わたしはかもめ2009年鴎の便り(7月)

便

7月17日

千葉ロッテ7−4福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが3点差を跳ね返し逆転勝ちで連敗を7で止めた。ロッテは3点を追う3回、ソフトバンク先発のジャマーノを攻め、2点を返すと橋本将のタイムリーで同点。6回にはバーナムJr.の3号2ランで勝ち越しに成功、7回と8回にも1点ずつ加点した。先発・小林宏が6月14日阪神戦以来の勝ち星で自身の連敗を3で止め2勝目。ソフトバンクは序盤松中が3打点を挙げ先手を取るが、4月29日以来今季4度目の3連敗で日本ハムに並ばれ同率首位となった。ジャマーノは自身ワーストの10安打5失点で、来日からの連勝は4でストップした。

123456789R
福岡ソフトバンク1020000003
千葉ロッテ00300211x7
バーナムJr.
「初めてのお立ち台で最高の気分で興奮しているよ。チームが連敗中だったがホームのマリンスタジアムで止めることができて本当に嬉しいよ。最高のホームランをいい場面で打つことができて最高の気分。これからも、チームの勝利に貢献できる一打を打てるように頑張るよ。明日もお立ち台に立ちたいね。」(決勝ホームラン)

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ボビーがスモール野球で自力V消滅阻止[ニッカン]

「コンバンハ〜。ハジメマシテ〜。イエーイ!」ロッテの陽気な外国人、バーナムJr.内野手(34)がお立ち台で絶叫した。3−3で迎えた6回に貴重な3号2ランで勝ち越しに成功。負ければ自力Vが消滅するピンチを一振りで救った。

だが、1番喜んでいたのはバレンタイン監督だったかもしれない。本来のポリシーを崩してまで、1点にこだわる采配をふるった。これまでメジャー流で各自のベストパフォーマンスを引き出すことを最重要視する傾向にあったが、この日はスモールベースボールに徹した。4番大松、竹原、早坂に対しバントのサインを出した。6回無死一塁からは竹原がバントを決めて得点圏に走者を進めたことで、バーナムJr.の本塁打にもつながった。

同監督は試合後、バントについて聞かれると「少しでも多くの点を取るのはどの試合でも目的としている。今日もそれをしたまで」とけむに巻いた。だが16日終了時点で40犠打は12球団最少だった。負ければボビー政権ワーストの借金13まで膨らむ状況だっただけに、方針転換せざるを得なかった。

これで連敗を7で止めた。スモールベースボールを推し進める中で、リードオフマンの西岡が6月28日の日本ハム戦以来となる盗塁を決めたことも明るい材料になった。05年に日本一になったシーズンはリーグトップの101盗塁で勝ち抜いた実績がある。走って、つないで、ロッテが原点に戻って巻き返しを図る。

◇小林宏粘って2勝「意地で投げました」

小林宏が6月14日阪神線(千葉マリン)以来となる2勝目を挙げた。立ち上がりは3回までに3失点と苦しんだが、3回裏に味方が同点に追いついたことで立ち直った。4回以降は直球主体に攻めて無失点に抑え、7回3失点で白星を手にした。「野手が追いついてくれたので、あとは意地で投げた。いつもならすぐにアウトがほしくて甘く入るところも、今日はしっかりコースに投げられたと思う」と粘りの投球を振り返った。

◇小野負けた…アフロ決定?!

ロッテ小野がアフロヘアに挑戦する?ソフトバンク10回戦(千葉マリン)で、お笑い芸人トータルテンボス藤田憲右が始球式を行った。高校時代に投げ合ったことのある2人が、この日は小野が打席に立ち“真剣勝負”が実現した。だが、藤田の投球は外角に大きく外れ、何とかバットに当てようとした小野は空振り。試合前に「空振りしたらアフロにします」と公約していた小野は「似合えばアフロに挑戦します」と苦笑いだった。

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ボビー足攻で7連敗脱出…ロッテ[報知]

満面の笑みでグラウンドへ飛び出した。会心の逆転勝ちで、8試合ぶりの白星。バレンタイン監督が顔を真っ赤にして、ナインを出迎えた。「選手達はよく粘って、大きな勝利をもたらしてくれた」。自己ワースト更新となる借金13を寸前で食い止め、会見では久々に冗舌だった。

