オリックスが1ヶ月ぶりの2試合連続2ケタ安打の12安打で連勝、借金15。1点を追う4回小瀬の犠飛、山崎浩のタイムリーで逆転、5回フェルナンデスの5月30日横浜戦以来21試合ぶり7号ソロ、6回坂口のタイムリー、7回北川のタイムリー二塁打で加点。先発・山本は6回9安打2失点、5月20日広島戦から3連勝の5勝目。ロッテは8回まで毎回安打の11安打も3回堀の2号2ランのみ借金7。先発・小林宏は6回1/3を11安打6失点、パ相手に昨年9月29日日本ハム戦から6連敗、昨年4月19日からオリックス戦4連敗でリーグワーストタイ6敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
1年目の千葉ロッテ・上野が1軍初登板。4連続を含む6三振を奪う好投だった。7回1死二塁の場面で2番手でマウンドへ。右前打で一、三塁とピンチを広げたが「ヒットを打たれて冷静になった」。日高を得意のフォークで、小瀬は144キロの真っ直ぐで連続空振り三振に仕留めた。この日の最速は147キロ。フォークも自信を持って投げ込んだ。2回2/3を無失点に抑え「追い込めたので三振を狙った。6奪三振はたまたま」と控えめに話した。
ロッテがお疲れモードで、パ・リーグ史上初のシーズン2度の出場選手全員三振を喫した。4月24日の西武戦(西武ドーム)以来で、毎回の14Kで完敗。高橋打撃コーチは「昨日の疲れもあるかもしれない。こういう時もある」とサバサバ。4番井口が4打数無安打2三振と精彩を欠いたが、「開幕からずっと出ずっぱりだから」とフォローした。前日2日の西武戦で5時間42分のリーグ最長試合を制した。ほとんどの選手が深夜に球場を出て、自らの運転で帰宅。体調面に配慮して試合前のシートノックを取りやめるなど対応したが、攻守にダメージは大きかったようだ。
全員三振を喫したチーム | |||||
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年月日 | 球団 | 三振 | 勝敗 | 相手 | 登板投手 |
58-04-23 | 東映 | 10 | ○ | 大毎 | 荒巻、小野、若生 |
92-04-08 | ダイエー | 11 | ○ | ロッテ | 園川、荘、平沼、河本 |
92-08-11 | オリックス | 9 | ● | ロッテ | 今野、白武、河本 |
97-06-17 | 日本ハム | 16 | ● | ダイエー | 工藤、岡本、吉田修、斉藤貢 |
99-09-26 | オリックス | 13 | ● | 西武 | 森、竹下、デニー |
02-08-25 | 日本ハム | 13 | ● | 近鉄 | 宮本、高木、三沢 |
04-04-09 | 近鉄 | 10 | ● | 西武 | 松坂 |
07-05-20 | ロッテ | 10 | ● | 中日 | 川上 |
07-05-16 | ロッテ | 12 | ● | 西武 | 岸、岩崎、星野、長田、三井、小野寺 |
08-04-05 | ロッテ | 16 | ● | ソフトバンク | 大場 |
08-06-04 | 阪神 | 13 | ○ | 楽天 | 永井、青山、有銘、松本、吉崎 |
09-04-24 | ロッテ | 12 | ● | 西武 | 涌井 |
09-07-03 | ロッテ | 14 | ● | オリックス | 山本、大久保、菊地原、加藤 |
ロッテの出場野手全員及び毎回となる14三振。プロ野球初のシーズン2度目の屈辱にまみれたが、その象徴は4番の井口だった。4打数無安打2三振。2度走者を置いた場面で凡退するなど、打線を分断してしまった。守備でも精彩を欠き、4回1死一塁で大村の二ゴロ併殺コースを失策。逆転されるきっかけをつくった。
不振の原因はセ・リーグとの交流戦。4死球が物語るように執ような内角攻めを食らい、当時の井口はこう言った。「パ・リーグは先も見据えてそんなに厳しくなかったけど、セ・リーグは短期間の対戦だから徹底してる」。交流戦前は打率.357、終了時は.329。打撃フォームを崩されたままリーグ戦が再開し、さらに打率は.311まで落ち込んだ。
元スコアラーの坂巻査定担当は「パ・リーグも内角に厳しくなった」と分析。この日も3回に山本に6球中5球を内角に攻められた。その意識からか、6回の続く打席では真ん中高めの失投をバットの先っぽで左飛。体の開きが早いから打ち損じた。4番の復活なくしてはロッテの上位浮上はあり得ない。
ロッテはパ・リーグ最長試合となった前夜の疲労を引きずったのか。打線は11安打を放ちながら、得点は堀の2ランだけで、シーズン2度の全員三振。守備でも4回に井口、西岡の失策が絡んで逆転を許した。バレンタイン監督は「先発の小林宏は昨日の試合には出ていなかった。影響があるか、と言われれば何もない」。前夜の相手、西武が大勝しただけに言い訳にできない?
