わたしはかもめ2009年鴎の便り(7月)

便

7月31日

千葉ロッテ3−1東北楽天(千葉マリン)

ロッテが逆転勝ちで連敗を6で止め、オリックスと並ぶ5位タイに浮上。ロッテは1点を追う8回、バーナムJr.の4号ソロで同点とすると、井口のタイムリー、竹原の犠飛で畳み掛け、この回3点を挙げて試合をひっくり返した。先発・渡辺俊は5回までノーヒット、9回110球、4安打1失点の今季初完投勝利で5月6日日本ハム戦以来の2勝目。自身の連敗を5で止めた。楽天は6回、リンデンのチーム初安打となる5号ソロで先制するも、その後は打線が沈黙で借金は6。田中は7回まで無失点も、8回に3失点で自身ワーストタイの3連敗。

123456789R
東北楽天0000010001
千葉ロッテ00000003x3
渡辺俊
「今までご迷惑をお掛けしました。今日は今までのことは忘れて12勝しているつもりで投げました。相手投手の田中君もいい投球をしていたのですが、野手の人が必ず点を取ってくれると信じて投げました。バーナムのホームランが出た瞬間は思わず叫んでしまいました。チームとしても苦しい戦いが続いていますが、これからは勝利に貢献できるピッチングしていきたいです。」(完投勝利・今季2勝目)

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俊介がマー君に投げ勝ち、連敗6で止めた[ニッカン]

ロッテのサブマリン渡辺俊介投手(32)が、気迫の1失点完投でチームの連敗を6で止め、自身の連敗も5で止めた。苦しみ抜いた末につかんだ1勝に、満面の笑みを浮かべた。「今までのことを忘れて20勝くらいしているつもりで投げた。野手を信じて投げたので、味方が点を取ってくれた時は思わず叫んじゃいました」と振り返った。

今季1勝8敗と不本意な投球が続いた。だが、この日は5回まで無安打無失点と完璧に封じた。6回2死後から、楽天リンデンにバックスクリーンへソロを浴びたが、それ以外はシンカーとカーブのコンビネーションで楽天打線を寄せ付けなかった。「オールスター休み中に色々試しました。内容は秘密」と多くを語らなかったが、通常120キロ前半の直球とシンカーをこの日は130キロまでスピードアップして、より緩急をつけたことも功を奏した。

今季、田中とは2度投げ合い2連敗している。3度目の正直へかける思いは強かった。また、バレンタイン監督にささげる力投でもあった。7月26日に同監督が退団を表明し、ミーティングでは「後半戦はチーム一丸となって戦おう」と伝えられた。渡辺俊は「ボビーのために楽しんで野球します」と話していた。後半戦開幕の日本ハム戦でまさかの3連敗を喫したが、仲間を信じて投げ続けた110球が逆転勝利を呼び込んだ。

これで5月6日の日本ハム戦(千葉マリン)以来の2勝目。完投勝利は昨年7月20日西武戦(千葉マリン)以来1年ぶり。お立ち台では「まだまだ優勝目指して頑張ります」と最下位からのメークドラマを宣言した。

バーナムJr.
「いい感触で打つことができた。田中は素晴らしい投手だが、リラックスしてストライクを積極的に振ろうと思った。この1発でチームが勢いづけばいいね。」

◇「IT」で勝ち越し

ロッテの「ITコンビ」が楽天田中をとらえた。バーナムJr.の4号ソロで同点に追いついた直後の8回裏1死走者なし。まずは「T(剛)」の1番西岡が、中堅フェンス直撃の二塁打でチャンスをつくった。開幕から調子が上がらず、2日前には自宅で05年から昨年までのDVD全て見て、不調の要因を自分なりに分析。「感覚的なものだけど悪いところが分かった。大丈夫だと思う」と話していた通り、150キロ直球を力強く打ち返した。

「I」の井口も続いた。前日30日の日本ハム戦からメジャー時代に座り慣れた2番で起用され、3安打3打点とスランプ脱出の糸口をつかんだ。この打席も、これまで空振りすることが多かったスライダーをファウルで粘ってカウントを整え、高め直球をたたきつけて中前へ運んだ。西岡の好走塁もあり貴重な勝ち越し点を奪った。バレンタイン監督は「西岡のガッツあふれるプレーで井口の決勝打を呼んだ。これから連勝できるのではないか」と久しぶりに笑顔で話した。

