ロッテの若きエース唐川侑己投手(19)が12日、「アニキ斬り」を誓った。昨年の交流戦で、金本に本塁打を浴びたシーンがスカイパーフェクTVのCMで流れている。「CM初出演なんで、それはすごく嬉しいんですけど…。1番きれいに打たれていますよね」と複雑な胸中を明かした。ローテーション通りの登板となれば14日が濃厚。「金本さんはセ・リーグで1番いい打者ですから、今年は打たれないように頑張ります」と自らに言い聞かせていた。
14日の阪神戦(千葉)に先発予定のロッテ・唐川侑己投手(19)が12日、金本知憲外野手(41)への内角攻めを宣言。昨季初対戦で被弾した苦い記憶を払拭し、成長した姿をアニキに見せつける構えだ。
昨年5月28日、甲子園での阪神戦だった。金本の内角を狙った直球が真ん中に入り、左中間席へたたき込まれた。デビューから3連勝の新人右腕が浴びた、自身最短となる3回4失点KOと言うプロの洗礼だった。
改めて金本の凄みに触れ「セ・リーグで1番の打者。絶対に抑えたい」と唐川。さらに、今年の「スカパー!」のCMで、その被弾の場面が使用され「僕的には初めてCMに出たんですが…。次は抑えている場面が出るようにしたい」と闘志を燃やした。
勝てば昨季の勝ち星に並ぶ5勝目。「一流選手が集まる舞台。ぜひ出たい」という球宴初出場へのアピールにもなる。夢と意地をかけて、唐川が金本という名の大きな壁に挑む。
ロッテは13日からの阪神2連戦(千葉マリン)は小野、唐川が先発予定。チームは休日だったが、小野のみロッテ浦和球場でキャッチボールなどで汗を流した。唐川は昨年の阪神戦で金本に被弾。「ビビってインコースを突けなかった」と後悔している。そのシーンが『スカパー!』のテレビCMで繰り返し放映されており、“CMデビュー作”に苦笑い。「今度はビシッと抑えたい」と気合十分だ。
「ロッテ・バレンタイン監督の残留を実現する会」は12日、15日にロッテ本社を訪れて重光武雄オーナー宛に署名を提出することをマスコミ各社に通達した。同会は今年2月から、同監督の来季以降の契約更新を望み、千葉マリンを中心に署名活動を行い、このほど目標の10万人に達したため提出を決めたという。石川副代表は「真摯に対応します」と話した。
ロッテのスカウト会議が12日、千葉市内の球団事務所で行われ、今秋のドラフト候補約125人をリストアップした。花巻東・菊池雄星投手(3年)やNTT東日本・清田育宏外野手(23=東洋大)をはじめ、法大・二神一人投手(4年=高知)らを高評価。石川副代表は「チーム事情として右の外野手が不足している。最終的にはドラフト10日くらい前に絞り込むことになるだとう」と説明し、投手、野手を含めドラフト1位候補は未定。また地元・千葉で関東No.1左腕の呼び声が高い東海大望洋・真下貴之投手(3年)もリストアップ。松本シニアスカウトは「将来性十分。今後もマークしていく」と話した。
今季限りでの退任が決まっているロッテのボビー・バレンタイン監督(59)の残留を求めるファンの署名運動が、12日までに10万人を突破。ファンの代表者が15日にロッテ本社(新宿区)に提出することになった。
「真摯に受け止めたいと思う。それを拒絶することはない。もちろん受け取ります」と石川晃球団副代表(48)は説明した。
この日、マスコミ各社に『ボビー・バレンタイン監督残留を求める署名の提出について』という見出しの文書がFAXで送付された。一部ファンが2月から署名運動を行っており、10万人を区切りに“直談判”することを決めたようだ。
ただ、同監督の退任は昨年12月に決定済み。重光昭夫オーナー代行(54)も4月の会見で「花道を飾って欲しい」と断言。方針変更の可能性は極めて低く、「これで何かが変わるとも思えない」と同副代表は困惑の表情を浮かべた。
球団は秋季キャンプを新体制で行う方針。それまでに新監督の人選を進める考えだ。
ロッテの一部熱狂的なファンによる「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」が、15日に来季以降のボビー残留を求める署名をロッテ本社へ提出することを決めた。12日、報道各社に「バレンタイン監督残留を求める署名の提出について」と題した書面が、ファクスで送付された。
書面では、「残留を実現する会」が今年2月から署名活動を開始。千葉マリン周辺を中心に活動を続け、目標だった10万人に達したとして、提出を決定。ロッテ本社の重光武雄社長あてに、提出するとしている。これを受け、石川晃副代表は「問題はないし、真摯に受け止めたいと思う」と話した。
今季限りでの退任が決定しているロッテ・バレンタイン監督の続投を願うファンで構成された「ボビー・バレンタイン監督の残留を実現する会」が、15日に東京・新宿のロッテ本社を訪れ、重光オーナー宛に署名を提出する。同グループは千葉マリンを中心に署名活動を展開。署名人数が目標数字であった10万人に達したことで、署名の提出を決定した。この動きを伝え聞いた石川球団副代表は「そういう活動をやっているのは知っているし、真摯に受け止めます」と冷静に話した。実際にはインターネット上などで続投に猛反対する声も多く、ファンの意見は分かれている。
スカウト会議 ロッテは千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋ドラフト候補約120人をリストアップ。1位候補のNTT東日本・清田育宏外野手(23)、花巻東・菊池雄星投手(17)らに加え、地元・千葉の逸材、東海大望洋・真下(まっか)貴之投手(18)らの名前が挙がった。
真下は1メートル87の大型左腕。春の関東大会では最速140キロの直球にスライダー、落差のあるカーブを武器に8強入りした。
ロッテは12日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、花巻東高・菊池雄星投手(3年)、法大・二神一人投手(4年)ら125選手をリストアップした。