わたしはかもめ2009年鴎の便り(7月)

便

7月26日

バレンタイン監督退団受け入れ…「去るのが最善の道」[夕刊フジ]

◇ファンに感謝

ロッテのバレンタイン監督は26日、球団が今季限りでの退任を決めていることに関し、受け入れる意思を初めて示した。

同監督は、千葉市にある室内練習場でチームが全体練習した後、報道陣に「千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ」との文書を配布。この中で、留任を求める一部ファンの署名活動などに感謝しながら、「私がロッテを去ることが最善の道であると実感した」としている。その上で、「ロッテの野球をもう1度、楽しいものにするための決意だ」とし、5位に低迷している現状からの奮起を誓った。

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ボビー退団認めた「ロッテにとって最善」[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が26日、今季限りでの退団を正式に決断した。千葉市内の室内練習場で練習後、異例の声明文を発表し、決意を表明をした。自ら用意したA4紙1枚の声明の中で「今シーズン限りで私がロッテを去ることが重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、決断した。ロッテの野球をもう1度、楽しいものにするための決意と考えてください」と、初めて退団を受け入れ、後半戦へ向けて巻き返しを誓った。

バレンタイン監督がついに白旗を揚げた。これまで来季以降の契約延長も見据え、退任について明言を避けてきたが、後半戦開幕を前に自らケジメをつけた。「先週、重光オーナー代行と昨年7月以降初めて2人だけでお話しをすることができた。私が去ることが重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、決断した」と、直接会談で退任を決意したことを明かした。

04年からロッテで2度目の指揮を執る同監督は、05年に31年ぶり日本一に導くなど手腕を発揮し、人気、実力両面でチームに貢献した。だが一方で、4億5000万円(推定)の高額年俸と全権を掌握した独断的な手法でのトラブルも生じ始め、昨年12月に4年契約が終了する今季限りでの退任が通達された。

異例のシーズン前の通達で、フロントとの確執が表面化し、一時はファンも巻き込むお家騒動が勃発。その影響もあってか、選手のモチベーションも低下、前半戦を終えて5位と不振が続いている。

このタイミングで発表したことについて、石川晃副代表は「後半戦はチーム一丸となって戦いたいという監督の気持ちの表れでしょう。フロントとしては最後まで監督をバックアップする気持ちに変わりはない」と受け止めた。西村ヘッドコーチは「ミーティングで初めて聞いた。残り59試合。我々コーチ陣も結果を出していかないといけないし、引き締めてやるしかない」と話した。

前半戦最終戦となった22日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、「選手達の足を引っ張る出来事もあり、楽しんでプレーさせることができなかった」と反省の弁を述べていた。この日の決意表明で周囲の雑音をシャットアウト。「千葉ロッテの野球をもう1度ファンの皆さん、チームの皆にとって楽しいものにするための決意だ」とも話した。

監督の心意気に、選手も気合を入れ直した。渡辺俊は「ボビーのために楽しんでプレーします。選手だったら監督の気持ちを感じるでしょう」。バレンタイン監督に才能を見いだされ、05年日本一に貢献し西岡も神妙な面持ちで口を開いた。「僕や今江さんは監督に育ててもらい、感謝すべきことはたくさんある。これからもしっかり自分のプレーに集中したい」と話した。

高橋打撃コーチ
「選手、コーチみんな勝ちたいという気持ちで戦っているが、力不足という面があった。まだ(CS出場へ)チャンスはあるし、もっと一生懸命やんなきゃいけない。」

◇来季西村内閣に福良ヘッド浮上

ロッテが来季の新ヘッドコーチとして、日本ハム福良淳一ヘッドコーチ(49)をリストアップしたことが26日、明らかになった。

今季限りで退団を表明したバレンタイン監督の後任として、西村徳文ヘッドコーチ(49)の1軍監督昇格と、高橋慶彦打撃コーチ(52)の2軍監督就任は決定的。既にコーチ人事を含む来季のスタッフに関する話し合いも行われており、ヘッドコーチの後任候補に福良氏の名前が浮上した。