意地のタクトだった。16日まで12球団最少の40犠打、26盗塁。消極的な采配を続けたボビーが、果敢に動いた。同点の6回無死一塁。竹原に迷わず、送りバントのサインを出し、1死二塁に好機を広げた。2週間ぶりスタメン出場のバーナムJr.の勝ち越し2ランを呼び込むと、同2死一塁には、11日に左足首を痛めたばかりの一塁走者・西岡に二盗を指示。チームでは7試合ぶりの盗塁だった。8回には代走・早川が二盗を決め2盗塁。「少しでも多く得点することは、どの試合でもやっていること。今日はそれをしただけ」と淡々と振り返ったが、負ければ自力優勝消滅だった。なりふり構わず勝利を追い、その危機を逃れた。

火がつけば、日本新記録の1イニング15得点を挙げた6月11日の広島戦(千葉)のように大量点にもつながる打線で、ボビーが見せた1点にこだわる野球。課題だった救援陣の継投もはまり、68日ぶりの単独最下位転落も免れた。変身した“ボビー・マジック”で、まずは巻き返しへの足がかりを作りたいところだ。

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優良助っ人!ロッテ・バーナムが連敗脱出弾[サンスポ]

最下位転落の危機を救ったのは年俸1300万円の格安助っ人だ。同点の6回、バーナム・ジュニアが値千金の3号決勝2ラン。連敗を「7」で止め、お立ち台で雄たけびをあげた。

「ヘ〜イ!!コンバンワ〜!!」。負ければ5年ぶりの8連敗。オリックスの勝敗次第では最下位&自力V消滅。そんな一戦で救世主となった 。

球場を一歩出れば知的な一面を持つ。春季キャンプ中は1日1時間机に向かい、ひらがな、カタカナの読み書きをマスターした。特技は油絵で、来日時にはバレンタイン監督の肖像画をプレゼントしたこともある。

「(連敗中は)全員の気持ちが沈んでいた。今日の勝利をきっかけにしたい」。試合後は12月に結婚予定のフィアンセ、レイチェルさん(28)をファンに紹介した。今夜はサイコー!!

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バーナムJr.決勝2ラン!ロッテ連敗止まった[スポニチ]

ロッテが17日、伏兵の一発で連敗を7で止めた。同点の6回にゲイリー・バーナムJr.内野手(34)が勝ち越しの3号2ラン。負ければバレンタイン政権ワーストとなる借金13で自力Vも消滅したが、11試合ぶりに先発した年俸1300万円の格安助っ人が期待に応え、指揮官もこれまで消極的だった犠打にこだわる執念の采配を見せた。

3点のビハインドをはね返してロッテが連敗を7で止めた。3回に3点を返して同点とすると、6回1死二塁からバーナムJr.が決勝2ラン。連敗中も明るさを失っていなかった陽気な助っ人は、初めてのお立ち台で「ヘ〜イ、コンバンハ〜!初メマシテ〜!」と日本語で絶叫した。

バーナムJr.
「最高の気分だよ。前の球も内角の厳しいところにストライクがきたので、そこにアジャストして狙っていた。また同じコースにきたから今度は同じ目に遭わないぞと引っぱたいてやったんだ。」

負ければ5年ぶりの8連敗で自力Vが消滅し、バレンタイン政権下でのワーストを更新する借金13。最下位転落の可能性もあった崖っ縁の一戦で、11試合ぶりにスタメン起用された年俸1300万円の格安助っ人が値千金の一発を放った。米国で小学校の教師をしている婚約者のレイチェルさんが夏休みを利用して来日中。打撃不振に悩んでいた時「ビリーブ・イン・ユアセルフ(自分を信じて)」との言葉をかけられて吹っ切れた。

伏兵の一撃を呼び込んだ伏線はバントだった。前夜は3度あった無死一塁は全て強攻策。この試合の終盤は一転して犠打と盗塁を絡めた。6回は無死一塁で竹原が犠打を決めた直後にバーナムJr.が2ラン。7、8回も無死一塁でバントのサインを出した。そこでは失敗したものの盗塁を絡めるなどして着実に加点。前日まで5試合連続逆転負けを喫していただけに、指揮官は1点をどん欲に奪いにいった。

