7月15日7月15日オリックスが小松の今季初勝利で連勝、5位ロッテと2ゲーム差。小松は5月23日阪神戦以来今季8度目の先発を9回126球4四死球8三振5安打2失点、開幕からの連敗を5で止め昨年9月28日西武戦以来の白星、同日以来自身3度目の完投勝利でロッテ戦はプロ入り無傷の3連勝。1点を追う8回大村のタイムリー二塁打で同点、鈴木のタイムリー内野安打で勝ち越し、今季ロッテ戦は9勝2敗。ロッテは今季2度目の6連敗、京セラドームも4連敗で昨年7月2日以来の借金11。先発・成瀬は7回8安打1失点、自己最多タイ13奪三振。2人目・伊藤が3敗目。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | x | 3 |
またしても勝利は、するりと逃げていった。今季2度目の6連敗で、気分転換の必要性を聞かれたバレンタイン監督は「そんな質問に答える必要はない」と語気を荒げ、風船ガムをぷくっと膨らました。8回、リリーフ陣がつかまる毎度の展開。破裂したガムは、監督の怒りを表しているようだった。
決勝点の奪われ方も紙一重だった。8回2死一、三塁で一、二塁間への強烈なゴロを井口がダイビングキャッチ。ひざをついたまま一塁へ送球したが、わずかに上へそれ、その間に生還を許した。「体勢が悪かった。力を入れたら、上にいってしまった」と名手も悔やんだ。1回無死満塁から1点しか取れなかったことが最後に響いた。悔しい負け方が続く中、バレンタイン監督は「これからまだ試合はある。うちにはいい打者もいい投手もいる。この悪い状態が永久に続く訳ではない」と前を向いた。
成瀬が7回1失点と好投したが、勝利にはつなげられなかった。勝負どころでギアチェンジし、6回には先頭に二塁打を許した後、3者連続三振。7回には満塁のピンチを内角直球で見逃し三振に仕留めてみせた。「今日は右打者の外角へのスライダーが1番良かった。でもいい投球をしてもチームが勝たなければ、嬉しくない」とチームの6連敗に充実感は吹き飛んでしまった。
ロッテは先発の成瀬が7回で13三振を奪う力投だったが、救援陣が打たれた。
8回、2番手の伊藤が同点打を浴び、さらに荻野が2死一、三塁とピンチを広げて内野安打で勝ち越しの1点を許した。伊藤は「最近、抑えられていない。いいかげんに結果を出さないと」とうな垂れた。
今季2度目の6連敗で、最下位オリックスとは2ゲーム差に縮まった。バレンタイン監督は「この悪い状態が永久に続くということではない」と話したが、いら立ちを隠せなかった。
ロッテはまたも救援陣が崩れて逆転負け。今季ワーストタイの6連敗となった。8回は鈴木の痛烈な打球を好捕した井口が一塁へ悪送球（記録は適時内野安打と失策）して決勝点を献上。打線も1点を先制した初回、なお無死満塁で追加点を奪えないなど攻守に詰めの甘さを露呈した。ドロ沼状況にバレンタイン監督は「まだ多くの試合が残っている。この悪い状態が永久に続く訳じゃない」と話したが、その口調に覇気はなかった。
京セラドームでブルペン投球したロッテ・唐川。その様子がベンチ内のモニターに映っていたことを伝え聞くと、「やばい。ナックルの正体がばれたかな？」。ナックルなんて投げていませんでしたし、持ち球にもありません。
ロッテは先発の成瀬が7回で13三振を奪う力投だったが、救援陣が打たれた。
8回、2番手の伊藤が同点打を浴び、さらに荻野が2死一、三塁とピンチを広げて内野安打で勝ち越しの1点を許した。伊藤は「最近、抑えられていない。いいかげんに結果を出さないと」とうな垂れた。
今季2度目の6連敗で、最下位オリックスとは2ゲーム差に縮まった。バレンタイン監督は「この悪い状態が永久に続くということではない」と話したが、いら立ちを隠せなかった。
ロッテが今季2度目の6連敗で借金を11とした。1点リードの8回、先発成瀬善久（23）から伊藤義弘（27）に交代。しかし、いきなりカブレラに安打を許すと、1死後、大村に同点適時二塁打を浴びた。さらに代わった荻野忠寛（27）も抑えられず、痛烈なゴロを止めた井口の悪送球の間に決勝点を奪われた。不甲斐ない結果に荻野は「抑えるのが仕事だし、そのために出ているんだから」と自分を責め、伊藤も「最近抑えられていない。いいかげん、結果を出さないと」と自分を奮い立たせていた。