同コーチは、オリックスの選手時代に1、2番を組んだイチローも心酔していた野球観で選手からの人望も厚く、08年から梨田監督の参謀としてサポートしている。今年はヘッドコーチに加え、昨季不振だった打線のテコ入れするため、打撃コーチも兼任している。現在、両リーグトップのチーム打率2割8分6厘と変身した打線は、福良効果の表れでもある。

バランスの取れた名参謀の加入は、西村ロッテにとって大きな戦力になることは間違いない。

◇今江、打撃練習再開

左太もも裏損傷の今江が26日、打撃練習を再開した。20日の日本ハム12回戦(札幌ドーム)の3回の打撃中に左太もも裏に張りを訴えて、その後、病院で検査を受けて、治療に専念してきた。「思ったより早く復帰できるんじゃないかな」と手応えを口にしていた。後半戦が開幕する28日からの復帰については「何とも言えません。再発したくないので慎重にいきたい」と話していた。また、バレンタイン監督のラストメッセージについては「楽しんでやってくれと言われたので」と話すにとどまった。

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ロッテ・ボビー退団意思初表明「最善の道」[サンスポ]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(59)が26日、今季限りで球団を退団する意思を初めて表明した。昨年12月に球団側から今季が最終年と通告されたが、これまでは明言を避けていた。

練習終了後、指揮官が報道陣に異例の文書を配布した。その中で退団の意思を固めたことを説明。球団側は来季、西村ヘッドコーチの内部昇格を軸に新監督の人選を進めている。今回の文書には、“有終の美”を飾る決意が記されており、ミーティングでも選手に同じ内容を伝えたという。

「(前半戦と)違うシーズンを送れると思う」と同監督。一部ファンの残留を求める署名提出や、千葉マリン右翼席のフロント批判の横断幕など、球場外が騒がしかった前半戦。“お家騒動”の沈静化の意味もありそうだ。

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ロッテ、今秋ドラフト候補に日本通運の阿南[サンスポ]

ロッテが今秋のドラフト候補として、社会人野球の日本通運・阿南徹投手(24)をリストアップしていることが26日、分かった。

この日、ロッテ2軍との練習試合で先発のマウンドに上がったのが阿南。その投球を視察するため、石川球団副代表と松本チーフスカウトを含む4人のスカウト陣がネット裏に集結し、熱視線を送った。

140キロ台の伸びのある直球と、切れ味抜群のスライダーが武器の左腕。1軍でも活躍する根元から三振を奪うなど、5回2安打1失点の好投を披露した。

「特にスライダーがよかった。左投手は補強ポイントの1つ」とは副代表。現在、1軍で先発ローテ入りしている左腕は成瀬のみ。それだけに、計算できる即戦力左腕は魅力的な存在だ。

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ボビーついに白旗…「今季限りで去ることがロッテにとって最善」[報知]

ロッテのボビー・バレンタイン監督(59)が26日、今季限りでの退団を初めて明言した。練習終了後、「私が去ることが、ロッテにとって最善の道である」というメッセージを報道陣に配布。契約最終年を迎え、来季以降も指揮を執ることに意欲を見せていたボビーがついに“ギブアップ”した。「今季限り」が既定路線だったフロントは、後任人事の作業を速やかに進める。

重苦しい口調だった。稲毛の室内練習場での全体練習終了後、バレンタイン監督は低い声で話し始めた。「皆さんに、私の発言をしっかり把握してもらっていない。ここに文章に示しました」。そう切り出すと「千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ」と題したメッセージを配った。内容は、来季の指揮を断念することを明らかにしたもの。思いをつづった異例の長文だった。

昨年12月、球団は09年が契約最終年となるバレンタイン監督に、来季以降の契約を更新しないことを告げた。重光昭夫オーナー代行もこれまで同監督に度々、“最後通告”をしていたが、ボビーは「私は千葉ロッテを愛している」「私は今年が最後の年だとは思っていない」など、10年以降の契約を求める発言をしていた。

ペナント開幕後は、ボビーを支持する一部の熱狂的なファンが、指揮官を擁護する内容の横断幕を掲げた。6月中旬には「バレンタイン監督の残留を実現する会」が、約11万人分の署名を重光武雄オーナー宛に提出。後任監督候補に江川卓氏(野球評論家)の名前が挙がるなど“お家騒動”でチーム全体が落ち着かなかった。

