わたしはかもめ2009年鴎の便り(6月)

便

6月30日

埼玉西武6−8千葉ロッテ(西武ドーム)

ロッテが今季4度目の延長戦勝利で西武戦3連勝。ロッテは2回に竹原と今江のタイムリー二塁打で先制し、8回に井口が12号ソロ。同点の9回には大松がタイムリー。延長11回2死一、三塁からはサブローの8号3ランで再び勝ち越した。4人目・シコースキーがチームトップの5勝目、5人目・荻野が5月28日以来の8セーブ。西武は3連敗、3ヶ月連続の月間負け越しで5月30日以来の借金4。9回に片岡が6号同点ソロを放つも、決勝弾を浴びた6人目・星野が7月16日以来の黒星。中村は24号ソロ放つも自身が本塁打を打つとこれで5連敗。

1234567891011R
千葉ロッテ020100011038
埼玉西武000002021016
サブロー
「井口さんが歩かされるのは頭に入っていたので、自分で決めるしかないと思って打席に入りました。感触が良かったのですが、ホームランになるとは思わなかったです。絶好のチャンスを潰さなくてホッとしています。本当に勝利するのは難しいですね。これからも厳しい戦いが続くと思うのですが、チーム一丸で戦い、勝利をものにしていきたいですね。」(延長11回決勝3ラン)

◇二塁打で2点先制

千葉ロッテは2本の二塁打で2点を先制した。2回、先頭サブローが四球を選び盗塁で1死二塁。バレンタイン監督が「左投手との対戦で最も頼れる打者」と絶大なる信頼を寄せる竹原が、左翼線を破る二塁打。2死後には、リーグ戦再開後の9打席安打がなかった今江がワンバウンドでフェンスに達する中越え二塁打を放ち、先発清水を援護した。

「詰まったけれど、いいところに落ちてくれました」と4試合ぶりの安打を喜んだ竹原。今江は第2打席でも中前打し「いい感じで打つことができたので、この感じを大切にしたい」と手応えを口にした。

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仕事人サブロー決めた11回決勝3ラン[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(33)の一振りが今季初めてロッテの勝利を決めた。同点で迎えた11回2死一、三塁。井口が歩かされた直後。星野の3球目、真ん中低めのスライダーを左中間スタンドに運んだ。「前(井口)が歩かされると思ったけど腹が立った。気合が入ったスよ。1発で仕留められてよかった」。ヒーローはホッとした表情で振り返った。

今季8号となる3ラン。実は過去の7本は全て負け試合で飛び出したものだった。「やっぱり打って勝てるのはいいよね」と笑った。前日(29日)には球宴の出場選手が発表され、サブローは選手間投票で7年ぶり2度目の出場が決まったばかり。「プロの方に選んでもらって光栄です」。気分をよくしての1発でもあった。

これでチームは4位西武に1ゲーム差と迫った。もっとも勝ち試合を延長に持ち込まれ、やっとつかんだ勝利。エース清水直の4勝目も消してしまった。手放しでは喜べない。サブローも「反省点はある。明日(1日)が大事です」といいながら「(チームは)ちょっとずつだけど、いい感じにはなっている。粘り強くやりたいね」。7月からの浮上を誓った。

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サブロー、延長11回千金決勝3ラン[デイリー]

ここ1番、やはり頼りになるのはこの男だ。ロッテは同点で迎えた延長11回、4番・井口が敬遠気味で歩かされ2死一、三塁。サブローが気合に満ちた表情で打席へ向かった。

「(敬遠は)分かっていたけど腹が立つ。気合で決めるしかないと思った」。カウント1-1から星野が投じた内角直球を「追い込まれるまで、直球を狙っていた」と完璧にとらえた。白球は、西武ファンの悲鳴がこだまする左中間席最深部へと消えていった。

二転三転の試合に終止符を打つ勝ち越しの8号3ラン。「これまでの(本塁打)7本は全部負けていたので、やっと勝てて良かった。打って勝てたら嬉しいよね」。今季初めて勝利へ結びついた一発に、自然と笑みがこぼれた。

前日には選手間投票で選出され、球宴出場が決まった。「プロの方々に選ばれたのは光栄です」と喜びを表した。それだけに「最近、1試合(安打)1本しか打てていなかったので、今日はもう1本打ちたい気持ちが強かった」という。技術、そして精神力。プロから選ばれた選手として恥じない活躍で、球宴出場決定に華を添えた。

救援陣の乱調もあったが、これで4位・西武とは1差に迫った。「サブローは良い仕事をしてくれた。どんな形でも勝利に結びつけたのは、いいチームの証しだ」とバレンタイン監督。サブローの劇弾を、ロッテ反撃ののろしとする。

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サブロー11回V3ラン!…ロッテ[報知]

ロッテ・サブローが値千金の決勝弾で、自身の“ジンクス”も吹き飛ばした。延長11回2死一、三塁で星野から勝ち越しの左越え8号3ラン。昨季のラストアーチだった6号を含め、今季7号まで本塁打を放った8試合は全敗していたとあって、「気合で決めるしかないと思った。全部負けていたので、勝てて良かった」と、勝利に直結する一発に笑顔が絶えなかった。

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サブロー腹が立った!かました!決勝3ラン![スポニチ]

ロッテは救援陣の乱調で2度のリードを守れず延長にもつれ込んだが、最後はサブローが延長11回に8号3ランを放って決めた。目の前で井口が敬遠気味に歩かされ「井口さんが歩かされるのは分かっていたけど、やっぱり腹が立つ。気合が入りました」。これまで7本塁打はいずれも負け試合とあって「一発で仕留められたし、やっと勝てて良かった」と笑った。選手間投票で7年ぶり2度目の球宴出場が決まった翌日に見せた勝負強い打撃。連勝で4位・西武に1ゲーム差と詰め寄ったバレンタイン監督は「サブローはいつもいいところで打ってくれる」と目を細めた。

