わたしはかもめ2009年鴎の便り(7月)

便

7月22日

北海道日本ハム2−1千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハムが5連勝、札幌ドームで球団初の9連勝。ロッテ戦も6連勝で貯金を今季最多の16とし、首位キープ。日本ハムは5回、鶴岡タイムリーで1点先制。8回には鶴岡が昨年5月15日ロッテ戦以来通算5本目の本塁打となる1号ソロで加点。先発・ダルビッシュは、7回1死まで無安打投球。9回2安打1失点118球で今季4度目、通算23度目の完投勝利、西武・涌井と並ぶリーグトップタイの12勝。ロッテは3連敗、札幌ドームで球団ワーストの7連敗。先発・成瀬は8回2失点も、自身3度目の完投負けで自身初の3連敗。日ハム戦の連勝は7で止まり、プロ初黒星。

123456789R
千葉ロッテ0000000011
北海道日本ハム00001001x2
橋本将
「1本出て流れが変わると思ったが、甘くなかった。」(チーム初安打に)
バレンタイン監督
「チームをまとめることができなかった。選手の足を引っ張る出来事を消し去って、プレーに専念させられなかった。」(前半戦を借金14で終え)

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ロッテ成瀬、鶴岡1人にやられ完投負け[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(23)が、天敵・鶴岡1人にやられた。先制適時打とダメ押しソロで全2得点を奪われた。いずれも初球ストレートが高めに浮いた失投だった。「中途半端な高さで悔いが残る。初球の入り方を気をつけるべきだった」と反省した。それ以外の打者には低めチェンジアップを武器に4安打に抑えただけに、2失点完投ながら後味の悪い5敗目を喫した。これで日本ハム戦の自身の連勝は7でストップ。チームも3連敗で借金14まで膨らみ、最悪の形で前半戦を終了した。

◇サブロー阻止弾

サブローが9回2死から12号ソロを放ち、完封負けを阻止して。「打ったのはスライダー。次につなぐことだけを考えていた。ホームランも負けたら一緒」と喜びも半減だった。前回ダルビッシュと対戦した6月26日も無安打無得点に抑えられていた8回にチーム初安打となる右前打をマークしている。新ダルビッシュ・キラーとして「次は何とかしたい」と雪辱を誓った。

◇ロッテ1ヶ月に4度ノーヒットノーラン危機

08-26
日本ハム戦
●0−5
8回無死に初安打
サブロー・右安=ダルビッシュ
「やられたら恥ずかしいから必死にくらいついた。」
07-08
楽天戦
○6−2
7回1死に初安打
堀・右二=藤原
「初回三振した外の直球。何とか打ち返したいと思っていた。」
07-10
日本ハム戦
●0−4
9回2死に初安打
大松・右安=多田野
「最後の打席は速球は来ないと思って緩い球に絞っていた。」
07-22
日本ハム戦
●1−2
7回1死に初安打
橋本将・右安=ダルビッシュ
「1本打って流れが変わるかと思ったが甘くはなかった。捕手としては、成瀬が頑張っていただけに何とかしたかった。」

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ボビーお家騒動で「しっかりした指揮執れてない」…ロッテ[報知]

楽天・野村監督のぼやきが、ボビーに移ったのか…。バレンタイン監督は何度もガムを膨らませ、報道陣の質問に答えた。自身ワーストを更新する借金14で終わった前半戦を振り返り、「ここまでしっかりした指揮が執れていない。選手の足を引っ張る出来事を消し去って、プレーに専念させられなかった」。その目は完全に力を失っていた。

開幕前から退団が決まっている異例のシーズン。後任監督の名前が何度も新聞紙上で躍り、チーム全体が落ち着けなかった。この試合も投打がかみ合わない、前半戦を象徴するような展開だった。成瀬は2失点完投も、打線は9回、2死からサブローの一発で1点を返すのがやっと。今季6度目の3連敗で、日本ハムには6連敗だ。

「ダルビッシュは今日もいい投球だった」と、白旗を揚げるしかなかった。「選手には自分の力を出してもらうことが大切。5日間休みがあるので、じっくり考えたい」。背水の指揮官に光は差すか。

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ロッテバッテリーに悔い残る配球[デイリー]

ロッテバッテリーが2失点の内容を悔やんだ。打点はどちらも8番の鶴岡。狙い球を絞ってくる相手に、ともに初球を左翼方向に打たれた。投げ合う相手がダルビッシュ。より1球が重い展開だっただけに、橋本将は「悔いが残る2球。両方初球で、捕手として責任を感じる」と配球ミスを示唆。成瀬は「もっと高くいけば…。中途半端な高さになってしまった」と失投に肩を落とした。

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たった2球…鶴岡への失投で負けた成瀬[スポニチ]

たった2球の失投が致命傷になった。ロッテ・成瀬が2失点完投。だが5、8回、ともに2死から鶴岡に初球の甘く入った直球を叩かれて失点したシーンは慎重さを欠いたと言わざるを得ない。