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渡辺俊、連敗止めた!2勝目挙げる[デイリー]

渡辺俊が変幻自在の投球で、チームの連敗を6で止めた。6回2死からリンデンに浴びた一発が初安打。本来の下手投げに、サイド気味の投球も交えて相手の目先を狂わせる工夫が、味方の逆転劇を呼び込み、5月6日以来の2勝目につながった。「今までのことは忘れて20勝してるつもりで投げました」と、してやったりだった。

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ロッテ・渡辺俊、5月6日以来の2勝目[サンスポ]

5月6日の日本ハム戦以来の2勝目を4安打完投で飾った渡辺俊は、お立ち台で「ご迷惑をお掛けしました」と叫んだ。6回2死まで無安打投球。終盤はいくつかマイナーチェンジもあった。「詳細?秘密です」と言葉を濁したが、新球種をにおわせ、投げ方を下手から横手に変えたりもした。ただ1つ明かしたのは、父と国学院大時代の監督に言われた「野手を信じて投げろ」を胸に刻んでいたこと。その通り、好守と終盤の集中打に恵まれての白星だった。

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井口V打!ロッテ6連敗で脱出[報知]

ロッテが長かったトンネルをようやく抜けた。8回の逆転劇で連敗を6で止めたナインに、久しぶりの笑顔がはじけた。ハイタッチで迎えたバレンタイン監督は「(井口は)ヒットが必要というところで打ってくれたベストプレーヤーだ」と決勝打を放った主役をたたえた。

土壇場で意地を見せた。1点を追う8回先頭で、バーナムJr.の右越え4号ソロで同点に追い付くと敗色ムードは一気に吹っ飛んだ。西岡が中越え二塁打でつないで作った1死二塁のチャンスから、井口が中前適時打を放って勝ち越した。前日(30日)の日本ハム戦(千葉)に続いて「2番」に座ったが、勝負強い打撃は変わらなかった。

チームは5位・オリックスに並んで単独最下位脱出。好投の田中を攻略し、9回1失点で踏ん張った渡辺俊に応えることができた。

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6連敗でストップ!ボビー「連勝が始まる」[スポニチ]

ロッテは8回に4安打を集中して田中を攻略しての逆転勝ち。7月26日に今季限りでの退団を正式表明後、ようやく勝利を挙げて球宴を挟んでの連敗を6で止めたバレンタイン監督は「今日勝ったことで連勝が始まる気がする」と話した。8回はバーナムJr.が同点ソロを放ち井口が決勝打。渡辺俊は不安定な救援陣をカバーする1失点完投で5位タイに浮上。指揮官は「これまで通り1球1球に集中してやっていく」と反攻へ意気込んだ。

渡辺俊
「今までのことは忘れて20勝しているぐらいの気持ちでいった。必ず逆転してくれると思って投げました。」(1失点で今季初完投勝利。5月6日以来86日ぶり2勝目)

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渡辺俊気迫の1失点完投勝利[ニッカン]

ロッテ渡辺俊介投手(32)が、気迫の1失点完投でチームの連敗を6で止め、自身の連敗も5で止めた。苦しみ抜いた末につかんだ1勝に、満面の笑みを浮かべた。

「今までのことを忘れて20勝くらいしているつもりで投げた。野手を信じて投げたので、味方が点を取ってくれた時は思わず叫んじゃいました」と振り返った。失点はリンデンに浴びたソロ1本だけ。5月6日の日本ハム戦(千葉マリン)以来約3ヶ月ぶりの2勝目をマークした。

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ショック続くロッテ…敵将ノムさんからも“活”[スポニチ]

ロッテは前日まで2試合連続でまさかの逆転負け。29日は9回2死から、30日は6点リードの展開で、ともに勝ち試合を落とした。

試合前、西岡は野村監督を挨拶に訪ねた際に、思わず「勝ち方を教えてください」。その後のメンバー交換時には、野村監督がバレンタイン監督に「負けちゃ駄目」。バレンタイン監督と同じく、契約最終年を迎える敵将も同情する低迷ぶりなのか、やんわりと活を入れられていた。

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