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ロッテ・サブロー、値千金の決勝3ラン[サンスポ]

意地の一発だった。延長11回、サブローが左中間席へ値千金の決勝3ラン。2死三塁から4番井口が敬遠気味に歩かされ、燃えないはずがなかった。「歩かされるのは分かっていた。決めるしかないと思った。気合が入りました。一発で仕留められてよかった」。

ロッテはベンチ入り野手を使い切る総力戦だった。時計は午後10時をまわり、西武ドームでは応援の際に鳴り物が使えない。スタンドからは「サブロー!!」の歓声だけが響き渡った。

これが今季8号だが、ここまで本塁打を放った試合は7戦全敗だった。打っても打っても空砲続きだっただけに「やっと勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。

前日29日には、7年ぶり2度目の球宴出場が決まった。選手間投票のパ・リーグ外野手部門で稲葉(日本ハム)に続く2位で選出され「選手に選んでもらえるというのは光栄なこと」。33歳の“御礼弾”で接戦をものにし、ロッテは4位西武と1ゲーム差。まだまだ諦める訳にはいかない。

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ロッテ・井口、球宴選出“御礼弾”[サンスポ]

井口が1点リードの8回に12号ソロ。「バットに(打球が)のったという感じだった。芯でしっかりとらえることができた」と満足げ。球宴のファン投票パ・リーグ二塁手部門で1位になり、5年ぶり5度目の球宴出場が前日29日に決定。ファンへの“御礼弾”となった。

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ロッテ・石川副代表、野茂氏を高評価[サンスポ]

ロッテの来季の新監督として野茂英雄氏(40)=オリックス・テクニカルアドバイザー=が、候補に挙がっていることに対し、石川晃球団副代表(48)は30日、「確かに色々な名前を挙げて煮詰める時期。ただ、あるとかないとかはいえない」と候補の1人であることを否定しなかった。また、野茂氏について「(日本人大リーガーの)パイオニアだし、いいんじゃない」と高く評価した。

ロッテはすでに、今季限りでの退任が決まっているボビー・バレンタイン監督(59)の後任人事に着手。候補には野茂氏と共に現ヘッドコーチの西村徳文氏(49)、野球評論家の与田剛氏(43)らの名前が挙がっている。球団は新体制で秋季キャンプを迎えたい方針で、同副代表は「監督が決まらないと組閣もできない」と語った。

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サブロー延長11回決勝3ラン[ニッカン]

ロッテが延長11回、サブローの3ランで勝負を決めた。バレンタイン監督(59)はほっとした表情で試合を振り返った。「(11回に)井口が歩かされたあと、打席に向かうサブローには気持ちが入っていた。どういう形であれ勝利は勝利だ」。試合前半は3−0で完全なロッテのペース。リリーフ陣が打ち込まれ、エース清水直の勝利も消してしまった。「清水は4回まで素晴らしいピッチングをしてくれた」。同監督はエースをたたえることも忘れなかった。

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サブロー決勝3ラン!ロッテ、西武下す[スポニチ]

1ヶ月以上なかった一発で、接戦に終止符を打ったサブローは「ほっとした。1つ勝つのって難しい」と実感を込めながら喜びに浸った。

前を打つ井口は敬遠気味の四球だったが「歩かされるのは頭に入っていた」。そうは言いつつ「気合で決めるしかない、と思っていた」と意地を見せた一撃でもあった。

4時間20分の長い試合。最後はファンに「電車に乗り遅れないように早く帰ってください」とやって、右翼席を沸かせていた。

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ロッテ・竹原、“井口打法”で先制二塁打[サンスポ]

ロッテの竹原が2回、1死二塁から左翼線に先制二塁打を放った。

今年の自主トレでは、ロッテ入団前の井口に“弟子入り”。投球を手元まで引きつける打撃を身上とする共通点があるだけに「参考になることが多かった」。今季から試合前のフリー打撃では詰まることを恐れず、体の使い方だけを意識するようになったという。

この日の一打も内角球を懐まで呼び込んでいた。「詰まったけど、いいところに落ちた」と目指す内容の打撃に満足そうだった。

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ロッテ監督に野茂急浮上…候補者リストに江川は!?[夕刊フジ]

◇サンケイスポーツ報じる

また新たなロッテの来季監督候補が浮上した。今度は日本人メジャーリーガーのパイオニアで、日米通算201勝を挙げた野茂英雄氏(40)=オリックス・テクニカルアドバイザー。30日付のサンケイスポーツが報じた。

今季限りでの退団が決まっているボビー・バレンタイン監督(59)の後任監督をめぐっては、これまで日刊スポーツが西村徳文ヘッドコーチ(49)の内部昇格、スポーツニッポンが球団OBで3月のWBCで日本代表投手コーチを務めた与田剛氏(43)、スポーツ報知が野球評論家の江川卓氏(54)を候補として報じている。

サンケイスポーツによると、このうち、球団が数人に絞り込んだ候補者リストの中に、野茂氏、西村コーチと与田氏は含まれているものの、江川氏の名前はなく、今後オーナーらと協議の上、選考作業を進めるとしている。

野茂氏は昨年現役を引退。昨秋からオリックスの臨時コーチに招かれ、今年2月1日付で、11月末までの契約でテクニカルアドバイザーに就任している。

ロッテは、今季限りで4年契約が満了するバレンタイン監督との契約を更新しないことを昨年12月に発表。その時点で、次期監督を巡る激しい報道合戦が繰り広げられることは予想された。現在パ・リーグ5位と低迷しているが、こんな状況では、チームの士気が上がらないのも当然か。

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