「少しでも多くの点を取ろうとするのはどの試合も同じ。3点ビハインドだったが、選手はよく踏ん張った」と指揮官。長いトンネルを抜け出し先に、逆襲のヒントが見えている。

小林宏
「勝って良かった。連敗中だったし何とか踏ん張らないといけないと思って投げた。」(7回3失点で33日ぶり2勝目)

◇小野、ピッチャーライナー狙ったけど…

高校時代に対戦したことがある「トータルテンボス」藤田が務めた始球式で打席に立ったロッテ・小野。ワンバウンド投球に「井口さんから“ピッチャーライナーでいいんじゃない”と言われて、狙っていたんですけど、とても届きませんでした」。

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泥沼から脱出!ロッテ7連敗でストップ[デイリー]

ロッテが泥沼の連敗を「7」で止めた。敗れていれば自力優勝の可能性が消滅するところだったが、執念の逆転勝利で危機を免れた。

「連敗という状況の中で先取点を奪われたが、選手達がよく踏ん張ってくれた。大きな勝利だ」。バレンタイン監督は、頬を紅潮させた。序盤の3点ビハインドをはね返し、3回にサブロー、橋本将の連続適時打などで同点。さらに2週間ぶりにスタメン出場させたバーナム・ジュニアが6回に貴重な勝ち越し2ランを放つなど、采配もピタリとはまった。

「連敗が続いて、みんな気持ちが沈んでいた」とバーナム・ジュニア。チームの重苦しいムードを振り払った意外性のある助っ人は「この勝利をきっかけにしたい」と胸を張った。

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小林宏粘りの投球で2勝目[ニッカン]

ロッテ小林宏之投手(31)が6月14日阪神戦(千葉マリン)以来となる2勝目を挙げた。立ち上がりは3回までに3失点と苦しんだが、3回裏に味方が同点に追いついたことで立ち直った。4回以降は直球主体で攻めて無失点に抑え、7回3失点で白星を手にした。「野手が追いついてくれたので、あとは意地で投げた。いつもならすぐにアウトが欲しくて甘く入るところも、今日はしっかりコースに投げられたと思う」と粘りの投球を振り返った。

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ロッテ、連敗「7」で止める、小林宏2勝目[サンスポ]

ロッテは3−2の同点で迎えた6回、バーナム・ジュニアの2ランで逆転し、連敗を「7」で止めた。先発の小林宏は今季2勝目。

ナイン険しい表情が、チーム状況を物語っていた。前夜に3年ぶりの7連敗を喫したロッテ。2004年4月以来となる5年ぶりの8連敗が目前に迫り、試合前は言葉少なだった。

「逆転してもリードを保つことができない。もう少し(投手が)踏ん張って、野手がリラックスして迎えられる打席を作らないといけない」とバレンタイン監督。負ければ自力Vの可能性が消滅する。6位オリックスが楽天に勝てば、約2ヶ月ぶりの最下位転落するという嫌な“おまけ”がついてくるだけに必死だ。

1回に先制点を許すと、3回にも2失点と劣勢に立たされた。しかし、“尻に火がついた”打線は3回にサブローの適時打などで3点を奪い同点とした。「とにかくチームの勝利のために安打を打っていきたい」とサブロー。チーム一丸となって、連敗ストップへ執念を見せた。

さらに6回、橋本将が安打で出塁、バーナム・ジュニアが逆転の2ランを放ち、勝ち越しに成功。チームは連敗を「7」で止めた。

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バーナムJr.が勝ち越し弾[ニッカン]

ロッテ・バーナムJr.内野手(34)が6回に3号勝ち越し2ランを放った。6月27日の日本ハム戦(千葉マリン)以来の一発で、チームを力強く後押しした。「打ったのはムービングボール。その前のボールがインコースの厳しいストライクゾーンに来ていたので、そこにアジャストして狙っていた。また同じ所に来たので、今度は同じ目にあわないぞ、とばかりに引っ張ってやったんだ。気分は最高だ」と満面の笑みで話した。

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