5月16日5月16日ロッテは連敗を2でストップし、借金を2とした。ロッテは1回に2点を先制、2回にサブローのタイムリーで1点を追加。その後逆転を許すが、1点を追う8回にランビンのタイムリーなどの3得点で逆転した。先発・清水直は6回を9安打4失点。3人目・伊藤が2勝目。荻野が5セーブ目。西武は連勝が4でストップし、借金1に逆戻り。西武は1点を追う5回、栗山の3号ソロで同点とすると、6回に銀仁朗が07年9月27日日本ハム戦以来通算5本目の本塁打となる1号ソロを放って勝ち越すも逆転負け。先発・帆足が7回7安打3失点。大沼が2敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 埼玉西武 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 千葉ロッテ | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 6 |
千葉ロッテの小宮山投手が16日、2006年以来3年ぶりに1軍登録を抹消された。15日の西武戦で2/3回を5安打2死球6失点と乱れ、バレンタイン監督は「通達するのは心苦しかった。チームが優勝するためにも、きっちり修正してまた1軍に上がってきて欲しい」と話した。
ロッテのチェイス・ランビン内野手（29）が値千金の逆転2点二塁打を放った。1点を追う8回2死満塁から、西武星野のスライダーをうまく左中間へ運んだ。初球の甘いスライダーを見逃したことで、結果的に勝負に来たスライダーをうまくとらえた。「星野が直球とスライダーの投手ということは分かっていたので、甘い所に来たら打とうと思っていた。うまく反応できた」と笑顔で振り返った。試合後はライトスタンドのファンの前でオリジナルの「ランビンダンス」を披露するハイテンションだった。
前日15日の西武戦は0−18と大敗し、この日は先制しながらも逆転される嫌な流れだったが、ランビンの一振りで断ち切った。バレンタイン監督は「苦しみながらも勝てたことは大きい。ランビンは大きな仕事をやってくれた」と目を細めた。これでチームの連敗は2でストップ。借金を4に減らした。
伊藤が今季2勝目を挙げた。8回に3番手で登板すると2死一、三塁のピンチを招いたが、4番中村をスライダーで空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。「今日は中6日で投げたので、疲れもなく球も走っていた。昨日大敗した後なので、この勝ちは大きいと思う」と胸を張った。
ロッテ小宮山悟投手（43）が16日、1軍登録を抹消された。06年8月5日から23日まで登録抹消されて以来、約3年ぶりとなった。15日の西武7回戦（千葉マリン）3番手として登板したが、2/3回を5安打2死球6失点と打ち込まれ、防御率は10.13まで膨らんでいた。小宮山は「投げろと言われれば投げるけど、結果が目に見える状況なのでしょうがないでしょう」とサバサバ。バレンタイン監督は「リフレッシュして10日で戻ってくるように」と言われており、「まずは疲労をとって最短10日で戻ることができればベスト」と話した。
ロッテはランビンの一振りで連敗を2で止めた。内外野どこでも守る男が、体調不良でスタメンを外れた西岡に代わり、遊撃で出場。8回2死満塁で、逆転の左越え2点二塁打を放った。2度目のお立ち台の後には「普段は踊らないけど、エキサイトしたんだ」と、右翼席前でダンスを披露。球団関係者は新助っ人の売り出しに、ダンス教室の検討を始めた。
年俸2000万円の格安助っ人が大仕事。ロッテは1点を追う8回2死満塁で、ランビンが逆転の2点適時二塁打を放った。「今季で1番いいスイング」。昨秋の入団テストを経てロッテ入り。投手以外の全てのポジションをこなす29歳のユーティリティープレーヤーは「監督とチームのためならどこでも守るし、その自信もある」とさらなる“恩返し”を誓った。
ロッテ29歳の格安助っ人の一撃がチームを救った。1点を追う8回2死満塁。9番・ランビンが逆転左越え2点二塁打。連敗を2で止め、興奮のあまりベース上で何度も跳びはねた。
「横からの難しいスライダー。今季1番の打撃だね。声援がエネルギーになった」。お立ち台から右翼席前へ走り、全身使った情熱のダンスを披露。「ダンスの経験はないんだけど、ファンが熱狂的なので体が自然とね。これからも見せていきたい」と再び勝利のダンスを誓った。メジャー経験はなく、昨秋キャンプでテスト入団し、年俸は2000万円。両打ちで内外野をこなす万能性が売りで、この日も遊撃と三塁に就いた。
右翼席では今季限りでの退任の決まっているバレンタイン監督続投を求める署名が、5万970人に達したというボードが掲げられた。「全員と握手して感謝を述べたい気持ち」と同監督。拾いものの“孝行息子”に助けられ、再浮上を目指す。
前夜の屈辱的大敗を吹き飛ばす痛快な一撃に、心も体も踊った。1点を追う9回2死満塁、ロッテの新助っ人ランビンが、逆転の2点左越え二塁打。「昨日は悔しい負け方をしたから、何とかしたかった」。嬉しさと興奮のあまり、お立ち台を降りると、ファンの待つ右翼席前でダンスを披露した。
普段のクールな立ち居振る舞いはどこへやら。リズミカルに体をくねらせた。「熱い応援が、エキサイトさせてくれたんだ。普段はしないけど、熱狂的な声援が、そうさせてくれたのさ」。あっけにとられる周囲にもお構いなし。即興のオリジナルダンスで喜びを表現した。
「スライダーをうまくとらえることが出来た。ストライクゾーンに来たら振ろうと思ったよ」という殊勲打と同様、試合後も体が自然に反応したのだ。内外野どこでも守り両打ちもこなす職人が、新たな一面を披露。ユニークなキャラクターで、上位浮上へ牽引する。
西武・星野から逆転二塁打を放ったロッテ・ランビンは「横からの難しいスライダーをうまくとらえられた。今季1番の打撃」と納得の表情を浮かべた。
両打ちの29歳。守備は二塁での起用が最も多いが、この日は遊撃と三塁に就いた。外野も守れ、打撃と共に器用さが武器。「監督とチームのためならどこでも守るし、その自信もある」。昨秋のテストで拾ってもらっただけに、高い“忠誠心”も見せた。