巨人が今季7度目の3連勝で今季最多タイ貯金19、交流戦2位浮上。1回ラミレスと亀井の25打席ぶり安打となるタイムリー、古城の犠飛で4点を先制、3回李承Yの交流戦トップ通算36本目、18試合ぶりの12号ソロで加点、東京ドームで7連勝、ロッテ戦は07年から引き分けを挟み7連勝。先発・グライシンガーは7回6安打1失点で7勝目。2人目・山口は球団記録に並べず18試合ぶりの失点。3人目・越智が7セーブ。ロッテは今季4度目の3連敗で今季ワーストタイ借金7。先発・渡辺俊は4回6安打5失点で3連敗のリーグワースト6敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
巨人 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
この日1軍登録された内が、6回に3番手で登板し1回を3者三振に仕留める復活投球を見せた。最速151キロをマーク。06年5月11日阪神戦(甲子園)以来3年ぶり1軍マウンドに「やっと戻ってこれた。投げる喜びをかみしめていた」と笑顔で話した。03年ドラフト1位もケガに苦しみ、07年に右肩手術を行い、昨年はリハビリに専念していた。「今日は出来すぎ。次が大事になる」と浮かれた様子はなかった。
右ひざ打撲の西岡が、21日にもスタメン復帰する。この日は8回無死二塁から代打で出場して三塁内野安打を放つと、そのまま遊撃の守備についた。守備機会はなかったが、バレンタイン監督は「ちゃんと走れていた」と確認。試合前にはイースタン・リーグ湘南戦(ロッテ浦和)に1番遊撃で先発出場し、2度の守備を難なくこなしていた。「どんな形でもヒットが出て良かった。出られる状態をアピールできた」と話した。
ロッテ・渡辺俊がリーグ最多の6敗目を喫した。初回、変化球の制球が安定せず、4安打3四死球と乱れて4失点。3回には苦手の元同僚・李に一発を浴びた。打線は10安打も2点のみ。今季4度目の3連敗で、借金は今季最多タイの7となった。「全ての球が狙った所より、少し甘く入ってしまった。もう少し余裕を持って投げられれば…」。
渡辺俊が1回に打者一巡の猛攻を受け、いきなり4失点と乱調。4回6安打5失点で6敗目(1勝)を喫し「もうちょっと厳しくいけばよかった。簡単に打たれすぎてしまった」と唇をかんだ。2日の巨人戦(千葉マリン)で8回無失点に抑えるなど、巨人相手にこれまで4戦負けなしだった“Gキラー”が初黒星。チームは3連敗となった。
ロッテの渡辺俊が今季初のドーム球場登板で今季最短の4回KO。リーグワースト6敗目に「ドームはあまり意識しなかった。ストライクゾーンで勝負しすぎた」。2日の同カードでは千葉マリンの風を味方に直球、変化球とも切れを増して8回2安打無失点だったが、東京ドームで“追い風”は吹かなかった。打線も10安打で2点止まり。チームは07年から2分けを挟んで巨人戦7連敗となった。
ロッテは巨人に敗れ3連敗。今季ワーストタイの「借金7」となった。先発の渡辺俊は4回6安打5失点、リーグワーストの6敗目を喫した。
1回裏を投げ終えた渡辺俊は、呆然とスコアボードを見つめた。1回にまさかの4失点。サブマリンがG打線につかまった。
「どこからでもつながるし、何でもできる打線。1ヶ所スキを見せたら、あっという間に大量得点になる」。警戒感は強めて臨んだ。それでも、恐れていた事態が現実になった。坂本の左翼フェンス直撃の二塁打を皮切りに、打者一巡の猛攻を受けた。
2回には、苦手の打撃でグライシンガーから右前打。この試合前まで通算23打数1安打の男が、06年5月以来約3年ぶりのヒットを放ち、立ち直るきっかけになるかと思われた。
しかし、3回には元チームメートの李承Yに特大弾を浴び5失点。2日の巨人戦(千葉マリン)では8回2安打無失点と力投したが、今回はわずか67球。4回6安打でバレンタイン監督から無念の降板を言い渡された。
サムライ戦士として、原監督にいいところを見せたかったが、逆に最悪の姿をさらすことになってしまった。
ロッテ渡辺俊が4回5失点KOで6敗目を喫した。初回に制球が定まらず、先頭の坂本から死球を挟んで4連打で、瞬く間に3点を先制された。「甘い球を痛打された。もったいない。どうにか踏ん張りたかったけど、全てのボールが狙ったところより少し甘く入ってしまった」と反省の弁が口をついた。3回にも李に内角低めのカットボールを右翼最上段まで運ばれるなど持ち味を発揮できず、無念の降板となった。これでチームは引き分けを挟んで巨人に7連敗を喫した。
立ち上がりが全てだった。渡辺俊は1回、先頭から死球を挟んで4連続長短打を許すなど4失点。2回以降は立ち直っただけに、悔やまれる。生命線の制球が定まらなかった。「ストライクゾーンの中でボールを動かして勝負しようと思ったんだけど…。全ての球が、狙いより甘く入ってしまった」と反省しきりだった。
ロッテの渡辺俊は1回、先頭から死球を挟んで4連続長短打を許すなど4失点を期す乱調だった。2回以降は立ち直っただけに、悔やまれた。
「ストライクゾーンの中でボールを動かして勝負しようと思ったんだけど…。全ての球が、狙いより甘く入ってしまった」と反省した。
攻撃陣はチャンスを生かせなかった。バレンタイン監督は「1、8回ととても大きなチャンスがあったが、ものにできなかった。それも野球の一部」と、さばさばと振り返った。