わたしはかもめ2009年鴎の便り(6月)

便

6月9日

ロッテ渡辺俊、コイを「観察しながら」[ニッカン]

ロッテのサブマリン渡辺俊介投手(32)が10日の広島戦(千葉マリン)で2勝目を狙う。「状態はずっといいので変わらずに投げたい」と話した。2日の巨人戦ではカーブを効果的に使い、8回を2安打無失点に抑えた。結局、延長12回ドローで勝ちはつかなかったが、最強打線を封じたことで手応えを感じている。この好調を維持して、広島にリベンジするつもりだ。5月27日の広島戦(マツダ)では07年9月以来の中継ぎで1回1/3を3失点と苦い結果に終わった。「今回はしっかり観察しながら投げたい」と独特の感性で白星を目指す。

◇補強なし

ロッテ石川副代表が9日、今季中は補強を行わずに現有戦力で戦うことを明言した。「バレンタイン監督とも話し合い、補強やトレードは一切行わないことを確認した」と話した。課題の左の中継ぎ投手の補強も見送られた。また薮田、小林雅、伊良部らロッテからメジャーへ移籍した選手についても獲得に向けた調査をすることはないという。「話題性重視ではなく、きっちり戦力を見極めて全員野球のチームをつくっていく」と方針を説明した。

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ロッテ、7年ぶりに本格秋季キャンプ再開[スポニチ]

来季監督が未定のロッテが今オフ、7年ぶりに本格的な秋季キャンプを再開する方針を固めた。候補地は春季1軍キャンプを張る沖縄・石垣島、同2軍キャンプ地の千葉・鴨川と鹿児島・薩摩川内が挙がっており、今月中にも正式決定する。

石川球団副代表は「若手を中心に、強化選手を指名してできればいい」と若手を徹底的に鍛え上げて戦力の底上げを図る考えを示した。02年秋に千葉・館山でキャンプを実施して以降は千葉マリンなどで秋季練習を行っていたが、全体練習は連日約2時間と軽めの内容にとどまっていた。

選手の自主性を重んじ、故障防止を優先したバレンタイン監督の意向を反映したものだが、その指揮官は今季限りで退任。後任監督は未定ながら、「脱ボビー」で、レギュラー陣を脅かす若手選手育成を目指す方針だ。

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ロッテ、中南米で原石発掘だ[デイリー]

ロッテが今オフ、外国人選手獲得へ、ドミニカ、プエルトリコなどの中南米にコーチや編成担当を派遣することが9日、分かった。球団関係者は「良い素材が埋もれている」と、原石発掘に着手する。

これまではバレンタイン監督が独自の人脈で助っ人を獲得してきた。だが指揮官は今季限りで退団するため、球団は新ルートを模索。関係者は「中日のブランコの例もあるし、中南米まで広げるのは現実味を帯びてきた」と説明した。

現在セ・リーグ本塁打王のブランコは、ドミニカ出身で年俸も3000万円弱と安価。赤字体質脱却を図る球団には魅力だ。11月下旬から12月上旬にウインターリーグなどを視察し情報収集する予定で、既に高橋打撃コーチに打診している。

また、球団は今季の選手補強を打ち切る方針。今秋、2002年以来の秋季キャンプを鹿児島・薩摩川内などを候補地に復活予定で、来季以降へ若手選手の強化を図る。

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秋季教育リーグの名称を変更[報知]

プロ野球の実行委員会は9日、宮崎県内で開催している秋季教育リーグの名称を「フェニックス・リーグ」から「みやざきフェニックス・リーグ」に変更することを決めた。12球団のほか、独立リーグの四国・九州アイランドリーグ選抜や韓国プロ野球球団などを加えた16チームで行う。

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坂本、唐川、由規…「ヤングジャパン」新設へ[スポニチ]

実行委員会が9日、都内ホテルで行われ、日本代表チームの常設化と共に、若手で構成する「ヤングジャパン」を新設する案が検討された。日本球界の次代を担う若手選手を強化するのが目的で、今後は年齢制限を含むチーム編成と国際試合など具体的な強化策を模索していく。

侍ジャパンの常設化については、5月の実行委でも議題に挙げられ、複数の球団が賛同していた。日韓定期戦など定期的に強化試合を組みながら、4年後のWBCへつなげるとともに、興行面でも期待されている。このトップチームとは別に「26歳以下」など年齢を制限して構成するのがヤングジャパンとなる。代表クラスの選手層を底上げする狙いもあって、横浜・笹川球団業務部長は「若い選手をつくる目的で常設するということはみんなが思っていますよ」と説明した。

ヤングジャパンの候補となるのは現在20歳の坂本(巨人)や19歳の唐川(ロッテ)、由規(ヤクルト)ら。新設されれば、強化試合などで早くから国際試合を経験させることも可能となる。4年後のWBCではトップチームの主力になる可能性も高い「ヤング侍」をいかにして育てていくか。3連覇へ向けた侍ジャパンの常設化と共に注目される。

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