結局、前半戦は34勝48敗3分けで自身ワーストの借金14。5位に低迷した。「しっかりとした指揮が執れていない。5日間休みがあるので、じっくり考えたい」。前半戦を折り返した22日の日本ハム戦(札幌D)後、指揮官は話していた。その結論が、今年限りでの退団表明だった。この文章は、近日中に選手にも配り、インターネット上の公式ブログ「Bobby's Way」にアップする予定だという。

この日の練習中には、全1軍選手、球団スタッフを集め、約20分間のミーティング。後半戦に向け「ここまでプレーしてきた試合とは、違った試合をしよう」と訴えた。メッセージには「私のこのメッセージは、千葉ロッテマリーンズの野球をもう1度、楽しいものにするための決意だ、と考えてください」と書かれていた。今季限りで退団するボビーの下、残り59試合、どんな戦いを見せるのか。

ボビー・バレンタイン
1950年5月13日、米コネティカット州生まれ。59歳。68年にドラフト1巡目(全米5位)でドジャース入団。79年に引退。85年にレンジャーズ監督に就任。95年にロッテを率いて2位となったが1年で解任。96〜02年はメッツの監督を務め、00年にナ・リーグ優勝。大リーグ通算1117勝1072敗。04年にロッテの監督へ復帰すると、05年に31年ぶりの日本一に導き、アジアシリーズも制した。

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「もう1度、楽しい野球をしましょう」…ボビー声明文全文[報知]

千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ

6年前、私が千葉ロッテマリーンズ(以下ロッテ)の監督として復帰すると決めた時から、私は、情熱を持って再度迎えて下さった重光家のために最善を尽くすこと、そして、ロッテのために1番良いと思われることに尽力することの2点を、最も重要な事柄として捉えてきました。そして最初の5年間は、ファンの皆さん、選手、コーチとスタッフ達の素晴らしい協力に助けられ、監督業に情熱を傾け、真剣に打ち込むことができました。

しかし、今シーズンはここまで、私と私の周囲の人々にとって大変困難で、混乱を極める事態に見舞われています。この中で先週、重光オーナー代行が監督室にいらっしゃり、昨年の7月以降初めて、私はオーナー代行と2人だけでお話しすることができました。私は、彼の訪問に感謝し、今シーズンこれまでの不甲斐ない成績に対する謝罪をしました。また、我々の友情も以前と変わらぬことを確認し合い、それに対する感謝の気持ちをお伝えすることもできました。同時に、今シーズン限りで私がロッテを去ることが、重光家、そしてロッテにとって最善の道であると実感し、その決断を皆さんにできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました。

世界で最も素晴らしいファンの皆さんに対する、私の愛情と感謝の気持ちを十分に伝える言葉はないかもしれません。今年の1月に皆さんが空港で出迎えてくれたとき、私は感謝で涙しましたし、私の残留を求める署名活動には深い感銘を受けました。また、毎試合のように旗を振り、歌を歌い、チームに対して絶えることない情熱と献身的な姿勢を見せてくださり、私も選手達も大変勇気づけられています。これらの全ては、永遠に私の中の一部として生き続けることでしょう。私は日本という国の伝統や文化を心から尊敬しており、その中でも日本の野球に対する愛情が色あせることは決してありません。

皆さんに対する私のこのメッセージは、ロッテの野球をもう1度、ファンの皆さんにとって、そしてチームの皆にとって楽しいものにするための決意だ、と考えてください。私は、勝利を目指す過程が楽しいものでなければその勝利は表面的なものであるし、本当の意味での勝利とは呼べない、といつも感じています。今シーズンはこの時点まで、ロッテを本当に愛する人々にとって、決して楽しいものではありませんでした。ですから、2009年シーズンを最高に楽しいシーズンにし、ファンの皆さんそしてチームの皆が一生忘れることのできない、かけがえのないシーズンにするために、私はこれから、改めて努力を続けていきます。そのためにも、ファンの皆さんの、チームを勇気づけるためのより一層の応援をお願いしたいと思います。

もう1度、楽しい野球をしましょう!

