わたしはかもめ2009年鴎の便り(8月)

便

8月2日

千葉ロッテ2x−1東北楽天(千葉マリン)

ロッテが今季6度目の3連勝、今季初同一カード3連勝で4位楽天に3ゲーム差。1−1の延長11回2死満塁から早坂の自身初サヨナラ打となるタイムリーで今季6度目サヨナラ勝ち、昨年7月以来の楽天戦3タテ。7月18日ソフトバンク戦以来の登板でプロ入り楽天戦4戦4勝の先発・唐川は9回プロ自己最多153球で9安打1失点。2人目・シコースキーが6勝目。楽天は今季4度目の3連敗、今季3度目同一カード3連敗で今季ワースト借金8。サヨナラ試合は今季7度目、延長戦は1勝7敗1分。プロ入りロッテ戦3戦3敗の先発・長谷部は7回7安打1失点。

1234567891011R
東北楽天100000000001
千葉ロッテ00100000001x2x

◇終盤は納得の投球

千葉ロッテの唐川は9回を投げ切り1失点。勝ち星こそ逃したが、尻上がりに調子を上げ復調を印象づける好投だった。

試合序盤はボールが先行し「高めに行くなど全然駄目」だったが、4回以降はスライダーに切れが戻り制球も安定。「回を重ねる毎にある程度の修正をすることができた。終盤は納得の投球ができたと思います」と、9回2死一、三塁のピンチで渡辺直を低めいっぱいのスライダーで見逃し三振。ベンチに向かう途中で思わず笑みがこぼれた。

楽天戦は昨季から負けなしの4連勝中。この日も相性のよさが出た。球数は自己最多の153球。「そんなに投げたほどの疲れはありませんね」。20歳の右腕は涼しい顔で話した。

ページトップ

早坂惜別打、ボビー「死ぬまで感謝」[ニッカン]

ロッテがサヨナラ勝ちで3連勝を飾った。1−1の延長11回、2死満塁から早坂圭介内野手(25)が、右前へ決勝打を放って決着をつけた。今季限りで退団するボビー・バレンタイン監督(59)が試合前、退団表明後初めて、ファンに「皆さんからは、温かい支援と愛情を受けた」と目頭を押さえ思いを伝えた。感謝の気持ちを込めたサヨナラ白星だった。

ヒーローは打った瞬間に右腕を突き上げた。延長11回、2死満塁のチャンスに早坂がやってのけた。右前へサヨナラ打。一塁をまわると、ヘルメットを脱ぎ捨て、ナインの手荒い祝福に身を任せた。左わき腹を痛めた西岡に代わって遊撃で先発。最後の打席に向かう前には、「お前が決めてこい」と西岡からゲキを受けていた。「サヨナラは人生初。もみくちゃ?痛かったけど最高に嬉しかった」。劇的な結末に、右翼席のファンも酔いしれた。

この日は特別な試合でもあった。試合前のトークショーに、バレンタイン監督が登場。正式に今季限りでの退団を表明してから初めて、ファンに直接、思いを伝えた。「ファンの皆さんからは、温かい支援や応援を受け、これから先も、死ぬ時まで感謝をし続けたい」と目頭を押さえながら話す姿に、ファンも応援旗を振って激励した。

プレーボールの際には右翼席のファンが「BOBBY FOREVER Priceless お金で買えない価値がある」という横幅70メートルの巨大フラッグで迎えた。試合のスポンサーだったマスターカードの広告文句をもじって、バレンタイン監督のこれまでの功績をたたえた。

サヨナラ打を放った早坂が言う。「監督の退団表明?そういうこともあったけど、選手は今まで通りやっている。本来のロッテの姿を見せようと、みんなプレーできる喜びを力にして、日々、努力している」。球団フロントとバレンタイン監督の対立から、お家騒動まで発展したゴタゴタ劇は清算して、純粋な気持ちで試合に臨めていた。