「初球はボールから入る選択肢もあったし、もったいない。あの2球は悔いが残る」と成瀬は猛省した。投げ合う相手はダルビッシュ。多くの援護は期待できず、先制点は与えられない。一方で中継ぎ陣は不安定な投球が続いており「球数を少なく長い回を投げたい」と意気込み、早いカウントから勝負していた。それでも5、8回は球数をかけて勝負する必要がある場面。鶴岡には昨季打率.429と打たれ、3回の打席でも中前打されているだけに、なおさらだった。日本ハム戦の自身の連勝は7で止まり初黒星。2失点完投では責められないが、女房役・橋本将の「いい投球なんだろうけど、ダルビッシュ相手だけにもったいない」との言葉が全てだった。

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会費増額案、結論は11月…オーナー会議[サンスポ]

プロ野球のオーナー会議が22日、都内で開かれ、2008年9月期の決算が5年ぶりに赤字となった日本野球機構(NPB)の財政改善策について議論した。現在各球団が負担している年間7100万円の会費を約4000万円増額する案も示されたが、結論は出なかった。

昨年9月期で約5億8000万円の赤字決算だった機構は、今年度は収支が大幅に改善したものの、今後も年間数億円の赤字見込み。オールスター、日本シリーズの放映権料の下落、冠スポンサーがつかないアジアシリーズの縮小など、機構の収益事業は頭打ちとなっている。各オーナーからは「会費は上げなきゃいかんなという話」(日本ハム・大社オーナー)と理解を示す一方で、「金額は別にして、その根拠が出ていない。納得できなければ“ウン”と言えない」(中日・西川球団社長)と、事務局に財務内容の精査を求める声も挙がった。

会費の増額と共に、事業会社を設立して収益アップを図るなど、11月の次回のオーナー会議で収支改善へむけた具体策を決める。

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ロッテ本社・佃社長、オーナー会議初出席[サンスポ]

7月1日付でロッテ本社の代表取締役社長に就任した佃孝之社長(65)=前ロイヤルホテル代表取締役会長=が22日、初めてオーナー会議に出席。「たいへん華やかな球界だが、経営の難しさを認識した」と振り返った。バレンタイン監督の残留を求める署名提出や、怪文書騒動などについては「まだ来たばかりなので分かりません」と話すにとどまった。

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ロッテ、ボビー・マジックに限界見える[サンスポ]

ロッテが終盤に無安打無得点を阻止するのは今季4度目。そこにバレンタイン監督独特の日替わり打線の限界も見えた。

1番が出て2番がつなぎ、3、4番がかえす−。打順に役割があると、打者に一定の重圧がかかり、力を発揮できない要因ともなる。指揮官は「打順に応じた打撃をするな」と指示し、重圧から解放した。何通りもの打順で相手、さらに自軍の選手をも幻惑し、4年前の日本一にもつなげた。

しかし、日常的になると、選手への暗示効果を失う。さらに複数の球団スコアラーが「ロッテ戦は打順を気にせず、基本的に個々で勝負するだけ」。徹底的に研究される日本で「マジック」は長くは通じなかった。

この夜も各打者の打順への意識は薄かった。一方、日本ハムでは打率2割台の8番鶴岡が、コーチの指示もあり、球種と方向まで狙うという、力量に応じた打撃で2打点を挙げた。バレンタイン監督は、タネがばれる前に、奇策から正攻法に移行すべきだった。

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ロッテ、悔い残る8番・鶴岡への攻め[サンスポ]

ロッテのバッテリーは、2失点の内容を悔やんだ。打点を挙げたのはどちらも8番の鶴岡。しかも、ともに初球を左翼方向に打たれた。狙い球を絞ってくる相手、そして投げ合う相手がダルビッシュで、より1球が重い展開だっただけに、不用意な2球だった。

同じような打たれ方を繰り返し、橋本将は「悔いが残る2球。両方初球で、捕手として責任を感じる」と配球ミスを示唆。一方の成瀬は「もっと高くいけば…。中途半端な高さになってしまった。もったいなかった」と失投に肩を落とした。

バレンタイン監督
「チームをまとめることができなかった。選手の足を引っ張る出来事を消し去って、プレーに専念させられなかった。」(前半戦を借金14で終え)
橋本将
「1本出て流れが変わると思ったが、甘くなかった。」(チーム初安打に)

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成瀬2失点好投報われず5敗目[ニッカン]

ロッテ成瀬が8回2失点の好投も報われず5敗目を喫した。昨年まで打率4割4分と相性の悪い鶴岡に、先制適時打とダメ押しソロで全2得点を奪われた。いずれも初球ストレートが高めに浮いた失投だった。「中途半端な高さで悔いが残る。初球の入り方を気をつけるべきだった」と反省した。これで日本ハム戦の自身の連勝は7でストップ。チームも3連敗で今季最多の借金14まで膨らんだ。

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