ボビー・バレンタイン

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外れ1位に明豊・今宮指名へ…ロッテ[報知]

ロッテが今秋のドラフト上位候補として、明豊高の今宮健太内野手(18)をリストアップしていることが26日、分かった。すでに1位では、花巻東高・菊池雄星投手、法大・二神一人投手のどちらかを指名することが濃厚。外れ1位も含め、上位での指名を検討している。

今宮は高校通算62発のスラッガー。投げては149キロ右腕だが、球団は内野手として評価。50メートル6秒1の俊足と遠投120メートルを誇る強肩に、球団関係者は「井口の後釜として考えている。最低でも、中日・井端ぐらいの選手にはなれる」と明言。石川副代表がすでに2度、直接視察するなど、熱視線を送っている。02年1位の西岡以来、若手の内野手が育っていないとあって、若手の新たな象徴として、今宮の獲得に全力を挙げる。

今宮健太(いまみや・けんた)
1991年7月17日生まれ。18歳。大分・別府市生まれ。幼稚園時に「別府大平山少年野球部」で野球を始め、明豊中3年時に全国大会出場。明豊高では1年夏から「1番・遊撃」でレギュラーをつかみ、内野手と投手の両方で活躍。甲子園には07、08年とセンバツ出場。171センチ、70キロ。右投右打。

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ロッテ退団騒動決着!ボビー「去るのが最善」[スポニチ]

ボビー白旗!昨年12月、球団側から今季限りでの退団を通告されていたロッテのボビー・バレンタイン監督(59)が26日、退団を受け入れたことを発表した。決断の理由、ファンに対するメッセージを記した文書を自ら配布。この日の練習中には選手、コーチ陣に今季限りで退団を決めたことを通達した。昨年末から球場内外で繰り返されてきた、球団VSバレンタイン監督の“泥仕合”に自ら幕を引いた。

練習終了間際の午後4時50分。バレンタイン監督は「皆さんに読んで欲しい」と1枚の文書を報道陣に配布した。A4の用紙は「千葉ロッテマリーンズ・ファミリーの皆さんへ」で始まる文章。今月19日に重光昭夫オーナー代行と会談したことを明かした上で「今シーズン限りで私が千葉ロッテマリーンズを去ることが、重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、その決断を皆さんにできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」と記されていた。チームを去ることが最善−。指揮官がとうとう“白旗”を揚げた。

蜜月から確執へ。今季で通算7年目を迎えるバレンタイン政権は「暗闘」の歴史だった。フロントとの対立が一気に表面化したのが昨年12月。05年にチームを日本一に導くなど大功労者のバレンタイン監督を「大改革」を理由に、球団がシーズン前という異例の時期に今季限りの退団を通告した。実際は5億円といわれる高額年俸、フロントの意向を無視する補強策などが原因だった。

今年に入って球団ではバレンタイン監督に近いとされる球団職員が、要職から外されて退職者が相次いだ。すると4月には球団幹部が出席したミーティングの「議事録」が流出するなど、球団VSボビー派の確執は尋常ではない事態を引き起こしていた。万年Bクラスのチームを日本一へ導いた手腕だけでなく、ファンサービスにも力を入れてきたバレンタイン監督はロッテを人気球団に押し上げた。ファンの圧倒的支持を集め、今回の騒動でも続投を求める署名活動は10万人を超えたが、球団は方針を覆さなかった。続投のわずかな可能性を探ってきた指揮官も、これ以上無理と判断。今回の白旗につながったとみられる。

この日の練習前にバレンタイン監督自ら選手、コーチ陣に退団を決意したことを通達した。グラウンド外のドタバタ劇で、野球に集中できる環境にないチームは前半戦を終えて借金14の5位と低迷。今回の決意表明も後半戦の起爆剤となるかは微妙な状況だ。残り59試合。指揮官の退団が決まっている状況でどこまで選手がモチベーションを高めることができるか。

高い手腕の一方で、次々と浮かび上がった球団との数々の対立。“劇薬”は即効性もあったが、副作用は想像以上に強かった。フロントと現場の確執、そしてチームの低迷。何より被害を被ったのは他でもないファンだった。

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“ボビーチルドレン”「これまで通りの戦いを」[スポニチ]

