日本ハムが今季2度目の札幌ドーム5連勝で、貯金11。4−4の5回稲葉の10試合ぶり11号ソロで勝ち越す、6回に同点とされた7回小谷野のタイムリーで3カードぶりの勝ち越し、8試合ぶり2ケタ10安打。2人目・江尻が07年9月2日ソフトバンク戦以来の白星、ロッテ戦はプロ入りから無傷の4勝目。4人目・武田久がリーグ単独トップ16S。今季ロッテ戦2勝の先発・八木は5回3安打4四球4失点。ロッテは今季5度目の3連敗で今季ワーストタイ借金8。2人目・川崎が昨年9月17日西武戦以来の黒星。自身3連敗中の先発・唐川は4回1/3を7安打5失点。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 |
北海道日本ハム | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | x | 6 |
5日に20歳の誕生日を迎えたばかりのロッテ唐川侑己投手が、20代最初の登板を白星で飾れなかった。3回にスライダー、直球が高めに浮いたところを5安打されて4失点。5回には低めチェンジアップを稲葉に狙い打たれて勝ち越しを許した。「自分も甘かった。いいボールと悪いボールがはっきりしていた」と言葉すくな。直球は130キロ台後半で、開幕時から比べると10キロ近くスピードダウン。生命線の制球にも微妙な狂いが生じ、5月19日横浜戦以来白星から遠ざかっている。
里崎が2度目の同点打を放ちながらも、勝ちきれなかった。4回に3点差を追いつく5号3ラン、6回に同点適時打で4打点をマーク。「必死でした。打率もないし、昨日はああいう負け方をしたから」と意地を見せた。だが、チームは3連敗で「負けたら一緒。また打ちます」と悔しさをにじませた。
ロッテ・唐川が20代最初の登板を白星で飾れなかった。札幌D初マウンドで3回、4連打を含む5安打4失点。甘く入ったスライダー、チェンジアップを狙われた。5回には稲葉にチェンジアップを狙われてソロアーチを献上。「いい球と悪い球がはっきりしていた」と反省。3連勝の後の3連敗。日本ハム戦は4カード連続の負け越しだ。
唐川は5回も持たず、7安打5失点。疲労の蓄積からか、直球でも130キロ台前半を記録する場面も。制球も、球威を補うほどの正確さはなく、2巡目に入った3回に集中打を浴びた。「打たれた球は全て甘かった」と唐川。5月19日を最後に白星から遠のき、先発の椅子も危うくなってきた。
5日に20歳の誕生日を迎えてから初登板となったロッテ・唐川が5回途中5失点でKOされた。立ち上がりは好調だったが、3回1死から4連打を浴びるなど被安打7に「初めての札幌ドームのマウンドも違和感なく投げられたが、打たれた球は全て甘かった。いい球もあっただけに、失投がもったいない」とガックリ。バレンタイン監督も「春先より制球力が落ちている」と疲労を心配していた。
ロッテの唐川は7安打5失点で5回も持たなかった。
開幕からの疲れが出始めているのか、直球でも130キロ台前半を記録する場面があった。打者には空振りの危険性が少ないため、有利なカウントでも余裕を持って対応されているように映る。そうなると、より重要になる制球も、球威を補うほどの正確さはなかった。
2巡目に入った3回に集中打を浴び「打たれた球は全て甘かった」と唐川。5月19日を最後に白星から遠のき、先発の椅子も危うくなってきた。
ロッテ里崎が4回に同点3ランを放った。1−4で迎えたこの回2死一、二塁から、八木の高めスライダーを高々と打ち上げて左翼席最前列へと運んだ。6月14日阪神戦(千葉)以来の5号3ランでチームの窮地を救った。「必死の一言。必死な気持ちで打席に立って、必死に打った。その気持ちが通じたと思っている」と振り返った。
ロッテ・ベニーが4号ソロを放ち先制した。3回先頭で、カウント2−2から八木の内角低め直球を左中間中段まで運んだ。5月13日ソフトバンク戦(北九州)以来約2ヶ月ぶり一発で貴重な先制点をもたらした。「昨日はああいう悔しい内容になってしまった。今日はチーム一丸となってやり返そうという強い気持ちを持っている。今日から新たな気持ちで打ちまくれるように頑張るよ」と笑顔で話した。
10日は日本ハム多田野の前に1安打しか打てずに無策ぶりを露呈したロッテが、この日は6回無死一塁から4試合ぶりに送りバントのサインを出してセオリー通りにチャンスを作った。続く里崎の適時打で同点に追い付いたが、勝ち越しには至らず、結局チームは3連敗を喫した。バレンタイン監督は「あそこで打たせていたらホームランだったかもしれないし、賢明な采配かどうかは分からない」と反発。今季日本ハム戦が2勝8敗となったことについて「日本ハムはここというところでヒットが出るが、うちにはない」と敗因を挙げた。
ロッテの唐川は7安打5失点で5回も持たなかった。
開幕からの疲れが出始めているのか、直球でも130キロ台前半を記録する場面があった。打者には空振りの危険性が少ないため、有利なカウントでも余裕を持って対応されているように映る。そうなると、より重要になる制球も、球威を補うほどの正確さはなかった。
2巡目に入った3回に集中打を浴び「打たれた球は全て甘かった」と唐川。5月19日を最後に白星から遠のき、先発の椅子も危うくなってきた。