まだ、ファンに向けてさよならを言うには早いかもしれないが、きちんと感謝を述べた直後の試合でのサヨナラ勝ちは、バレンタイン監督の気持ちの表れか。「本当に世界で最高のファンだと思う。こういった試合を数多く見てもらいたいと思う」。今季、そのチャンスは、まだまだ残っている。

里崎
「顔にあった。相手は絶対アウトになっちゃいけない場面?だから、アウトになって怒られたんでしょう。走ってくれて良かったです。」(9回1死一、三塁で盗塁を刺し、ピンチを防ぐ)

◇唐川にリンデン、乱闘寸前に

ロッテ−楽天14回戦(千葉マリン)の6回表、楽天リンデンへの初球の後、両軍入り乱れるあわや乱闘寸前の事態となった。リンデンがバットを引いた際、里崎捕手のマスクに当たった。言い争う2人の間に、ベニーらが入って自体を収拾した。4球目の胸元への直球に、リンデンが「2球目だ」と指を2本たてて威嚇していた。精神的に乱れた助っ人は、唐川の前に3打席連続三振と投ゴロ。20歳の唐川はハプニングにも落ち着いて投球した。

◇唐川9回1失点

唐川が153球を投げ抜く熱投を見せた。9回を1失点で切り抜け、サヨナラ勝ちにつないだ。「いっぱい投げさせてもらって良かったです」と尻上がりに調子を上げた投球を振り返った。6回には、あわや乱闘のいざこざの後、リンデンの内角をえぐった。「時間が空いて引っかかっただけです」ととぼけたが、気持ちの強さもうかがわせた。

◇100万人突破

ロッテは楽天14回戦(千葉マリン)で2万4349人を集め、今季の主催試合で観客動員数が100万人を突破した。48試合目での到達は昨季よりも1試合遅い。

ページトップ

ロッテ、今季初の同一カード3連勝![スポニチ]

今季初の同一カード3連戦3連勝に、ロッテ・バレンタイン監督は「最後に常に練習する素晴らしい選手(早坂)が勝利に貢献してくれた」と声を弾ませた。今季限りで退任を表明しているバレンタイン監督は試合前のファンとのトークショーで「死ぬまで感謝したい」。試合後も「本当に最高のファン。もっとこういう試合を見てもらっていい」と話していた。

ページトップ

唐川が9回1失点…153球の熱投[デイリー]

唐川が自己最多の153球の熱投を演じた。5月19日の横浜戦以来となる勝ち星はつかなかったが、9回を1失点。「そんなに投げたという疲れはありません。いっぱい投げられて良かった」。球数にこだわるバレンタイン監督も「登板間隔が空いていたので十分に行けると思った。今日はしっかりと試合をコントロールしていたので、自信を持って送り出した」と目を細めた。

ページトップ

ロッテ・早坂、人生初のサヨナラ打![サンスポ]

7年目のロッテ・早坂が人生初のサヨナラ打で、主役を演じた。延長11回2死満塁から値千金の右前適時打。プロ入り初のお立ち台で「僕が決めると思っていました!!」と叫んだ。西岡と同期入団。昨年末には俊足を生かし、2人でタクシーの無賃乗車の男を捕まえたこともある。足ではなく、打撃で魅せた25歳は「本来のロッテの姿になってきた」と、今季初の同一カード3連勝に笑顔だった。

ページトップ

早坂11回サヨナラ打!「努力報われた」絶叫初お立ち台…ロッテ[報知]

延長11回2死満塁で右前へ運び、ロッテ・早坂が人生初のサヨナラ打。一塁ベース付近で、ナインにもみくちゃにされた。「やっと男になれた。ナインの祝福?痛かったけど、嬉しかった」。顔を真っ赤にして喜んだ。