指揮官の口から「チームを去ることが最善」と聞かされたロッテの選手は、それでも大きな動揺は見せずに「これまで通りの戦いを」と強調した。“ボビーチルドレン”の西岡は「僕とか今江さんは、育ててもらったし感謝すべきことがいっぱいある」とした上で「ただ、今までも集中してプレーしていた。これからもしっかりとプレーしていきたい」。左大腿部裏側損傷から復帰間近の今江も「監督からは、残りシーズンを楽しんでやってくれと言われましたから」と話した。

今季わずか1勝に終わっている渡辺俊は「(監督の話を聞いて)選手だったら、感じない訳がないでしょう。ボビーのために楽しんでやります」と巻き返しを強調。後半戦の“開幕投手”となる小林宏も「周囲のことは僕らは気にしていない。選手がやることは変わらないし、一試合一試合集中してやるだけ」と話していた。

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ボビー“白旗”今季限りで退団の意思表明[デイリー]

ついにボビーが“白旗宣言”だ。ロッテのボビー・バレンタイン監督(59)が26日、今季限りで退団する意思を表明した。球団は昨年12月、同監督と今季限りで契約を結ばない方針を決め本人へ通告。だが、同監督が自ら去就について明らかにしたのは、初めて。

バレンタイン監督は千葉市・稲毛海浜公園内の室内練習場の練習後、報道陣に対して文書を配布。文中には「今シーズン限りで私が千葉ロッテマリーンズを去ることが、重光家、そして千葉ロッテマリーンズにとって最善の道であると実感し、その決断を皆さんにできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」と記されていた。

今季は開幕から、一部ファンがボビーの残留を求める署名活動を行うなど、球場外で騒動が頻発。だが、一部選手からも「監督が扇動しているのでは」と関連性を疑われるなど、チームは混乱の中で5位と低迷した。

文中にはシーズン最後まで指揮を執る意思も示し、練習中に選手、スタッフを集めた約20分間のミーティングでも自身の考えを伝えた指揮官。騒動沈静化を狙う決意表明で、後半戦の巻き返しとなるか…。

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ボビーが異例の声明文、続投断念を表明…ロッテ[報知]

今季限りでの退任を通告されているロッテのバレンタイン監督が26日、来季の指揮を断念する異例の声明文を発表した。この日の練習で、選手にも同様の意思を伝えた。

バレンタイン監督は今月中旬に重光昭夫オーナー代行と会談し、その上で「ロッテを去ることが重光家、ロッテにとって最善の道と実感した」としている。

自らの進退をチーム内外に明確にし「2009年をファン、チームが忘れることができないシーズンにするために努力を続ける」と宣言した。

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“重光家、ロッテのため”…ボビー監督続投断念声明文[スポニチ]

今季限りでの退任を通告されているロッテのバレンタイン監督が26日、来季の指揮を断念する意思を初めて示した異例の声明文を発表した。この日の練習で、選手にも同様の意思を伝えた。

一部ファンには続投を求める署名活動もあったが、方針が覆らないのは確実だった。バレンタイン監督は今月中旬に重光昭夫オーナー代行と会談し、その上で「ロッテを去ることが重光家、ロッテにとって最善の道と実感した」としている。

今季のチームはファンを巻き込んでの騒動が球団に頻発した影響もあって、借金14の5位。自らの進退をチーム内外に明確にし「2009年をファン、チームが忘れることができないシーズンにするために努力を続ける」と宣言することで、28日からの後半戦へ、浮上への起爆剤とする意図もうかがわせた。

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バレンタイン監督が白旗、今季限りの退団宣言[サンスポ]

ロッテのバレンタイン監督は26日、今季限りで球団を退団する意思を表明した。球団からはすでに通告を受けていたが、指揮官が自らの去就を明らかにしたのは初めて。

この日、指揮官は、千葉市・稲毛海浜公園内の室内練習場で行われた練習後、報道陣に対し、自らの思いを記した文書を配布。文書は「今季限りで私がロッテを去ることが、重光家、ロッテにとって最善の道であると実感し、その決断をできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」などと書かれ、「かけがえのないシーズンにするために、これから改めて努力を続けていきます」とシーズン最後まで指揮を執る意思も示した。

ロッテは現在、5位に低迷。一部ファンが指揮官の残留を求める署名を提出するなど、球場外が騒がしい状況にあった。指揮官の決断には、これらの騒動の沈静化を図る狙いもある。

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