り合わせだった。「ホームランを打たれるんじゃないかと思いながら投げてた」。舞台の北九州市民球場は中堅119メートル、両翼92メートルと打者有利の狭い球場。投げ合った大隣は5被弾した。そんな中、自分に良い材料を探した。「(マウンドは)傾斜が無くて投げやすい」。4月17日の対戦で7回無失点に抑えたイメージも思い起こしながら自分を信じて右腕を振るった。

恩師へ捧げる記念星だ。この日はバレンタイン監督の59歳の誕生日。「完封という形で良かった」。118球を投げ抜いたウイニングボールを、感謝の気持ちを込め、試合後にベンチ前で指揮官へ手渡した。この快投でチームは3連勝。借金を「3」に減らし4位へ浮上した。

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大嶺が初完封「信じられない」[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(20)が、プロ入り初完封勝利を挙げた。両翼92メートルと狭い球場で、低めにボールを集め、本塁打を許さなかった。最速145キロながらキレのいい直球と、コースに決まるチェンジアップが効果的だった。

「完封はまだちょっと信じられないです」と実感がわかない様子だった。この日はバレンタイン監督の59歳の誕生日だったが、これで指揮官の誕生日には4連勝と、結果がつながった。

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大嶺プロ初完封、最下位脱出…ロッテ[報知]

ロッテが最下位脱出。大嶺はプロ初完投が完封で2勝目。打線は2回に井口が先制の9号ソロ、3回は西岡と竹原の連続本塁打で3点を追加。その後もベニーと福浦のソロなどで加点した。ソフトバンクの大隣は5本塁打を浴び6失点。

大嶺は最後の打者オーティズを遊ゴロに打ち取ると「まだ信じられない」と夢見心地で振り返った。狭い球場で5本塁打を浴びた相手先発の姿に「(自分も)いつ本塁打が出るか怖かった。当たっただけで入るから低めの投球を意識した」チェンジアップを徹底的に低めに集めたことが最大の勝因だった。

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ロッテ・大嶺“鈍感力”でプロ初完封勝利![サンスポ]

9回、ロッテの大嶺はプロ初完封までオーティズをあとストライク1つまで追い込み、三振を狙った。しかし、粘られた末、6球目は暴投に。「あれで四球だと思った」。実際はフルカウント。カウントを勘違いするほど勝負に集中していた。

次の球は「四球でもいいから厳しいところへいこう」と、三振の欲を封印し、遊ゴロで記念すべき勝利を手にした。「まだ信じられない」と夢見心地で振り返った。

初めて投げる球場だったが、元々マウンドの感触などは気にならないという。この日も結果的に「マウンドが自分に合っていたかな」。いい意味での鈍感さは大嶺の長所であり、スケールが大きなところでもある。

その一方でつぼは押さえた。狭い球場で5本塁打を浴びた相手先発の姿に「(自分も)いつ本塁打が出るか怖かった。当たっただけで入るから低めの投球を意識した」と大嶺。今季、制球力が増したチェンジアップを徹底的に低めに集めたことが最大の勝因だった。

3日前には1学年下の唐川が一足先に初完封していた。「多分、刺激になっていた」と大嶺。もちろん、この辺りの敏感さは持ち合わせている。

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ロッテ、指揮官の誕生日に祝砲5発打ち上げる[サンスポ]

ロッテは一発攻勢で今季初の2カード連続勝ち越しを決めた。2回、井口の4試合連続の本塁打で先制すると、3回には今季初めて1番に入った西岡、竹原で連続本塁打。さらに福浦の今季初本塁打など狭い地方球場ならではの一発もあり、中押しの一発を放ったベニーは「明日もここで試合をしたいぐらい」とご機嫌だった。

この日はバレンタイン監督の59歳の誕生日で、派手な祝砲に。西岡は「誕生日プレゼントということでいいんじゃないですか」と口調も滑らかだった。

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IT&竹原がボビー誕生日祝砲[ニッカン]

ロッテが本塁打攻勢で主導権を握った。2回、井口が4試合連続となる9号ソロで先制すると、3回には西岡と竹原の連続弾でリードを広げた。この日はバレンタイン監督の59歳の誕生日。西岡は「井口さんが打っていたので自分も続きたいって思ってました。IT砲で誕生日プレゼントってことでいいんじゃないですか」と笑い、続いた竹原も「IT砲に続いてささやかながら誕生日プレゼントさせてもらいました」と笑わせた。

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