ロッテが連夜の記録ラッシュだ。5時間42分のパ・リーグ最長ゲームを制した西武戦から一夜明け、今度はオリックスの4投手に屈辱を味わった。4月24日の西武戦(西武ドーム)以来、今季2度目の全員三振。1シーズン2度の全員三振はリーグ分立後、初めてのことだ。
激闘の疲れはぬぐいきれなかった。11安打はしたものの、得点は堀の2ランのみ。終わってみれば出場した10人の野手で計14三振。バレンタイン監督は、前夜の激闘の影響について聞かれても「打撃陣はよく振れていたが、カウントを悪くしてしまうところがあった。走者を送っても、かえすことができないことが続いてしまった」と、歯切れ悪く話すだけだった。
この日は、試合前練習のシートノックを省略するなど、前夜の疲労を考慮した態勢を敷いた。だが、4回には鉄壁二遊間コンビの井口、西岡が連続失策を犯すなど、攻守共にどこかチグハグ。前夜の頑張りすぎが、仇となったのだろうか。
ロッテは出場野手10人全員で14三振を記録した。4月24日の西武戦以来、今季2度目の失態だ。チームとしては5度目でプロ野球最多。シーズン2度は史上初だった。11安打ながら得点は3回の堀の2号2ランのみ。バレンタイン監督は「打者はよく振れていた」とかばったが、毎回の14三振のうち10が空振り。井口、西岡の連続失策もあり、前夜(2日)の西武戦でのパ・リーグ最長試合(5時間42分)の疲労が出た形となった。
ロッテは攻守にパ・リーグ最長試合となった前夜の疲労を引きずったような敗戦だった。
打線は11安打を放ちながら、得点は堀の2ランだけと単調だった。2リーグ分立後は史上初のシーズン2度の全員三振という不名誉な記録まで付いた。
守備でも4回に井口、西岡の失策が絡んで逆転を許した。試合前のシートノックを省いて激闘の影響を緩和しようとしたが、実らず。バレンタイン監督は「先発の小林宏は昨日の試合には出ていなかった。影響があるか、と言われれば何もない」と努めて前夜との因果関係を否定しているようでもあった。
ロッテは3日のオリックス7回戦(千葉)で2リーグ分立後初となる、シーズン2度の全員三振を記録した。4月24日の西武戦でも全員三振を記録していたロッテは、オリックスの4投手に対し、出場した10人の野手全てが三振し、毎回の計14三振を喫した。
全員三振は昨季までセ、パ両リーグ合わせて11度。パでは2005年以降、ロッテしか記録していない。ロッテの全員三振は、これで通算5度目。
ロッテがパ・リーグ史上初のシーズン2度の出場選手全員三振を喫した。4月24日の西武戦(西武ドーム)以来で、毎回の14Kで完敗。高橋打撃コーチは「昨日の疲れもあるかもしれない。こういう時もある」とサバサバ。前日2日の西武戦で5時間42分のリーグ最長試合を制したが、その代償は大きかったようだ。
チーム野手最年長のロッテ堀幸一内野手(40)が逆転2ランをマークした。1点を追う3回、1死二塁から山本のシュートをバックスクリーン右へ今季2号となる2ランをたたき込んだ。「初球から狙っていました。完璧。昨日あれだけ長い激戦を勝ち取ることができたので、その勝利を意味あるものにするためにも今日勝つことが大事だと思う」と満足げに振り返った。2日の西武戦はパ・リーグ史上最長試合となる5時間42分の死闘を制した。その疲れも見せずにベテランが大きな1発を放った。