ロッテ渡辺俊介投手(32)が20日の巨人戦(東京ドーム)に先発する予定だ。前回登板した2日の巨人戦(千葉マリン)では、8回2安打5四球無失点と好投したが、試合は延長12回0ー0で規定により引き分けとなり、2勝目はお預けとなった。巨人打線は好調だが「もう何度も対戦しているから特別な意識はない。試合の中で観察しながら投げたい。風がないし、よく飛ぶ球場なので、ランナーをためないように気をつけたい」と話した。
西岡が20日のイースタン・リーグ、湘南戦(ロッテ)でスタメン復帰する。5月27日の広島1回戦(マツダ)で右ひざ裏に死球を受けて全治2〜3週間と診断され、同31日のヤクルト戦では代打で1打席出場したが、守備、走塁はまだ。バレンタイン監督は「湘南戦で状態を見て決める」と話し、状態が良ければ同日ナイターの巨人戦にも出場する予定だ。
スタメン復帰を目指すロッテの西岡剛内野手(24)が、20日のイースタン・湘南戦(ロッテ浦和)で最終チェックを行う。5月27日の広島戦(マツダ)で右ひざ裏に死球を受けて全治3週間と診断され、1軍で治療を続けていた。
18日のヤクルト戦(神宮)に代打出場した西岡の先発復帰について、バレンタイン監督は「土曜のファームに出てもらい、様子を見て決めたい」と明言。昼間の2軍戦で守備につき、動きに支障がなければ、そのままナイターの巨人戦で14試合ぶりに先発出場させる意向だ。
17日から再開したシートノックは、まだ患部を気遣ったプレーだったが、西岡は「大丈夫。もう問題ない」と話していた。1日2試合の荒療治で完全復活を果たす。
ロッテ・渡辺俊が巨人・大田に余裕のエールだ。20日に先発予定のサブマリンは千葉マリンで調整。大田について「(対戦があれば)プロの厳しさを教えるとかないですよ。スター選手はいっぱい出てきた方がいい。わざわざ叩かなくていいでしょう」。対戦時の状況次第では、大田のデビューを“アシスト”する真っ向勝負の可能性を示唆した。
巨人相手にチームは07年3回戦から6連敗中。今季も2試合連続引き分けで8試合勝ちがないが、自身は過去4試合先発して負けなしだ。強力打線を警戒しつつ「新人もベテランも関係ない。観察しながら投げたい」と大田との初対戦を楽しみにしていた。
右太腿裏を痛めているロッテ・西岡が20日の巨人戦で14試合ぶりにスタメン復帰する可能性が高まった。同日のイースタン湘南戦(ロッテ浦和)にも出場して状態を見極める。「違和感はあるけど腫れは引いた」と西岡。開幕当初は3番も5月13日ソフトバンク戦から座った本来の1番では12試合で打率.381。頼れるリードオフマンがスタメン復帰でチームを勢いづける。
ロッテは19日、球団創設40周年を記念し、8月18〜20日のオリックス3連戦(千葉マリン)で球団が誕生した1969年から4年間着用したユニホームを復刻し、着用すると発表した。
20日の巨人戦(東京ドーム)に先発予定のロッテ・渡辺俊が19日に約1時間、軽めの調整を行った。ルーキー大田については「プロの洗礼?そんな気持ちはない。スター選手はいっぱい出てきた方がいい」と余裕のコメント。一方で2日の巨人戦で8回無失点に封じた打線には「すきを見せたらあっという間に大量点になる」と警戒した。
今季限りでの退任が決まっているロッテのバレンタイン監督(59)が、何としても在任中に一人前に育てたい秘蔵っ子が、3年目の大嶺祐太投手(21)だ。
18日のヤクルト戦(神宮)で先発した大嶺は、5回途中5失点で降板。「調子は悪くなかったけど、制球が定まらなかった。せっかく点を取ってもらったのに」とうな垂れた。
ロッテの先発陣は質はともかくコマは豊富。大嶺や2年目の唐川といった若手の出番を確保するため、昨オフには出血覚悟のトレードで久保を阪神に放出した。大嶺、唐川の他に清水直、渡辺、小林宏、小野、成瀬がおり、先発陣には7人がひしめく。
先発が5人で済む交流戦では、実績がある小林や成瀬が中継ぎに。先発に残った大嶺だが期待に応えられず、9試合に先発して2勝5敗、防御率5.63。4試合連続の黒星だ。それでも試合後、バレンタイン監督は「最後に安打を与えたが、いい球はいっていた」と一定の評価を下した。
大嶺とボビーの絆は強い。2006年ドラフト前には大嶺とソフトバンクとの相思相愛が伝えられたが、バレンタイン監督の一声で強行指名し、自らクジで引き当てた。プロ入り後もチェンジアップを直伝するなど目をかけ、昨年には大嶺の地元の沖縄で、オリオンビールのCMの共演まで果たしている。
指揮官の任期は残りわずか。親心に報いて大嶺は、一本立ちできるか。