決意の7年目だった。「練習はした者が勝ちや」。1月の自主トレ期間中から、同期入団で親友・西岡と、この言葉を合言葉にしてきた。今季から外野手に挑戦。千葉マリンでの試合は、毎日13時に球場入り。20分のバント練習に、バットも振れるだけ振った。そして、今季ようやく1軍に定着。プロ初のお立ち台では「今までの努力が報われた」と絶叫した。

今季6度目のサヨナラ勝ちで、初の同一カード3連勝。「チームは、めちゃめちゃいい雰囲気です」。50メートル5秒台の快足男と共に、ロッテがどん底からはい上がる。

早坂圭介(はやさか・けいすけ)
1984年6月19日生まれ。25歳。神奈川出身。横浜商工高(現・横浜創学館)から、02年ドラフト8巡目で入団。昨季は自己最多の17試合に出場した。176センチ、63キロ。右投両打。血液型O。

ページトップ

首脳会談延期…ロッテ[報知]

ロッテの来季監督を含めた組閣についての緊急会談が、中止となった。当初、2日に行われる予定だったが、瀬戸山隆三球団社長(55)は「とりあえず今シーズンの戦いに集中してもらいたい」と中止理由を説明。次期監督については野球評論家の江川卓氏、西村徳文ヘッドコーチが有力候補として挙がっている。同社長は「内部昇格か、外部から呼ぶかは、まだ決まっていないし、報告するようなこともない」と、候補者が一本化されていないことを明言した。

ページトップ

女子プロゴルファー・原江里菜が始球式…ロッテ・楽天戦[報知]

東北高出身で、東北福祉大に在学中の女子プロゴルファー・原江里菜(21)が、2日のロッテ―楽天戦(千葉マリン)で始球式を行った。山なりながらど真ん中へストライクを投げ込み「緊張したけど楽しかった」とニッコリ。4年ぶりの甲子園出場を決めた母校の野球部に「緊張すると思うけど、私も今日は楽しめたので、選手にも楽しんでもらいたい」とエールを送った。

ページトップ

ロッテ、初の3連戦3連勝!早坂「男になれた」[サンスポ]

ロッテは、早坂の野球人生で初めてというサヨナラ打で、今季初の同一カード3連戦3連勝を飾った。

1−1の延長11回2死満塁。速球をたたき、鋭く一、二塁間を抜ける安打で決めた。直前に代打の福浦が頭部死球。6回には乱闘寸前の場面もあった。不穏な空気を最後は歓喜に変え、ナインの手荒い祝福を受けた早坂は「最高。やっと男になれた。チームの勢いを止めたくなかった」と興奮を隠さなかった。

負傷の西岡に代わって先発出場した早坂は打率1割台。伏兵の貴重な一打にバレンタイン監督は「常に練習する素晴らしい選手が勝利に貢献してくれた」とたたえた。

ページトップ

唐川153球熱投「疲れはない」[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(20)が9回153球を投げる気迫を見せた。9安打されながら1失点で切り抜けた。立ち上がりはシュート回転し、抜け球も多かったが、立ち直った。「回を重ねる毎に修正できた。終盤は納得の投球ができた。150球?そんなに投げたという疲れはありませんね」と20歳の若者らしく、はつらつとしていた。

ページトップ

ロッテ・唐川、熱投も5勝目ならず[サンスポ]

ロッテの唐川は、自己最多となる153球の熱投で9回を1失点に抑えた。1回に犠飛で先制を許したが、その後は切れのある球で要所をしのいだ。ただ、同点で降板し5勝目はならなかった。

それでも、20歳の右腕は「回を重ねる毎に、ある程度の修正ができた。終盤は納得の投球ができた。疲れはありません」と充実の様子。5月19日以来、勝ち星が付いていないが、今後への手応えをつかむマウンドになった。

ページトップ

ロッテ、今季の主催試合が100万人突破[サンスポ]

ロッテはこの日、2万4349人を集め、今季の主催試合で観客動員数が100万人を突破した。48試合目での到達は、昨季よりも1試合遅い。

ページトップ