わたしはかもめ2009年鴎の便り(6月)

便

6月17日

東京ヤクルト10−1千葉ロッテ(神宮)

ヤクルトは07年9月17日中日戦以来の1試合4本塁打など10得点。昨年8月31日、9月2日以来の2試合連続2ケタ得点(2ケタは今季3度目)で今季3度目の4連勝、交流戦負け越しが消え、7年ぶりの貯金11(02年終了時の12以来)。先発・由規は連敗を3で止め、4月18日広島戦以来の3勝目。史上8人目・セリーグ初の交流戦10代勝利を達成。ロッテは今季5度目の2ケタ失点で連勝が3で止まり、4度目の4連勝の機会を逃してパで唯一の4連勝なし。07年からの神宮での連勝は3で止まり、30敗目。先発・成瀬は連勝が2でストップ。

123456789R
千葉ロッテ0000001001
東京ヤクルト10200214x10

◇2年目右腕に翻弄

千葉ロッテ打線は、ヤクルトの2年目右腕・由規に手玉に取られた。6回まで毎回走者を出し、半分は無死からの出塁。しかし、由規に150キロを超える速球と切れのあるスライダーで翻弄され、後続がことごとく凡退。大松は2併殺に打ち取られ、神宮球場で3年連続本塁打を放っている里崎は連続三振に終わった。9安打でわずか1点。12三振を喫し、ここ数試合見られていた打線のつながりを欠いた。井口は「由規はスライダーに切れがあってよくまとまっていた。つなげなかったのだから仕方がない」とさばさばした表情で話した。

荻野
「打ってくるカウントでコースが甘かった。流れを変える投球ができなかった。」(2ランを2本浴び)
バレンタイン監督
「成瀬にいつもの制球はなく、アウトを取りきれず3失点した。打線の4併殺で相手が切り抜けるのを手伝ってしまった。」

ページトップ

どうしても−4連勝できないロッテ

日本新記録打線対決に敗れ、ロッテの連勝はまたしても3で止まった。今季ここまでパ・リーグで4連勝がないのはロッテだけ。壁を破りたかったが、ちぐはぐな攻撃に終始。14日のオリックス戦で11打数連続安打の日本新記録をつくったヤクルトが15安打を浴びせて10点を挙げたのとは対照的に、11日の広島戦で1イニング15点を奪った破壊力は影を潜めて1点を取るのがやっと。バレンタイン監督は「4連勝?シーズンが終わるまでにはあるでしょう」と話しながらも、落胆の色を隠せなかった。

4併殺でチャンスをつぶした。それだけでなく3回、併殺阻止を狙ったエンドランも失敗。6回には3点差の無死一塁と、アウトになってはいけない場面で盗塁失敗。ことごとく裏目に出た。試合終了も併殺打。バレンタイン監督は「由規は力のある球を投げる。変化球で併殺になってしまい、切り抜けるのを手伝ってしまった」と悔やんだ。

井口
「スライダーにキレがあった。全体的にまとまっていたね。」(ヤクルト由規の印象)

◇成瀬は粘れず

成瀬が4回72球で降板した。自らの野選で1回に先制を許すと、悪い流れから抜け切れなかった。3回には盗塁を許した直後の2死二塁、勝負しなくてもいい場面で、青木の好きな内角速球を痛打された。「調子が良かっただけにもったいない。反省してます」と振り返った。

ページトップ

成瀬3敗目…好調ツバメ打線にやられた[デイリー]

ロッテ・成瀬が好調のツバメ打線の前に沈んだ。4回3失点KOで3敗目。「調子が良かっただけにもったいないし悔しい。勝負どころで甘く入ってしまった」と肩を落とした。

1回無死二塁から田中のバントは投前へのゴロ。打球を処理した成瀬は三塁封殺を狙ったが野選となり無死一、三塁とピンチを広げた。青木の二ゴロの間に、あっさり1点を先制された。

3回も2死から田中に右前打を許し、青木に2ランを被弾。成瀬が「防げた本塁打。次の打者を含めて勝負する気持ちが必要だった」と悔やんだ一打で、勝負の行方が決した。

ロッテは今季、パ・リーグで唯一4連勝がない。4度目の挑戦も失敗に終わり、連勝が3でストップ。バレンタイン監督の「シーズンが終わるころには、4連勝できている」という言葉がむなしく響いた。

ページトップ

由規にやられた…ロッテまたも4連勝逃す[スポニチ]

ロッテは4度目の挑戦でまたも今季初の4連勝を逃した。由規の前に6回まで5度も先頭打者を出しながら3併殺の拙攻。井口は「(由規は)スライダーに切れがあってよくまとまっていた」と険しい表情で振り返った。先発・成瀬ら投手陣が4本塁打を浴びて大敗。それでもバレンタイン監督は「シーズンが終わるまでには4連勝があると思っている」と強気な姿勢は崩さなかった。

ページトップ

成瀬がミスと被弾で3敗目[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(23)が5回表、代打を送られベンチに退いた。自らの野選と、慎重にいけば防げた本塁打で3点を失い、3敗目を喫した。味方の拙攻もあって、早いイニングでの継投を決断したバレンタイン監督は「成瀬は本来のコントロールがなかった。1回にはバントの処理をミスし、3回には微妙なタイミングで盗塁を許した直後に本塁打。それが結果として成瀬の3失点となった」と、首を横に振った。

ページトップ

ロッテ、またも今季初の4連勝ならず[サンスポ]

ロッテはこの試合まで8勝15敗1分けと、分が悪い敵地での試合に大敗。今季初の4連勝は、またもならなかった。

打線は6回まで由規に3併殺打。先頭打者を5度も出しながら無得点で、バレンタイン監督は「ピンチを切り抜けるのを助けてしまった」と嘆いた。投手陣も総崩れに近く、一方的な展開に。「シーズンが終わるまでにはきっと4連勝があると思っている」と言う指揮官の言葉も強がりに聞こえた。

成瀬
「(一塁が空いており)次打者も含めて勝負するぐらいの気持ちで良かった。」(直球勝負で青木に浴びた2ランに)

ページトップ